東京コミュニティスクール-探究型学習が教育の特長-全日制オルタナティブスクール(小学1年生から6年生)

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2009年04月 アーカイブ

2009年04月03日

プロとともに校歌の録音!

3月23日月曜日。
今年度卒業の「一苦百笑」の4人は、オペラ歌手の
加藤信行さんとは長いつきあいです。
4年生のころ呼吸についてのテーマ学習で
発声法を教わって以来、その後も歌の練習で
お世話になりました。

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今日は彼らの卒業記念に!ということで
加藤さんと友人のピアニストの山田武彦さんが
プロも使う音楽スタジオで
TCS校歌を録音する機会を作ってくださいました。

この校歌は夏休みの個人プロジェクトとして
「一苦百笑」の一人の子どもが作曲したものです。
山田さんはこの校歌をいたく気に入って下さり
二部合唱で歌えるように編曲をしてくれました。
そしてこの日のために加藤さんは
スクールを訪ね歌のレッスンをして下さいました。

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さあ、本番前、録音調整のために
歌ってみますが……声が出ません……。
「ひとりの子の声しか聞こえないのですが……」。
録音技師の方の声がスタジオに響きます。

ますます緊張する子どもたち。
せっかくこんな機会をもらったのに……
ちょっといらいらした私は「ちゃんと声出して!」と
子どもたちにさらなるプレッシャーをかけます。

そんな様子を見て、加藤さんと山田さんのお二人は
「うまく歌おうとしなくていいんだよ!
元気よく思いっきり声出してみようよ!」
子どもたちの気分をうまくほぐしてくれます。
サスガです!。

s-P1000590.jpg
さあ、いよいよ本番。
子どもたちは何かが吹っ切れたようにのびやかに声を出し
TCS校歌にふさわしい合唱となりました。
ブラボ~!

この後、ピアニスト山田さんの「名人芸」がさく裂した
校歌のピアノ演奏バージョンの録音。
なんともメロウでなんとも美しい。
うっとりしてしまいます。
そして加藤さんの熱唱による校歌の録音。
なんという迫力!エクセレントです!

常日頃からプロフェッショナルから学ぶ機会の多い
TCSの子どもたちではありますが
今日の体験はまた格別でした。
まさに一生の宝物となったでしょう。

加藤さん山田さん本当に有難うございました。

2009年04月06日

お花見♪

4月6日(月) 今日は始業式!
スクールにはチョット大きくなった子ども達が
元気な顔で戻ってきました。


桜の時期を迎え、スクールのそばの蚕糸の森公園は満開です!!
そこでお昼ごはんをみんなで外で食べる事に決定!


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ブルーシートを広げ、「いっただきまぁ~す♪」
外でみんなで食べるごはんってなんかおいしいよね!
子ども達からは笑顔がこぼれ会話が弾みます!

桜の花びらが舞う中食べる食事はいつもと違って
なんだか幸せほのぼの気分♪

春を満喫した1日でした!

2009年04月10日

「明日天気にな~れ!」~概要~

タイトル:明日天気にな~れ!
探究領域:万象究理

 
今回のテーマ学習では、身近な現象とその背後にある
メカニズムとのつながりを理解し、複数のデータを読みとり、
解釈する力を高める探究を行います。
そのために、単なる「お天気観測記録」をとるだけの活動に
終わらず、気象データの意味をしっかり理解した上で
複数の気象データを分析し、統合すれば、
自分なりに天気を予測できる!と実感することを目指します。


RI

詩人の旅~概要~

タイトル:詩人の旅
探究領域:意思表現


楽書きの時間が大好きで、文を書くことに慣れてきた4年生。
今回のテーマでは、『詩』という形に限定し、詩人の技を盗みながら
自分の発見や感動を表現していきます。
1回書いたら終わりではなく、どう工夫したらより鮮やかなイメージで
自分の感動が人に伝わるか、作品を推敲することにも挑戦です。
クラスの仲間達が一体どんな詩を書くのか、そんなところにも
意外な発見があるかもしれません。
さあ、『詩』の元となる発見や感動を求めて様々な場所に旅立とう!!


YT

「東京発見伝」~概要~

タイトル:「東京発見伝」
探究領域:時空因縁


3年生は、この探究領域で1年生の時「スクールのそばの蚕糸の森」
2年生の時「スクールがある杉並区」を通して学んできました。
そして、今年はいよいよ「東京都」を舞台に学んでいきます。

東京都は江戸時代から現在に至るまで日本の中心都市であり、
その史跡や建造物が数多くあります。
今回はフィールドワークを徹底的に行うことで足で稼いだ情報をもとに
街並みに隠された歴史や特徴を発見していきます。


LM

『蚕糸の森』見っけ隊~概要~

タイトル:『蚕糸の森』見っけ隊
探究領域:時空因縁

 
元気いっぱいな1・2年生が五感をめいっぱい使い、自分の興味あるも
のを探し、とことん蚕糸の森について調べます。
そこにはいろいろな発見や出会いが待っているぞ。
「自分の好きなことは何かな?」「身近なものは自分とどのようにつながっ
ているかな?」社会の一員であるという意識を高め自分達の生きている
場所と時代の特徴や価値について学んでいくきっかけ作りをします。


TK

2009年04月16日

クラス名決定!!!

