東京コミュニティスクール-探究型学習が教育の特長-全日制オルタナティブスクール(小学1年生から6年生)

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2013年04月 アーカイブ

2013年04月11日

「Body&Soul」  〜概要〜

タイトル:Body&Soul 

探究領域:万象究理

足が速い人と遅い人の違いって何だろう。

ボールを遠くまで投げることができる人とそうでない人とでは何が違うのだろう。

そもそも、運動神経の良い悪いってどうやって決まるものなんだろう。

みなさんも一度はそのような疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか。

トップアスリートではない一般人の我々であっても、運動器官に関する正しい知識と意識を持ち 行動すれば、運動能力を高めることができるのではないだろうか。

そんな問題意識が今回のテーマの出発点です。

身体にはどんな運動器官があるのだろう?

私たちはどんな仕組みで運動器官を動かしているのだろう?

どうすれば自分の体をうまく動かすことができるのだろう?

そしてどのように自分の身体を動かせばより速く走れたり、遠くへ球を投げることができるのだろう? 

人間のエネルギーを効率よく効果的に運動エネルギーに変換する方法を探究し、実践練習を重ねていきます。

「科学的アプローチを実践し、自己ベストを塗り替えよう!」という掛け声のもと、 子ども達との追究が始まります。



YI

TCS2013年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

「 My Hero Story 」〜概要〜

タイトル:My Hero Story 

探究領域:意思表現

自分の思いを熱く語ることこそこのテーマ学習で目指すことです。そのために、自分の中に伝えたい何かを持てるような「仕掛け」をしました。それが My Hero を見つけることです。

自分にとってのあこがれであり、魅力の塊である My Hero だから、語りたくて、語りたくてうずうずするでしょう。語りたい気持ちを前面に出しつつ、相手の心をゆさぶる工夫として、論理的な構築とはひと味異なる伝達形式である“ストーリー”としてまとめさせることで、新たな「意思表現」の仕方を子どもたちに伝授します。

My Hero の生き方を調べてゆく過程の中で、My Hero の成長・変化や葛藤・苦悩と自分の歩みとを重ね合わせる気持ちが自ずとわいてくるでしょう。その気持ちをしっかりとらえ、ストーリーに盛り込み、これまで気づかなかった自分の夢や希望、考えを明らかにします。こうして、逆境におかれたとき、また、へこたれそうになったときによりどころとなる人生モデルを形成します。

RI

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2013年04月12日

「I am Special,YOU are Special.」~概要~

[1年生]

タイトル:I am special, YOU are Special.
探究領域:自主自律


自分のことって、どのくらい知ってる?
食べ物、色、遊びなどの好みは、すぐに出てきても、
性格や特徴となると、意外に気付いていないことって多いかも?!

このテーマ学習では、自分のことだけど、知らなかった自分を発見したり、
なんとなく感じていて頭の中でモヤモヤしていることを繋げ、表現したりしていきます。
それも、一人ではなく、仲間と一緒に。

「自分を様々な視点から観察する。」この見方を体得し、自分も友達も
一人ひとり違った、誰一人として同じ人はいない、かけがえのない存在であることに
気が付いていけることを目指していきます。

1年生は初めてのテーマ学習。
自分を大切にし、友達を大切にする第一歩を踏み出します。



AN

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「我感じる、ゆえに我あり」~概要~

[2年生]

タイトル:我感じる、ゆえに我あり
探究領域:自主自律

見る・触る・聴く・嗅ぐ・味わう。
普段あまり意識することのない五感。

では、我々は日常生活において、その五感を使って身の回りの重要
な情報を感知できているでしょうか。

本テーマでは、まず人間の五感にはどんな特徴があるかを知ること
に取り組みます。

五感は日常生活の場面でどう必要になるだろう?

自分たちにもその感覚が備わっていることに気づくことで、次第に
それらをどう使うかに意識が向くことになるでしょう。

子ども達に五感を研ぎ澄まそうとする意識が芽生えてほしい。
今回のテーマにはそんな思いが込められています。

1年間の探究を通じて、見違えるように成長した2年生達とともに
学んでいきたいと思います。

HY

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2013年04月19日

自分について知っていることって、どんなこと?

