今週は、いい仕事をするために、下積みとして修行です。
まずは、実際に木を切ったり、穴をあけたりと木を実際に加工してみて、
木とはどういう性質があるのかということを考えました。
とその前に・・・
先週に訪れた職人の師匠の佐藤健一さんのHPのコメントで
「型から入ることとよい」というアドバイスをいただきました。
型が決まっていることで、気持ちを切り替えるきっかけにするというものです。
そこで、作業をする前に職人の心得を皆で唱和することにしました。
全員で、
「ひと~つ、手を抜かない!・・・」
と大きな声を合わせて、丁寧に読み上げていきます。
そして、作業開始です。
木に触れてみて性質を調べてみます。
「木のふしの部分は、切りやすいな」
「釘を打っていたらふしが取れた」
「木を縦には切りづらいな」
ある子どもは木に体重をかけて
耐久性を調べてみました。
木は、しなりはしたものの、丈夫で折れません。
実際の体験から気づいたことをメモして、
次の日には木の性質についてまとめました。
それぞれ感じたことをまとめると見えてきたのは次のとおり。
①木のふしは、釘を打つには不適切。
②木目に沿っては切りづらい。
③木目に沿って長くすると木は丈夫になる。
のこぎりには縦引きと横引きがある理由があるのです。そのことを文献を読んで確かめました。
木のことに詳しくなったので、修行の次のステップは道具の使い方をマスターすること。
本日は、まっすぐ切ることを目標にひたすら木を切りました。
まずは、職人になるための早い道のりは、「技を盗む」こと。
使い方のレクチャーを見て、コツを掴みます。
木に垂直なまっすぐな線を引いて、その線に沿って切っていきます。
始めはぎこちなく、ななめになってしまったり、曲がってしまったりとしていましたが、
すこしずつコツをつかんでいきました。しかし、まだまだ修行が必要です。
やはり、職人への道のりは遠いです。
来週もひたすらに修行に励んでいきます。
TK
ハローワーク 2週目からは、何をするかというと
実際にお話を伺うために、何人かの保護者の方に
協力していただく事にしました。
今週はエステティシャンをしているお母さんと
昭和シェルに勤めているお父さんにインタビューさせていただきました。
これまでのインタビューでは事前に質問を用意し、
一問一答式で答えていただくものでした。
しかし、今回のインタビューは少しレベルアップを図ります!
『質問の答えを聞いてそれに対してまた質問をする。』
という事です。
果たしてうまくいくのでしょうか?
「なんでこの仕事をしようと思ったのですか?」
子ども達からの最初の質問です。
「キレイになりたくてこのお仕事したかったの。
あと女性だから結婚して子どもができても続けられるように
手に職をつける仕事をしなきゃ!と思ったの。」
「小さい頃は学校の先生になりたかったんだけど
色々と研究する事がしたくてこの会社に入ったんだ」
子ども達はメモをとっていきます。
しかし、インタビューを進めていくと
残業で家に帰るのが遅かったり、手荒れをしないようにケアしたり
穴を空けないように健康管理をしたり、時間帯が普通ではないので
友達との時間が少なくなったり・・・と非常に大変そうだと感じてきました。
そこで子ども達からは
「なんでそんなに大変なのにお仕事続けているのですか?」
という質問がでました。
それに対してお父さんお母さんからは・・
「私じゃないとダメと言ってくれる人がいて、その人が笑顔になると
その周りの環境もよくなるからそのお手伝いをしてるっていう気持ちかな」
「大変だけど慣れてくると任される仕事も増えて自分から何かができるようになる。
責任は大きいけどすごくやりがいを感じるんだよ」
という答えが返ってきました。
その他にも、「なんのために仕事をしているのか?」「大変な事や楽しい事」
などたくさんインタビューをさせてもらってスクールに戻ってきました。
スクールに戻ってからはインタビューのふりかえりです。
「○○君のママってスゴイね!」
「○○君のパパってあんな大きい会社で働いてるんだ!」と
よくお会いする友達のお父さん・お母さんなのに
何かいつもと違ってかっこよく感じたようでした。
インタビューを終え2人には
「今自分が考える『働く』とはどういう事か?」
考えてもらう事にしました。
来週以降もインタビューがあります。
2人にとって「働く」という事がどう変わっていくのかが楽しみです。
最後に協力していただいた保護者の皆様ありがとうございました。
LM
