「植物が育つためには水が大切」ということで、
どれくらい土が水を保持することが出来るか実験の続きです。
実際に同じ重さの水を入れて観察していると、
「どろどろになった」
「こっちは水を吸うのが早い」
「これは水を吸うのが遅い」
など土によって違うことが判明しました。
重さがどれくらい増したかによって、分かったこと気づいたことを考えていきました。
やはり、畑の土が保水力があることが分かり、植物にはよさそうなことが分かりました。
しかし、「土がなくても育てられるのでは?」という疑問はまだ残ったままです。
そこで、これまで疑問に上がってきたことを専門家に聞くために、
東京農業大学の土壌学を研究されている後藤逸男先生を訪れました。
研究室にあたたかく向かいいれてくださったので、早速、質問をしました。
「砂と土は何が違うのですか?」
すると、『同じだよ』と意外な答えが返ってきました。
土というのは、“砂” “粘土” “腐植物”からできていることを知りました。
世界のいろいろな土を見せてくださいました。
「場所によってぜんぜん違うんだぁ」
「どういう土がよい土なのですか?」
『君達は植物が育つには何が必要かわかるかな?』
すぐに「日光」「水」「栄養」と以前に考えたので出てきます。
他が出てこなかったところで
『「空気」「熱」は発芽に必要なんだよ』と教えてくださいました。
『じゃあ、土は必要ないのではないかな?』
「そうだよ、スポンジとかに含ませればいいんだ!」と意見。
土がなかったことを考えたときに、どうなるかという質問をされ、
今までの実験より感じたことを意見します。
すると、これらのことが分かってきました。
土の役割とは、
①根をはらせ、植物を支える役目がある
②養分の貯金箱的な役割
③物を分解する力がある
④水と空気を含み、植物はそれを同時に吸える
『これらのことを一度にできるのは、土だけなんだよ』
とても分かりやすく説明してくださいました。
そして、土が15cmできるにはなんと、1世紀もかかるということを聞いて、
「土がなかったら大変だ」という声が聞こえました。
後藤先生ありがとうございました。
次の日には、お聞きしたことを確認しまとめました。
今までの疑問を持って実験をしてきたことに関して、
この日は後藤先生からアドバイスを受けた土の分解実験を試みました。
そして、夏休みの課題図書でも学んだミミズについて観察箱を作り観察していきます。
このテーマの探求領域は「共存共生」
来週は、いかに、生物が共存共生するために、土の素晴らしさを伝えるかを考えていきます。
TK
今週は、疑問を検証するために実験 実験また実験です!
まず、最初は「石灰岩は削れやすく、チャートは硬い。
だから石灰岩は下流にはなく、チャートは下流にもある。」
という仮説を検証するための実験です。
実験1:「石灰岩とチャートの硬さ・割れ方について調べる」
方法①石灰岩とチャートを釘で引っかく。
「石灰岩は傷がつくよ!」と見せてくれました。
石灰岩は傷がつくが、チャートには傷がつきません。
方法②ハンマーで叩いて割れるか調べる。
破片が飛ぶと危ないのでゴーグルを付けて、軍手をしていざ実験!
ガンガンガン!!子ども達が交代で石を叩きます。
すると、石灰岩はこのように粉々に割れてしまいました。
チャートは中々割れずに、やっと割れてもパキン!
と鋭く割れることがわかりました。
この実験から子どもは、
・チャートを叩くときに煙のようなにおいがする。
・チョークみたいに文字がかける。
・チャートを叩くと火花が散る。
という事に気づき、新たな疑問もわきました。
?1:石灰岩の中ってなんで黒いの?
?2:チャートってなんで色んな色があるの?違うものなの?
今度はこの疑問を解決するために
「石灰岩とチャートが何からできているのか」を
学ぶ事にしました。
石灰岩は炭酸カルシウムを主な成分とする堆積岩で、
フズリナ・ウミユリ・珊瑚などの死骸からできています。
チャートは二酸化珪素からなる堆積岩で、色の違いは不純物が入っているため。
放散虫の死骸が集まってできたもの。
子ども達はお気に入りの2つの石が虫の死骸だと知ってビックリ!!
