東京コミュニティスクール-探究型学習が教育の特長-全日制オルタナティブスクール(小学1年生から6年生)

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2016年12月 アーカイブ

2016年12月05日

『顔にかいてありますよ』〜概要〜

タイトル:顔にかいてありますよ
探究領域:意思表現
セントラルアイディア:態度は表情と仕草で表され、伝わる。

[1・2年生]



「顔にかいてありますよ。」と誰かから言われた経験がみなさんもあるのではないでしょうか?

 『目は口ほどにものを言う』や『笑う門には福来たる』ということわざがあるほど、言葉以外の表現で私たちのAttitude=態度は相手に印象を与えています。

このテーマ学習では探究領域『意思表現』の第一歩として自分が無意識で行っている『仕草』や『表情』に着目し、どのような『印象』を他者に与えているのか客観的に考えていきます。

ぼくの立ち方はどんなだろう?
わたしの座り方はどうかな?
ぼくはプレゼンの時に手で遊んだり、キョロキョロしているんだな。
わたしは立っている時にこんなにフラフラしていたんだな。
あの子は身振り手振りもつけて堂々とプレゼンしているね。
あの子はいつもニコニコと楽しそうにプレゼンしているな。

表情・仕草・ジェスチャー・目線・立ち方・座り方などによって私たちは”何”を伝え、どんな”印象”を抱くのでしょうか?

今まで気に留めていなかった無意識の『表情』と『仕草』に意識を向けてみることと合わせて、non-verbal(非言語)な表現の工夫についても探究していきます。

YI

TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

『Zone』~概要~

タイトル:Zone
探究領域:自主自律
セントラルアイディア:過ぎたるは及ばざるがごとし。

[3・4年生]

私たちは、日々バランスをとって生活をしています。
やりすぎ、足りなすぎにならないよう、
ちょうどよいのがちょうどよいと心がけることは様々な場面で当てはまります。
自分の体にしても、考え方にしても、人間関係にしても
偏ったままでは支障がでてきてしまいます。
自分自身の幅(Zone)の中で「ちょうどいい」の軸を目指して動いていくことが
バランスをとろうとする状態であると考えます。

今回のテーマで目指すことは、自分の幅を知り、それをひろげていくことです。
自分の体・頭・心において、それぞれの幅の範囲とその軸を実感していきます。
そして、現状の範囲をひろげていく方法を実践していく中で、
自分の体や頭を意識して使い、自分をいかにコントロールしていくかを
追究していきます。
対象は自分自身です。人それぞれに幅が異なることも実感していくことでしょう。

他者と比較するのではなく、過去の自分と比較していく。
やみくもにではなく、納得のいく方法をコツコツと続けることで
なりたい自分へとつながっていくことができれば、
ほかにも可能性がひろがっていきます。
自分を知り、自分で挑み、自分を伸ばす。
形が見えないだけに結果が見えてくるまで信じ続けていけるかどうか、
6週間の挑戦が始まります。

AN

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『Dear Editor』〜概要〜

タイトル:Dear Editor
探究領域:意思表現
セントラルアイディア:「編集によって情報の価値は変わる。」

[5年生]

私たちは、情報を受けとるにせよ、発信するにせよ、自分なりのバイアスによって情報を加工してしまうことから逃れられません。自分のバイアスによる情報の加工プロセスこそ「編集」です。したがって、「編集」は、新聞やテレビ、雑誌の制作者だけでなく、私たち自身、生きてゆく瞬間、瞬間にせざるを得ない行為なのです。しかし、普段、私たちはこのことを意識できず、いい加減な情報をうのみにしてしまったり、適当な情報を自ら流していることに無自覚です。そこで、今回のテーマでは、TCSの子どもたちの書いた文章作品を「編集」し、「本」としてまとめる作業を通じて、発信する「価値」のある情報を「編集」によってつくりだし、責任持って発信します。編集方針は、自分たちが心底「面白い!」と思える作品にすること。編集の手法を学び、会議を積み重ね、「価値」ある作品に育て上げる「TCS子ども作品本・編集部」の発足です。

RI

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『人の心を動かすストーリー』〜概要〜

タイトル:人の心を動かすストーリー
探究領域:意思表現
セントラルアイディア:多様な表現の組み合わせが人の心を動かす。

[6年生]

毎年世間を騒がせる「映像作品」があります。
今年を代表する映画、といったら「君の名は。」と「シン・ゴジラ」でしょうか?
いやいや、年末に公開される「スターウォーズ ローグ・ワン」もなかなかかもしれません。

人の心を動かすストーリーには、その「方程式」が存在します。
「起承転結」「序破急」、様々な物語の方程式があり、ハリウッドでは「スクリーンプレイ」といって、脚本の作成術も体系化されています。

今回のテーマ学習「人の心を動かすストーリー」では、モティーフに「神話」を取り上げます。
ジョセフ=キャンベル曰く、「神話」には三つの段階を経て物語が形作られています。
1.旅立ち
2.イニシエーション
3.帰還

の三つです。
よーく考えてみると「スターウォーズ」シリーズもこのようになっていると思いませんか?

映像作品で表現するための様々な「技法」を学び取り入れつつも、「予想外の展開」を作り、神話を編む。それが今回のテーマ学習「人の心を動かすストーリー」です。

TY

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2016年12月09日

”表情”と”仕草”

タイトル:顔にかいてありますよ
探究領域:意思表現
セントラルアイディア:態度は表情と仕草で表され、伝わる。

[1・2年生]

「”顔にかいてありますよ”、ってお母さんに言われたことがある〜!鏡見ても何も書いてないのにそんなこと言うんだよー!」
「え〜!!!何それ〜!??どういうこと〜?」
「あ!ぼく知ってるよ。気持ちが顔に出ちゃうから口では違うこと言っても分かっちゃうんだよ。」

もちろん顔に本当に何か書いてあるわけではありませんが、私たちはこのような表現を使うことがあります。
では一体なにが顔を通して相手に伝わっているのでしょうか?
そんなことをキッズたちとまずは一緒に考えてみました。
するとある子は”目は口ほどにものを言う”ということわざをみんなに教えてくれました。

「では目は言葉以上に何を伝えているのかな?」
子どもたちからは”気持ち”や”思い”という意見がかえってきました。 「じゃあ目以外では”気持ち”や”思い”って伝わらないの?」
「顔の色でも伝わるよ。赤かったら恥ずかしがってるってこと。」

では、自分は一体どんな表情や仕草でどのような印象を与えているのでしょうか?
知っているようで知らない自分の『表情』や『仕草』を見てみるために前回のプレゼン映像を音声なしで見てみることにしました。

すると・・・
自分や友達のプレゼンを楽しそうに鑑賞し、それぞれに感じた”印象”を聞いてみました。

自分がずっとこわい顔をして話していた → 緊張してそう。怒ってそう。
目線がまっすぐ → 真剣。やる気。
ニコニコしている → プレゼンが楽しそう。楽しいことを話してそう。
堂々としている → 自信ありそう。リラックスしてそう。
指をくわえている → ゴマ化してそう。甘えん坊っぽい。
手で遊んでる → 遊んでる
おじぎがななめ → 恥ずかしがってる
おじぎの時に首だけ前にチョコンと出してる → 面倒くさがってそう

さまざまな”表情”や”仕草”(目線・身振り手振り・動き・立ち方など) から色々な”印象”が伝わってくることを改めて感じた子どもたち。
しかも伝わった実感には、自分が意図していないで伝わってしまっていることがよくあることにも気がつきました。
つまり、”表情”や”仕草”が場合によっては周囲にネガティブなイメージを与えてしまうことがあり、またその逆に好印象を与えることもあると。
来週は”表情”や”仕草”でどのような”感情”や”思い”などが伝わっていくのか考えていきます。

YI

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Zoneって何?