新年度といえばTCSの毎年恒例行事になっている
クラスの名前決めがあります。
今年のTCSは1・2・3年生クラスと4年生クラス、
5・6年生クラスの3つのクラスに分かれます。

名前を決めるといっても簡単にコレ!というわけにはいきません。
きちんとしたルールがあります。
1.全員が納得する事。
2.名前に意味がなければならない。
3.全員がその意味を理解し、説明できる事。
この3つのルールを守ってクラス内で会議が行われます。


今日の朝の会ではようやく決まったクラス名の正式発表会が行われました。
さぁどのようなクラス名になったのかな?

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まず発表のお手本を見せてくれるのは5・6年生です。
「私達のクラス名は<陽月海心(ようげつかいしん)>です。
「陽」は太陽の様に明るく、「月」はたまには月の様にクールに
「海」は海のように広い「心」でありたい、という意味です。」との事。
なるほど!最高学年になると意味もなんかかっこいいですなぁ~。


続いては・・4年生です。
4年生は毎年一番熱い会議が行われるクラスで泣いたり、笑ったりと
非常にドラマチックに名前決めが行われています。さあ今年は・・?
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「私達のクラス名は<七選組(しちせんぐみ)>です。
意味は七人で力を合わせて協力してやっていく。という意味です。」との事。
おぉ~なんかこちらも非常にかっこいい! 7人の侍みたい!(「撰」ではないけど、
そこはまぁ・・)


さて最後は1・2・3年生クラスです。
果たして1・2年生は説明できるのかな・・・?
P1130338.JPGP1130341.JPG
「私達のクラス名は<木次根(きつね)>です。
意味は木のように上には枝を下には根を伸ばしていこう。という意味です。」との事。
さすが3年生はしっかり説明してくれます。では1年生はどうかな???
1年生の男のは腕組みをし、仁王立ちをしながら「木のように根っこをはやす」
と答えてくれました。中々やるじゃん!!!


という事で全部のクラスの名前が決定し、いよいよ本格的始動です!!
今年も楽しく元気に学ぼうね!!


2009年04月17日

人は何故に天気を知りたがるのか?

高学年のテーマ学習では
体験を通じての発見だけにとどまらず
「探究」の質が問われます。

自分の人生、そして社会と深く関わる
重大なテーマを追究しているという意識が高まるか?
意義のある問いを立てて追究できるか?
自分の学び方をふりかえりながら学びを進めているか?
を「自己評価」しつつ学びを進めていかなければなりません。


人は何故に天気を知りたがるのか?_01

「天気についてどんなこと知ってる?」
まずは子どもたちの頭の中にある「知識」を
イメージマップを作りながら明らかにしていきます。
「空」「雲」「雨」ぐらいまでは出てきても
思いのほかイメージがふくらみません。

そこで、「なんで私たちは天気予報を必要とするんだろう?」
「天気」というテーマについて学ぶ意義について
ゆさぶる問いかけをしてみます。

すると……。


「遠足とか、運動会のとき知りたい」
「傘持ってくとか、どんな服着てくとか、考えるために必要!」
日常「体験」しているにもかかわらず
これまで深く考えてみることもなかった「天気」について
子どもたちはじょじょに「意識」し始めます。


「天気って自分たちで予報できないかな?」


本質に迫る問いを子どもたちに返し、早速、行動開始!
まずは屋上で空をながめます。


人は何故に天気を知りたがるのか?_02

「雲が全然ない!」「完璧に晴れだ~!」
雨まじりで、どんよりした曇り空だった昨日とは
うってかわって朝から快晴。
どうしてこんなに天気が変わったのか?
手がかりを得るために気象協会のHPを見て
昨日から今日までの雲の動きを追ってみます。


「おっちゃんやっぱり右上に動いているね」
衛星から送られた雲の映像を
昨晩から3時間おきに見比べてゆくと
雲の動きの方向とスピードが見えてきます。
「次の雲が来てるよ!」
現在、東京の上空には雲ひとつ見えないので
「快晴」だとわかるけれど
子どもたちはこれから来るであろう雲の動きを見とって
自然に「予報」を始めます。

「これで単なる当てカンじゃない予報ができるかも…」
教師から与えられた課題だということをすっかり忘れて
自分が選んだ課題かのように子どもたちは動き始めます。


人は何故に天気を知りたがるのか?_03

探究学習のモットーは「現地、現物、現人」。
今回も、早速、気象庁を訪問。
そこで正真正銘の気象予報官の説明を受けながら
実際に天気を予報している現場を見学します。

