[5・6年生]
「劇」の練習はいよいよ熱を帯びたものになってきました。[4年生] テーマ発表の日を迎えました。 自分たちの開発してきた装置について説明していきました。 少し動くと「おぉ」と言う声。 みんなに装置を見てもらいました。 「今回は何であまり動かなかったのか?自分ではどう思いますか?」 今回のテーマで、実際に装置を作ってみて、その難しさを感じました。 今回のテーマ学習は、過去にも先輩たちが行ってきたテーマ学習。 ・どのくらい動くかも計算するとよい などなど、自分たちの経験からのアドバイスを考え、引き継いでいきます。
ポイントは『科学的に』説明すること。
みんなにわかりやすく根拠をもって説明できるでしょうか?
計算式も説明をし、理論上の数字を見せた後に、
実際に検証した結果を見てもらいました。
そこであまり動くことができなかった。
「動けー!」と祈るような気持ちでした。
しかし、なぜだか途中で止まってしまいました。
改めて課題が出てきてしまいました。
「年々進化しているね!」
発表を見ている人からの嬉しい声も聞こえました。
実際に引っ張ってもらうと、とても軽くなっていることが分かりました。
という質問に、
「たぶん、ひもがきれいに巻きついていなかったのが原因ではないか?」
と、自分なりの推測した考え、自分なりの仮説を答えていました。
ふりかえりシートには、
先輩方がやってきたこともあり、
「動くきょりという事を考えてみるといい」などするどいつっこみが。
自分たちの学びにそういう視点がなかったかということを考えさせられました。
なかなか、計算どおりにはいかないものです。
しかし、何とか近づけようとすることで、大発明が生まれてくるということもあります。
研究の入り口を学んだそんなテーマでした。
後輩たちがひきついで研究していく予定なので、
自分たちの経験から、探究していくコツ、アドバイスというものをまとめていきました。
・ひもはm摩擦が少なくなり、重さも軽くなるので細い方がよい。そうすると計算結果に近い数値が得られそである
・がんじょうな物で作る
・材料を統一できるとよいのではないか
自分たちもさらにどうすればよいのかを考えました。
今回のテーマでは、今まで同じテーマをやってきた先輩たちが、アドバイスをくれました。そのように来年もつながっていき、みんなで学び続けていきます。
TK
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[3年生]
今回のテーマの中心となった使命は、
お弁当を作ることでした。
一人の子は、終盤にきてメニューを変更したものの、
テーマ発表会には間に合いました。
発表そのものは、練習の時間がとれず
説明と質問の受け答えがうまくできず、
悔いが残るものになってしまいました。
しかし、発表会でもふりかりシートでも
「どちらのお弁当も食べてみたい。」
というコメントを頂きました。
何度も作り直した発表用の
模造紙が解りやすかったようです。
当初、子供たちはお弁当作りを
簡単に達成できるものと考えていたようでした。
3年生ともなれば、食べることが健康と
密接に結びついていることを知ってはいる。
とはいえ、学び始めたばかりの食事や栄養の
知識などを使って、何かメニューを考えることは、
簡単なことではなかった。
それが、テーマの進行とともに、
彼らの意識に少しずつ変化が。
『ライスバーガー』作りに決めた子は、
「本に出ているものと全く同じなの?」
「栄養で足りないものはない?」
などと訊いているうちに、
しょうが焼きに野菜を混ぜ、
サラダ菜を間にはさむなどの工夫で、
ビタミン・ミネラルの不足を解消しようとした。
当初、大好物を集めたお弁当が作れる
と考えていた子は、
「自分の大好物だけで大丈夫?」
「栄養のバランスはとれている?」
「ハンバーグ、唐揚げ、コロッケだと脂質が多すぎない?」
といった問いかけに
「だけどおいしいよ。」
「全部小さめに作るから大丈夫。」
と初めは抵抗していたのが、やがて
「油をもっと少なめでできないかな。」
「コロッケかハンバーグははずそうかな。」
と徐々に軟化をみせる。
そして、大きな悩みを招くことにはなるが、
ありきたりなものではなく、オリジナルなもの、
何か工夫をこらせるものへと進路変更。
その結果、記憶力や集中力を高める栄養素を集めた
『受験生や頭の良くなりたい人のための弁当』が誕生。
途中で抱えた悩みは今後の学びにいかされるでしょう。
TY
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[1・2年生]
いよいよ、テーマ発表会の日をむかえました。
毎日、練習を重ねる度にどんどん上達していく子どもたち。
シーンが始まる時から、体の動きだけでなく表情までつくれるようになってきました。
どこで礼をするか、何秒ボードを見せるかなど、動き方もしっかり覚えてきて、
そして、演技だけでなく、幕間の片付け準備も自分たちでできるようになりました。
一日数時間にも及ぶ練習にもかかわらず集中して臨んでいたと思います。
ここまで練習したんだから、あとは楽しんでいこう!
