さぁ、今週はいよいよ椅子作り本番です。
東京コミュニティスクールから正式な注文書がきました。
椅子作りを6個の注文。
ぐらぐらしない使いやすい丈夫なものという条件です。
その内容をひとつひとつ丁寧に確認していきます。
“七選組工房”いよいよ製作開始です。
修行の成果を出し、お客様の納得のいくものを作ることができるでしょうか?
職人の心得にもあるように、段取りが大切。
まずは、丁寧に図面から実際に切る線をひいていきます。
さしがねという道具の使い方は何回も練習したのでお手のものです。
図面と完成見本を比較しながら、確認していきます。
「この部分がここで・・・」
「この部分は何本あればよいんだ」
何回も引いた線が垂直かどうか、長さがあっているかどうかを何度も確認します。
なかなか単調で根気のいる作業でしたが、みんな集中して行っていました。
次には、のこぎりを使って木を切ります。
一人では力が足りなく、木が動いてしまったりするので協力が必要でした。
2人一組になって丁寧に木を切っていきます。
「こうして切るとまっすぐに切れるよ」
と工夫する子が現れて、みんなにも教えていました。
両足でしっかり押さえて、のこぎりを引くときには常にずれることなく正面になるので切りやすく理にかなっています。
ひたすらに丁寧に切っていくその姿は、まさに職人といった感じでした。
中には、丁寧にやるもののなかなかまっすぐきれいに切ることができずに苦しんでいる子もいました。
しかし、きれいにまっすぐと切れたときには感動の声。
製作していく過程で思いもこもっていきます。
その後、部品の長さが揃うようにしっかりとそろえ、ヤスリをかけてこれを微調整していきました。
地味な作業が続きますが、これが仕事なのです。
そんなことを感じた工房職人達でした。
TK