不思議そうに石を眺め、新たな疑問が出てきました。
「なんで海の底でできた石が多摩川にあるんだろう?」
「ほんとだぁ!なんでだ?」
すごくいい疑問がでてきました。
この疑問についてはもう少し子ども達に考えておいてもらうことにしました。
さて、石灰岩の主な成分の炭酸カルシウムは酸に弱いらしいが本当か?
実験2:「塩酸で石灰岩を溶かす」
石灰岩とそうでない石を塩酸に入れるとどうなるか実験しました。
石灰岩を入れると、すぐに泡がボコボコでてきてアッいう間に
真っ黒になってしまいました。
チャート・砂岩・泥岩・閃緑岩を入れてみましたが全く変化がありませんでした。
子ども達は炭酸カルシウムの凄さに驚いていました。
続いては、実験3:「石がぶつかって小さくなる様子を調べる」ために
缶の中にレンガを入れ、3000回振ってみることにしました。
レンガに番号を振って、計測をしました。
200回振るごとに計測をしてどう変化するか調べます。
計測するごとに少しずつ石が変化していき、子ども達も大興奮!
「すごいよ!小さくなってる」「4番はかけちゃったよ!」
そしてこれがその結果です。
石が小さく丸くなっているのがわかるでしょうか?
コレには子ども達もおおはしゃぎ!
さぁ来週は、海にあった石がなぜ多摩川にあるのか?
このテーマのクライマックスに突入です!
果たして子ども達はどう考えてくれたのでしょうか??
LM
先週、葉脈は根っこから水や養分を吸い上げる
役割があることを実験で体験的に知った1年生達。
「では、葉っぱは何のためにあるんだろう?」
「うーーーん、なんか無いと不自然。」
「じゃあ、植物は食べ物を食べてないのにどうして生きていけるの?」
「葉っぱがないとそれがついてる枝も、幹も、ねっこも腐っちゃう!」
子ども達は、なんとなく葉っぱが大切なんだろうなと感じています。
そこで、葉っぱが葉脈から運んできた水と、二酸化炭素を材料に、
日光の力を借りて栄養を自分自身で作り出しているという話を聞き、
さらに葉っぱの大切さを実感しました。
植物が作り出した栄養を食べて動物は生きている。
「植物がなかったら、肉ばっか食べてメタボになっちゃう。」
「そうだよね、でも肉になる動物も植物を食べて生きているからね。」
登山で拾ってきた
この栗とドングリも
葉っぱ工場で作られた栄養が
たまった物。
「植物は地球にとって大切だと思った。」
「いつも食べてる物が植物が作った栄養だと知ってビックリ!」
1年生達の感想です。
今週は、植物についての本も読みました。
今まで実際に接してきた植物の更なる情報を本で得てから
いつものように「葉んてぃんぐ」に出かけると、更に感動も増します。
「あーー!これ、本のと一緒!!
虫が葉脈だけ残して
葉っぱを食べてる。」
めくって見ると、いましたいました青虫が。
葉脈は硬く丈夫に出来ていることが実感できました。
それから・・・
「アオギリは
ほんとに青いよ!!」
木の名前にも
意味があってつけられていること
も実感しました。
それからヤマグワの葉っぱも、
コウゾと同じで一つの木の中に
色々な形の葉っぱがある。
「コウゾと同じだね。」「うん。」
1年生同士の会話も聞かれました。
ここまで詳しく木の名前などについて知っている1年生も
そうはいないでしょう。毎回、「葉っぱカルタ」をしていますが、
どれだけ識別できるようになるか、楽しみです。
YT
先週から作ってきたミミズの飼育箱が完成しました。
アースワーム、アースドラゴンという言葉でも表現されるミミズ。
今後、観察していきます。
いよいよテーマ発表会に向けて、2週間。
土について探究してきたことから、自分達の伝えたいことを明確にしていきます。
「へぇ~、なるほどそういうことか」
「土って大切なんだ」
聞く人の心を動かすことをミッションとして、発表についてまとめ考えていきます。
「土のでき方について伝えたい」
「土の違いによって、本当に植物の育ち方が違うのかな?調べてみたい」
「土の中の生きものについて調べて伝えよう」
それぞれが違う視点から考えました。
早速、自分達が興味を持ったことに関して、深く追究していきます。
文献やインターネットで調べる子もいれば、実験を進めていく子、
そして、分かったことをまとめていく子とさまざまです。
ある子は、土の中の生きものについて調べるために、土を取ってきてどんな
生き物がいるかをひたすらに調べていました。
そこから、生きものがいる、いないで果たして
植物の育ちの違いがどれくらい出るのか
実験していきます。
土のでき方について、砂を実際に作ってみようということで、石を拾ってきてたたいてみました。
しかし、崩すことができません。
そこで、文献を読んでみると、ゆっくりとした時間の中で風化することで細かくなることが分かりました。
土ができるのにはとてつもない時間がかかり、自然が作り出していくことを実感していきました。
植物の育ち方を研究する子は、土により植物の育ち方にどのような違いが出来るのかを実験します。
仮説、予想を立てて、実験し検証するための準備をしました。どのような結果が出るでしょうか?