そして、本番。
内容は、3つのストーリーをパントマイムで表現しました。
<シーン1「給食」>
おいしく給食を食べていると、嫌いなものが見つかるが、なんとか食べる。
<シーン2「体育」>
20メートルシャトルランを最後まであきらめずに走り続ける。
<シーン3「そうじ」>
一人でそうじをしている仲間を手伝う。
この3つのシーンを演じることで「3つの約束(自分を大切にする・ひとを大切にする・ものを大切にする)」を表現しました。
風邪をひいて、体調が悪い中でも参加した子。
靴ずれしながらも、走り続けた子。
緊張していたみたいで、ちょっと体は固かったかな……。
けれど、「伝えたい」気持ちをかたちにして、
止まることなく自分たちで協力しながら動くことができていました。
発表後の質問。
ここで、先輩たちが素晴らしい質問を出してくれるのです!
「この動きは何を表していたのですか?」
「どうしてこのシーンを選んだのですか?」
「それぞれのシーンは、どの約束を表しているのですか?」
この質問にも、子どもたちは真剣に答えていました。
「嫌いな物を食べるのは、ものを大切にしている。」
「あと、それで栄養もとっているから、自分を大切にもしているよ。」
テーマ発表会後のふりかえり。
発表のビデオを見て、「気付いたことはある?」と問いかけ。
すると、
「応援するの忘れちゃった……」
「◯◯がこの動きできていなかったよー。」
と、良かった点より改善点の方が多く出て来ました。
しかし、ふりかえりシートでは良かった点をたくさんいただきました!
感想には以下のものがありました。
「走っていてころぶところが上手だった!」
「3つの約束をふりかえることができたよ。
給食のシーンでは作ってくれた人に感謝するっていうのも入るよね★」
これからもテーマ学習は続きます。
今テーマで挑戦したこと、
「多様な表現に触れ、メッセージを解釈すること」
「3つの約束について考え、行動にうつすこと」
「他者にメッセージを伝えるために、表現を磨くこと」
は今後の学びにも活かせるでしょう。
EN
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[6年生]
タイトル:エキシビション 探究領域:共存共生 [5年生]
タイトル:罪と罰
探究領域:社会寄与
私達は、常に何かしらの判断をしている。
人生を大きく左右するであろう重大な事柄から、
ほんの些細なことまで。
時には、判断を感覚や感情に委ねてしまったり、
何となくという理由で済ませてしまうことがある。
個人的なこと、あるいは、私的なことであれば、
それで構わないかもしれない。
しかし、社会的な責任を負うようなケースであれば、
より多くの人が納得できる
より「正しい」判断が
求められることになるでしょう。
そして、そこでは判断の根拠までが問われることも。
裁判員に選ばれて、人を裁くという立場にたつことは、
まさにその代表例といえます。
今回のテーマで5年生は、
裁判所へ出かけ、裁判を傍聴し、
弁護士に会って話を聞き、
模擬裁判に参加するなど
じっくりと時間をかけて、
裁判と関わることになります。
その中で、「正しい」判断とはどういうことか、
「正しく」判断し、行動するためには
私達は、どうすべきなのかといったことを探っていきます。
TY
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[3・4年生]<\p> 今までのテーマで、家族への感謝に気づき、さらに生活に関わることについて、いろいろな人に支えられていることを学習してきました。 「本当に役に立っているのか?」「他にやることはないのか?」 社会に寄与することの大変さ、難しさを体感していきます。 しかし、「情けは人のためならず」ということわざがあるように、それだけではないはずです。 今回は活動中心。
そんな、3・4年生は、「自分たちが社会の役に立てるか?」というテーマに挑みます。
探究領域の社会寄与ということで、実際に自分たちで動いてみてどこまで社会に対して、
実際に動いてみて、自分の仕事ぶりを振り返ります。
とことん人のために動きやりきることで、彼らは何を得られるのでしょうか?