今週は、サイン・マークのプロの作り手、デザイナー永易直樹さんのお話から始まりました。
「このマークは何?」
「走ってる!」
「これにもう一人足すと?」
「競争!」
「棒を一本足すだけで・・・」
「走っちゃだめ!」
簡単でシンプル、言葉がなくても伝えることができる。
具体的な図案を見せながら分かりやすく説明してくれました。
子ども達も楽しみながらマークの良さと、大切なことを感じられたようです。
会社のロゴの説明では、実際に永易さんが企業に対して案として出した
図案を見せていただきました。何十もの案の中からたった一つが選ばれるのです。
「どれが好き?どうして?」
子ども達はそれぞれ自分だったらどれを選ぶか考えます。
ある学校のマークとして、地球の絵が入った図案を選んだ子は、
「人にとって地球は大切だから。」とちゃんと理由を言うことができました。
しかし、実際に採用され、現在使われているマークは別の物。
「このマークは未来へと広がっていくイメージだよ。
伝えたいイメージをちゃんと伝えられるかどうかがロゴでは大切なんだよ。」
後日のふりかえり。
サイン・マークについての永易さんのお話を思い出して表にまとめました。
「赤色が一番目立つ」
「会社名が長かったらロゴがあったほうが覚えてもらいやすい。」
「ロゴがあればみんなが見てくれる。」
等など子ども達はお話をしっかり覚えていて、
そこに自分の考えを足すことができています。
サイン・マークは大きく二つの種類に分けることができる。
と、永易さんに教えてもらいました。
標識、案内などの「ピクトグラム」
会社のマークなどの「ロゴ」
そこで、今まで集めてきたサイン・マークを
二つのグループに分けてみました。
そしてさらに「ピクトグラム」の方を仲間分けしました。
話し合いながらの作業は低学年にとっては
そう簡単なことではありません。
でも、一つ一つ経験です。
さらに子ども達が分類した「禁止」のピクトグラムの中から二つを選び、
意味を正確に読み取るために話し合いました。
一つは「禁煙」もう一つは「ポイ捨て禁止」
そして、既に使われている図案を参考にオリジナルのピクトグラムを作ります。
大切なことは「簡単」「分かりやすい」「正確に意味が伝わる」
さあ、どんなできでしょうか?来週はその発表から始まります。
YT
先週に引き続き、修行の日々です。
『職人の心得』を作業前に唱和します。気持ちのよい大きな声で、毎回忘れないように確認していきました。その声はかなりの気合を感じられる威勢のよいこえです。
道具の使い方をマスターすることは職人にとっては欠かせませんが、マスターする上で道具に対しての知識というものも大切になっていきます。
その上で正しく使うことが職人への階段を登る一歩です。
両刃ののこぎりを見せて何が違うか比較したところ、
「あっ、刃の大きさが違う」
「何で違うんだろう?」
のこぎりといっても、木目に沿って木を切っていく切る縦引き用、木目に対して直角の方向に切っていくと横引き用の刃があります。
そのことを知り、何が違うのか体感していました。切りやすいようになっており、正しく使うことに大切さを実感できました。
玄能(かなづち)に関しても、頭の部分を見ると、少し丸くなっている部分とまったいらになっている部分があります。
「なぜだろう?」という疑問が出てきて、調べました。
何のために使うのか知った後は、
のこぎりもまっすぐにきれいに切れるように、釘もまっすぐ打てるようにひたすらに練習しました。
次の日、『仕上げをするときに木を美しくきれいにするにはどうしたらよいか?』と問いかけると、
「ヤスリを使う!」と今まで木工をやったことのある経験者から出てきました。
仕上げをするために大切なヤスリ。どれだけきれいになるかを徹底的に追究しました。
「ほら、つるつるなったよ」
「やればやるほどきれいになるな」
のこぎりで少し曲がってしまったものについて誤差を修正するために、平らにするためにも使います。
そこのことを想定して使ってみると大変時間がかかることが分かりました。
職人には、丁寧で確実な技術が必要です。
今週の最後には、板をまっすぐ切れるかコンテストを行いました。
一人一人、真剣に木を切っていきます。
そこでは、着実に技術が向上していることが確認できました。
さぁ、いよいよ来週から本番です。
ここ東京コミュニティスクールから、椅子の注文を受けて、その製作に取りかかります。
しっかりとした技術を発揮し、お客様の声に応えられるようなしっかりとした商品を作れるか?
