タイトル:Zone
探究領域:自主自律
セントラルアイディア:過ぎたるは及ばざるがごとし。
でも、それは体が自然にやっていることでもあります。
自分自身でバランスをとろうと意識することはできるのか。
今週は、「運動強度」という数値を利用して、自分の体のZoneを知り、
その中を思うように行き来できるかを試みます。
心拍数を使って運動強度を出していきます。
日頃も、PE(体育)の時間の前後に心拍数を測定していて、
運動強度にて評価をしているプログラムをいくつか設定しているために行っています。
今回は、運動強度そのものを知るため、普段は伝えていない計算方法や
運動強度のレベル内容について触れていきました。
(心拍数ー安静時心拍数)÷(最大心拍数ー安静時心拍数)×100=運動強度
最大心拍数は220ー年齢で計算。
安静時心拍数は、朝の会の後など、朝の比較的落ち着いた状態時に計測したものを採用しているのですが、ここではより正確な数値を出すために、起床時、まだ起き上がる前に測定したものを使用することにしました。
50-60%でウォームアップ、80%以上だと無酸素運動で危険、
70-80%で機能向上という心拍ゾーンを参考にしてみます。
体を少し動かしたくらいでは、体力向上にはならず、
また、動かしすぎも体には却って害になることに。
無酸素にならない程度までに頑張った状態はどの程度のものなのか、
70-80%まで上がった状態を体験することを目指します。
近所の城山公園にあるアスレチック。
登ったり降りたり手足をバランスよく使うのに適しています。
5分間を2セット、体を動かし続けて心拍数を計測。
スクールに戻って運動強度を計算してみます。
「低い。これじゃまだまだ頑張れるんだ。」
「あれ?80%超えちゃってる。」
思いとは裏腹、大半が60%以下。力を温存してしまったという結果に。
また、80%以上も2人いて、やりすぎていることが数値で現れてきます。
3日間、同じことを繰り返していく中で様々な傾向が見えてきます。
・3日連続であげすぎてしまう
・2日目には70%代をキープできるようになる
・徐々に上がって、または下がって、3日目に70%代に到達
・毎回70%代で安定
どうすれば目標ゾーンに辿りつけるかは、感覚で覚えていくことになります。
自分の体を自分でコントロールしていく。どの状態が「ちょうどいい」のかを
動いている中で探っていきます。
運動強度70-80%の運動を毎日すれば、持久力の向上が期待できます。
つまりは、PEの時間や運動会・記録会等で行っている1200m走のタイムがあがることに
つながってくるわけです。テーマがある日はみんなで、そのほかの日は自主的に運動して
運動強度を記録していくことにしました。
「継続は力なり」が証明できるか、自己の向上に向けて自主的に動くことが鍵となってくるところです。
運動強度70-80%まで心拍数を上げることだけでなく、
ウォーミングアップとして、最初の段階で50-60%を目指すことにも
週の後半でチャレンジしてみました。
運動強度を60%に設定して目標心拍数を計算します。
目標心拍数=(最大心拍数ー安静時心拍数)×運動強度+安静時心拍数
上げすぎないように、体の動かし具合を調整していきます。
倒れそうになったときにバランスを整えるときと違って、
自然に体が動くことではなく、自分で意識的に体を使っていく必要が出てきます。
「上げすぎた。」
「思ってたより上がらなかった。」
「目標とそんなに変わらなかった。」
今日は調子がいいから80%まで上げてみようとか、
風邪気味だから、頑張れるけどほどほどの50%にしておこうといった、
体調に応じて適度な使い方ができるかどうかも、
運動強度や目標心拍数を出すことで可能となってきます。
自分の体と向き合った1週間。これからも続けていきます。
AN
※TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
探究領域:自主自律
セントラルアイディア:過ぎたるは及ばざるがごとし。
[3・4年生]
先週は、まっすぐ立っていようと体がバランスをとっていることを実感しました。でも、それは体が自然にやっていることでもあります。
自分自身でバランスをとろうと意識することはできるのか。
今週は、「運動強度」という数値を利用して、自分の体のZoneを知り、
その中を思うように行き来できるかを試みます。
心拍数を使って運動強度を出していきます。
日頃も、PE(体育)の時間の前後に心拍数を測定していて、
運動強度にて評価をしているプログラムをいくつか設定しているために行っています。
今回は、運動強度そのものを知るため、普段は伝えていない計算方法や
運動強度のレベル内容について触れていきました。
(心拍数ー安静時心拍数)÷(最大心拍数ー安静時心拍数)×100=運動強度
最大心拍数は220ー年齢で計算。
安静時心拍数は、朝の会の後など、朝の比較的落ち着いた状態時に計測したものを採用しているのですが、ここではより正確な数値を出すために、起床時、まだ起き上がる前に測定したものを使用することにしました。
50-60%でウォームアップ、80%以上だと無酸素運動で危険、
70-80%で機能向上という心拍ゾーンを参考にしてみます。
体を少し動かしたくらいでは、体力向上にはならず、
また、動かしすぎも体には却って害になることに。
無酸素にならない程度までに頑張った状態はどの程度のものなのか、
70-80%まで上がった状態を体験することを目指します。
近所の城山公園にあるアスレチック。
登ったり降りたり手足をバランスよく使うのに適しています。
5分間を2セット、体を動かし続けて心拍数を計測。
スクールに戻って運動強度を計算してみます。
「低い。これじゃまだまだ頑張れるんだ。」
「あれ?80%超えちゃってる。」
思いとは裏腹、大半が60%以下。力を温存してしまったという結果に。
また、80%以上も2人いて、やりすぎていることが数値で現れてきます。
3日間、同じことを繰り返していく中で様々な傾向が見えてきます。
・3日連続であげすぎてしまう
・2日目には70%代をキープできるようになる
・徐々に上がって、または下がって、3日目に70%代に到達
・毎回70%代で安定
どうすれば目標ゾーンに辿りつけるかは、感覚で覚えていくことになります。
自分の体を自分でコントロールしていく。どの状態が「ちょうどいい」のかを
動いている中で探っていきます。
運動強度70-80%の運動を毎日すれば、持久力の向上が期待できます。
つまりは、PEの時間や運動会・記録会等で行っている1200m走のタイムがあがることに
つながってくるわけです。テーマがある日はみんなで、そのほかの日は自主的に運動して
運動強度を記録していくことにしました。
「継続は力なり」が証明できるか、自己の向上に向けて自主的に動くことが鍵となってくるところです。
運動強度70-80%まで心拍数を上げることだけでなく、
ウォーミングアップとして、最初の段階で50-60%を目指すことにも
週の後半でチャレンジしてみました。
運動強度を60%に設定して目標心拍数を計算します。
目標心拍数=(最大心拍数ー安静時心拍数)×運動強度+安静時心拍数
上げすぎないように、体の動かし具合を調整していきます。
倒れそうになったときにバランスを整えるときと違って、
自然に体が動くことではなく、自分で意識的に体を使っていく必要が出てきます。
「上げすぎた。」
「思ってたより上がらなかった。」
「目標とそんなに変わらなかった。」
今日は調子がいいから80%まで上げてみようとか、
風邪気味だから、頑張れるけどほどほどの50%にしておこうといった、
体調に応じて適度な使い方ができるかどうかも、
運動強度や目標心拍数を出すことで可能となってきます。
自分の体と向き合った1週間。これからも続けていきます。
AN
※TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。