タイトル:Zone
探究領域:自主自律
セントラルアイディア:過ぎたるは及ばざるがごとし。
「もう限界!」と思って、そのときは諦めてしまったけれど、
あとから思えは、まだいけたのかも、本当は限界じゃなかったのかもと
思うことはよくあることです。
「PE(体育)のときに、歩いた。
ちょっと息が切れたくらいで、もうダメだと思っちゃったから。」
一方で、このくらいはできると思っていたら、
意外にもできなかった例もあがってきます。
「柵と柵の間をジャンプできると思ってやってみたら、
ロープに足が引っかかってこけた。」
「坂道でダッシュしたら止まらなくなった。」
逆に、こんなことはできないと思ってもやってみたらできてしまったことも。
「木登りを初めてやったら、思ってたより登れた。」
自己評価と他者からの評価に差があることもあります。
「ピアノの発表会であまりうまくできなかったけど、いちばん高い評価をもらえた。」
自分の限界やできる範囲は、意外に思い込みで捉えていることが多く、
実状を把握していないことが見えてきます。
今回のテーマは、自分の幅(Zone)の実状を知ること、
そして、伸ばすことがミッションです。
「Zoneってきれい好きで整理整頓されている感じがする。」
「そうかな、Zoneは、はっきりした分かれ目がないかもしれないよ。
ぐちゃぐちゃゾーンとかありそう。」
「頭の中でモヤモヤゾーンとかできるときもあるよ。」
「Zoneって脳みその中って感じがしてきた。」
「限界って、頭で覚えても体で覚えても、みんな脳で覚えていることじゃないの?」
自分のZoneを知るために、それを可視化していきます。
どのくらいまっすぐ立っていられるかを記録していきました。
両足を終えたら片足立ちも測定してみます。
撮影したものを見てみると、まっすぐ立っているつもりでも、
片方の肩が下がっていたり、猫背になっていたりしています。
片足立ちのタイムを見ると、
8秒もあれば20分までで止めたという子もいます。
個人差はあるものの、判定にも差がありそうです。
「ちょっとでもふらついたらそこで終わりにした。」
「バランスが崩れたら終わりにした。」
それぞれのペアで測定の仕方に違いがあることがみえてきました。
直立のときも片足立ちのときも、バランスのとりやすい姿勢を考えています。
手の位置や足幅も人それぞれ違っていたり、体に傾きがあったりするのも、
本人にとっての立ちやすい姿勢になっているため。
ただ、正しい姿勢で立った方が体全体のバランスが整っているといえます。
バランスのいちばんよい位置が軸にあたる部分であり、
その軸を目指している状態が幅にあたります。
Zoneは点ではなく、幅があるもの。
子どもたちも最初は幅のあるイメージをもっていたのですが、
「できる・できない」の両極端で物事を捉えている傾向が強く、軸から少しでも
はみ出したら「できない」と判断しているようです。
体には軸がある。軸のまわりがいい状態であり、そこを超えてしまうと
バランスがとれない状態になってしまう。
Zoneはバランスがポイントになっていることをまずは体で体感していきました。
AN
※TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
探究領域:自主自律
セントラルアイディア:過ぎたるは及ばざるがごとし。
[3・4年生]
自分はどのくらいで「限界」になるのだろう。「もう限界!」と思って、そのときは諦めてしまったけれど、
あとから思えは、まだいけたのかも、本当は限界じゃなかったのかもと
思うことはよくあることです。
「PE(体育)のときに、歩いた。
ちょっと息が切れたくらいで、もうダメだと思っちゃったから。」
一方で、このくらいはできると思っていたら、
意外にもできなかった例もあがってきます。
「柵と柵の間をジャンプできると思ってやってみたら、
ロープに足が引っかかってこけた。」
「坂道でダッシュしたら止まらなくなった。」
逆に、こんなことはできないと思ってもやってみたらできてしまったことも。
「木登りを初めてやったら、思ってたより登れた。」
自己評価と他者からの評価に差があることもあります。
「ピアノの発表会であまりうまくできなかったけど、いちばん高い評価をもらえた。」
自分の限界やできる範囲は、意外に思い込みで捉えていることが多く、
実状を把握していないことが見えてきます。
今回のテーマは、自分の幅(Zone)の実状を知ること、
そして、伸ばすことがミッションです。
「Zoneってきれい好きで整理整頓されている感じがする。」
「そうかな、Zoneは、はっきりした分かれ目がないかもしれないよ。
ぐちゃぐちゃゾーンとかありそう。」
「頭の中でモヤモヤゾーンとかできるときもあるよ。」
「Zoneって脳みその中って感じがしてきた。」
「限界って、頭で覚えても体で覚えても、みんな脳で覚えていることじゃないの?」
自分のZoneを知るために、それを可視化していきます。
どのくらいまっすぐ立っていられるかを記録していきました。
両足を終えたら片足立ちも測定してみます。
撮影したものを見てみると、まっすぐ立っているつもりでも、
片方の肩が下がっていたり、猫背になっていたりしています。
片足立ちのタイムを見ると、
8秒もあれば20分までで止めたという子もいます。
個人差はあるものの、判定にも差がありそうです。
「ちょっとでもふらついたらそこで終わりにした。」
「バランスが崩れたら終わりにした。」
それぞれのペアで測定の仕方に違いがあることがみえてきました。
直立のときも片足立ちのときも、バランスのとりやすい姿勢を考えています。
手の位置や足幅も人それぞれ違っていたり、体に傾きがあったりするのも、
本人にとっての立ちやすい姿勢になっているため。
ただ、正しい姿勢で立った方が体全体のバランスが整っているといえます。
バランスのいちばんよい位置が軸にあたる部分であり、
その軸を目指している状態が幅にあたります。
Zoneは点ではなく、幅があるもの。
子どもたちも最初は幅のあるイメージをもっていたのですが、
「できる・できない」の両極端で物事を捉えている傾向が強く、軸から少しでも
はみ出したら「できない」と判断しているようです。
体には軸がある。軸のまわりがいい状態であり、そこを超えてしまうと
バランスがとれない状態になってしまう。
Zoneはバランスがポイントになっていることをまずは体で体感していきました。
AN
※TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。