「あの人が日本の天気予報を決めてるんだよ」
予報室でモニターと数値データを見ながら
ひたすら作業を続けている後姿に
子どもたちはプロの気迫を感じます。


人は何故に天気を知りたがるのか?_04

ただ見学しただけで終わらない!
体験を学びにつなげる!
今回のテーマからクリアファイルを用いて
学びの歩みを記録してゆきます。
早速、プロから学んだ予報の秘訣を
①雲の動きを追え!
②湿った空気と乾いた空気の動きを追え!
という2つのポイントにまとめました。

学びを通じて達成したことを
自分の言葉でしっかりまとめながら
発見と追究のサイクルを回し続け、深めてゆく……
新たな学びの次元へのチャレンジ開始です!


RI

キラリ ト ヒカル

「詩人の旅」1週目は上野動物園への旅です。
前の時間に「『詩』ってなんだろう?」という問いかけをすると、
「ただの言葉じゃない」「テンポ」「連続」
「言葉をあらわし(表し)に変える」
などなどキーワードが上がってきました。

当日は素晴しく春のさわやかな陽気で、いたるところで詩が生まれそうです。
キラリ ト ヒカル_01
「この色、新鮮な感じで好きなんだよね・・・」
道路に落ちた葉っぱからでさえ言葉が飛び出してきそうです。

今回の旅では、7人全員が同じお題で詩を作ってみようということは話してありました。
お題の一つ「きりん」にたどり着きました。
前の日に読んだまどみちおさん、くどうなおこさんの詩の一節が子ども達の口から聞かれます。

キラリ ト ヒカル_02

「あら わたしいま 林にばけていたわ!」
詩が書けるようにじっくり観察する子、
すぐに別の動物のところへ行ってしまう子、
この違いが詩作の時にどうでるか?!
元々感動やさんの子ども達、他の動物も大興奮で見学しました。

次の日・・・
キーワードで出てきた「ただの言葉」を「詩」に変えるためにどうしたらよいか、参考の詩を見ながら話し合います。
「リズム」「思ったことそのままは良くない」「不思議が無い」
他の人の作品には簡単に感想が言えますが、実際に自分で書き始めるとあんなに感動して、たくさん詩的な表現をしていた子ども達が止まってしまいます。
でも・・・がんばって考え考え書いた詩はまだまだ荒削りな詩たちですが、全員どこか一部がきらりと光っています!!
思わず拍手をもらった子も・・・。

これから旅を続けながら、詩人の技を盗みつつ、みんなの詩がどんな風に変化していくのかとても楽しみです。


YT


東京ってどんな街なんだろう??

生まれてからずっと住んでいる「東京」
だから知っている事はたくさんあります。


東京について知っている事を挙げてみると
「都会」「食べ物がおいしい」「大きい道路がある」「有名な場所がたくさんある」
など切がないくらいにでてきて黒板いっぱいになるほどです。

でもほんとにそれだけ?ほんとに東京の事知ってる?との問いに
子ども達はチョット不安そうな顔を見せます。
このテーマが終わる時には東京の事を知り尽くした「真の東京人」になろう!
という事でまずは、東京都の地図を広げてみました。

東京ってどんな街なんだろう??_01
「スクールはどこだろう?」「自分の家はどこだぁ?」
「今までテーマ学習で外出した場所も探してみよう」
「すごいなぁ~こんなに建物あるんだぁ」
「登山に行った高水三山ってこんな遠いんだぁ」
どんどん付箋紙が増えていきます。

そこで子ども達に質問。
「東京って昔からこんなにゴチャゴチャしてたのかな?」
すると子ども達は
「東も西の方と同じ感じだった」「東にも森があった」と答えます。
ではでは実際に昔の地図を見てみましょう。

東京ってどんな街なんだろう??_02東京ってどんな街なんだろう??_03

左が大正10年の地図で右が昭和30年の地図です。
この地図を見た子ども達は「どんどん都会が広がってる!」「荒川が大きくなってる!」
「区の名前が違う!」など大興奮!東京都の移り変わりを感じます。


さて、では現在の地図をみて一体TCSの屋上からはどこまでなら見渡せるのか
予想をし、いざ屋上へ!しかし予想よりも大幅に見える範囲が狭くチョットがっかり・・・
そこで今度はあの高いビル。都庁からだとどこまで見えるんだろう?ということで
都庁へGO!!