何でも実際にやってみることが大切。
その結果よりまた、検証していきます。
発表に向けてラストスパートです。
TK
さて今週はいよいよクライマックスです!
「なんで海の底でできた石が多摩川にあるんだろう?」
この疑問を解決する時がきました!
子ども達は
「海の底にずっとずっとたくさんたまって、そこが火山みたいに
爆発して海の高さを超えたんじゃないかな?」と予想しました。
そこで・・大陸が移動しているという話をしました。
「大陸が1つだったの!?」
昔の世界地図を見た子ども達はビックリ!
そこでワーグナーの大陸移動説の話をしました。
「ほんとだ!アフリカとアメリカのとこがくっつきそうだ!」
すると昔みん社の時間に話した事を思い出した男の子が
「ヒマラヤは大陸がぶつかって出来たんだよね!」
と発言。
そこで、「地球」という本を読み、地球の中にあるマントルが
活動する事によって、プレートを動かしている事を学びます。
海の底にたまっていた石灰岩・チャートなどの堆積岩が
マントルの流れで引きずりこまれたプレートが
隣のプレートを押し上げて、盛り上がり山となり
その上にたまっていた堆積岩が現れるのです!
子ども達は両手を使ってプレートの動きを再現してみます。
プレートの動きがわかったうえで
多摩川の石のふるさとの奥多摩山のおいたちを
見る事にしました。
「3億年前は日本、海じゃん!!」
「今と逆だ。」「信じられない!!」
こんなに長い時間をかけて海だったところが山になったんだんね。
するとそこで「じゃぁ世界中の石はみんな堆積岩なの?」
という疑問がでたので、日本と北米の岩の種類を比較してみました。
日本が6割堆積岩なのに対して8割火成岩の北米をみて
「大陸の方は火山でできた石が多いんだ!」
「日本は海だったから堆積岩なんだ」
子ども達のなぞが解けたようです。
石1つでそんな事までわかっちゃうなんて
ロマンチックですね。
そのあとは、いよいよ発表に向けて
話す内容をまとめる作業に入りました。
テーマの間まとめてきたポートフォリオを
使ってうまく話せるように、話を組み立てます。
今まで学んできた事を人にうまく伝えることができるのでしょうか?
LM
今週はまず、
今まで一生懸命に集めてきた
葉っぱの押し葉図鑑を
完成させます。
そして、公園に落ちていた「謎の葉っぱ」の名前を調べます。
しらみつぶしに図鑑をめくっていくと・・・・あった、あった!
似ている葉っぱの候補がいくつか上がってきました。
その中で本当に大きさまで図鑑と一緒の物に行き当たりました。
プレートに名前が書いてあれば楽だけど、こうやって調べてやっと名前が分かると
嬉しいし、その葉っぱに親しみがわきます。
さてさて、今まで集めてきた葉っぱたち。
これを見て気付くことは?
「いろんな形がある。」
「色が色々ある。」
「大きさが違う。」
「季節によって色が違う。」
「モミジとノムラモミジみたいに
一緒の仲間がある。」
「似てる葉っぱがいっぱい!」
じゃあ、似ている葉っぱの仲間で分けてみよう!