タイトル:Zone
探究領域:自主自律
セントラルアイディア:過ぎたるは及ばざるがごとし。

[3・4年生]

自分はどのくらいで「限界」になるのだろう。
「もう限界!」と思って、そのときは諦めてしまったけれど、
あとから思えは、まだいけたのかも、本当は限界じゃなかったのかもと
思うことはよくあることです。

「PE(体育)のときに、歩いた。
 ちょっと息が切れたくらいで、もうダメだと思っちゃったから。」

一方で、このくらいはできると思っていたら、
意外にもできなかった例もあがってきます。
「柵と柵の間をジャンプできると思ってやってみたら、
ロープに足が引っかかってこけた。」
「坂道でダッシュしたら止まらなくなった。」

逆に、こんなことはできないと思ってもやってみたらできてしまったことも。
「木登りを初めてやったら、思ってたより登れた。」
自己評価と他者からの評価に差があることもあります。
「ピアノの発表会であまりうまくできなかったけど、いちばん高い評価をもらえた。」

自分の限界やできる範囲は、意外に思い込みで捉えていることが多く、
実状を把握していないことが見えてきます。
今回のテーマは、自分の幅(Zone)の実状を知ること、
そして、伸ばすことがミッションです。

「Zoneってきれい好きで整理整頓されている感じがする。」
「そうかな、Zoneは、はっきりした分かれ目がないかもしれないよ。
 ぐちゃぐちゃゾーンとかありそう。」
「頭の中でモヤモヤゾーンとかできるときもあるよ。」
「Zoneって脳みその中って感じがしてきた。」
「限界って、頭で覚えても体で覚えても、みんな脳で覚えていることじゃないの?」

自分のZoneを知るために、それを可視化していきます。
どのくらいまっすぐ立っていられるかを記録していきました。
両足を終えたら片足立ちも測定してみます。

2016_1_jiku_IMGP8562.jpg

撮影したものを見てみると、まっすぐ立っているつもりでも、
片方の肩が下がっていたり、猫背になっていたりしています。

2016_1_jiku_IMGP8561.jpg片足立ちのタイムを見ると、
8秒もあれば20分までで止めたという子もいます。
個人差はあるものの、判定にも差がありそうです。
「ちょっとでもふらついたらそこで終わりにした。」
「バランスが崩れたら終わりにした。」
それぞれのペアで測定の仕方に違いがあることがみえてきました。

直立のときも片足立ちのときも、バランスのとりやすい姿勢を考えています。
手の位置や足幅も人それぞれ違っていたり、体に傾きがあったりするのも、
本人にとっての立ちやすい姿勢になっているため。
ただ、正しい姿勢で立った方が体全体のバランスが整っているといえます。

バランスのいちばんよい位置が軸にあたる部分であり、
その軸を目指している状態が幅にあたります。

Zoneは点ではなく、幅があるもの。

子どもたちも最初は幅のあるイメージをもっていたのですが、
「できる・できない」の両極端で物事を捉えている傾向が強く、軸から少しでも
はみ出したら「できない」と判断しているようです。

体には軸がある。軸のまわりがいい状態であり、そこを超えてしまうと
バランスがとれない状態になってしまう。
Zoneはバランスがポイントになっていることをまずは体で体感していきました。

AN

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編集ってどういうことだろう

タイトル:Dear Editor
探究領域:意思表現
セントラルアイディア:「編集によって情報の価値は変わる。」

[5年生]

「編集ってどういうことだと思う?」

この問いかけから探究はスタートしました。

「わるいところを直すことでしょう」
「いらないところを削ることだよ」
「逆に、よくなることを足すんじゃないかな」

立て続けに考えが集まりました。子どもたちにとって、「編集」という言葉は、むしろ「耳慣れた言葉」のようです。

「だって、映画とかテレビとか編集するじゃん。ぼくたちだって i-pad で動画編集するしさ」

テレビを見れば、「これ編集してね!」とタレントが両手をカニのはさみのように動かして「カットして」というようなしぐさをします。都合の悪いところ、まずいところを切りとるという意味で「編集」が使われています。また、どうしたら面白い動画になるか考えてシーンを組み合わせてゆくかも「編集」だと実感しています。この場合はよりよくするために何を付け加えるかというのが「編集」です。

しかしまだ「編集」の意味の一側面しか了解していません。問題は、本やテレビの場合のみ「編集」がなされているのか?ということ。そこで、こんな問いかけをしてみます。

「じゃあ、映画とかテレビとかi-padとかじゃなくて、普段、いつでも、どんな瞬間でも『編集』しているっていうことについてはどう思う?」

すると、子ども達の顔は

???

そこで、ちょっとした実験をしてみました。君たちの後ろのスペースでは、他の学年のテーマ学習が行われている。その様子を、今から5分、よく観察した後で何を見て、どんなことを聞いたか報告してほしいという課題を出しました。……ということでみな真剣に取り組み始めます。

「どう言おうかな……」

みな、ぶつぶつひとり言をこぼしながら観察しています。あっという間に5分がたちみんなで観察したことをシェアします。

すると……

ある子は、子どもたちが楽しそうに話し合っているところを注目し、別の子は、誰かがスタッフに注意されているところを注目した。また別の子は、子どもの様子を中心に描き、また別の子は子どものまわりにいる見学している大人の様子を語った。

「そうかみんな無意識に事実を選んじゃってるんだ」

「無意識に」というところがポイントだということに子どもたちはすぐに気づきます。スクールで子どもどうしのトラブルが起きるときはいつでも「無意識に」何かをしてしまうことが原因になっています。無意識は意識的にコントロールしにくい……だから始末におえないんだよな……ということを日頃から痛感している子どもたち。「編集する」ときも同じ。「無意識に」情報を選んで、場合によっては知らず知らず脚色して、でも、それが起こったことのすべてであるかのようにレポートしてしまう。そんな「無意識的編集」という側面について今回初めて認識したのでした。

では、私たちは無意識に編集してしまう存在なのだということを意識して、いかに編集を行ったらよいのだろう……これこそ今回の探究テーマです。

「自分が見たいことだけみないようにしなくちゃいけないよな」
「でも、どうしたらそんなことできるの……」

そこで「編集方針」を考える必要があるということを伝えます。

「ただ自分の好きなようにまとめればいいのではなく、全体としてどうしたいかという共通した方針が必要ということ、それを決めないと本はできない」

今年も、このテーマ学習でのアウトプットは、TCSの子どもたちの書いた作文を「編集」しブラッシュアップして「作文集」という「本」をつくることです。

子どもの作文のどんな点をアピールしてゆくのか、対象となる読者は誰か、という「編集方針」を固めて文集をつくってゆきます。

編集方針は、そのまま本のタイトルにもつながります。また章立てや作文の紹介順にも関わってきます。今回は昨年に比べ、編集メンバーが少なく、全体の人数は多い。作業量は多いので、最初から余裕がありません。ただし、昨年と違って、最初から一人一台パソコンを持ち、打ち込みながら作業ができます。そこで早速、既にできあがって提出されている下級生の作品を、自分なりに「編集」してみることからスタートしました。