東京ってどんな街なんだろう??_04
初めて近くで見る都庁に2人は大興奮!!「近くで見るとでかぁ~い!」
「かっこいい!」「全部入らないよ・・」とカメラに収めるのにも一苦労・・
「道が上になったり下になったりでわかんないね」
「ほんとに浄水場の跡地だったんだぁ」
そうこういいながらドキドキを抑えて展望台へ向かいます。


チン!45階です。
東京ってどんな街なんだろう??_05東京ってどんな街なんだろう??_06

展望台からの眺めは最高!!周りのビルはもちろん中野サンプラザ、東京ドームもみえます。
子ども達はどの方向に何が見えるか一生懸命メモします。
そして・・スクールに電話。何をするかというとスクールから手を振ってもらい、
都庁から見えるか確認するのです。

東京ってどんな街なんだろう??_07東京ってどんな街なんだろう??_08

スクールでは手を振ってくれたり傘を振ってくれたりと
頑張ってくれたようですが残念ながら見えませんでした・・

今回は地図・屋上・展望台と色んな角度からみてみましたが
今度はいよいよ街に出て探検です!!
どんどん歩いて東京を感じていこう!


LM


探検隊 しゅっぱ~つ!!

1・2年生のテーマ学習は、スクールのすぐ隣にあり、
毎日放課の時間にはあそんでいたり、天気の良い日はお昼ごはんを食べたりと
慣れ親しんでいる「蚕糸の森公園」を探検します。

まずは蚕糸の森公園に「何があるのか」?を考えました。
「かめがいた」「鳥が飛んでいた」「川がある」「人がいっぱいいる」
などみんなの通学路にもなっているので、覚えていることがたくさん出てきました。

大きな地図を広げて、まずはどこに行くか作戦会議。
「ここに行きたい」と意見が一致し、今日は川の辺りを散策することにしました。
水筒と地図と筆記用具を持って出発!気分もう探検隊です。

探検隊の約束事は二つ。
「みんなで行動する」「発見したものをみんなに伝える」ということだけ。

探検隊 しゅっぱ~つ!!_01「あっ、かめが甲羅干しをしている」「ほんとだ」「いっぱいいる」「小さいのもいるよ」

はじめは池のところでかめに反応していたと思ったら、
「はとがいる」と、はとをみんなで追いかけてみたり、とにかく感じたことを伝え合います。


そして、「川の方へ行ってみたい」「行ってみよう!」とみんなで移動。

探検隊 しゅっぱ~つ!!_02川の流れを見ていると、「はだしになって川に入ってみたい!」
早速みんなではだしになりました。

足を入れるとみんな声をそろえて「つめた~い」。

自然が多い公園の中で五感をめいっぱい使っていろいろなことを感じます。


次の日に、地図を広げて作戦会議を開き、「アスレチックのところに行こうよ!」と満場一致で決まりました。今度は公園の中で遊具のあるところへ行くことにしました。
探検隊 しゅっぱ~つ!!_03

アスレチックで遊んでいると・・・探検隊 しゅっぱ~つ!!_04
「ありさんがいるよ」「ほんとだ~」
「こんなところに巣を作っているよ」「どこにあるのか」

ありを発見し、興味津々でした。

そして、公園内に人口の滝を見に行きました。
「涼しいな」「冷たい」
「でもこの水ってどこからくるの?」の疑問に調査開始。
パイプが滝の後にあるのを発見しました。が、「でも土にうまっているよ」ということで、ここでわからなくなり調査を断念。また次回、調べてみることになりました。


次の日、作戦会議の議題は「どうやったら調べられるか?」
なかなかアイデアが出ません。
とりあえず歩いて考えようということになり、公園へ出発!


公園を歩いていたところ、事務所の建物を発見。
「あそこで聞いてみよう」
管理人の方にあいさつをし、質問してみると、
「あれ一度流した水をポンプでくみ上げて、また流しているんだぞ」丁寧に教えてくださいました。

探検隊 しゅっぱ~つ!!_05その後、散策を続けていると、管理人さんが網とブラシを持って滝の方へ向かっていきます。
「あれは何をやっているんだろう?聞いてくる」ととても積極的でした。管理人さんは、ゴミがたまって水の流れが悪くならないように取り除いているのだそうです。
その様子をみんな真剣なまなざしで見ていました。

今度は、「蚕糸科学技術発祥の地」という石碑に興味を持ちました。
これは「なんて読むの?」「どういう意味?」

最後に、作戦会議にて、『蚕糸とは?』
『滝の下にできていたあわは何?』を調べることになりました。

次回はどんな発見が待っているのでしょうか?