職人達の挑戦が始まります。
TK
今週はインタビューしてきたことをまとめていきます。
「なんでこの仕事をしようと思ったんだっけ?」
「研究の仕事がしたかったって言ってたよ」
「楽しそうだし、給料もいいっても言ってた」
「大変なのに仕事を続けてる訳は?」
「太陽電池だから売れば売るほど環境にいい事してるって感じるんだって」
「責任は重いけどやりがいがあるって」
黒板でインタビューしてきた事の中から
ポイントとなるところをみんなでまとめなおしました。
そのあとはいよいよ写真もいれてポートフォリオにまとめていきます。
子ども達は
「でもさぁ○○君のママってすごいよね。
人の事ニコニコさせるためのお仕事ってあるんだね」
「でも大人って失敗できないから大変そう・・」
などとお互いに感じた事を話しながら作業を進めていました。
そしてこれがまとめたものです。
そのあと、インタビューをして感じた「働く」という事はどういうことか
という事もまとめてもらいました。
女の子はエステティシャンのお母さんのインタビューから、
「人のために何かをして人を幸せにする事」と書いてくれました。
男の子は昭和シェルソーラーにお勤めのお父さんのインタビューから
「働くとは地球を大切にすることだ。」と書いてくれました。
来週も2人の保護者の方にインタビューさせていただく予定です。
今度のインタビューから子ども達は「働く」という事をどう感じてくれるのか
楽しみです。
LM
今週は「キツネ・マーク会社」を立ち上げ、
まずは3種類のピクトグラムを作り、会社内でのプレゼンを経験しました。
毎回、発表者はアピールポイントをみんなに説明し、
他の人からは質問、そして良いところと改善点を伝えるという、
TCSのいつものやり方で進めていきます。
毎回毎回、「ピクトグラムを作る時大切なこと」を
しつこく確認しながら進めていきます。
子ども達がお互いの作品に対して伝える内容も徐々に濃くなってきました。
分かりやすさが大切だと意識しているので、
「目立つ色を使っていていいね。」
「この花は黄色じゃなくて赤にした方が目立つんじゃない?」
「水色のお弁当箱に、泣いている顔を赤色で描いたのは、きれいだしはっきりしていいね。」
「このタバコはちょっと分かりにくいよ。」
などどいう発言がたくさん出てきます。
それから、アイディアに対する賞賛の声も!
「お弁当箱が泣いているのがいいね。」
「ミニトマトがあるとお弁当って分かっていいね。」
「禁止のマークを赤じゃなくて色々な色で塗ってあるのは、
実験心(じっけんごころ)があっていいね。」
丁寧に描くために、コンパスに挑戦したり、
いつもだったらフリーハンドで描いてしまうような線も、
定規を使って引くようになってきました。
低学年にとって、これらの道具はすぐに使いこなせる物では
ありませんが、「分かりやすいマークを作る」という目的のために
集中して使っていくうちにどんどん上手になります。
マークを作るときも、他の人の作品への助言も、
外でマークを探す時の視点も、色々深まってきました。
今後の「キツネ・マーク会社」の成長が楽しみです。
YT
さぁ、今週はいよいよ椅子作り本番です。
東京コミュニティスクールから正式な注文書がきました。
椅子作りを6個の注文。
ぐらぐらしない使いやすい丈夫なものという条件です。
その内容をひとつひとつ丁寧に確認していきます。
“七選組工房”いよいよ製作開始です。
修行の成果を出し、お客様の納得のいくものを作ることができるでしょうか?
