今週は「キツネ・マーク会社」を立ち上げ、
まずは3種類のピクトグラムを作り、会社内でのプレゼンを経験しました。
毎回、発表者はアピールポイントをみんなに説明し、
他の人からは質問、そして良いところと改善点を伝えるという、
TCSのいつものやり方で進めていきます。
毎回毎回、「ピクトグラムを作る時大切なこと」を
しつこく確認しながら進めていきます。
子ども達がお互いの作品に対して伝える内容も徐々に濃くなってきました。
分かりやすさが大切だと意識しているので、
「目立つ色を使っていていいね。」
「この花は黄色じゃなくて赤にした方が目立つんじゃない?」
「水色のお弁当箱に、泣いている顔を赤色で描いたのは、きれいだしはっきりしていいね。」
「このタバコはちょっと分かりにくいよ。」
などどいう発言がたくさん出てきます。
それから、アイディアに対する賞賛の声も!
「お弁当箱が泣いているのがいいね。」
「ミニトマトがあるとお弁当って分かっていいね。」
「禁止のマークを赤じゃなくて色々な色で塗ってあるのは、
実験心(じっけんごころ)があっていいね。」
丁寧に描くために、コンパスに挑戦したり、
いつもだったらフリーハンドで描いてしまうような線も、
定規を使って引くようになってきました。
低学年にとって、これらの道具はすぐに使いこなせる物では
ありませんが、「分かりやすいマークを作る」という目的のために
集中して使っていくうちにどんどん上手になります。
マークを作るときも、他の人の作品への助言も、
外でマークを探す時の視点も、色々深まってきました。
今後の「キツネ・マーク会社」の成長が楽しみです。
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