ということでいよいよ集めた葉っぱを分類することに挑戦です。
「このこたちは『ちくちくくん』。このこたちは『ながまるくん』。」
名前をつけることを楽しみながら分類していきます。
最初は調子よく進んでいた作業ですが、だんだん分類が難しくなり、
手が止まってきました。一度分類した葉っぱを移動させたり、
一つのグループを分けたりと色々やってみます。
こうしながらも名前をまた覚えていきます。
そして・・・やっと分類第一段階が終了!! がんばりました。
来週は更に細かく分類していきましょう。
YT
発表に向けて、自分達で考えをまとめていく作業を先週に引き続き行いました。
先週、土によって植物の育ち方の比較実験をしていた子は、引き続き観察です。
「芽がでているよ」
「砂が多いのは少し元気がないな」
「やっぱり林の土のほうがよいんだな」
ある子は、土の中にどれくらい腐植が含まれているのかを調べるために、
どれだけ燃えるものがあるのかを解明するために実験することにしました。
まずは、砂が多い土を燃やしてみると・・・
乾いていくだけで何も変化せずに、重さも
あまり変わりませんでした。
次に黒い土を加熱してみると・・・
「あっ赤くなった!燃えているよ!」
煙も出てきて、どんどんかさが減っていきました。
重さを測ると、大きく差が出ました。
「こんなに差が出るんだ」
「どういうものが燃えたんだろう?」という疑問が改めて出てきて、
調べ、まとめていました。
土の成り立ちについて調べている子は、土の中に入って
いる粘土を取り出す研究をしていました。
土に水を混ぜて沈殿させます。沈殿させたものを練ってみたりと
いろいろ試行錯誤をしていました。調べていると、
塩を混ぜると比重の関係で取り出しやすいことが分かりました。
塩を入れてみると・・・
「見て見て、何か細かいものが浮いてきたよ」と感動の声。
おもしろい研究が続いていきます。
木曜日には、発表の流れを一つ一つ確認していきました。
土の大切さを自分の研究したことを軸に伝えていきます。
みんな、それぞれの視点を持っていて、個性的な発表になりそうです。
まだまだ、足りないことがあるのでさらに、裏づけをし、テーマ発表で土の大切さを伝えていきます。
TK
今週は、来週に迫ったテーマ発表に向けてまとめの作業です。
今回の発表はポートフォリオを使って今まで学んできた事を
自分の言葉で説明します。
勉強してきたことを2・3年生が自分の言葉で話すというのは
そう簡単なことではありませんがみんな一生懸命に練習をしています。
「塩酸の実験では石灰岩を入れると真っ黒になるのに、
他の石では全然変わらなくて驚きました。」
「私が一番楽しかったのは石を集めた事です。
本当に色んな形や色の石があってすごく楽しかったです」
「3000回振ると、最初は尖っていたのが丸くなって小さくなりました。」
などと、自分の言葉で伝えようと頑張っています。
そしてもうひとつやらなければいけない事があります。
それは、多摩川で集めて来た石で自分だけの
標本箱を作り展示する事です。
そうする事で、テーマが終わったあとも思い出として
とっておいていつでも見れるし、
下の学年が同じテーマをする際の手助けになるからです。
そしてコレが2年生の男の子が作った標本箱です。
とても上手にできました。嬉しそうな顔をしています。
せっかくなので1年生に自慢しに行きました。
「すごーい!」「これなんて石なの?」
「これはチャートだよ」
1年生も興味津々です。
さぁ来週はテーマ発表。
学んできた事をみんなに伝えることはできるかな?
石のロマンチックな面をみんなにわかってもらえるかな?
LM
今週は、とうとう蚕糸の森公園で
あつめた葉っぱの分類を完成させます。
2人で協力して仲間分け作業!!