簡単にサクサク「編集」のコツがつかめるわけがなく、まずは、他者の極めて「不完全」な文章の内容をなんとか読みとって、どうしたらもっと面白くなり、伝わりやすくなるか考えるところから始めます。とはいえ、これだけでもとても難しいし、大変な作業です。ところが「仕事」としてやり抜くという Responsibility が子どもたちに満ち満ちていて、全然、やらされる感じがありません。先輩達がやってきたことをなんとなく見ていたからでしょう。遂に自分たちの「番」がまわってきたという感じです。

よいものをつくらなきゃ……そのために締め切りを含め、いい加減な仕事はできないな、自分の行動がみんなに迷惑をかけることになる……プロジェクトワークのよき緊張感を抱きつつ、Dear Editorチーム発進です。

RI

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心動かされた作品

タイトル:人の心を動かすストーリー
探究領域:意思表現
セントラルアイディア:多様な表現の組み合わせが人の心を動かす。

[6年生]


「心動かされる」とは、どういうことでしょうか?
「面白い」「悲しい」「怒りを覚える」など、感情を動かされる、つまり「感動させられる」ような作品は世の中にごまんとある作品の中でも数少ないものです。

今回のテーマ学習「人の心を動かすストーリー」では、今まで学んできた表現技法の粋を凝らし、総合芸術としての「映像作品」を作り上げます。

さて、ではまずキッズ達は今までの経験のなかで、どんな作品に心を動かされたのでしょうか?
いろいろな映画や作品を題材にしながら考えていきます。

真っ先に手を挙げたキッズが紹介したのは「メジャー」という野球漫画。
主人公の波乱万丈なストーリーに心動かされたのか、と思いきや、
実は主人公以外の人たちの「サイドストーリー」まで綿密に考えられ、作り込まれている。
そんなところに心動かされた、ということだったのです。

そういった「細部までの作り込み」は登場人物のバックグラウンドのみにとどまりません。
「千と千尋の神隠し」に代表されるジブリ作品の「絵の作り込み」に感動を覚えた、という意見も出てきました。
宮崎アニメの真骨頂。一枚一枚手書きで描かれたアニメーションの精細さに勝るアニメーションはあまり見ることができません。
話しているうちに、そういえば、今年流行った映画といえば「君の名は。」についての話になりました。
この作品も「絵が素晴らしい」ということで絶賛されていましたが、「ストーリー」は「ベタだ」という意見が実は多く、「CMのネタバレも多くってつまらなかった」という意見が多数を占めていました。

「千と千尋の神隠し」と対照化させてみると、「千」の方は「意外な展開」と「伏線を回収して、知らない状態から知る状態へと推移していく」という二つのストーリーにおける重要な要素を含んでいた、ということがわかってきたのに対して、「君」の方は、最終的な安直なエンディングとメッセージ性の薄さが、問題だという話になりました。
映像作品やストーリーではこの、「逆転」と「認知」という二つの要素が大事、ということはアリストテレスの『詩学』にも述べられているほど過去から続く物語の法則なのです。

「メッセージ性」といえば、「社会派」なゴジラもありますが、もっと「哲学的なメッセージ」を発しているものとして「寄生獣」が挙がりました。

永井均さんの作品であるこの「寄生獣」は、「生物とは何か」という問いに対して「宇宙から来た寄生虫」と「人間」の出会いから生まれる物語が描かれています。
昨年は映画にもなり、再ブームのおかげで小学生にも認知されるまでになっています。

そういった「かけ離れたもの」の二つを組み合わせる「着想」に注目する作品も挙がってきました。それは「テルマエロマエ」です。「現代」と「古代」、「ローマ」と「日本」の組み合わせ、「ローマ人」と「温泉」の組み合わせから生まれる「笑い」はなかなかのものです。

こうして様々な展開、演出、物語、の三つの要素について「心動かされた」要素が上がりました。
では、メガネを掛け替えて、その三つの技巧の視点から映画を見たらどうなるだろうか、そんなことから、今週は後半から「勇者ヨシヒコの冒険 第1話」と「スターウォーズ エピソード4」をみました。

「低予算でできる演出」、そして「神話をモティーフにした映画のストーリー展開」を分析してゆくなかから発見していきます。

次週は演出・物語・展開を作るための方法論を学び、ストーリーを作ってゆきます。
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TY

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2016年12月12日

2016年度冬休み課題

【課題図書】
<1年生>


<2年生>


<3・4年生>


<5・6年生>





その他課題

【1~6年生】





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2016年12月16日

どんな”表情”や”仕草”から何が伝わるのかな?

タイトル:顔にかいてありますよ
探究領域:意思表現
セントラルアイディア:態度は表情と仕草で表され、伝わる。

[1・2年生]

”言葉”を使わなくても”表情”や”仕草”から”感情”や”思い”などが相手に伝わっていることに気がついた1・2年生たち。

今週はどのような”表情”や”仕草”からどのような”感情”や”思い”が伝わるのか話し合うことから始まりました。

「紅葉山公園にもある”考える人”の像みたいな仕草してたら”この人考えてるんだ!”って伝わるんじゃない?」と1年生。みんなの前で”表情”と”仕草”も実演します。
「”怒ってる”のも伝わりやすいよ!こんな顔〜!」
「”悲しい”表情もあるんじゃない!?」
「”さみしい”と”悲しい”って似てる気がするなあ。」
「”痛い”っていうのもあるよ。」
「”熱い”や”冷たい”も分かるんじゃない?」
「”あったかい”や”寒い”もあるね。」
「”つまらない”表情と仕草もぼくできるよー!」
「”つまらない”と”疲れてる”ってなんか近いなあ。」
「”はずかしい”っていうのもあるね。」

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うれしい”表情”と”仕草”

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さむい”表情”と”仕草”
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まよっている”表情”と”仕草”

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考えてる”表情”と”仕草”

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こわい”表情”と”仕草”

喜怒哀楽などハッキリとした感情は比較的”表情”や”仕草”で伝わりやすいですが、それだけではないのが面白いところです。
”ウキウキ”と”ワクワク”の違いや”ガッカリ”と”しょんぼり”、また”うらやましい”や”ごまかす”など実際にみんなで演じながら相手に伝わる”表情”と”仕草”について工夫を重ねていきました。
またそれぞれの子が持つ思いや感情を表す言葉についての具体的なイメージを共有することで概念が広がり、また勘違いに気づくきっかけとなっていきました。
さあ来週は言葉を使わない表現のマスターたちの無声映画から”表情”と”仕草”の工夫についてヒントを探していきます。