[1年生]

テーマのタイトルを聞いた子どもたちの反応は、
「Specialって、すごいってこと?」
「Iは、ぼくで、YOUは、、、」とみんなのことを指差す姿。
「ぼくのSpecialは、ぼくの赤ちゃんが泣いたときに、一緒に遊ぶこと。」
「自分のいいところを考えられないけど、人のだったらいえるよ。昨日(公園から)スクール帰るとき
Kくんは、Kちゃんのお弁当を持っていってあげたところはCaringだと思う。」
「わたしは、Sくんが遊びのとき、ゆずってくれたことがすごくうれしかった。」
などなど、
すぐに、自分や友達のSpecialを見つけ始めました。
まだ一週間ほどしか一緒に過ごしていないのに、すでに友達のいいところを見つけているとは!!

さあ、これからもっとたくさんのSpecialを見つけていこう!
そのために必要なことは、データをとったり集めたりして記録に残していくこと。
今週は、自分の知っていること・知らないことを考えてみる、鏡で自分の顔を見て、紙に描いて発見したことを書いていく、身長を測って記録することをやっていきました。

「知っていることは、歌が上手。」
「知らないことは、だれと結婚するかわからない。」
「あっ、こんなところに、ほくろがある!」
「ぼくのまゆげは、よく見るとつながってる。」
また、それぞれの自画像ができあがり、思うことを聞いてみると、
「Hちゃん、すごく似てるね。」
「Tくんの耳(の形)は、いいね。」などなど、書き残せることがたくさんあがりました。
みんな、違った顔をしていることが確認しあえた模様です。

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来週も、どんな自分や友達が発見できるか楽しみです。


AN

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思いきりボールを遠くへ投げてみよう!

[5・6年生]

いよいよ新学期が始まり、テーマ学習第一タームも今週からスタートです。5・6年生はこの「Body&Soul」で身体の動かし方を科学的に知り、実践することができれば運動能力を高めることができるのか?という問いについて探究していきます。

テーマ初日は授業が始まってすぐに「さてと、早速だけど外出するよ。」と言って詳しいことは説明せずに近くの公園へ向かいました。

「ねえ、いきなり外出なんてすごくない?なにが始まるの?」「いいねー。初日から外出か〜。」と予想外の展開に不思議そうな子どもたち。

「さあ、今日はみんなにソフトボール投げをしてもらいます。とにかく思いきり遠くへ投げてね。」

探究前の子どもたちのフォームを記録し、これからの変化を比較していくために各自のフォームをI-padで撮影しました。

3本ずつ撮ったのですが、みんなそれぞれ個性ある(?)フォームで投げています。これは分析しがいがありますね(笑)

助走の仕方や左手の動かし方、足を上げるか上げないかなど子どもたちからその場で疑問が浮かんできます。

昨年の秋の自己記録と比べてより遠くへ飛んでいる子もいれば逆に記録が下がってしまっている子もいます。一体何が問題となっているのでしょうか?

どのように身体を動かせば自分のエネルギーを効果的に運動エネルギーに変えることができるのでしょう? 

まずは子どもたちが疑問に思っている①足の上げ方(高く上げる?低く?それとも上げない?)②助走の仕方(する?しない?サイドステップ?)③ボールの放たれ方(まっすぐ?上?角度は?)④左手はどう使うの?⑤ボールを投げる(手から離す)位置は?⑥準備体操は必要かな?⑦ボールの持ち方 などなどについて各自週末に調べてみて来週はその内容をシェアするところから始めることになりました。

今学期も探究開始です☆

YI

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ヒーローってなんだ?