とことん動きやり抜く中で、感じたことから考え、社会に寄与する意味を学んでいきます。
TK
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[1・2年生]
タイトル:働かざるもの食うべからず
探究領域:社会寄与
探究領域「社会寄与」では、一年生でテーマ『ありがとうにありがとう』を行います。
そのテーマでは、いつもそばにいる家族や仲間について、「ありがとう」という言葉を使って、感謝の気持ちを表すことに挑戦しました。
本テーマでは、反対に「感謝をもらう」ことに挑戦します。
「感謝をもらう」ためには、人の役に立つ動きが重要です。
そして、人の役に立つ動きをするためには、相手が何に困っていて何をして欲しいのかをわかることが必要となるでしょう。
ひとりよがりにならず、相手の求めていることを理解して、動くこと。
それは簡単なことではありません。
そもそも、1・2年生の子どもたちには、助けを「求め」られる機会も少ないかもしれない。
だからまずは、自分たちが社会のために何ができるのか考え、外に出て行動することから始めます。
そうして誰かのために動き続けることで、感謝をもらうことができるかもしれないし、人の役に立つことができるかもしれない。
そんな気づきに繋がることで、社会寄与とは何かを探究していきます。
EN
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[6年生]
テーマ学習「個の尊厳」が終わり、テーマ学習の時間帯をエキシビションのために[5年生]
5年生の新テーマは「罪と罰」です。
『正しい』判断と行動をするために、
「私たちは何をすべきなのか?」
「そもそも、『正しい』とはどういうことか?」
といったことを裁判を通じて
探っていきます。
東京高等・地方裁判所に到着したのは正午前。
みんなが空腹を訴えていたので、
先に地下の食堂で昼食をとるつもりでした。
しかし、子供たちは、ロビーカウンターの
公判リストを見つけるなり、いっせいに目を通し始める。
彼らの裁判に対する関心の強さが伝わってくる。
女子と男子の二つのチームに分かれ、
早速、傍聴の予定作りに入る。
彼らに予め伝えておいたのは、
「新件、審理、判決の三つを全て傍聴する。」
ということだけ。
「ねえ、恐喝未遂って何?」
「過失傷害は?」
といったこちらへの質問や、
「覚せい剤の裁判じゃ面白くなさそう。」
「そうだね、別のを探そう。」
といった会話をしながら作業が続き
予定が出来上がる。
昼食を終え、男女二チームに別れいよいよ傍聴へ。
男子チームの初傍聴は、殺人未遂事件。
入廷してきた被告人に、
彼らの視線はくぎ付け。
やや緊張した面持ちである。
彼らが始めて目にする本物である。
次の傍聴で、目の当りにしたのが、
被告への判決の言い渡しである。
「懲役2年、執行猶予3年」
と裁判長が読み上げる。
被告に向けて行った、
執行猶予の説明と
最後の諭すような裁判長の語りは、
傍聴席にいる小学生を意識しているようだった。
民事裁判の判決を最初に選んだ女子チームは、
順調に進んでいなかったようだ。
たまたまこの日は、研修のための傍聴に
学生や修習生が大挙して訪れていた。
そのため、満席で入れない法廷が多く、
思うように傍聴できなかったとのこと。
当然のことながら、
「もう一度傍聴に来たい。」と主張。
その望みをかなえられるよう努力する
と約束し帰途に。
最初の週は、裁判所という現場を訪れ、
法廷の雰囲気や流れに触れました。
次回は、弁護士に会いに行く予定です。
TY
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[3・4年生]
今回の3・4年生が挑むテーマは『人の役に立つ』ということ。
このテーマは考えるというよりも、ひたすらに体を動かし、実際に行動をしていくのが何よりも重要。
その中でいったい何が見えてくるでしょうか?
まずは動いてみようということで、
普段、給食にてお世話になっている救世軍ブース記念病院にお伺いし、ボランティアをすることにしました。
そこでの仕事内容は、使い古されたTシャツを医療用にはさみを使って切っていくというもの。
しかし、行く前にどのような心がけでいったらよいのか?
そこでのお約束ごとは? 何のためにいくのか?
何しろボランティアは初めてのこと。
まずは、どうしたらよいのかを話し合いました。
遊びで行くのではなく仕事しに行くのだということを叩き込みました。
今回のミッションは、役に立つためにいくことなので、ありがとうを言われるだけでは、不十分。
とてもハードルは高いですが「また、お願いね」と言われることを目的に掲げました。
その中で、「今、ボランティア先を探しているのだけれども、・・・正直に話すとなかなか見つかりません。」
と今の訪問先が決まっていない現状を伝えました。
「なんで?」という思いが浮かんできますが、それは実は当然のこと。
ある子が、「邪魔になっちゃうんじゃない?」と発言。
働き方によっては、迷惑になってしまうこともある。
仕事としてやっているのだから、それに手を取られてしまっては、仕事にならないのです。
「ありがとうというのは、手伝ってくれたらみんな言ってくれる」
本当に役に立ったときには、また求められるはずです。
その他にも、ボランティアの心得というものを叩き込んでいきました。
病院のボランティア担当の人に案内していただき、現場で説明していただき早速開始。
そちらで同じようにボランティアをしている人のやり方の説明を聞き、見よう見まねでやってみました。
手先が器用な子は、どんどんとこなすことができました。
はさみの使い方ひとつにしても、中々難しいと感じた子もいました。
1時間半、単純な作業ではありましたが、集中を切らさずに真剣に取り組む姿が見られました。
さて、昨日の振り返りをしていきました。
今回は、『動けたこと』『動けなかったこと』『良かったこと』『改善点』というカテゴリ別に意見を出し、まとめていきました
話し合いのルール、話し合いをする意味を確認してから、話しっていきました。
動けたこと
「布を切った」
「布の切り方を聞く」
「あいさつをした」
良かったこと
「がんばった」
「工夫した」
「二重にして切った」
「硬さによってはさみの使うところを変えてみた」
「固いところづたいに切っていく」
「やわらかいところから切り始める」
「布を投げない」
「小さく切らない」
「はさみをうまく使いこなす」
「きっちりとたたんで二重に切る」
動けなかったこと
「布を投げる」
「切り方が分からなかった」
「人の人の手をわずらわせてしまった」
改善点
「布を投げない」
「小さく切らない」
「はさみをうまく使いこなす」
「きっちりとたたんで二重に切る」
話し合いを通して、様々あがってきた改善点をシェアをしていきました。
しかし、1回きりのボランティアを経験しただけに過ぎず、続けてこそ力が問われるというもの
懸命にやっただけでは社会に寄与したことになりません。
いったい自分たちには何ができるでしょうか?