職人の心得にもあるように、段取りが大切。
まずは、丁寧に図面から実際に切る線をひいていきます。
さしがねという道具の使い方は何回も練習したのでお手のものです。
図面と完成見本を比較しながら、確認していきます。
「この部分がここで・・・」
「この部分は何本あればよいんだ」
何回も引いた線が垂直かどうか、長さがあっているかどうかを何度も確認します。
なかなか単調で根気のいる作業でしたが、みんな集中して行っていました。
次には、のこぎりを使って木を切ります。
一人では力が足りなく、木が動いてしまったりするので協力が必要でした。
2人一組になって丁寧に木を切っていきます。
「こうして切るとまっすぐに切れるよ」
と工夫する子が現れて、みんなにも教えていました。
両足でしっかり押さえて、のこぎりを引くときには常にずれることなく正面になるので切りやすく理にかなっています。
ひたすらに丁寧に切っていくその姿は、まさに職人といった感じでした。
中には、丁寧にやるもののなかなかまっすぐきれいに切ることができずに苦しんでいる子もいました。
しかし、きれいにまっすぐと切れたときには感動の声。
製作していく過程で思いもこもっていきます。
その後、部品の長さが揃うようにしっかりとそろえ、ヤスリをかけてこれを微調整していきました。
地味な作業が続きますが、これが仕事なのです。
そんなことを感じた工房職人達でした。
TK
「この駅前公園も私が設計したんだよ」
「えぇ!?」そんな話をしながらインタビューを行う事務所に到着しました。
今日はランドスケープデザイン研究を行っているところへインタビューを行いました。
まずはランドスケープデザインなんて聞いた事ないので
この質問からスタートです。
「どんな事をするんですか?」
「公園・高速・博覧会の会場・ニュータウンとか人間が住む環境を考えて
デザインする仕事だよ。新宿中央公園とか昭和記念公園・調布のICとかも
私が設計したんだよ」
これを聞いた子ども達は
自分達が遊んだり、利用した事ある場所を友達の
おじいちゃんが設計していたなんて信じられないようで
顔を見合わせて「え~!?」と驚いていました。
そのあとも設計図などをみせていただき、またビックリ!
「遊具とか噴水とかも設計してるんですか!?」
「そうだよ。だから仕事の範囲がすごく広いから大変なんだよ」
「そんな大変なお仕事をなんで続けてられるんですか?」
質問の答えからの質問も上手にできるようになってきました。
「好きだからだよ。作業するのが楽しいんだ。」
この言葉に心を打たれ、みんなで深くうなずいていました。
その後、設計する部屋も見せてもらい、庭園を造る様子をDVDで
みせてもらい、また感動!!
「庭が出来る様子なんて初めてみた!」
「そんな風になってたんだぁ!」
初めての事ばかりでチョット興奮気味のインタビューとなりました。
スクールに戻ってインタビューのまとめです。
「なんか好きって感じが伝わってきたよねぇ」
「子どものように木を大切にしてほしいって言ってたね」
「子どもが学べるようなチョット危険な遊具ってゆうのがいいよね」
なんて言いながらまとめていきました。
最後に・・
インタビューをして今回感じた「働くという事」は
「環境のためにいいことをして人の役にたてるように頑張ること」です。
同じ働くでも毎回違うんだね。働くって本当に何なんだろう?
子ども達の中でその気持ちが強くなってきたようです。
LM
今週はお休みが多かったので、ちょっと寂しかったですが、
マーク作りは着々と進んでいます。
一つのお題に対して一つのマークを作ったから終わりではなく、
それはあくまでも一つの案として、更に良い物を目指して作る
という経験ができてきています。
2年生の男の子は、お題の「姿勢を良くしよう」のマークを
最初は自分が好きな色やデザインで作りました。
みんなにこのマークの意味を聞いてみても、ちょっと分かりにくいという意見ばかり。
でも、気持ちを切り替えて、
お休みしていた1年生2人のために
もう一度作ろうと考えました。
「~しちゃだめ!」という禁止タイプにするか?
「~しよう!」という呼びかけタイプにするか?
彼は、呼びかけタイプにすると決めました。
スタッフと相談しながら考えたデザインを慎重に描き、
色は目立つからと、水色1色で表しました。
その結果、次の日お休み明けでスクールに来た1年生二人からも、
「姿勢を良くしよう」のマークだと分かってもらえ、評価してもらうことができました。
その体験を経て、最初に作ったマークにこだわっていた心もどこかに飛んで行ったようです。
久々の3人そろってのテーマ学習の時間はやっぱり意見も活発に出て、
有意義な時間となりました。
「姿勢を良くしようマーク」のプレゼンでの様子・・・
Aさん「何で(マークが)二つあるんですか?」
発表者「こっちの方は塗り方を失敗したから、もう1枚描いた。」
Aさん「(良いところは)1回失敗して、又描いたこと。
(改善点は)白い部分がないように塗った方がいい。」
Bくん「(良いところは)横顔の描き方がいい。
(改善点は)鉛筆で描く時、もっとゆっくり集中して描いた方がいい。」
これは一例ですが、お互いの作品に対する質問や、
良いところ、改善点の指摘が更に深まってきています。
来週からは、ロゴ作りにも挑戦です!