TK

2009年04月23日

見学日4/23(木)終了

終了しました

□□□ 2009年4月 スクール見学日のご案内 □□□

東京コミュニティスクール(TCS)では、子ども達やスクールの様子を実際に
見ていただきたいという考えから、毎月見学日を設けています。

見学は、基本的にどのクラスも自由に見ていただくことができます。

これまで、保護者の方だけでなく、TCSに興味をお持ちの一般の方や、全国の
学校関係者の方々、ボランティア希望やTCSのような学校をつくりたいという方々
など、多くの方が見学に来てくださっています。

ご希望の方は、どうぞお気軽にお問合せください。

≪東京コミュニティスクール見学日≫

2009年4月23日(木) 8:30~15:30


※お申込みが多い場合、調整させていただくことがあります。

***** ご都合がよければ、ぜひ朝の会(8:30~)から終日(~15:30)見学してください *****

【お問合せ・お申込み】
東京コミュニティスクール(担当:若林・馬道)
Tel:  03-3313-8717
E-mail: school@tokyocs.org

       件名に 「スクール見学希望」
       本文に 1.見学希望日
            2.氏名
            3.(保護者の方は)お子さんの現学年
            4.E-mailアドレスまたは電話番号
            5.TCSを知った経緯(知人、ネット検索、新聞名・雑誌名など)
            6.質問事項等(あれば)
                        以上をご記入ください。

※TCSへのアクセスはこちら

2009年04月24日

エイサー!!!

来月23日(土)はTCS大運動会です!
そこで子ども達は日々運動会練習に頑張っています。
目玉の1つでもある演舞。
去年はソーラン節でしたが、今年は・・・?
「ミルクムナリ」というエイサーにチャレンジします。

エイサー!!!_01ミルクムナリとは沖縄のミロクの神という豊作をもたらす神を題材にした曲です。沖縄県では運動会には必ずエイサーを踊ります。
が、この曲は難しく中々運動会では踊られることはありません。
しかし、かなりかっこいいこの曲。絶対これがいい!

とゆうことで・・・

日にちがないにも関わらず無謀にも難しい曲にチャレンジするという・・
ほんとに無茶好きなスタッフです。

それでは練習の様子をご覧ください!

エイサー!!!_02 エイサー!!!_03

近くの公園での練習です。
本当はパーランクーという太鼓とバチを使うのですが、

今は太鼓の変わりに手、バチの代わりに紙を巻いて作った紙バチでの練習です。
最初はどうなる事かと思っていましたが、練習を始めて1週間。
子ども達のバチを振る動きも様になり、「ハッ!ヒヤサッサー!」と腹から声がでてきました!
そしてなんと!今日どうにか最後までいくことができました!!
来週には見本のパーランクーが届きます。
GW明けには手作りパーランクーとバチで本格的に練習開始です!
GWの長い休みの間にすっかり忘れちゃわない事を願うばかりです。
運動会に向けてみんなで頑張ろぉ~~~!!

試行と思考

著書『探究する力』の中に書かれているように
テーマ学習は「4R」という流れに沿って進みます。
テーマ学習の第1週目は、「天気についてどんなこと知ってる?」
「どうして人は天気を知りたがるの?」という問いを通じて
「天気」について子どもたちが知っていること、
わかったつもりになっていることをあぶり出しました。
これが4Rの最初の段階、Review (見直す)です。

今週は、いよいよ次の段階、Research(追究する)に入ります。
Review によって、天気を知ることには意味があることを意識し始め、
「どうやったら天気を予報できるんだろう?」という「探究課題」への関心が
高まりつつある子どもたちは、その「課題」に取り組むためにResearch を始めます。

試行と思考_01  試行と思考_02

空を見上げれば雲があるかどうかわかる。
風や温かさ、寒さを感じることもできる。
しかし…天気予報では「なんとなく」の感覚だけでなく
「数値化」した情報を用いている。
それってどうやって測ってるんだろう?
気象データをどうやって集めるのか、実際に測定装置を自作して「体験」してみます。
牛乳パックと温度計で作った気温測定装置、ピンポン玉と厚紙で作った風力計、
ストローと針金で作った風向計、セロファンと釘で作った湿度計。
資料をしっかり読み取って、一心不乱に作業に取り組む子どもたち。

試行と思考_03  試行と思考_04

腕によりをかけて作った装置が完成すると、早速、測定開始。
「南かな?」「南西だよ!」「風速4mだ!」「髪の毛に当たる風が強くなった…」
体感がデータ化され、また逆にデータによって体感が研ぎ澄まされる。
そんな相互作用の面白さを子どもたちが実感している様子が伝わってきました。

翌日、1日の気温の変化、風向・風力の変化、地温と気温との関係、気温と湿度との関係を
数時間おきに測定・記録し、グラフ化してみました。
「グラフだと上がったり、下がったりがすぐわかるよね」
「うん、気温が上がると、湿度は下がってる!」
データを集め、さらに、集めたデータを変換してまとめる意味を理解し始めていることが
子どもたちの会話からわかります。

s-PIC_0076.jpgさて、気温や風などの気象データの測定法は
わかったものの
天気の変化に関わる原理については
まったくわかりません。
そこで、水槽の中に温かい部分と冷たい部分を作ると
空気の流れが生じることを見る実験を行いました。

「上にあがった煙が冷たい方にひきつけられてる!」
「ぐるぐるまわっているよ」
風の生じる原理は、温度差によって起こる対流だということを目の当たりにし、
資料に書かれている「空気は温かいところで上昇した後、冷えて下降してくる」
という説明の意味を「体得」します。