来週も、アクションを起こして、リフレクションし、探っていきます。
TK
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[1・2年生]
新テーマ「働かざるもの食うべからず」
何もたずねていないのに、このテーマ名だけで、子どもたちが反応します。
「自分で働いて、お金をもらって、自分でものを買ったり食べたりしないとだめだよ、ってこと。」
「大人の社会!」
「働くって、アルバイトとか?」
「フリーマーケットも働いてお金をもらえるね。」
「働かないと、お金もらえなくて、死んじゃうかも。」
導こうとしなくても、このテーマ名だけで導入できてしまいました。
「そう、働かないと食べることはできない。働くとは、動いて人の役に立つこと。
じゃあ、どう動いたらいいのだろう?『人の役に立つ』ってどういうことなのだろう?」
そうすると、子どもたちから、
「家族のために、料理を運んだ」
「スタッフのために、ドアを開けた」
「ママのために、おふろそうじした」
「弟のために、かたづけをした」
などなど、たくさん出てきました。
だけれど、
「家族のために」、「スタッフのために」と、自分の周りにいる知っている人の話しか出てこない……。
子どもたちも書き出したのを見て、実感しているようでした。
そこで、家族や仲間のためだけでなく、
自分の「ちょっと外にいる」人のために動くには何ができるか考えました。
「バスの中で席を譲る」
「警察のために、財布を落とした人のために、財布を拾って交番に届ける」
なるほど。それも人の役に立つかもしれない。
じゃあ、いつもできる、人の役に立つことは何だろう?
2年生が1年生の時にやったテーマ「ありがとうにありがとう」。
その時やったことを2年生はよく覚えていました。
「メールとか、生のことばとか、たまごやきを焼いたりして、『ありがとう』を伝えた!」
「じゃあ、今度は『ありがとう』をもらおうよ!
このテーマのミッションは、外に出て動いて、人の役にたつことをするよ!」
子どもたちは意外とやる気で、
「人の役に立つことをたくさんやったら、テレビにうつるかなー。」
とつぶやく子までいたりして。
こうなると、事前に活動場所をスタッフが探しておくことがあるのですが、
実際に小学1・2年生の子どもたちを手伝いとして受け入れてくださる場所はなかなか見つからず。
そのことを正直に子どもたちに伝えました。
「『ありがとう』をもらうために、働かせてもらえる場所を探したのだけれど、
実は、見つからなかったんだよね……。どういう意味かわかる?」
子どもたちはシーンとなっていく……。
そんな時に、ある子がポツリ。
「頼られなかったってこと?」
信頼は最初から得られるものではない。
人の役に立つことを積み上げることで得られるもの。
だから、自分たちでできることを一つずつやって、『ありがとう』を積み重ねよう!
そこで、スクール周辺のごみ拾いを始めることにしました。
まず第一回は、体育でよく使っている和田北公園で行いました。
公園に向かう道でも、もちろんごみを拾います。
「ここにも、たばこ(の吸い殻)がある!」
「これって、燃えるごみ?」
「葉っぱの下にもごみがあった!」
「えっ、なんでここに電球があるの……?」
普段通っているところなのに、よく見るとたくさんのごみがあることに子どもたちも驚いているようでした。
ごみ拾いをしていて、「ありがとう」をもらうこともありました!
「背中をポンポンと叩いて、『ご苦労さん』と言われた」
「公園で会った小学生が一緒にごみを拾ってくれて、僕が『ありがとう』と言ってたよ〜」
ごみ拾いの翌日は、ふりかえりです。
活動を記録したビデオを観ながら、
一枚の模造紙を使い、
「行」ったことを「伝」える「行伝(ぎょうでん)シート」を作っていきます。
ふりかえりの観点は、5つ。
「動」(これをしたよ!)、「不動」(これはできていなかったなぁ)
「良」(これはよかった!)、「改」(こうすればよかったなぁ)、
「恩」(ありがとうをもらった!)