YI

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運動強度

タイトル:Zone
探究領域:自主自律
セントラルアイディア:過ぎたるは及ばざるがごとし。

[3・4年生]

先週は、まっすぐ立っていようと体がバランスをとっていることを実感しました。
でも、それは体が自然にやっていることでもあります。

自分自身でバランスをとろうと意識することはできるのか。
今週は、「運動強度」という数値を利用して、自分の体のZoneを知り、
その中を思うように行き来できるかを試みます。

心拍数を使って運動強度を出していきます。
日頃も、PE(体育)の時間の前後に心拍数を測定していて、
運動強度にて評価をしているプログラムをいくつか設定しているために行っています。
今回は、運動強度そのものを知るため、普段は伝えていない計算方法や
運動強度のレベル内容について触れていきました。

(心拍数ー安静時心拍数)÷(最大心拍数ー安静時心拍数)×100=運動強度
最大心拍数は220ー年齢で計算。

安静時心拍数は、朝の会の後など、朝の比較的落ち着いた状態時に計測したものを採用しているのですが、ここではより正確な数値を出すために、起床時、まだ起き上がる前に測定したものを使用することにしました。

50-60%でウォームアップ、80%以上だと無酸素運動で危険、
70-80%で機能向上という心拍ゾーンを参考にしてみます。

体を少し動かしたくらいでは、体力向上にはならず、
また、動かしすぎも体には却って害になることに。
無酸素にならない程度までに頑張った状態はどの程度のものなのか、
70-80%まで上がった状態を体験することを目指します。

近所の城山公園にあるアスレチック。
登ったり降りたり手足をバランスよく使うのに適しています。

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5分間を2セット、体を動かし続けて心拍数を計測。
スクールに戻って運動強度を計算してみます。

2016_2_keisan_IMGP8580.jpg「低い。これじゃまだまだ頑張れるんだ。」
「あれ?80%超えちゃってる。」
思いとは裏腹、大半が60%以下。力を温存してしまったという結果に。
また、80%以上も2人いて、やりすぎていることが数値で現れてきます。


3日間、同じことを繰り返していく中で様々な傾向が見えてきます。
・3日連続であげすぎてしまう
・2日目には70%代をキープできるようになる
・徐々に上がって、または下がって、3日目に70%代に到達
・毎回70%代で安定

どうすれば目標ゾーンに辿りつけるかは、感覚で覚えていくことになります。
自分の体を自分でコントロールしていく。どの状態が「ちょうどいい」のかを
動いている中で探っていきます。

運動強度70-80%の運動を毎日すれば、持久力の向上が期待できます。
つまりは、PEの時間や運動会・記録会等で行っている1200m走のタイムがあがることに
つながってくるわけです。テーマがある日はみんなで、そのほかの日は自主的に運動して
運動強度を記録していくことにしました。
「継続は力なり」が証明できるか、自己の向上に向けて自主的に動くことが鍵となってくるところです。

運動強度70-80%まで心拍数を上げることだけでなく、
ウォーミングアップとして、最初の段階で50-60%を目指すことにも
週の後半でチャレンジしてみました。
運動強度を60%に設定して目標心拍数を計算します。

目標心拍数=(最大心拍数ー安静時心拍数)×運動強度+安静時心拍数

上げすぎないように、体の動かし具合を調整していきます。
倒れそうになったときにバランスを整えるときと違って、
自然に体が動くことではなく、自分で意識的に体を使っていく必要が出てきます。

「上げすぎた。」
「思ってたより上がらなかった。」
「目標とそんなに変わらなかった。」

今日は調子がいいから80%まで上げてみようとか、
風邪気味だから、頑張れるけどほどほどの50%にしておこうといった、
体調に応じて適度な使い方ができるかどうかも、
運動強度や目標心拍数を出すことで可能となってきます。

自分の体と向き合った1週間。これからも続けていきます。


AN

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作者の意図を読みとく

タイトル:Dear Editor
探究領域:意思表現
セントラルアイディア:「編集によって情報の価値は変わる。」

[5年生]

いつでも、どんな場面でも、何か「情報」を受け取ったときに私たちは、無意識のうちに自分たちなりの「編集」をして「情報」を受け取ってしまうことを知りました。文章や映像を「編集」するのは「意識的」な作業。しかし、そこに「無意識の編集作用」が影響してしまうのです。したがって、私たちは「無意識の編集作用」を「意識」して、質の高い「編集」を目指さなければなりません。

とはいえ、「編集」どころか、自分で意識的に文章を書くのもやっとな小学生に、いきなり「質」の高い「編集」を「意識」しろ!と言っただけでできるようになるわけがありません。では、こういうやり方で「編集」しろ!と「手法」を教えれば編集できるようになるかと言えば、それも無理。

じゃあどうするのよ?

はい、だから他者の「作文」を編集するところからスタートするのです!

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自分たちも含めて、TCSキッズ 37名の「作品」を5年生4名で分担して「編集」するには、一人あたりだいたい9作になります。これは結構な「量」です。

「good & better が編集の基本だよね!」

「編集」の根本にある思想から伝えます。「編集」は、「ふりかえり」の一種ととらえることができます。書いたものを読み直して、つまり、ふりかえって、何を書こうとしたのか、それが伝わる書き方になっているか「ふりかえり」ます。その時にまず頭に入れておかないといけないのは「good & better」ということ。ロジカルライティングではなく、面白い物語を紡いだ文章に手を入れるのですから、ただ言いたいことを伝わりやすくすればいいわけではありません。まず、面白さを見つける!面白さとは自分が読みたい!と思うこと。次に、その面白さと書き手の個性とをつなげてみる。今回の書き手は、毎日、ともに生活している、勝手知ったる仲間です。

「あいつらしいなあ!」

という特徴が出ているところは活かさなければなりません。その good な部分が、うまく表現しきれていないとき、どう修正したらよいか、それが better。仲間の作文を読み。ともに「編集作業」をすることからスタートです。

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書かれた作文だけでは言いたいことや意図がわからないので、空いている時間に「小さな作家先生」にインタビューです。

自分の作文を添削されても、すっと流しがちなのに、他者の、それも下級生の作品となると、「面白くするもしないも先輩たる自分たちの腕にかかっている」という、強烈な「使命感」がわきでてくるから不思議ですね。写真からわかるように、編集する方もされる方もみなすごく集中しています。

もちろん事前に子どもたちに「編集のコツ」もアドバイスしてあります。大きなポイントは2つ。

① 文章の3大要素である「会話」「心情」「情景」のバランスは?

② ストーリーを展開させる順序をどうするか?、さらに、ストーリーを面白く展開させるために欠けているピースがあるとしたらそれはどんなピースか?