[3・4年生]

「ヒーローって聞いてどんなことをイメージする」

この問いかけから学びはスタート。いつも通り、まず、子どもたちの先行知識をあぶり出します。最初に浮かび上がってきたのは、やはり、「正義」「強い」という要素。いわゆる典型的なヒーロー像ですな。次に浮かび上がってきたのが、「やさしい」という要素。なるほど、弱気を助け、悪をくじくわけですから、ただ暴力的ではなく、思いやる気持ちもあるということですね。

「でも、完全じゃないよ……」

おっ、だんだん面白い見方が掘り出されてきましたね。完全無欠のヒーローという言葉がありますが、子どもたちのイメージはそれだけではないようです。

「いたずら好きで、普段はけっこうだらしないんだよね」
「そうそう、でもいざというときにはやる」

なるほどね。できない部分・弱点・欠点を持ちながらも、ここは勝負所!というときには、素晴らしい力を発揮して、みんなを助けるということですね。確かにこの要素が「共感」を呼ぶポイントと言えるかもしれません。

「でも、いつもヒーローが勝つというのは疑問……」

漫画やアニメのヒーローの基本は、勧善懲悪で、ギリギリのところで必ずヒーローが勝利して話は終わります。しかし、現実はそう甘くはない。しょせん「架空のお話だよね」という冷めた気持ちも持っているようです。

「普通の人とは違う部分が必ずあるんだよ……」

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本質的なつぶやきが現れ始めました。

「普通の人とヒーローってとどんなところが違うんだろう?」

とたずねてみると、ある子が興味深いことを語ってくれました。

「無敵ということの意味が違うんだよ」

それはどういうことかとさらに語ってもらうと……漫画のキャラクターとかの無敵は、単にいちばん強くて誰にも負けないということ。でも、普通の人とは違うヒーローは、「敵」が「無」いという意味での「無敵」。つまり、どんな人でも受け入れて、自分の方へと巻き込んでゆくことができるから、自分にとっての敵がいないし、敵の方も敵ではなくなって仲間になってくれるというのです。なるほど、それは面白いし、深い。さらにもっと普通の人と違う特徴は、「犠牲」を厭わないということ!という意見まで飛び出してきました。誰かのため、何かのために、お金や命を差し出すことができるというのがスゴ過ぎるというわけです。

「人によってヒーローが誰か違うよね」

そう!そうなんです!本質であり、「核心」となる意見が出てきましたね。今回の学びの目的は、My Hero、つまり人それぞれによって異なる My Hero について徹底的に追究するということなのです。

自分にとってのあこがれの存在……あんなふうになれたらいいなあと思える存在……それがMy Hero です。自分にとってのヒーロー(実在・非実在は問わない。架空のキャラクターでもよい)が、なぜヒーローと言えるのか、そして、自分のこれからの生き方とヒーローの生き方とをどうつなげてゆくか考えるのが今回の学びの目的です。

「ぼくはもう決まってるよ!」

ほとんどの子どもが既に My Hero を心に抱いていました。自分にはない熱さと誠実さを持っている松岡修造。幼い頃からずっと見ていて自分が電車好きになるきっかけとなった鉄道を作り上げた根津嘉一郎。ユーモアと強さを合わせ持っていて実は caring なドラゴンボールの悟空。いたずら好きだけど、ユニークな発明ができるゾロリ。満塁に強く、運動能力の高い巨人の坂本。そして……特別お金持ちではなかったのにアイデアの力で大金持ちになったスティーヴ・ジョブズ。ほお〜、なかなかユニークなラインアップとなりました。

あっという間に、自分がもっと知りたい、調べたいヒーローは決まりましたが、この人たちが自分の生き方にどんなつながりをもつのか追究してゆくのはこれから。ヒーローの生き方探究の旅がスタートしました。

RI

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五感ってなあに?

新年度初めてのテーマ「我感じる、ゆえに我あり」がスタートしま
した!