YT
さぁ、今週はいよいよ組み立てだといきたいところですが・・・
「まっすぐ切れない」
「ナナメになってしまった」
のこぎりを丁寧に真剣に取り組んだにも関わらず、思うようにきれいにまっすぐに切ることができませんでした。
しかし、これが現実。
何気なくやっているように見えるのこぎりでも、自分達で体験してみると職人の技のすごさを感じます。
このままでは、椅子ががたがたになってしまい、使いごごちが悪く商品になりません。
というわけで、ヤスリなどを使い、長さをそろえていく作業に追われました。
「なかなかそろわない」
「こんなに大変なんだ」
「これぐらいでよいだろう」と思っていても、後のことを考えると手は抜けません。
線を引くときの正確さまっすぐにのこぎりで切るといったそれまでの過程のひとつひとつが大切である
ということを痛感していていた七選工房の職人たち。
職人の師匠から学んだ『段取り八割』の深い意味を実感していきました。
今週はずっと長さをそろえることに苦しみ、そして格闘をしていました。
苦労しただけに、きれいにまっすぐそろった時には喜びも大きいものです。
職人さんのすごさと大変さを肌で実感した七選工房でした。
来週はいよいよ組み立てを行っていきます。
TK
今週は以前から何をしているか疑問だった5年生の男の子の
お父さんのところへインタビューに伺いました。
子ども達は「どんな仕事かな?」「早く知りたい!」と
楽しみにしながら到着しました。
「どんなお仕事してるんですか?」と質問してみると
「冊子・雑誌を作っている会社でスクールのパンフレットも作ったよ」
と聞いて、子ども達は顔を見合わせて「そーなんだぁー!」
謎が解けて嬉しそうです。
子ども達は今回、ある共通点をみつけました。
それは「仕事を続けている訳」の答えを聞いたときでした。
「新しい事を考えるのは大変なんだけど楽しい」
この答えに子ども達は「みんな大変だけど楽しいって言うね」と
4人の共通点も感じていました。
スクールではまとめ作業に追われています。
子ども達は新聞記者になったつもりのようで、
「締め切りに間に合わなくなるなぁ!!」
「新聞記者って大変だなぁ」などと言いながらまとめていきます。
そんな作業の途中で、自分のお父さん・お母さんの話になりました。
女の子は自分のお母さんにもなんでそのお仕事をしていたのか質問をしたら、
「人の役に立つお仕事がしたかったし、子どもの頃から植物が好きだから」
と、答えをもらい「それで、家に植物が沢山あるんだぁ!って思ったの」と
嬉しそうに話してくれました。
すると男の子は「お母さんは主婦は大変だ!って言ってたよ」と言うと
「じゃぁなんでやってるのかな?」と質問がとび、「僕が辞めないでって言ってるの」
すると、「じゃぁ○○君が頑張れる源なんだね」
インタビューをするうちに自分のお母さんやお父さんの事も
気になってきたようです。
女の子はあまりにも忙しそうなお父さんに
「なんでそんなに忙しいのに仕事してるの?」と聞いてみる!
と張り切っていました。
来週からはいよいよまとめの段階に入っていきます。
LM
今週は、前回来ていただいたマーク作りのプロ、
永易直樹さんに又来ていただきました。
「このMは上が丸くなってるのはどうして?」
「山みたいだから」
「柔らかい感じが出ていいね!」
子どもが作った「自分のマーク」を見ながらの
永易さんとの会話です。
このマークを作るときにMの形についてスタッフからの
アドバイスはありましたが、「山みたいだから」選んでいたとはこの質問で初めて知りました。
「黄色は活発な感じが出るし、青色と黄色はお互いにはっきりするから目立っていいね。」
色も、もちろんこの子が選んだのですが、意図せず(?)
この子らしさが表現されたマークとなりました。
車が好きで、ハンドルの真ん中に自分の頭文字をデザインし、
印象的なマークを作った子もいます。
「車が好きってすぐ分かるね。このEnjoyっていう文字がいいよね!」
みんなが作ったマークを見ながら色々話し合った後は、
永易さんを交え、いただいたアドバイスを活かしながら、
みんなでマークを作ってみることにしました。
永易さんには子ども達の表現したい気持ちを受け止めつつ、
アドバイスをいただき、子ども達それぞれが、
よりみんなに伝わりやすいマークを描く経験ができました。
そして・・・来週からはTCSの新しいマークを作ろうということで、
「キツネ・マーク会社」がチームでこのプロジェクトに取り組むこととなりました。
今まで学んだことを全てここで生かしていこう!
YT