この2つのポイントを頭に入れてインタビューし、書ききれていない「思い」を引き出します。いつも「書く」の学びのときに指摘されているポイントですから、彼らにとって耳新しいアドバイスではありませんが、他者の作品を添削する立場で実践するとなると、また全然意識が異なるようです。

傍目八目

ということわざがぴったり。自分の作品を読み直してもなかなか気づきにくかったことが、他の人の作品をふりかえると見えてくるのです。

「わあ、会話しか書いてないじゃん」
「いきなり終わっちゃった。ここで切れちゃうの」
「最初からネタバレじゃん。最初は謎めいて、最後にバーンとわかる方がいいよね」

正直、あまりうまくない文章、欠点だらけの文章だから、いろいろはっきり見えてくるのです。と同時に、そんな文章を俺たちの手で面白いものにつくりかえてやるぜ!という「意気込み」があるから、先生だったら、本音で言えば、わあ、これ読みたくないな〜なんていうような文章も、しつこく、丹念に、相手の思いを探るべくインタビューし、面白い作品に仕立てあげようとするのです。

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先生から声がかかったときは「あっ……忘れちゃった!」という子が数人は出るのに、先輩から頼まれたら、全員が期限までにきちんと提出してしまいました。そのうえ、先輩に直してもらえばいいや!ではなく、自分でもなるべく「編集」しておきたいという意識が出てきて、写真のように、いつも以上に真剣・集中・没頭の「編集インタビュー」です。これぞ「相乗効果」です。

着々と作業をしていますが、そもそも作業量が膨大。あっという間に2週間経過。Dear Editor チームの全力疾走は続きます。

RI

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映画を読み解く

タイトル:人の心を動かすストーリー
探究領域:意思表現
セントラルアイディア:多様な表現の組み合わせが人の心を動かす。

[6年生]


今週は「神話」をモティーフにして作られた作品「スターウォーズ」を読み解き、ストーリーの構造を解き明かしてゆきます。

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「スターウォーズ」のストーリーの構造は「スクリーンプレイ」というハリウッドのストーリー構造の作り方にそっています。

スターウォーズシリーズはもともと、ジョージルーカス監督は「ヒットする」ことを狙わず、「自分の作りたい」を追求したものでした。

続編が制作され現在では世界的なSF映画となりました。

では、スターウォーズのストーリー、そして用いられている映像技法を見てゆきましょう。
スターウォーズは「アミダラ女王」が帝国軍の「ダース・ベイダー」に捕らえられるシーンから始まります。物語の発端のシーンでは大きな宇宙船とそれから逃げる小さな宇宙船、逃げる姫とそして明らかに「ヒール」であることを象徴する黒い騎士が登場するのです。
アミダラ女王に敵の最終破壊兵器、デス・スターの設計図を託されたアンドロイド、R2-D2とC-3POはスカベンジャーにさらわれ、売り飛ばされそうになったところで主人公のルーク・スカイウォーカーに拾われ、、、

ここから、物語は始まっていきます。
物語の冒頭では、その発端となる問題が起こったり、登場人物とそれを取り巻く時代背景、状況が提示されるのです。

そして、その出会いから主人公はどんどん非日常の世界へと巻き込まれてゆくのです。

この「日常」と「非日常」の行き来こそが、「神話」の構造なのです。

「神話の構造」はハリウッド映画に多用されています。
ハリウッドにはスクリーンプレイという「脚本を書くための方程式」なるものが存在し、それは三つのパートに分けられます。
・ACT1
・ACT2
・ACT3

の三つです。
それぞれには別々の役割があります。
ACT1は、「状況設定」としての役割、つまり主人公やその主人公にまつわる登場人物、時代背景、環境など物語がはじまっていくうえでの「映画の自己紹介」がなされます。
次に、ACT2は、「葛藤」としての役割、つまり、主人公が成長していく中で「敵対する登場人物や出来事」と自分との間の葛藤に悩みます。
そして、最後にACT3は「解決」としての役割、つまり、その葛藤が解決し、物語は「結末」へと向かっていくのです。

さて、ストーリー展開を読み解きながらも、用いられている映像技法についても目を配ってまいります。

特に、「スターウォーズ」では、場面が大きく変わるところでは「左右のトランジション」が用いられ、小さく会話などを示す時には「モンタージュ」を使ってストーリーを語っています。
また、BGMについても「静と動」をうまく使っていることがわかります。
重要なセリフを言う場面、そこでは「あえてBGMをなくす」ことや「BGMで際立たせる」ことがあったり、様々な効果を活用しているのです。

今週は映画「スターウォーズ」を見ながら、分析していく中でストーリーの構成や映像表現の工夫を考えてきました。
来週からは、「映画の技法」と題して、映画を作る上で必要な「ストーリーマップ」「脚本」「絵コンテ」の三つにフォーカスして学びます。
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TY

TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

ミラクル・ハイパーステージ 12/18(日)開催

「ミラクル・ハイパーステージ(MHS)2016冬」開催!

年2回開催が定着してきたTCSミラクル・ハイパーステージ(MHS)。MHSは、TCSのスクールコンサートで、TCSキッズ&スタッフ&保護者&卒業生による大ステージです。日頃磨き上げた技能が披露されます。

歌・演奏のほか、劇・コントもあります。今年は、なんと保護者のバンド演奏も?! アーティスティックな雰囲気に溢れること間違いなし。楽しみです!

日曜日の夜の開催にて、ご多忙とは存じますが、万障お繰り合わせの上ご来場ください!
     ※一般の方の参観可。ご希望の方はご一報いただけるとありがたいです。

                 記

【日 時】2016年12月18日(日)
     19:00~21:00頃(18:45開場)

【会 場】野方区民ホール(東京都中野区野方5−3−1)
   ※地図 https://goo.gl/maps/ixKj2pT34cy
   ※西武新宿線野方駅より徒歩3分(野方駅までバスのアクセスあり)
   ※車での来場はご遠慮ください。

【お問合せ・お申込み】
東京コミュニティスクール(担当:永易・若林)
TEL:03-5989-1869
E-mail:school#tokyocs.org
※お手数ですが、「#」を「@」に変更してから送信してください。
  メールの件名を「ミラクル・ハイパーステージ見学希望」とし、
  本文に以下の事項をお知らせください。
   1.見学希望者氏名:(すべてご記入ください)
   2.お子さんの現学年:(保護者の方)
   3.E-mailアドレス:
   4.電話番号:(最も連絡のとりやすい番号)
   5.TCSを知った経緯:(知人、ネット検索、新聞名・雑誌名など)
   6.質問事項等:(あれば)

2016年12月22日

ネパール支援隊、行ってきます!


ネパール支援隊、行って参ります!


この度は、ネパールの小学校との国際文化交流に際し、たくさんのご協力をいただきありがとうございました。

JAPANGIVINGを通しての寄付が10万円、それ以外に現金等でいただいたご寄付を加え、JAPANGIVINGにお支払いする手数料を差し引き、合計204,638円ほどの寄付が集まり、ネパールに持っていく物資の調達に十分な金額に到達しましたので、当初予定していた締め切り前ですが寄付の募集を終了させていただきました。多大なるご協力、誠にありがとうございます。

おかげさまで物資の準備も整いましたので、取り急ぎ写真を添付します。
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22日の21時に羽田空港国際ターミナルに集合し、23日の0:20 タイ航空TG661便でバンコクに出発、その後バンコクで乗り継いでカトマンズに現地時間12:45に到着する予定です。

帰国は12月30日の朝6:55にタイ航空TG682便で羽田空港に到着します。

TCSの小さな親善大使たちの活躍を日本から応援していてくださいね!

では、行って参ります!

