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石の特徴を言葉にする

タイトル: 玉石混交
探究領域: 万象究理
セントラルアイディア:
現象にはストーリーが宿る

[3・4年生]

先週多摩川で10種類の石を収集してきた子どもたち。
今週はそれらの石の特徴を探っていきます。

それぞれの子の石を机に並べてみると10個全ての種類が違うものもあればよく見るとかなり似ているものもあるようです。

「見て!私の石たちは全部違うでしょ?このシマシマの石かわいいー!」

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「この石すごいんだよ。割れたところがキラキラ光ってるんだ!」
「ぼくの石はね、コマみたいに回すと面白い回り方するんだよ。」

とすでにそれぞれの石の特徴を自分なりに言葉にし始めています。

そこでまずはできるだけ具体的に様々な言葉を使って石の特徴を表現してほしいことを伝えました。
子どもたちはA-3用紙を10等分のスペースに分けて、そこに石を並べ、様々な特徴について書き込んでいきました。

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「石の特徴ってどんな観点があるかな?」と私。
「うーん、色かな。私のこの石だったら白!」
「でもそれってただの白かな?」と私。
「ただの白かって言われると違うなあ。やや灰色っぽい白と茶色。」
「それとにおいもあるよ!この石はね、なんか魚みたいなにおいがするんだよ。」
「なるほどね。色とにおいね。他にはあるかな?」
「あるよ!形と模様!これはドングリみたいな形でマーブルみたいな模様でしょ。」
「これはらくだの形でいろは濃い赤紫でたまにビームみたいな白い線が入ってるんだ。においはねえ、うーんと、そうだなあ、なんかラムネみたいかなあ?」
「手触りもあるんじゃない?この石はツルツルでスベスベだけどさ、こっちの石はデコボコでザラザラ。しかもたまにプツプツ穴が空いているし!」
「それからねえ、叩いたときの音もあるんじゃない?この石はね、キャンキャンだし、こっちはゴッゴッだよ。」
「味もあるんじゃない?これはねえ、しょっぱい。こっちは苦い!」とある子が言うと、
「やだあー!絶対なめたくないよー。(笑)」と他の子たちが言いました。

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こうして浮かび上がってきたいくつかの観点を模造紙で貼り出しながらまずは一人ずつ調べていきました。
ただ、意見を共有しあったり他の見方ができるように3つのグループに分かれて作業を進めていきました。

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自分でまずは石の名前を付けていくことも子どもたちの腕の見せ所。
それぞれにかなりユニークなネーミングをしています。

「このシマシマの石はね。まるんまるん♬って名付けたよ。かわいいでしょ?」
「これはでこでこ石!すごくでこぼこしているからね。」
「においは臭いって書いてあるけどどういう臭さなの?」
「うんとね、トンカチで叩くと焦げ臭いにおいがするんだ。」

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「それそれ!そういうことを書いてほしいんだ。できるだけ具体的に書いて誰が見てもイメージできるように特徴を表現してみてね。」
「じゃあ、きれいに光る場所があるっていうのも、割れたところがキラキラ黒く光る部分があるって書いた方がいいんだよね?」

それぞれに様々なForm(手触り・色・模様・形・におい・音・硬さなど)を確かめながら言葉にしていきました。
そうしてまずは自分たちなりに分類し、特徴づけることができた石図鑑のプロトタイプが出来上がりました。

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来週はそれぞれの石が科学的にはどういう種類の石なのか図鑑や資料を使って追求していきます。

YI

TCS2015年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。



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