ずらっと並んだ葉っぱの写真達を前に、
話し合いながら
順調にどんどん分類していきます。
しかし・・・やはり先週末に手が止まってしまった同じところで2人の活気がなくなります。
葉っぱの形に特徴のない、しかし、一番数が多いグループ。
これらをどう分けるかで、行き詰まってしまいます。
そこで、スタッフがお助けに入ります。
「この葉っぱは、『ギザギザグループ』にも入れるし、
『ちっちゃいグループ』にも入れるよ、
『ぼくはどっちに入ったらいいの?』」
「うーーーーん。」
2人とも一生懸命に考えています。
でもやっぱり考えがまとまらない。
「私たち3人を仲間で分けるとしたら、『男と女』『大人と子ども』『長袖着てる人と、半袖着てる人』
って、色々な分け方が出来るでしょ?二人が今、困ってるのは、分け方がごちゃ混ぜになってるからだよ。」
そこで、まずは、2人が着目していた、葉っぱのふちにギザギザがあるか、ないかで二つのグループに分けます。
そこから更に、これまた2人が着目していた葉っぱの大きさによって、大・中・小と分けました。
「『形→葉っぱのふち→大きさ』って、3ステップ方式で分けたね。」と、スタッフが確認すると、
「(自分達が)3ステップ方式で分けてたなんて知らなかった!」と驚きの声が上がります。
一般にどんなわけ方がされているか、いくつか紹介すると、
「ギザギザのことを鋸歯縁(きょしえん)って言うんだ。」
と、さっそく新しい単語も吸収してしまいます。この吸収力にはいつも驚かされます。
次は楽しい楽しい名前付け作業。
それぞれのグループに名前をつけます。
スタッフはしばし席を外し、二人だけで協力して名前会議をし、
その後スタッフにプレゼンするという形を取りました。
さっき学んだ単語をさっそく使って
「うろこ状チーム」なんていう名前も見られます。
ちゃんと時間内に名まえをつけ終わり、
スタッフからの質問にも答える事ができました。
そして、来週のテーマ発表会に向けて模造紙にまとめていきます。
今回のテーマで学んだことをみんなに伝えられるようにがんばろう!
YT
明日(10月23日)は第2回TCSフェスティバルが行われます。
今日は終日準備を行いました。
まずは何をするにもダンボールが必要です!
そんな時うちの子ども達は
近くのお店にダンボールをもらいに行きます。
それではいよいよ準備開始です!!
料理班は買出しからスタートです。
近くのスーパーに行って材料を揃えたあとは
TCSレストランのブース準備です。
女の子が多いので準備は順調!看板も付けて
かわいらしいレストランが出来上がりました。
こちらはお化け屋敷です。
部屋中にダンボールを敷き詰めて
真っ暗にするために頑張っています!
今年は机の下を通るようです。1年生が試しています。
果たして成功するのでしょうか?
こちらは3階の射的とまと当てチームです。
射的チームは壁には大きな魚の絵があり、
天井から的がぶら下がっています。
まと当てチームは景品の折り紙を折ったり
大きな的を作っています。
途中、お弁当タイムは各ブースでいただきました。
なんだかいつもよりおいしく感じちゃうね!!
明日はお客さんたくさん来てくれるといいね!
いよいよテーマ発表会。
さて、みんなの土への思いを伝えることができるでしょうか?
それぞれ自分達の研究してきたことから、土の大切さを伝えていました。
すると
「土は人にとって必要だと思いますか?」
という質問をされました。
「必要だと思います」
「では、なんで必要だと思う?」
「それは・・・」
今まで分かったことを総動員して
自分なりに必要だということを伝えていましたが、
なんで、なんでと切り詰めていくとよく分からなくなってしまったようです。
テーマ発表会の振り返りをしました。
そこでは、それぞれが発表会のときのフィードバックから今後の学びをどうしていこうということを反省しました。
次にテーマ発表にて質問されて答えなられなかったことについてみんなで考えていきます。
『土と人とは関係があるの?』
食物連鎖から考えると、人も食べ物として、野菜やお肉を食べる。野菜は土からの栄養をもらって育つ。
土からの養分をもらった野菜などの植物を動物が食べる。
ひとつひとつ丁寧に見てみると関係があることが分かりました。
連鎖とは生物同士のつながり。
人は果たして、食物連鎖の中に入っているのか?入っていないのか?