東京コミュニティスクール
創立者・理事長  久保 一之

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ネパールの子供たちの支援のためにご協力をお願いします!


東京コミュニティスクールでは、ネパールの小学校との国際文化交流プログラムのために、有志(子供6名と保護者・スタッフ等)が12月23日から、ネパール・シミガオンの小学校等を訪問します。

その際に、ネパールの小学校で未だに不足している文房具やスポーツ用品などを日本から運んで寄付をすることで、少しでも支援できればと考えております。

ネパールに訪問するメンバーはあくまでも親善大使の役割であり、そのメンバーだけがネパールの学校や子供達の支援をするのではなく、賛同していただける多くの皆さんから寄付を集めて、みんなの力で支援をしたい!

「情けは人の為ならず」「Pay forward」の精神は、今後の自分たちにもきっと何かがつながっていくとは思いませんか?ぜひ、そうありたいと私も願っています。

今回は、TCS以外の一般の方々にもご協力いただけるよう、寄付集めは以下のサイトを通じても行うことにいたしました。

http://japangiving.jp/p/5071

少額で構いませんのでご協力いただけるとありがたいです。また、フェイスブック等でも告知いたしますので、賛同してくれそうなお友達がいれば、シェア・お声がけいただけるとありがたいです。

よろしくお願いします!

東京コミュニティスクール
創立者・理事長  久保 一之

2016年12月23日

達人から学ぶ

タイトル:顔にかいてありますよ
探究領域:意思表現
セントラルアイディア:態度は表情と仕草で表され、伝わる。

[1・2年生]

今週で2016年のテーマ学習もおしまい。
いつもより1日短い週となりましたが、子どもたちは喜劇王の作品を鑑賞し笑いの賑やかなクラスとなりました。

言葉を使わない表現の達人である喜劇王たち(チャップリン・ロイド・キートン)の作品を初めて目にした子どもたちですが、最初は白黒映画の物珍しさにザワザワしていたもののあっという間に引き込まれていきました。

鑑賞後のリフレクションではそれぞれの役者の特徴や工夫をしっかりと感じていたのが印象的でした。

チャップリンのコミカルで痛快な演技、ロイドのジャッキーチェン顔負けのリアルアクロバット、そしてキートンのとことんおバカなことを無表情でやってのける絶妙な笑いの世界に魅せられてどの子たちも気づけば喜劇王たちのファンになってしまいました。

言葉がない『表情』と『仕草』のみの演技ですが、十分に状況やストーリーが伝わり、大爆笑の渦を巻き起こしてくれる喜劇王の表現。

子どもたちはその『表情』と『仕草』が伝える力を存分に楽しみました。
それぞれに好みのスタイルができたようで『冬休みにも他の作品を鑑賞してくる!』と子どもたちは意気揚々。
年明けからはTCSで大切にしている”概念”を『表情』と『仕草』で他者に伝えることにチャレンジしていきます!

YI

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バランスよく使う

タイトル:Zone
探究領域:自主自律
セントラルアイディア:過ぎたるは及ばざるがごとし。

[3・4年生]

どのくらいがんばって体を動かしているか。
気持ちではなく、体が訴えている数値で判断。
60%の運動強度なら、それはがんばった“つもり”にとどまってしまい、
体はまだまだがんばれると示しています。
90%なら、これはやりすぎだぞ!と体が警告を鳴らしていることになります。

今日はがんばって80%まであげてみよう。
風邪ひいているから60%でやめておこう。

自分の体を自分でコントロールできるようになると、
そのときの「ちょうどよさ」が見えてくる。
自分の幅のどの位置にいるのかが見えてくる。
モヤモヤした状態から、自分の位置、範囲をクリアにしていくこと、
それが今回追究している「Zone」なのであります。

自分の運動強度を知るのは、ひとつの「Zone」。
今週から別の「Zone」を加えていくことで、
いったい「Zone」とは何なのかを問うきっかけをつくっていきます。

今週目指していったことは、体の部分を意識してそれらをバランスよく使うこと。
体の軸を意識しながら、全体を使っていくことで動き方が変わるといいます。
まずは、軸がどこにあるのか、そして軸を中心とした幅をつかむことに挑戦です。
体幹ランニングの『こけし走り』を参考にいくつかの練習メニューを試してみました。
毎日コツコツ続けることで意識しなくても体が軸を目指して動かせるようになってくれば、体の運び方が変わり、結果、速く走れるようになる。
それを信じて実践あるのみです。

2016_3_tahoko_.jpg多方向ダッシュの一場面。
方向を変えるときに一時停止しバランスをとります。
「ちゃんと止まって!」「止まってるよ。」
「止まれてないよ。」
できているつもりになっているところをお互いに見て修正していきます。


今回のテーマは運動ばかり?そんなことはありません。全身を動かさなくても自分の幅を知ることはできます。並行して、脳をバランスよく使って自分の持っている記憶の幅をみていきます。

2016_3_anki_IMGP8579.jpg30個の言葉を3分間でどれだけ覚えられるか試してみます。
「えんぴつ、切手、にじ、カーペット、桃、キャップ、星、観察、金、時計・・・」
声に出して呪文のように唱えて暗記する方法をとっている子が多いようです。

でも、この方法ではどんなにがんばっても3分で30個を覚えきることはできません。 それは個人の問題ではなく使い方の問題。「言葉」だけをインプットしようと脳の一部分しか使っていないことに原因があるのです。

いわゆる「記憶術」のひとつ、脳の様々な部分を刺激するよう五感を使って覚える方法を利用してみました。自分が普段記憶している通学路だったり、部屋の中といった空間をイメージしながら、特定のポイントを決めて覚えたい「言葉」を実物にして置いていきます。思い出すときはそのルートを辿りながらポイントに何が置かれるかを確認していくのです。現実的でないものを想像するほど強く記憶に残っていくため、考えるのも楽しくなります。

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玄関にえんぴつが散らばっていて、リビングに入ると大きな切手のカーテンがあって、机が虹色模様になっちゃってる。ベッドに行くと、桃の匂いがしてくる。
こんな感じに面白くイメージをつくっていくと、いつものルートを辿ることで「言葉」が順番に記憶されていきます。

「すごいよ、30個覚えられた!」
「俺もできた。」
「ひとつだけ抜かしちゃったけど、あとは覚えてる!」

丸暗記で苦労したよりも、楽に多くの言葉が記憶されていることを実感。
抜けてしまったところはポイントの設定をもっと印象強いものに変えることで改善されます。自分の持っている幅が使い方次第でぐっと広がります。

「この方法、漢字にも使えないかな。」
「百人一首をこれで覚えてみようかな。」
「数字を覚えるときも使えるの?」

子どもたちの実感から、活かしてみたいという思いが次々に出てきています。早速、家で『寿限無』をルートを使って覚えてみたという子も。

体も頭も無意識のうちに偏った使い方をしていることで幅が決まってしまっている。 それで自分はここまでしかできないと思うのは、まさに宝の持ち腐れなのでしょう。 持っているものをバランスよく使うことを意識化し、それが練習によって無意識化のレベルまでにいくと幅は広がっていく。
テーマ後半戦では、自分の「Zone」をどれだけ広げていけるか追っていきます。