見る・触る・聴く・嗅ぐ・味わう。
我々は普段どれだけ意識して五感を使っているでしょうか。

本テーマでは、子ども達はまず自分たちに備わっている五感の特徴
を知り、それが生活の場面でどう必要になるかを追究しています。

そこで、まずは人間が8割程度の情報を得ているという「視覚」を
遮断して、外に出かけてみます。

「ぼくの靴どれだ~!!」

靴を左右逆に履いたり、別の子のを履いちゃったり。
時間はかかりましたが、何とか自分の靴を見つけて、やっとのこと
で外に出ました。

この日はうららかな春の陽気が気持ちよい一日。
視覚以外の感覚を使って、いろいろ情報を得ながら、スタッフの手
を借りて歩いていきます。

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近所の公園の敷地に入り、コンクリートの地面から落ち葉のたくさ
ん積もった場所に移動すると、
「おっ、足下に葉っぱがたくさんありそう。フカフカだ〜」
と子ども達。
足の感触でしっかり情報をキャッチしているようです。

そのまま、普段から遊び慣れたコースをずんずん歩いていくと・・

「ん、亀のにおいがするよ。池の近くかも。」
「地面が固いなあ。いつも1200m走で走っているコースかな。」
「あっ、滝の音がする!」
「右の方から葉っぱのにおいがする。」
「道路が近づいてきたんじゃないかな。車の音が大きくなってきたし。」

最初はアイマスクで視覚を奪われ、かなり慎重だった子ども達も、
次第に手や足を使って、自分の周りに何があるかを確認しながら、
ひとりで行動し出します。

蚕糸の森公園をほぼ一周し、無事スクールまで戻ってきて、アイ
マスク体験は終了。
今回の体験で気付いたことを聞いてみると、
「土のにおいや葉っぱのにおいがした。」
「丘をのぼってるか、下ってるか、足の感触でわかったよ。」
「排気ガスのにおいで道路が近いことに気付いた。」
「音を聞けば、車かバイクかわかるよ。バイクはブウォーンって音がするし。」
「道路標識にぶつかっちゃった。」
「最初は怖かったけど、だんだん怖くなくなってきたよ。」
と子ども達。自然にほとんどの感覚について気付いていました。

「目が見えなくても、触ったり、聴いたり、においを嗅いだりし
て、いろいろわかることがあるんだね。」

そこで、スタッフと一緒に「人間の五感」について確認し、アイ
マスクをして色々な物を触って当てっこをしてみました。

photo-4.JPG

最初は順調にスクールの中にあるものを当てていく子ども達。
ただ、人の手や厚紙で作った形の当てっこのあたりからだんだん
怪しくなっていきます。

「意外に難しいなあ・・・」

来週は、別の感覚に触れるとともに、五感の不思議を実感しに
またスクールを飛び出します!

HY

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2013年04月25日

身体をどう動かしたらもっと遠くへ投げられるんだろう?

[5・6年生]

今週は週末のHWで疑問に思っている”ボールの持ち方”や”ボールを投げる位置”や”助走の仕方”について各自リサーチしてきた情報をみんなにシェアするところから始まりました。

「足は高く上げて投げても、上げなくてもどちらでもいいみたい。それよりも右足をふんばることの方が大事なんだって。」「なんでだろう?」「ふんばって体重をのせて身体を弓なりにするんだよ。それで腰をひねって左足に体重を移動して高い位置から投げる。」

こんな感じかな??みんな立ち上がってフォームの練習を始め出す。
「いや、それなんか違うでしょ(笑)」「砲丸投げみたいになってるよー!(笑)」「ステップがぎこちなすぎる!(笑)」

真剣に動いてみてもなかなかうまくはいかず、理論としての情報と実際に身体を動かすことのギャップを感じる子どもたち。

「早く実践練習したい!明日は実践しようね!」「そうだそうだ!」「でももっと理論を知ってから試した方がいいんじゃないの?」と6年生の女の子が言うと「いや、ぼくはすぐに試したい。」とやる気まんまんの様子の5年生。

「私が調べてきたのはボールの持ち方なんだけど、こうやって正しい持ち方をするとコントロールがしやすいんだって。それでね、ひじを肩より高く上げるんだよ。」とボールを握りながらみんなで練習してみることに。

