今週は、サイン・マークのプロの作り手、デザイナー永易直樹さんのお話から始まりました。
「このマークは何?」
「走ってる!」
「これにもう一人足すと?」
「競争!」
「棒を一本足すだけで・・・」
「走っちゃだめ!」
簡単でシンプル、言葉がなくても伝えることができる。
具体的な図案を見せながら分かりやすく説明してくれました。
子ども達も楽しみながらマークの良さと、大切なことを感じられたようです。
会社のロゴの説明では、実際に永易さんが企業に対して案として出した
図案を見せていただきました。何十もの案の中からたった一つが選ばれるのです。
「どれが好き?どうして?」
子ども達はそれぞれ自分だったらどれを選ぶか考えます。
ある学校のマークとして、地球の絵が入った図案を選んだ子は、
「人にとって地球は大切だから。」とちゃんと理由を言うことができました。
しかし、実際に採用され、現在使われているマークは別の物。
「このマークは未来へと広がっていくイメージだよ。
伝えたいイメージをちゃんと伝えられるかどうかがロゴでは大切なんだよ。」
後日のふりかえり。
サイン・マークについての永易さんのお話を思い出して表にまとめました。
「赤色が一番目立つ」
「会社名が長かったらロゴがあったほうが覚えてもらいやすい。」
「ロゴがあればみんなが見てくれる。」
等など子ども達はお話をしっかり覚えていて、
そこに自分の考えを足すことができています。
サイン・マークは大きく二つの種類に分けることができる。
と、永易さんに教えてもらいました。
標識、案内などの「ピクトグラム」
会社のマークなどの「ロゴ」
そこで、今まで集めてきたサイン・マークを
二つのグループに分けてみました。
そしてさらに「ピクトグラム」の方を仲間分けしました。
話し合いながらの作業は低学年にとっては
そう簡単なことではありません。
でも、一つ一つ経験です。
さらに子ども達が分類した「禁止」のピクトグラムの中から二つを選び、
意味を正確に読み取るために話し合いました。
一つは「禁煙」もう一つは「ポイ捨て禁止」
そして、既に使われている図案を参考にオリジナルのピクトグラムを作ります。
大切なことは「簡単」「分かりやすい」「正確に意味が伝わる」
さあ、どんなできでしょうか?来週はその発表から始まります。
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