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「編集」して「編集」を学ぶ

タイトル:Dear Editor
探究領域:意思表現
セントラルアイディア:「編集によって情報の価値は変わる。」

[5年生]

編集すべき原稿もほぼ集まり、あとはひたすら原稿の「質」をあげてゆく作業に専念することになります。「質」を上げると言っても、ただ誤字脱字を直し、文法上のミスをなくせばそれで終わりというわけにはいきません。もちろんそれも重要な作業ですが、むしろそれは「校正」と言って、編集作業の終盤、いよいよ出版も間近になってきたときに行う作業です。

「内容をよくするのって大変だね……」

子どもたちは「何をすべきか」は百も承知です。ただ「どう行うか」に頭を悩ませているのです。そりゃあそうでしょう。小学5年生だし、編集者としての訓練どころか、自分でうまい作文を書こうにも一苦労なのですから。そもそもそんな子どもたちに「編集」なんて任せられないんじゃあ……知識&スキル「注入」主義の大人から見れば不安でならないでしょう。学びとして成立するの?と思うに違いありません。しかし、ここが「探究する学び」の大きな特徴。必要に迫られ、なんとかしたいという強い思いと本物の仕事を通じて学びます。

どうして作文技術が十分ではない子ども達に「編集」が可能なのか。それは読んでみて「いいな!」「面白いな!」と判断する感性は持っているからです。子どもはいやらしい分別のついた大人のように世間の評判とか情報に左右されません。面白いと思ったものを素直に面白いと感じます。その「評価眼」を活かして編集の「質」をあげてゆきます。

ただし、読んで評価できるということと、実際にそのように表現できるというのは別の次元のこと。「表現するワザ」がまだ十分に育っていないので、いざ自分で文を書くとなるとうまくいかないのです。では、どうやって「表現のワザ」を磨いてゆくかというと、他者の文章を編集してみること。それも「名文」ではなく「迷文」。おいおい、これ何言おうとしているの?というような下級生の作文を磨く作業に取り組むのです。

「編集で大事なのはバランス」

このことはきちんと指摘しておきます。なんでも過ぎたるは及ばざるがごとし。直せばよいわけでありません。うまく、すっきりさせるということは著者の「らしさ」を消してしまうことになります。特に低学年の子どもの文をただ意味が通るように直したら、せっかく垣間見えていた「書き手の感性」が消されてしまいます。とはいえ、言いたいことがまったく伝わらないのでは困ってしまいます。いったいどんな話にしたかったのか、それがどうすれば面白く伝わるようになるか、ここに「編集の質」が問われます。これは本当に難しいところで、実際、教師が子どもの作文を添削するときの腕の見せ所でもあるでしょう。ただ直すのなら誰でもできる。一方で、子どもらしくて面白いね!と放りっぱなしにすることも簡単。手を加えつつ、角を矯めて牛を殺すことのないよう、よい部分の釘をどんどん伸ばして、文章全体のレベルをあげてゆく。そんな直し方が求められます。

えっ?そんな高度な「編集」を子どもができるの?って。そりゃあ一朝一夕にはできませんよ。もちろん。でも、子どもたちは、仲間の作文。それも年下の子の作文をよくしてあげたいという強いモチベーションを持っています。さらに、普段のつきあいから、その子のらしさも知っています。

「おまえどんなこと書きたかったの?」

空いた時間を見つけては、直接本人にたずねて、書きたい内容を確かめます。

「そうか、じゃあこんな要素を加えてみたらどうだろう」
「順序を入れかえたらうまく伝わるよ」
「会話が足りないから加えてみよう」
「どんな状況なのかわからないからそこを説明しようよ」

子どもたちはなかなか筋のよい質問をしています。なぜこういう質問ができたかというと、彼らは編集のための「判断基準」を持っているからです。その大前提は、とにかく「その子らしい面白さ」を出すこと。そのために、ストーリーの流れをつくること。説明的になりすぎている場合は、削り、逆に、大事な要素が欠けてストーリーが見えない、あるいは、尻切れとんぼになっている場合には加える。シンプルではあるけれど、本質的なこの「基準」をしっかり頭に入れて、編集の「質」をあげようとしているのです。

IMGP2340.JPGインタビューの後、作者の意図に沿って書き直してゆきます。プロジェクターで「原稿」を映し、

(どうしたらもっと面白くなるかな……)
(会話を足すか、情景を補うか、気持ちを表すか……)
(あまりいじりすぎると違う話になっちゃうな……)
(どうしたらあいつの持ち味がでるかな……)

こういった「判断基準」を持って「試行錯誤」します。ただやみくもに「試行錯誤」するわけではないので、知らず知らず「文章の評価眼」が磨かれ、「おれだったらこう書くかな」というメタ認知をばりばりに働かせて「読み、修正する」ようになるので、自分が書くときの腕も知らず知らず高まっているのです。

本物の仕事を通じて、徒弟的に伝授してゆく。「探究する学び」の底力を発揮するテーマ学習と言えましょう。

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映画の技法

タイトル:人の心を動かすストーリー
探究領域:意思表現
セントラルアイディア:多様な表現の組み合わせが人の心を動かす。

[6年生]


ハリウッドや宮崎アニメ、様々な映画には、制作するための「技法」が確立されています。
三つの要素をつくっていくことで、映画のストーリーと演出を磨くことができます。
・「ストーリーマップ」
・「脚本」
・「絵コンテ」
の三つです。

【ストーリーマップ】
ストーリーマップは先週も「スターウォーズ」を見ながら分析した「物語の構造」を示すものです。
「Logline」「Plot Point1」「Plot Point2」「Mid Point」「主人公の外的ゴール」「主人公の内的ゴール」の六つを記述し、ストーリーの筋を作り上げて行きます。
物語は主人公の「日常」から始まります。
主人公や主人公を取り巻く環境、その他の登場人物や彼らが置かれている状況を明示するパートであるACT1では、「Setup(状況設定)」と名付けられ、ACT2へのたびに出るための準備をします。
観客はACT1を見ることで、物語の世界に入り込むのです。

ACT2の前には、主人公が「非日常」の世界に飛び込む「キッカケ」が与えられます。それが「Plot Point1」です。

ACT2は「Conflict(葛藤)」と名付けられ、主人公が「非日常」の世界で学び、成長していく中でやむにやまれない「対立」と悪戦苦闘するのです。
ACT2が物語の半分の時間を締めることも多く、「非日常」への旅であるため、物語が盛り上がってゆくパートでもあります。

そして、主人公は旅だった「非日常」に残るか、「日常」に戻るか、のどちらかをACT3の前で迫られます。これが「Plot Point2」です。
ACT3は「Solution(解決)」と名付けられていることもあり、ACT2で成長しながらも戦ってきた「葛藤」にひとまずの終止符を打ち、「解決」を目指してクライマックスへと物語は加速してゆくのです。

物語の全体の構造を作り出していく中で、「Logline」は「誰が」「どうして」「どうなったか」という三つで要約するものです。

この「ストーリーマップ」が骨子となり、映画は作られてゆくのです。

【脚本】
脚本は「セリフ」「ト書き」、「柱書き」の三つの要素からなりたっています。
「ストーリーマップ」でストーリーの設計図を作った次には、実際にそのストーリーを紡いでゆく必要があります。