翌日はリサーチ結果も踏まえて再び実践練習。 小雨が気になりましたが、公園に到着すると止んでいました。ラッキー。

いかにボールに力を伝えるかを意識して投球練習開始。それぞれに初回とは違い様々な投げ方を試していきます。

「いいね!大分遠くに飛んだんじゃない?」「いいフォームだけどりきみすぎて下に投げてるよー。もっと上狙った方がいいよ。」「一つ一つの動作がゆっくりすぎじゃない?考え過ぎだよーーー。」「弓なりに身体を使うとやっぱりいいかもー!力が伝わってる気がするー。」「よし。次は右足をもっとふんばってみるぞ。」「助走はこうかな。」

そして最後に投球した6年生のTくんが力強いフォームで投げたボールが18m50cm飛び、今日一番を記録し投球練習終了。
みんな口々に意識しすぎると身体が上手く動かず、一つ一つの動作がつながらないことを語っています。 

資料を読み込みながらコンセントリックとエキセントリック筋活動のバランス、バネのように身体を使うことで身体の力をより効率よく引き出すことができるという理論と実体験でうっすらと感じたものが重なった様子の子どもたち。
来週も理論と実践の探究は続きます。

YI

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2013年04月26日

自分の特徴は?

[1年生]

顔の観察の次は、全身を観察することにしました。
「ぼくの頭の後ろには、ほくろがあるんだ。」
「どれ?」
と、となりの友達が頭の後ろをのぞきこみました。
そう、自分では後ろは見られない。全身を観察するのも難しそう。

そこで、全身が映るようにして、動きや声、後ろ姿を動画撮影することに。
「わたしは、足がこんなに開くよ。」とか
「ほうほう」と面白い声を出したり、
「スピンします。」といって、くるっとまわってみたり、
思い思いに動いている姿を撮っていきました。

その後の鑑賞会では、
「髪の毛がふわっとしている。」
「指先がまっすぐきれい。」
「声がものまねしていておもしろいね。」
といったような発見のほかにも、
「ポケットに手を入れてる!」
「頭をよく掻くね。」
「にこにこしてる。」
「いたたたたたってよく言うよね。」
など、ついしてしまう“くせ”が見えてきました。
自分のことより友達のくせのほうが見つけやすいようです。

でも、「つい、しちゃうことってある?」と、たずねてみると、
自分のしてしまう面白いくせ?がたくさん出てきました。
「デパートにいくと、おもちゃ買って〜って、いつも言っちゃう。」
「いつも、歯ブラシに手を洗うせっけん(ハンドソープ)を間違えてつけちゃう。」
「段ボールをみると、ついアートしたくなっちゃう。」などなど。

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「あー。書くの疲れちゃう。」
「じゃあ、書こうか?」
「いい、自分で書くー。」


今週も、たくさんの発見を記録していきました。

AN

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My Hero の特徴を探れ!

[3・4年生]

My Hero について書かれた本や雑誌を集めること。そして、必要な情報が書かれているページに貼りつける付箋と、重要な情報が書かれている部分に線を引いておくための蛍光ペンを用意すること。これが週末の間にしておいてもらいたいことでした。

「ちゃんと持って来たよ!」

本・付箋・ペンの「三種の神器(?)」を得意げに見せてくれる子がいれば……

「もう読んでるよ!」

自分が心酔しているヒーローに関する本ゆえに、買ってもらって手にした途端、読み始めたと語る子……

「まだ到着してない本もあるんだ!」

スバラシイ!何冊も探し出し、すべて購入し、読みきる気まんまんの子までいます。

どの子も、早くテーマ学習の時間になったらいいなあと待ち構えていたことがありありと伝わってきました。

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「どこに付箋はさむ?」

確かに……なんのために使うのか早く知りたいですよね。この付箋は、きみたちが選んだ My Hero の「特徴」を表しているところにはさみます。その「特徴」とは、3つの Learner Profile です。

1つめは、Risk-takers。2つめは、Reflective。そして3つめは、Open-minded です。

この3つの Learner Profile という観点で、ヒーローをヒーローたらしめている重要な特徴を洗い出そう!という課題を出しました。ただ漠然と、ヒーローにどんな特徴があるのか探れといっても、なんとなく……という選び方しかできません。そこで、自分も目指している Learner profile についてヒーローたちが具体的にどんな姿を示しているのか発見しようというわけです。