今現在は、それぞれの見方があり、どちらの考え方が存在しています。
そして、連鎖のようにぐるぐると回るという考え方もあるが、新しく食物連網という考え方があり、関わりがネット上になっているという考え方もあることを知りました。
どうやら今後も継続して考えていかなければならないようです。
今回の学習で、子どもたちは身近な『土』というものについて深く研究し、偉大さというものを感じ
目を向けられるようになったのではないかと思います。
その後にお礼の手紙をお世話になった武井さんと東京農業大学の後藤さんへ向けて
お礼の手紙を書き感謝の気持ちを伝えました。
TK
いよいよ本日はテーマ発表です。
これまで学んできた事をみんなに伝えます。
今回はポートフォリオを使って、1人ひとり
自分が学んだことを説明します。
テーマ発表前は初めて1人で発表することで
「緊張してきた・・・」と言っていた2年生も
発表が始まると自分の言葉で語り始めます。
多摩川で石の大きさや石灰岩の数の調査をしたこと
「チャートと石灰岩をどうやって見分ければいいの?」
という疑問から始まった実験のこと
そして石ころから見えてきた
壮大な地球のメカニズムのこと
発表のあとは保護者の方からの質問を受け付けます。
3年生にもなると慣れたもので
待ってましたとばかりに質問を受けます。
そして、自分だけの石の標本箱も披露します。
スイーツに見立てて分けた標本箱は大絶賛でした。
みんな よく頑張りました。
スクールに戻ると今度はふりかえりの時間です。
お父さんやお母さんからのコメントを読んで
子ども達は嬉しそうです。頑張ったもんね!
そして子ども達は「今度は火成岩を見つけに行きたい!」
と盛り上がりました。
それというのも標本箱を作っている時謎の石がある事を
思い出し、調べてみると多摩川にはあまりない「デイサイト」という
火成岩だったのです。
相模川には富士山の噴火でできた火成岩が沢山あるらしく
「相模川に行こう!」という事になったのです。
テーマの時間を越えて「調べたい!知りたい!」という
思いを持った子ども達。
今度は違う川に行って比較するのも面白いね!
是非行ってみよう!
玉石混交
まだまだ探究は続きます・・
乞うご期待!!
LM
今回のテーマは、2人とも楽しかったようで、テーマ発表会の前日には、
「このテーマ楽しかったね~。」という言葉が自然に出てきました。2人が楽しかったことは、
「集めた葉っぱの分類を2人で相談してやったこと、それぞれのグループに名前をつけたこと。」
「葉脈実験で、セロリに赤い水をあげ、水の通り道を見たこと。」
さあ、テーマ発表会の日がやってきました。
1年生は1番最初の発表にもかかわらず、
堂々と発表することができました。
ふりかえりでは、まず、発表に関してそれぞれ良くできたことと、
もうちょっとがんばれたことを発表しました。
すると、2人とも、できたこと、改善点をきちんと自分達で分かっていました。
この調子なら、今回の反省点を次につなげていけそうです。
みんなが書いてくれた「ふりかえりシート」を見る時間は、
自分達の学びが認められた喜びを感じつつ、新しい視点を与えてくれる更なる学びの時間です。
そこで、今回やってみた分類以外の視点のアドバイスがあり、
子ども達はさっそく調べに取り掛かりました。最後の最後まで探究!です。
今回集めた葉っぱが「常緑樹」か、「落葉樹」かを調べ、二人が考えたマークを書き込んでいきます。
ちなみに、この名前の隣に書いてあるのが、「常緑樹」のマークと「落葉樹」のマーク。
手分けして調べていくと、二人が分類したグループで、「落葉樹」ばっかりとか、
「常緑樹」ばっかりとかいうものもあります。
自分達で調べて得た、新しい情報に感動して声が上がります。
そして、男の子が好きだといっていた「ヤツデ」は、彼が言っていた通り、
今回収集した「分裂チーム」の中では唯一の「常緑樹」でした。
「常緑樹」はずっと落ちないのが不思議!男の子いわく「最強だ!!」
「落葉樹」は色が変わって次々と落ちていく様を見ているから実感がある!
そんなイメージがある中、意外なものが常緑樹だったりして、楽しく調べることができました。
今までとは違った細かい部分まで葉っぱを見る楽しさ、
そして、分類する楽しさを次へとつなげていって欲しいです。
YT
タイトル:いい仕事してますね。
探究領域:社会寄与
いい仕事とはなんだろう?