「ガラスを拾った」
「たばこをたくさん拾った」
などなど、「動」はたくさん出てくるのですが、
「不動」・「良」・「改」はなかなか出て来ません。
これから、ふりかえりを積み重ねることで、
「行伝シート」の内容がどう変化するか楽しみです。
ごみ拾いの後、
「集めたごみ、どうする?」
という話になりました。
「じゃあ、収集所に持っていくのは?」
とある子からのアイデア。
なるほど。よし実行しよう!
来週は、杉並区の清掃事務所にごみを持っていくことにしました。
もちろん、その道中は歩きながらごみ拾いです!
EN
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[5年生]
一週目は現場へと赴き、裁判を傍聴しました。
しかし、一番見ておきたかった判決の傍聴を
果たせなかった子たちがいたので、
再度足を運びました。
「被告に懲役1年6月を・・・」
と裁判長が判決を言い渡し、
詳細の説明を始めると、
一人の男の子が
「エッ!」
といった表情でこちらに顔を向け、
ジェスチャーで何かを伝えようとしてきた。
閉廷後、彼は少し興奮しながら、
「うちのマンションの下だよ!!」
と教えてくれた。
何と彼は、自分の住んでいるマンションの
すぐ下で起こっていた詐欺事件の判決を
傍聴することになったのである。
まさに、奇遇としか言いようがない。
おそらく、こういったことが
子供たちの探究心をくすぐることに
なるのであろう。
今週はさらに、
裁判で一つの役割を演じる法律の専門家、
弁護士さんにお話をうかがうべく、
法律事務所へと出かけました。
訪問に先立ち、あらかじめ課題が
弁護士さんから子供たちに、
与えられていました。
それは、放火の事例を題材に
『有罪・無罪の判断、有罪ならば量刑とその理由を述べよ。』
というものであった。
子供たちは、それぞれ今ある知識を駆使し、
考えぬいた見解を携えて法律事務所へ。
挨拶をすませ、早速本題へ。
子供たちの考えてきた判断を、
一つずつホワイトボードへ書き写す。
それを元に弁護士さんが、
質問を交えながら、解説をすすめる。
刑事と民事、懲役、執行猶予、検事・検察
といった用語の意味について、子供たちは
端的に説明できないものの、実際に法廷で
耳にしたり目にしているので、大筋をつかめている。
それを、弁護士さんがうまくフォローしてくれる。
そんな流れの中、
「法律に書いてないことをしても罪になると思う?」
という質問が投げかれられる。
子どもたちの意見は
「書いてないことは、やっても処罰されない。」
「書いてなくても、考慮されるべきこともあるのでは?」
「法律がすべてではない。」
「書いてなくても処罰の必要な場合がある。」
と分かれる。
そこで、弁護士さんは「今の日本では、」
と断りをいれてから、
「法律に書かれていない事はしても罪にならない。」
と説明してくれた。
さらに、これを
『罪刑法定主義』と呼び、
『罪』だけでなく、処罰のための『刑』の重さも、
法律で定められていることを教えてくれました。
「ただし、法律は『絶対』というものではない。」
ということにも言及していただきました。
子供たちは、2時間ほどの講義を終え、
裁判での判断は、まず法律に基づく
ということを理解できたようです。
最後に弁護士さんから、
二つ目の課題をいただきました。
子供たちは、さらに判断の難しい問題と
向き合うことになります。
さて、どのくらい頭を悩ますことができるのか
楽しみです。
TY
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[3・4年生]
今週はどのように人々の役に立つことができるでしょうか?
近くのディサービスを行っている福祉施設にお手伝いにお伺いすることになりました。
子どもたちにそのことを伝えると、「やったぁ」と嬉しそう。
そのような施設にいったことあるという子どもは、「いったことあるよ。わりと得意だ」
と自信ありげでした。
明日訪れるところはどういうところなんだろう?ということで
明日のことに関してオリエンテーション。
その施設の資料を読んでどういうことを行っているのかを勉強しました。
そこでは、人生の先輩たちが、食事をしたり、レクレーションをしたり、リハビリをしたりして過ごしています。
そこでできることとして、昼休みにお話をさせていただくこととレクリエーションのお手伝いをさせていただけることになりました。
どういうことを心得で行かなければいけないだろう?