「お湯はいやだ~って煙が逃げてくように見えるよ」
手を動かし、五感を働かせて観察・記録・実験し、いろいろ「やってみる」と
「あれっ?」と考えたくなる学びの種がひょっこり顔を出します。
「じゃあ、雲ってどうやってできるんだろう?」

「試行」し、「思考」することを繰り返して

追究すべき課題が見えてきます。
次週は、そんな課題を追究しつつ
じょじょに「発見したこと」「知ったこと」を統合して
「天気を予想する」という本質的な課題の探究へとシフトしてゆきます。
RI


「詩」の世界へと・・・

詩人の旅第2週目です。
先週の上野動物園でお題だった「キリン」の詩を改めてみんなで鑑賞し、どこが「キラリ」と光っているか話し合います。
「どうしてここをこう書いたんだろう?」という箇所については質問も飛び出します。
ここでお互いの詩を鑑賞し合うことが、確実にそれぞれの表現の幅を広げています。
ちなみにみんなが作った「キリン」の詩は、まだまだこれから学びの元としていく予定です。

これプラス、「詩人の技を盗め!」というミニ講座の時間に詩人たちの詩を技に着目しながら鑑賞します。
子ども達の作る詩は、〇〇の詩に影響されているな・・・
とすぐに分かる物から、一見分からない物までありますが、全体で「詩」という物に対してのってきているのが分かります。
人生の中でこんなにたくさんの詩を鑑賞する時間というのも初めてではないでしょうか?
鑑賞するだけで、素直にどんどんエキスを吸収していく子ども達はスゴイ!

詩人の旅②は万葉の歌碑見学も兼ね、小田急線狛江駅から和泉多摩川駅まで歩きます。
途中、お寺の池に木々が映りこんでいるのを発見し、みんなで覗いてみました・・・

「詩」の世界へと・・・_01

「鏡みた~い!」   覗いていると心が静かになってきます。
次の日、ここからいくつかの詩が生まれました。

さてさて、今回の詩人の旅②の一番の盛り上がりは鯉の滝登りならぬ、魚道(ぎょどう)登りでした。
まったく意図していなかった事ですが、こういうことがあるので旅はステキです!
12段ほどあるなだらかな階段状の魚道を流れに逆らって大きな鯉たちが一生懸命に登って行きます。
ところがそう簡単には段を登ることはできません。
「ガンバレ!ガンバレ!こーーい!こーーい!」
手拍子と掛け声で応援が始まりました。スタッフも大興奮・・・
せっかく登ってもまた流されてしまったり・・・・「あああ~~・・・・」
命を懸けて上流を目指す鯉の姿に全員が心を打たれました。

「詩」の世界へと・・・_02  「詩」の世界へと・・・_03

次の日のふりかえり。
イメージマップを作りながら旅の中から「詩」の種を探します。
この時間も、上野動物園の時のふりかえりから確実にレベルアップしました。
みんな、詩を作るということをしっかり意識しながらのふりかえりの時間となり、
表現が豊かになったり、この時間を詩作に生かしたりすることが出来てきました。

今週末は山中湖への旅。
今度はどんな偶然の出会いがあり、
どんな詩が生まれるのかますます楽しみになってきました!


YT

浅草ねり歩き!の旅

「地図・屋上・展望台・写真とかだけじゃわからない事ってあるのかな?」
今週子ども達に最初にした質問です。
子ども達は・・・しばしの沈黙のあと 「わかった!」と顔あげ、
「どんな人が住んでて、どういう仕事してて、どういう店があるかわかんないから
行けるなら行った方がいい!そしたら自分の頭コンピューターに入力されるよ!」

そうです。そんな事だけじゃわからない事だらけです。
実際に歩いてみる!!
今回は自分の足で歩くことで色んな情報を集めていくのです。


P1130402.JPGそこで今週は早速、下町・浅草をねり歩いてきました!!
まず入ったのは革屋さん。
入ってみると革ばっかり!見せてくれたのは牛1頭分の革。
かなりの大きさに驚きました。その他にもトカゲ・蛇・カバ・オットセイなどなど
珍しい革を見せてもらい2人は大興奮!
「どうやって色をつけるんですか?」「どんな商品になるんですか?」
「どんな人が買いにくるんですか?」と質問の嵐!!!

P1130407.JPG
「ナゼ?」「なんで?」と思った事はどんどん聞いていきます。
旅ではたくさん見て、たくさん聞いて、たくさん触って、たくさん食べて
五感を駆使して色んな事を吸収していきます。

お兄さんからは「ハギレを持って行って友達にも見せてやりな」
と言われ、たくさんお土産をもらい、次の日の朝の会でみんなに紹介しました。


P1130459.JPGP1130389.JPGP1130509.JPG

5時間近く歩いて回り、その他にもたくさんの出会いがありました。
歩きまわる事で偶然の出会いが子ども達の知りたい気持ちをくすぐり、
次の日の振り返りではもっと知りたい事がでてきました。
自分で調べる事ともう1度インタビューする事を話し合いとてもいい振り返りとなりました。

来週は浅草・上野の旅パート2に出かけます。
どんな出会いが2人を待ち受けるのか楽しみです!