いい仕事をするためには、何が必要だろう?
職人とはどのようなものなのか?
実際に職人の方の仕事から学ばせていただき、そこで感じたこと、学んだことを実践します。
今回のお客様は自分達のスクール。椅子の発注を受けて、実際に使うものを作ります。
果たして、手を抜かず相手の気持ちを考えたいい仕事ができるでしょうか?
TK
タイトル:ハローワーク
探究領域:社会寄与
世の中の人たちはみんな何かしらの「仕事」をしています。
世の中にはどんな仕事があるのだろう?
みんな なんで仕事してるんだろう?
みんな なんのために仕事をしてるんだろう?
色んな職種の人にお話を伺い、
人は何のために「働く」のかを考え
自分達が将来「働く」時の助けとしてほしいと思います。
LM
タイトル:サインを受信せよ!
探究領域:意思表現
身の回りにたくさんあるサインやマーク。
何を伝えているのかな?ちゃんと受信できているのか?
それを伝えるためにどんな工夫がされているのか?
色は?形は?文字だけの物はサイン・マークといえるのか?
サイン・マークを集めて、話し合って、最後には自分達でサイン・マークを作ってみたいと思います。
発信する側に回ったとき、何が大切でどんな工夫ができるかな。
YT
新しいテーマが始まりました。
いきなり今回のゴールを伝えます。
「みんなに職人になってもらいます。東京コミュニティスクールから依頼を受けて、
椅子を作ります。納期は、発表会の日です。」
すると、「ええっ!」と驚きの声。
今回のテーマは、椅子作りを通して『いい仕事』を実践していきます。
結果がすべての厳しい世界です。
その後、タイトル「いい仕事してますね。」と伝えると・・・
いい仕事ってなんだ?という声があがり、自分達でまず考えてみました。
「いい仕事?人の役に立つ仕事!」
「信頼できることが大切」「安全なこと」「地球にいいエコロジー」
「人を楽しませる」「すごい技術」
「えっ、でも、安全は関係ないんじゃない、危険な仕事でもいい仕事はあるから」
「人を守るという意味ではありかな?」
いろんな意見が飛び交い、議論しました。
さて、次の日は早速、職人の仕事ぶりを見て、実際に学ぼうということで、
奥多摩にある「注文家具工房エミケン」(http://www.emiken.com)を訪れました。
家具作り職人の佐藤健一さんと奥様があたたかく出迎えてくれました。
「どういうものが職人だと思う?」と質問され、自分達のイメージを伝えていきます。
「無口というイメージ」
「何でも仕事のことは知っている」
「なんかおじいさんのイメージがあった」
「ベテランのイメージ」・・・
子どもたちもメモを取りながら真剣に聞いていました。
職人とはということについて深く話してくれました。
「嫌に思うこともあるけど気持ちの切り替えが大切」
「期限が決められていることがある大切だ」
「家具作りのの世界では段取り八割という言葉があるのだ」
「趣味と仕事ということは大きく違うことは・・・」
職人さんからの体験談からの話はその経験の重さを感じられました。
また、その家具作りにかける熱い思いは、その口調にも感じられました。
その後、工房も見学させていただきました。
実際の図面も見せてくれたり、家具作りの流れを説明してくれたり、木を加工するところも実際に見せてくれました。
集中して行っているその姿から子どもたちも何やら感じているようでした。
今回貴重な体験をさせていただきました。エミケンさんありがとうございました。
次の日、職人になるためにはということをまとめました。
振り返りをしていると、次のことが浮かびあがりました。
職人の教訓
「手を抜かない」・・・たとえ嫌な気持ちも切り替えて仕事に打ち込む
「段取り八割」・・・準備など影では地道な大変な作業があり、それこそが大切
「よい加減」・・・こだわりたいけれど、予算の中で時間の中で最大限にお客さんを満足させる
来週は、下積みあっての職人ということで、木について知り、実際に道具の使い方をマスターするために修行します。
TK
ハロー!ワーク。
世の中にはたくさんの仕事があります。
世の中の人たちはみんな何かしらの仕事をしています。