ボランティアに臨むために、自分たちでどのようなことに気をつけなければいけないのかを考えました。
「頭に入れておかなければいけない心得とはなんだろう?」と問うと
「何度でもこたえないといけない」
「優しさを持つ」
「わらう」
「ほめる」
自分なりの考えがポンポン出てきました。
それは何か役に立ちたいという気持ちの現れでした。
しかし、実際に自分でやるということはとても難しいものです。
そこが今回の大きな課題です。
話し合いを重ねていると、『楽しませる』ということがキーワードとしてあがってしきました。
優しさといった点では、自分もなるかもしれないからやさしくした方が良いと、言う発言があり、みんな納得という感じでうなづいていました。
しかし、頭では分かっていて口では言えても、意味がありません。
人間関係を築いていくスキルは、場を踏んでいくしか、身につけられません。
実践あるのみです。
今回の彼らの課題としては、自分達が今後もやらせてもらえるのかということ。
役に立てなかったり、邪魔になったり、利用者さんに嫌われたりしたら、続けられません。
必要とされないと続けられないのです。
1日目、元気よく挨拶すると、とてもあたたかく向かいいれてくれて、
早速自己紹介。
緊張した面持ちでしたが、はっきりと伝えることができました。
テーマ発表などで人前で話すことに関しては、何回も経験している子どもたち。
その経験を生かすことができました。
まずは、お話タイム。
「かわいいね」
「どこから来たの?」
ご年配の方々が話しかけてくれました。
その中で、話の中心になり話を弾ませることができた子、懸命に話を聞き頷いている子、。
しかし、利用者の方は、子どもたちを見ていることがとても楽しそうな様子でした。
レクレーションのお手伝いをした際には、
自分からイスを運ぶのを手伝ったり、「頑張れ」と言って積極的に応援したりと、
自分たちで気づいた点を自ら動く場面も見られました。
次の日にはある子は、
「将棋って、できませんか?」
すると
「私はできないけれども、あの人はプロだよ」
と教えてくれて、一緒にやる場面も見られました。
喜んでくれるために考えるということは、
その中でも自分も楽しいものを探していました。
子どもの元気、無邪気さを感じ、とても楽しいひとときを過ごせたということで、
「また来てね」
「来てほしいね」
「明日も来るんでしょ」
バイバイと手を振ってくれた方もしらっしゃいました。
とても嬉しい言葉で、子どもたちは嬉しそうに話してくれました。
その後の振り返りでは、
「自分も楽しめた」
「いっぱいお話ができた」
しかし、課題としても、改良点が上がってきました。
「もっとお話ができるようにしたい」
「何かお話以外でもできることがあってもよい」
自分たちでは、頑張ったという充実感はあったようですが、
それを続けていくとどのような変化が出てくるのでしょうか?
さて来週もボランティアの実践の日々は続きます。
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TK
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[1・2年生]
「働かざるもの食うべからず」第二週。
先週集めたごみを、清掃事務所に届けるところから一週間が始まりました。
届けるために、「バスで行くの?」という子どもの声。
そこにすかさず、「“働かざるもの食うべからず”だから、お金かけてバスには乗れないんじゃない?」と他の子の意見が出てきて、みんな納得。
そして、歩いて届けることになりました!
場所は杉並清掃事務所方南支所。
もちろん、向かう途中もごみ拾いです!
スクールを出発して、環状七号線沿いを歩きます。
子どもたちは、道中頑張って取り組んでいました。
長い距離、そして大通り沿いを歩いていると、
たばこ・缶・ガラス・食べ物の袋・服・傘・靴などなど、本当に様々なごみに出会います。
「川の近くにツナ缶がある!」
「これも、缶の中にまだ飲み物が入っているよ!」
「かっぱえびせんの中身も一緒に落ちてる!」
「(ごみが入っている)袋が重くなってきたよ~」
雨が降る中、3kmほどの距離、およそ3時間歩いたので、
子どもたちはヘトヘトになっていたようで、
「あと、何メートル?……えー、いつになったら着くの……?」
と何度も言う子もいました。
“ありがとう”もたくさんもらうことができました!
「今、“ありがとう”もらうの7ポイント(7回目)になった!」
そして、なんとか清掃事務所にたどり着きました!
そこには、職員の方が子どもたちの拾ったごみを預かってくださいました。
事務所の地下には集められたごみがたくさんあって、ごみ収集車が何台も集まっていました。
そのごみがこれから高井戸のごみ処理場に運ばれることなどもお聞きすることができました。
「動」いたら、ふりかえりです。
行伝シートには前回よりもアイデアがたくさん出てきました!
「動」(何をしたか)に関しては、見つけたものがどんどん出てきて、
シートの範囲をはみ出るほどになりました。
広い場所だと、見えるのにとれなかったごみもたくさんあったようでした。
「不動」(何が動けなかったか)においては、
「網の中にあった缶がとれなかった」
「小さい公園の脇にたくさんのごみが落ちていたけどとることができなかった」
などの意見がでてきました。
来週は、年内最後の週。
ごみ拾いのふりかえりをするとともに、
「“人の役に立つ”ためには、“ありがとう”をもらうだけでいいのか?」
「“どう動く”ことが“人の役に立つ”ことなのか?」
と、来年以降の自分の“動き”について考える時間をつくりたいと思います。
EN
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□□□ ミラクル・ハイパーステージのご案内 □□□
東京コミュニティスクール(TCS)では、
ミラクル・ハイパーステージを開催いたします。
これは、日頃積み重ねてきた習得技能等をステージで披露するTCS“文化”祭です。
子どもだけでなく、スタッフや保護者たちも参加して、皆で作りあげています。
一般の方の見学も可能です。
ご希望の方はご連絡ください。
子どもたちによる熱いステージに、ぜひ足をお運びください!
