[1・2年生]
「働かざるもの食うべからず」第二週。
先週集めたごみを、清掃事務所に届けるところから一週間が始まりました。
届けるために、「バスで行くの?」という子どもの声。
そこにすかさず、「“働かざるもの食うべからず”だから、お金かけてバスには乗れないんじゃない?」と他の子の意見が出てきて、みんな納得。
そして、歩いて届けることになりました!
場所は杉並清掃事務所方南支所。
もちろん、向かう途中もごみ拾いです!
スクールを出発して、環状七号線沿いを歩きます。
子どもたちは、道中頑張って取り組んでいました。
長い距離、そして大通り沿いを歩いていると、
たばこ・缶・ガラス・食べ物の袋・服・傘・靴などなど、本当に様々なごみに出会います。
「川の近くにツナ缶がある!」
「これも、缶の中にまだ飲み物が入っているよ!」
「かっぱえびせんの中身も一緒に落ちてる!」
「(ごみが入っている)袋が重くなってきたよ~」
雨が降る中、3kmほどの距離、およそ3時間歩いたので、
子どもたちはヘトヘトになっていたようで、
「あと、何メートル?……えー、いつになったら着くの……?」
と何度も言う子もいました。
“ありがとう”もたくさんもらうことができました!
「今、“ありがとう”もらうの7ポイント(7回目)になった!」
そして、なんとか清掃事務所にたどり着きました!
そこには、職員の方が子どもたちの拾ったごみを預かってくださいました。
事務所の地下には集められたごみがたくさんあって、ごみ収集車が何台も集まっていました。
そのごみがこれから高井戸のごみ処理場に運ばれることなどもお聞きすることができました。
「動」いたら、ふりかえりです。
行伝シートには前回よりもアイデアがたくさん出てきました!
「動」(何をしたか)に関しては、見つけたものがどんどん出てきて、
シートの範囲をはみ出るほどになりました。
広い場所だと、見えるのにとれなかったごみもたくさんあったようでした。
「不動」(何が動けなかったか)においては、
「網の中にあった缶がとれなかった」
「小さい公園の脇にたくさんのごみが落ちていたけどとることができなかった」
などの意見がでてきました。
来週は、年内最後の週。
ごみ拾いのふりかえりをするとともに、
「“人の役に立つ”ためには、“ありがとう”をもらうだけでいいのか?」
「“どう動く”ことが“人の役に立つ”ことなのか?」
と、来年以降の自分の“動き”について考える時間をつくりたいと思います。
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※TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。