「みんな なんで仕事してるんだろう?」
「みんな なんのために仕事をしてるんだろう?」
このテーマでは、色んな職種の人にお話を伺い、
人は何のために「働く」のかを考え
自分達が将来「働く」時の助けとしてほしいと思っています。
そんな新しいテーマが始まった今週は
まず「仕事」に対するイメージを聞いてみました。
「生活の中で役に立つこと」「嫌だ」「大変そう」など
どちらかというとマイナスイメージでした。
知っている仕事をあげてもらうと黒板いっぱいになるほど
沢山の仕事を知っていました。
「卸売り業者」「農協の人」など以前テーマで勉強した
お仕事もでてきました。
いっぱい出したなぁ。と満足気な子ども達に
「実は世の中にはも~~っと沢山仕事があるんだよ
みんなが聞いたことないお仕事もあると思うよ」と
1冊の本を渡しました。
「13歳のハローワーク」です。
子ども達からは歓声があがりました。
「すごい!ほんとにいっぱいあるんだ!!」
「この英語のやつ何?MR・・?」
「PAってのもあるよ」
子ども達は楽しそうにページをめくり始めます。
自分達の知らない仕事がこんなに沢山ある事に驚きながらも
楽しくて手が止まらない状態でした。
次の日、「なんで人って仕事するんだろう?」
「しなきゃダメなのかな?」という問いを投げかけ
NHKの「プロフェッショナル」のDVDを見ました。
DVDは、村に1つしかない診療所の医師の話でした。
見る前に医者の仕事って何か聞いてみると、
「人の病気を治す」「薬もくれるよ」ともちろん知ってるよ!
という顔をしていました。
DVDでは、色んな病気の患者さんに対応するために
日々勉強し努力する姿や患者さんと常に話合って
一番に患者さんの事を思って仕事をしている姿がありました。
見終わった後 子ども達にもう一度同じ質問をしてみました。
「医者の仕事って何?」
「治すだけじゃなくて患者さんの事を一番に考えてあげる」
「患者さんと一緒に生きていくこと」
子ども達の中で何かが変わりはじめたようでした。
来週からはいよいよ実際にお話を聞きに行きます。
「働くとは何なのか」「なんのために人は働くのか」
一緒に考えていきたいと思います。
LM
新テーマ、「サインを受信せよ!」
まずは本で数種類のサイン・マークを見ながら話していると・・・
「電車の中で見たよ」「北海道の道路にあった」「同じのが道路にも書いてあったよ」
などなど身近な物だけに子ども達の発言も活発です。
では早速、身の回りのサイン・マークを集めに出かけましょう!
犬も歩けば棒にあたるではありませんが、
スクールから出たとたんに様々なサイン・マークに行き当たります。
「あったよ!」「これこれ!」「見てみて!」と、待っていられず、走り出してしまうくらい、
のりのりでたくさんのサイン・マークを集めることができました。
そして、撮ってきた写真を見ながらこれは、サイン・マークかどうかふり返りました。
すると、意見が分かれたものの内の一つがこれ、
東高円寺駅の階段に貼られている「左側通行」のステッカー。
ある子は、「文字だからマークじゃない」と言いました。
それに対して「マークだ」と引かない子。
どうしてかというと
「これは、車掌さんや運転手さんがみんなで話して
ここに貼った方がいいと思って貼ったから。」
サイン・マークを提示する側の視点に立った意見がはじめて出ました。
いいぞいいぞ!受信するためのアンテナはちゃんと立っています。
話し合いをしながら、3人がそろって「これはマークだ!」と言える物、
一人でも疑問を呈した物、の二つのグループに分けました。
すると、みんなの発言や、それらの写真を見ていくうちにいくつかのキーワードが上がってきました。
「何かを伝えている」「絵」「文字だけ」
3人とも、サイン・マークはみんなに何かを教えたり、伝えたりしている物だと
はっきりと認識し始めています。来週は、サイン・マークの作り手さんとお会いし、
伝えるためにどんな工夫をしているか、何を大切にしているかなどプロの意気込みを伺います。
子ども達の中でまた何かが変化していくのが楽しみです。
おまけ・・・「元気」を表すマークを身体でやってみました!
YT