LM

探検って楽しい!!

たくさんのものを発見した探検隊。
今回は、前回の最後に疑問としてあがった「池にあった泡はなんだ?」を引き続き調査開始です。


探検って楽しい!!_01早速、大好きな川のところへ行くと、「あっ、また泡がある」という声があがります。
しばらくは泡を観察したり、川でたわむれたりしていると・・・
「こうやったときに泡ができるんだ」と手でジャブジャブと水あそびをしている子から声があがりました。
さらに、違う子からは、上流のところで「こっちには泡がないよ」と気づきの声。



そして、やはり今回もはだしになり水の冷たさを肌で感じます。
そこで足の下の石が「なにかぬるぬるする」と発見。
「何だろ?」「油じゃない?」「こっちはぬるぬるじゃないよ」と報告しあいます。
天気は悪かったのですが、足の感触が気持ちのよく遊んでいると、ぬるぬるしたところでこけてしまいました。
全身ぬれて、ずぶぬれになってしまいましたが、元気いっぱいの子どもたちです。


次の日、探検隊は、「蚕糸の森科学技術発祥の地に行きたい」ということで石碑のところに行きました。

探検って楽しい!!_02 探検って楽しい!!_03

「見て、ありがいるよ」   「ありの巣どこだ!」
ありのことにすっかり興味津々の子ども達。
棒でつっついてみたり、ありを捕まえてみたりしていました。



探検って楽しい!!_04 「見て、木の葉っぱの後に虫がいるよ。なんて虫だろう。」

好奇心は止まりません。



スクールに戻り、明日の作戦会議をしているところで
「公園には他に何があるかな?」と質問すると、
「まわっていないところをまわろうよ」ということになりました。
そこで、子どもが持ち運んでいてぼろぼろになってしまった地図を見て、
「これに厚紙を貼れば、丈夫になるよ」。


それは、ナイスアイデア!


探検って楽しい!!_05 翌日、地図に厚紙を貼り、その他のところには自分の名前と好きなことを書きました。
「見てみて」と嬉しそうに話してくれて地図に愛着が湧いたようでした。



さて、探検へ出発。

ギターを弾いているおじさんを見つけて、「前にもいた人だ」と気づきます。
「こんにちは。これは、なんていうギターですか?」
先日は、聞きたかったけれどギターを弾いていたときだったので、できなかった質問を子どもが投げかけます。
「これはフォークソングギターだよ」と笑顔で答えてくれました。
それから、ギターを弾くのを聞いてその場所を後にしました。


探検って楽しい!!_06 「あっありだ!!」 「巣を突っついてみよう。」


公園の地図を発見して、今の位置をみんなで確認しながら、歩いていると・・・。


探検って楽しい!!_07 「あっちょうちょだ!」と、見上げると蝶のような形をした屋根を大発見!!
これは大発見と、うれしそうにみんなに伝えていました。


今回もいっぱい発見した探検隊たち。
来週は、まわりきっていない蚕糸の森公園を探検し、さらに深く公園のことを知り、そして、「何だろう?」と思ったことを調べていきます。
そこにはどんな発見が待っているかな?


TK

2009年04月30日

Easter Eggs!

Easter has become a time to celebrate the beginnning of Spring and the simple egg is a symbol of new life, so what better way to celebrate than painting brightly coloured Easter eggs!
Even though spring has already started in Japan, we all felt happy when we saw the finished eggs.

After the eggs had been hard boiled for about 25 minutes we had to design our eggs, although of course everyone just wanted to get our pens and start straight away!
Before we start of course we have to remember not to drop our eggs...BUT suddenly..."OH NO!" everyone was surprised when we heard the SMASH of the egg!
But we won't say who dropped the egg...!!

Easter Eggs!_1・2年生The 1st and 2nd years decided to decorate their eggs simply but stylishly! The rabbit is the symbol of spring, and the pink rabbit looks great on the egg, don't you think?
One egg is decorated with ABC, what a great connection to English class!
The last egg is painted with a mysterious W (or is it an M?) can you guess what it means?

Easter Eggs!_4年生All of the 4th years eggs are colourful and interesting!
From the cute panda eggs to the pencil drawn egg, they are all interesting aren't they?
The boys seem to like the "half coloured egg" style, maybe they were thinking about the colours inside the egg...?
From yellow to blue, everyone is expressing their personality with the egg!

Easter Eggs!_5・6年生Finally we have the 5th and 6th year eggs, they are so artisitc and bright!
We have a Doraemon egg, the Chuo Line egg (the train runs around the egg!) the beautiful yellow flower egg, the stripy egg (which took everyone's cooperation to draw) and the lovely big pink flower egg.

