[1・2年生]
伝えたいメッセージがある。わかりやすく伝えるには?[3・4年生]
「石」。[5・6年生]
「治」とは統「治」の「治」。私たち人類が社会を形成して生活している以上、スムーズに混乱なく社会運営するために、うまく統治する必要にせまられます。現在の統治の基本は、「民主主義」ですが、投票率の低下という事実に現れているように、よく機能しているとは言い難いでしょう。自分たちで決めるという意欲の低下とともに、「衆愚主義」となり、人気とりのスローガンに安易に流されやすい危うい面が見えています。このような現状の中で、「民主主義」を基本として、私たちが私たちを私たちのためにどう治めてゆけばよいか追究してゆくのが今回のテーマです。[1・2年生]
何やるの〜?何?何?と急かす子どもたちを前に、模造紙にタイトルを書いてみました。[3・4年生]
テーマ初日、子どもたちと新たに始まるテーマ『玉石混交』というタイトルを伝え、”石について知っていること”を聞きだしていきました。[5・6年生]
前回の「治の力」では、人を統治する仕組みや歴史を知った後、当時の変ぽぽクラスのメンバーが「党」を結成し、TCSをよりよくする政策をつくって子ども達に訴えて実行することを目指しました。そのとき、政策決定のために一票を投じていたので、今回もそういうアウトプットを目指すのだろうと子どもたちは予想していました。[1・2年生]
先週はサインと思うものを集めまわりました。[3・4年生]
先週多摩川で10種類の石を収集してきた子どもたち。[5・6年生]
私たちは、「最悪」と呼ばれながらも、現状では「いちばんまし」な民主的な政治制度を採用しています。先週の話し合いに出てきたように、単に「多数決」だけで判断する民主政治は大変危ういものです。ポピュリズムと揶揄されるように、そのときみんなに受けた意見、よさそうに思える意見に多くの人々がひきずられ、後から冷静に考えればとんでもない考えが採用されてしまうことがあるからです。[1・2年生]
サインをつくる。[3・4年生]
今週はそれぞれの多摩川で集めた”石”を図鑑や資料で探し、河原の石コロたちの正体を探っていきました。[5・6年生]
「憲法」によって「権力者」が個人の「自由」を侵害することを防いでいます。個人は基本的な人権を与えられ、安全かつ健康な市民生活を保障されています。さらに、わたしたちのあり方は、民主主義の原則で、みんなの意見を「自由」に戦わせつつ「選挙」を通じて決めることができます。[1・2年生]
ラーナープロファイル。[3・4年生]
4週目はテーマ学習は1日だけですが、引き続き多摩川で採集してきた石について実験を通して種類を特定していきました。[5・6年生]
これまで憲法のこと、権力を集中させない仕組みのことなど、世の中を民主的に治める仕組みについて学んできました。しかし、どこまでいっても「私」がどうしたいかという話から脱することができません。「私」が「私たち」になれない限り、民主的な世の中をつくりだすことなどできません。