それぞれの、シーン・場面を想像しながら、だれがどんなことを話すのか、どのような行動なのか、それぞれのキャラクターになりきって会話を成り立たせたり、行動の指示を書いて行きます。
「セリフ」は話す内容なのですが、とくにその「キャラクター」に注意して言葉遣いも作って行かねばなりません。
また、「ト書き」は「・・・と言いながら部屋を出る」などセリフの後に続き、登場人物がどんな行動をするのか、指示を書いて行きます。
また、「柱書き」は映画の柱となる「場面設定」を記述して行き、シーンごとに柱書きをしてゆくのです。

【絵コンテ】

脚本ができた後は、その場面を具体的に絵にする「絵コンテ」をつくってゆきます。
絵コンテは例えば、ジブリのアニメでは実際に撮影する絵と遜色ない絵で絵コンテを仕上げて行きます。

ただし、今回はセリフや表情、場面をイメージしやすいようにするために、「簡単なポンチ絵」で絵コンテを作ってゆくこととなります。

それぞれの要素、「ストーリーマップ」、「脚本」、「絵コンテ」をスターウォーズのものを見ながら参考として作りかたを学びます。

さて、こうなったときに最も重要なのは、「どんなストーリーを作るか」ということです。
やり方だけではなく「中身」も考えて行きます。
今回のテーマ学習「人の心を動かすストーリー」では、「日本の神話」をモティーフとする映画をつくることになっています。
3人チームに別れてそれぞれ日本の神話の中でも、「ストーリー」として面白いものを選び、まずはストーリーマップにしてストーリーを分解して行きます。

話が途中で終わっているものや、一部抜けているものもあるのですが、ストーリーマップで分解していくとその神話の「構造」が見えてきます。

さて、今週が終わったら冬休みに入ります。年末年始の個々の制作期間を経て、彼らのストーリーはどのように変化し、発展してゆくのでしょうか。

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2016年12月24日

ワークショプ 1/22
「探究を探究する」
〜「型」をきわめる(3)

探究する学びをデザインする指導者のためのワークショップ
「探究を探究する」〜「型」をきわめる〜(3)

子どもたちの好奇心と自立心を大事にし、思考力・表現力を高める学びの必要性が高まる中、その方法論は混迷の度を増しています。子どもの学びたい気持ちを尊重し、知識をただ教え込むやり方からの脱却は必要だけれど、子どもに調べさせたり、議論させたりするだけではアクティブにはならない…。

「学びてときにこれを習う」というように、面白そう、変だ、なんでという「学び」の感性を発揮しながら、柔軟に思考することを可能にする「習い型」というのがあるはずです。そこで、本年度のTCSワークショップでは、探究する学びを支える「型」について探究していきます。

第一弾では、自由な発想や思考を誘発する"考え「型」"、第二弾では、アイデアをいきいきまとめわくわく伝える"伝え「型」"を追究し、学び習いました。

今年度最後の第三弾は、"つくり「型」"を追究します。いよいよ実際に探究する学びをプランすることに挑戦です。コンセプトを定めて、そのコンセプトをどう探究するストーリーを思い描くか、正解のない学びのプランニングに取り組みます。

明日からのあなたの授業が、仕事が、生活がきっと変わる"つくり「型」"を実感するとともに身につける絶好のチャンスです。

以前に参加経験がある方も初めての方も、探究する学びに興味関心のある方なら、どなたでも参加できますので、奮ってお申込みください!
【テーマ】「探究を探究する」〜「型」をきわめる〜(3)
【日 時】 2017年1月22日(日)9時30分~17時
【会 場】  東京コミュニティスクール(アクセス)
          東京都中野区中野1-62-10
          Phone: 03-5989-1869
【WSリーダー】 市川 力(いちかわ ちから)
※プロファイルは下記をご参照ください。
【対 象】 教育関係者、一般
【定 員】 25名(要申込)*定員に達し次第締め切ります。
【参加費】 9,000円(資料代、昼食代込み)
【申込方法】 指定の入力フォームhttps://tanq.typeform.com/to/PXKzsS)より
*受付が完了したら、参加費のお支払についてご案内をお送りします。
*以下をご確認いただきお申込みください。
>> 利用規約
>> 参加費ならびにキャンセル料の取扱いについて
★ご注意★
※お申込後3〜4日経っても受付確認および参加費支払のメールが届かない場合は、お電話にてご確認くださるようお願いします。
※支払のご案内を送付させていただいた時点で参加費が発生します。
※できるだけ多くの方に参加していただきたい思いがあるので、万一キャンセルの場合は、早めにお知らせいただけますと幸いです。
★ 情報交換会のお知らせ ★
 毎回恒例となっているワークショップ(WS)後の情報交換会です。引き続きTCS校舎にて行います。様々な学校で働く教育者の他、 諸業界で活躍なさっているプロフェッショナルが集いますので、日頃出会うことのない方々との貴重な情報交換の場になることは間違いありません。
 遠方からお越しの方など、一部参加も可能ですので、参加していただけるとその意義を感じていただけることと思います。奮ってご参加ください!
● 日 時: 2017年1月22日(日)17:30〜20:00
● 参加費: 3,000円(当日受付にて) *領収書発行します
● 申込期限:2016年1月9日(祝・月)
 *WS申込時にご予定をお知らせいただきます(不明回答も可能)。
 *ご不明の方は、期限までにご連絡くださるようお願いします。
お問合せは、
 東京コミュニティスクール セミナー事務局 まで
TEL:03-5989-1869  FAX:03-5989-1649
e-mail: seminar#tokyocs.org

※WSのお申込みは入力フォームよりお願いします。
※メール送信の際は上記「#」を「@(半角)」に変更してください。

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主催: 特定非営利活動法人東京コミュニティスクール
後援: 株式会社グローバルパートナーズ
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WSリーダー プロファイル

市川 力(いちかわ ちから)
Riki_classroom_small_up2.jpg東京コミュニティスクール 校長
探究プロデューサー

米国にて13年間日本人駐在員の子ども対象の学習塾を運営。現地の学校で行われていたプロジェクトベースの学びに触れ、『学び続ける力』を育てる教育実践に強い関心を抱く。2004年8月東京コミュニティスクール初代校長に就任。自ら現場に立ち、探究する学びの研究・開発・実践を行っている。
 主な著書は「探究する力」(知の探究社);「先生」(池上彰編・岩波新書);「英語を子どもに教えるな」「教えない英語教育」(ともに中公新書ラクレ)。
講演多数。

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会場案内 東京コミュニティスクール
住所) 東京都中野区中野1−62−10
Phone) 03-5989-1869
URL) www.tokyocs.org
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交通のご案内
JR中央総武線/東京メトロ 東西線「中野駅」南口より徒歩9分
※車・自転車でのご来校はご遠慮ください。




NPO Tokyo Community School 
特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール 


〒164-0001 東京都中野区中野1-62-10 
TEL: 03-5989-1869  FAX: 03-5989-1649 
e-mail: school@tokyocs.org