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映画の技法

タイトル:人の心を動かすストーリー
探究領域:意思表現
セントラルアイディア:多様な表現の組み合わせが人の心を動かす。

[6年生]


ハリウッドや宮崎アニメ、様々な映画には、制作するための「技法」が確立されています。
三つの要素をつくっていくことで、映画のストーリーと演出を磨くことができます。
・「ストーリーマップ」
・「脚本」
・「絵コンテ」
の三つです。

【ストーリーマップ】
ストーリーマップは先週も「スターウォーズ」を見ながら分析した「物語の構造」を示すものです。
「Logline」「Plot Point1」「Plot Point2」「Mid Point」「主人公の外的ゴール」「主人公の内的ゴール」の六つを記述し、ストーリーの筋を作り上げて行きます。
物語は主人公の「日常」から始まります。
主人公や主人公を取り巻く環境、その他の登場人物や彼らが置かれている状況を明示するパートであるACT1では、「Setup(状況設定)」と名付けられ、ACT2へのたびに出るための準備をします。
観客はACT1を見ることで、物語の世界に入り込むのです。

ACT2の前には、主人公が「非日常」の世界に飛び込む「キッカケ」が与えられます。それが「Plot Point1」です。

ACT2は「Conflict(葛藤)」と名付けられ、主人公が「非日常」の世界で学び、成長していく中でやむにやまれない「対立」と悪戦苦闘するのです。
ACT2が物語の半分の時間を締めることも多く、「非日常」への旅であるため、物語が盛り上がってゆくパートでもあります。

そして、主人公は旅だった「非日常」に残るか、「日常」に戻るか、のどちらかをACT3の前で迫られます。これが「Plot Point2」です。
ACT3は「Solution(解決)」と名付けられていることもあり、ACT2で成長しながらも戦ってきた「葛藤」にひとまずの終止符を打ち、「解決」を目指してクライマックスへと物語は加速してゆくのです。

物語の全体の構造を作り出していく中で、「Logline」は「誰が」「どうして」「どうなったか」という三つで要約するものです。

この「ストーリーマップ」が骨子となり、映画は作られてゆくのです。

【脚本】
脚本は「セリフ」「ト書き」、「柱書き」の三つの要素からなりたっています。
「ストーリーマップ」でストーリーの設計図を作った次には、実際にそのストーリーを紡いでゆく必要があります。

それぞれの、シーン・場面を想像しながら、だれがどんなことを話すのか、どのような行動なのか、それぞれのキャラクターになりきって会話を成り立たせたり、行動の指示を書いて行きます。
「セリフ」は話す内容なのですが、とくにその「キャラクター」に注意して言葉遣いも作って行かねばなりません。
また、「ト書き」は「・・・と言いながら部屋を出る」などセリフの後に続き、登場人物がどんな行動をするのか、指示を書いて行きます。
また、「柱書き」は映画の柱となる「場面設定」を記述して行き、シーンごとに柱書きをしてゆくのです。

【絵コンテ】

脚本ができた後は、その場面を具体的に絵にする「絵コンテ」をつくってゆきます。
絵コンテは例えば、ジブリのアニメでは実際に撮影する絵と遜色ない絵で絵コンテを仕上げて行きます。

ただし、今回はセリフや表情、場面をイメージしやすいようにするために、「簡単なポンチ絵」で絵コンテを作ってゆくこととなります。

それぞれの要素、「ストーリーマップ」、「脚本」、「絵コンテ」をスターウォーズのものを見ながら参考として作りかたを学びます。

さて、こうなったときに最も重要なのは、「どんなストーリーを作るか」ということです。
やり方だけではなく「中身」も考えて行きます。
今回のテーマ学習「人の心を動かすストーリー」では、「日本の神話」をモティーフとする映画をつくることになっています。
3人チームに別れてそれぞれ日本の神話の中でも、「ストーリー」として面白いものを選び、まずはストーリーマップにしてストーリーを分解して行きます。

話が途中で終わっているものや、一部抜けているものもあるのですが、ストーリーマップで分解していくとその神話の「構造」が見えてきます。

さて、今週が終わったら冬休みに入ります。年末年始の個々の制作期間を経て、彼らのストーリーはどのように変化し、発展してゆくのでしょうか。

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TY

TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。



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