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資料を読みつつ、「おっ!ここだ」と思ったらそのページに付箋をはさみ、マーカーで線を引くという作業を行うのですが……その前に、これら3つの Learner Profile を自分たちなりに「定義」しておかなければなりません。そうでないと探したくても探しようがないからです。

「難しいことに挑戦してたら Risk-takers だよね」

おお、いいこと言いますね。そうそう、さすがに Risk-takers はいちばんわかりやすい。でも、もうちょっと考えてみよう……

「難しいことに挑戦してればOK?」

と改めて問い直すと、

難しいことに挑戦して簡単にあきらめない!うまくいかなかったらどうしたらうまくいくかあれこれ考えてみるということではないか!

という意見が出てきました。しかし、うまくいかなかったときにいろいろ工夫して考えてみるっていうのは、Reflective にもつながらないか?という新たな疑問が表れました。Reflective という語は、Caring と並んで、よくスクール内で用いられる Learner Profile です。「ふりかえる」という意味が含まれていることを子どもたちはよくわかっています。話し合いを続けた結果、Risk-takers は「あきらめずにねばり強く挑戦し続けること」そして、Reflective は、あきらめずに工夫するときに、「前の方法を見直したり、自分がどうやっているのか冷静に見つめ、分析し、やり直す姿勢」と考えることになりました。

残った Open-minded は、Reflective であるために必要な態度。つまり、決めつけないでいろいろな可能性を考えるように心を開くことととらえることにしました。

PIC_0273.JPG

さあ、これで待ちに待った作業に入れます。子どもたちは各自、黙々と作業に入りました。

(ここは……Risktakers だから付箋に Ri と書いておこう)
(わあ、Open-minded だなあ。よしここにマーカー)

写真をご覧いただければわかるように、子どもたちはヒーローについて知ることに没頭していました。あっという間に付箋だらけの本……しばらくは資料を読みこんで、情報収集する日々が続きます。

RI

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五感をはたらかせよう!

今週はまず「聴く」の訓練として、近所の公園に「音探し」に出か
けました。

登下校の通り道やフリーの時間の遊び場として、子ども達にとって
も馴染み深いこの公園。
ベンチに座って、耳を澄ましてみると、普段はあまり意識すること
のない音も聞こえてきます。
葉っぱがゆれる音、風の音、鳩の鳴き声、人の足音・・・
中には、アスレチックの近くで子どもがお菓子を食べている音なん
ていう意見も。
結果的に、30種類近くの音を発見することができました!

次に子ども達が挑戦したのは「音の聞き分け」。
自動車のエンジン音を、陸橋の下・公園・教室という異なる場所で
聞いてみて、どんな音の変化があったか、気付いたことや感じたこ
とを言葉にしてもらいました。

青梅街道の車通りの多さは、公園のベンチに座っていても、音とし
て伝わってきて、
「モアーンとした感じで目が回りそうで気持ち悪いよ・・・」
「自分が車に乗っているような気がして、酔った感じがする〜」
と苦悶の表情を浮かべる子ども達。

その一方で、教室に戻り、部屋の中から聞こえる自動車の音には何
とも言えない心地良さが。
同じ音でも、環境によって聴こえ方が違う不思議さを実感しました。


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今週は他に「味わう」の訓練も行いました。
アイマスクをして、鼻をつまんで、いろいろな調味料を味わいます。

事前の質問では、舌に意識を集中させることで、よりはっきりと味
を感じるはずと予想した3人。
ただ、実際に砂糖をなめた際には、
「つぶつぶだから砂糖のはずなんだけど、あんまり味がしない。な
んでだろう???」
と感想を述べる場面も。
そして、目を開けて、鼻をつまんでいる手を離すと「甘い〜」。
味覚と嗅覚と視覚の関係を実感します。


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ふりかえりの中では、料理は見た目やにおいや調理する音で美味し
さが増すことにも改めて気づいた子ども達。

来週も「五感をいつもよりはたらかせること」を意識しながら、ア
クティビティに取り組んでいきたいと思います!

HY

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