【日時】 12月18日(土)14~16時 (変更の可能性あり)
【場所】 方南会館 ホール
(東京メトロ丸の内線「方南町」駅 徒歩5分)
地図はこちら
<お問合せ>
東京コミュニティスクール(担当:若林)
Tel:03-3313-8717
E-mail:school@tokyocs.org
※迷惑メール防止のため、「@」を全角にしております。お手数ですが、半角に変更してから送信してください。
東京コミュニティスクール2010年度冬休み課題図書をUPしました。
ご購入の際はこちらからどうぞ。
2010年度冬休み課題図書
[6年生]
「やっぱりみんなでやりたいな」[5年生]
先週、弁護士さんを訪ね
『罪と刑罰は法律に定められている。』
ことを教えてもらいました。
そして、それぞれの刑罰には幅があることも
知りました。
『現住建造物等放火罪』を例にとれば、
最も軽いものは懲役5年、最も重いものは
死刑となっているのです。
同じ罪状でも、実際には判決に軽重の違いが生じます。
それは、採用される判断材料がそれぞれ異なるからです。
言い換えれば、量刑と採用される判断材料の間には
密接な関係があるということ。
子どもたちが弁護士さんから、
最初に与えられた課題は、
この点を考えるためのものでした。
「前科があると刑が重くなると思う。」
「死傷者が出なかったので重くはならないのでは。」
といった発言が子どもから出ていたので、
どうやら、最初のステップはクリアーできたようです。
後は、量刑を左右する材料には
どんな事があるのかを探ることになります。
今週はまた、事件発生から判決までの
全体の流れを一度整理してみました。
子どもたちが気づき始めていた
警察と検察との役割の違いについて、
事件の送致までが警察の仕事、
起訴(公訴提起)からは検察
とはっきりと区別ができるようになりました。
実は、今回の訪問で弁護士さんから
二つ目の課題をいただきました。
初回は、量刑の判断についてでした。
これは、被告が罪を認めているケース。
検察はできるだけ厳しい処罰を。
被告と弁護人は可能な限り軽い刑を。
両者が争うのは、刑罰の軽重ということになる。
それに対し今回は、『被告が罪を犯したか否か』
を判断するという課題が与えられました。
渡された資料の、一つ一つの文を
みんなで一緒に何度も読んでみました。
そして、事実と事実でなさそうなことを
分ける作業もみんなで進めてみました。
授業で行ったのはそこまで。
目撃者の証言の信憑性や、
示された条件の整合性などは
各自一人一人で考え、
判断することとなる。
年明け早々に、再び弁護士さんを訪ねます。
有罪であれば、量刑の判断も必要。
それぞれの子どもたちが、
どのような判決を下したのか、その根拠は?
そして、それに対し、弁護士さんがどのような評価を
してくれるのか楽しみです。
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[3・4年生]
今回のテーマは、『人の役に立つこと』
こればかりは、すぐに客観的な視野を持って人が思っていることを
感知して行動することなんてできません。
一朝一夕ではなく、何よりも動いてみること、経験するが大切。
今週もボランティアの日々が続きます。
しかし、ボランティアをできるところがありません。
そこで、自分たちが役に立てることを考え、やることにしました。
「ゴミ拾いをしたい」
1・2年生の子どもが懸命にゴミ拾いをしている姿を見ているので、
このような発想が出てきました。
何の役に立つのだろうか?ということを考えると、
以前に公園の奥の方が汚かったのを覚えていたらしく、ずっと放置されたままになっていたので、
誰もやらないところをすると役に立つだろうということでした。
「早くやろうと」とやる気満々。
早速1・2年生に道具を借りて開始しました。
道すがら多くのゴミを拾いながら歩き、公園では2組に分かれて、
隅から隅まで徹底的に拾っていきました。
「汚い!」「くさいから嫌だ!」という声は全く聞こえず、一心不乱に
ゴミ拾いを行っていました。
公園の奥の方には、たくさんの放置されたゴミが転がっていました。
「ゴミがでかくて入らない」
それでも何とか持って帰ろうとみんなで分担して帰りました。
「ゴミ拾い?えらいねぇ。ご苦労様ね」と言われました。
頑張っただけに嬉しいものです。
ゴミ袋に3袋一杯分にもなり、いっぱい拾えて役に立ったと充実感を感じているようでした。
しかし、下級生に借りた道具が足りないことに気づきました。、
このままでは役に立つどころか、下級生にとっては迷惑になってしまう・・・
みんなで
30分くらいかけて捜索をし、結局は見つかったのでことなきを得ました。
自分たちの行動からきちんとしないと迷惑がかかってしまうという可能性があり、
ボランティアでするにも行動には責任がともなうことを学びました。
ゴミ拾いは、初めてということで新鮮さがあったことが大きいと考えられますが、
とてもモチベーションも高く行うことができました。
さて、
次の日には、一度行ったボランティアの救世軍ブース記念の綿布切りをしました。
一度経験しているので、現場に着いたら、早速作業開始。
一度経験していることもあり、てきぱきした動きはとても感心させられました。
それぞれに前回の経験を生かして、
「こうしたら効率よくできる」
「綿布を片付けるときには投げない」
というように反省を生かして、行うことができたようでした。
前回の綿布切りよりは多くの布を切ることができ、
担当の方も感心していました。
しかし、少し集中力を欠く場面もあり、話に一瞬夢中になり、
手を止めてしまうものや
「まだこんな時間」
「何か時間が長く感じた」
という発言も聞こえました。
2回目ということで新鮮さも薄れていくことは当然のこと。
そこで、どうしていくかが問われてきます。
長く続けるコツでもあるのかもしれません。
腕は上がっているものの、確実に新鮮さが薄れて行くことにより、
何かが違ってきていることを感じました。
それは自分の内面の問題であるので、そこが課題として上がってきました。
今回の反省ですが、自分自身で振り返る自己評価を行うことにしました。
自分をどこまで客観的に見ることができるかということも、学びということで
宿題でやってくることにしました。
『継続は力なり』
さらに経験を活かし、今後もボランティアの実践の日々は続きます。
TK
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[1・2年生]
テーマ「働かざるもの食うべからず」第三週。
年内最後の週を迎えました。
今週は、先週行ったごみ拾いのふりかえりから始まりました。
ごみ拾い先は、スクールの目の前にあり、
いつも子どもたちが鬼ごっこなどをして遊んでいる蚕糸の森公園。
ここでは、管理事務所の方と公園内をまわりながら一緒にごみ拾いをさせていただきました。
一緒に動くだけでなく、
公園の歴史・役割やルール、どんな施設があるのかなどお話を聞いたりすることで、
気持ちよく利用できるために職員の方がどんなお仕事をしているのか知ることができました。
「自転車に乗ったまま公園内を通ってはいけない。」
というルールを知って、そのルールを守っていない人を見つけて注意したり、
公園内で時計を見つけて、ごみとするのではなく
「これは落し物だろうか?」と悩んで公園の管理事務所に届けるなど、
ごみ拾いを超えて、誰かの役に立とうとする姿勢が見られました。
ふりかえりでは、いつもの観点に加えて、「知」(知ったこと)も含めてみると、
「(蚕糸の森公園は)みんなが避難する場所。」
「だから、燃えにくい木を植えている。」
「(貯めている)飲み水が、1500㎥あった。」
「落ち葉は自然に生きるから、(ごみとして)拾わなくていい。」
「えさが腐って水がにごるから、鴨にえさをあげてはいけない。」
と、どんどん出てきます。
職員さんの話をよく聞いていたことが分かります。
ビデオでは、撮り方をちょっと変えて、
少し下がったところで傍観するようにしてみました。
そうして子どもの全身が見えることと、ビデオを見ることに子どもたちが慣れてきたこともあり、
「良」(よかったこと)・「改」(改善点)が以前より意見が出てくるようになりました。
「良」では、
「(離れていた)○○くんを呼んだ!」
「公園からスクールに戻る間もごみ拾いをした。」
「ごみの分別ができているかどうか、確認した。」
「改」では、
「トングを上に向けていた。」
「みんなから離れないようにした方がよい。」
「ごみを拾うために遊具の上にのぼるのは良いが、すべり台で降りるのは遊ぶことになると思う。」
などの意見が出ました。
そうして、行伝シートができました。
(クリックすると、拡大したものを見ることができます。)
スタッフから見ると、
「小さなごみにも気付いて拾っていた」
「あいさつができていた」
など、もっと「良」があったかなと思う一方、
「改」に関しては、
“自”分の動きからふりかえるというよりも、“他”人の動きから発見することの方が多いかなと感じました。
これまでにできた行伝シートは3枚。
見比べてみると、
「“良”と“改”が増えた!」
「拾ったごみの量が、増えたり減ったりしたときがあった。」
「ガラスに気をつけるようになった。」
など、変化に気付いた子どもたち。
ふりかえる視点を増やしてきたところなので、
今後は“自”分の動きからもふりかえれるようになって、行伝シートを充実したものにしていこうね!
来年は一発目から新たな場所でのごみ拾いです!
「もし頑張って、“動”いていたら、誰かから依頼が来るかもしれないよ。」
という話に、子どもたちは大はりきり!
さぁ、どんな“動”きを見せてくれるのか楽しみです。
EN
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