Good job everyone!
Don't forget to throw them away before they start to smell!

Please read next time to see how everyone's theme study is going!

じわじわ追究する

風はどうして生じるか? 雲はどうしてできるのか?
今週も、実験を通じて、その原理を「体感」することからスタートしました。

「線香の煙はなぜ入れるんだろう?」
実験手順を示した資料には
ペットボトル内に発生した雲を見やすくするために
線香の煙を入れると書いてあります。
どれだけ見やすさが違うのか確かめるために
線香の煙を入れた場合と入れない場合を比べてみると一目瞭然。
煙なしのときはほとんど見えなかった雲が
煙を入れて行うと、はっきり見えました。

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実験を行うにしても、マニュアル通りにやったら終わりで
「わかったつもり」「知ったつもり」になるのではなく
じっくり時間をとって、何度でもやり直し
ひとつひとつ「納得」を積み重ねながら丁寧に進めてゆけるのが
「探究型の学び」の醍醐味です。
「今度は、ペットボトルをもっとぱんぱんにしてみようよ!」
実験条件を変えて繰り返すことを楽しみ
どうしたら雲がはっきり見えるか「追究」してゆく姿は
「ミニ科学者」そのものです。

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実験が終わったら、さらっと方法と結果と感想を書いて終わり……
ではありません!
どうしてその実験を行ったのか?
実験の結果どんなことがわかったのか?
行った実験と実際の天気との間にはどんなつながりがあるのか?
実験を「学びの種」にしてさらなる「追究」が始まります。

「ペットボトルの内側をぬらして温めたってどういうこと?」
「水を水蒸気にするってことでしょ」
「空気の中に水蒸気がたくさん入っている湿った空気にするんだよ」
「空気の中にどれぐらい水蒸気って入っているの?」
「温度によって1立方メートルに含むことができる水蒸気の量は違うんだ」
「温度が下がると含むことができる水蒸気の量が少なくなるよ」
「水蒸気は目に見えないけど、目に見えるのが水や氷の粒で、それが雲でしょ」
「雲も霧も氷を入れたコップにつく水滴もみんな同じことだよね」
「温度が下がって水蒸気でいられなくなって水になったのが雲だよ」
「じゃあ湿った空気が空に上がって温度が下がってどこかで雲になる?」

みんなで話し合いながら実験結果をしっかり整理し
わかったことをまとめ、新たな資料を読んで
雲ができるメカニズムを「説明」するために必要な「知識」を増やしてゆきます。
自分の言葉で咀嚼し、表現する作業は時間がかかりますが
まとめ方を工夫したり、何度も表現し直したりすると理解が深まります。
すると、子どもたちは、明らかに説明力が向上することを実感するので
集中力が途切れることなく、じわじわ、しつこく追究してゆきます。

明日からゴールデンウィーク。
毎日、定時に空の様子をデジカメで撮影することと
テレビの天気予報でどんなことを説明しているか
注意深く見てみようという課題を出しました。
休み明けから、天気図、気象衛星からの写真など
気象庁から出される「データ」をいろいろ並べて「解読」する作業に入ります。
RI

次の段階へと・・・

「雄大な自然」を味わいに行った山中湖への旅・・・・
富士山は全く見えず、山中湖も霧の中に隠れて
あまり味わうことが出来ませんでした。
夜のウォーキングはなんとかできたものの、
山の朝の空気を味わうことが出来なかったのは残念でした。

しかし、あれだけの霧を味わうことは計画してできるものではありません!
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  きりはすごいよ
 

  きりはすごいよ
  さきのものが まったくみえないんだ
  なにしろ ふじさんさえ かくすんだ
  まっしろ まっしろ まっしろけっけっ
  やっぱりきりはすごいよ!!!


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「詩人の技を盗め!」のミニ講座も今週で終わり、
思うままに書いていた段階から、
今まで書いた詩をある点に気をつけて書き直したり、
ある設定の中で書いたりしていきます。

まずは、「効果的な行がえ」について考えながら、
みんなである子が書いた詩を書き直してみます。
同じ詩でも、行がえの仕方によってかなり印象が変わり、
伝わる物も変わってくるということに気がつきました。

次の日は、「詩人の技を盗め!」のテキストから、
それぞれが一番お気に入りの詩を選び、
その詩をまねて自分で詩を作ってみます。
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材料探しは、おなじみの蚕糸の森公園で・・・
詩作には最高の日和です。
お気に入りの詩に
「せみ」の鳴き声で書かれている詩を
選んだ子は、
鳥の鳴き声を求めて公園を歩いています。

現場で詩を書くのもいいものです。
時々宙に視線をさまよわせてまた
紙に向かう姿は、まさに詩人ですねぇ・・・

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ゴールデンウィーク中にも詩の種がいっぱいあるはず、
みんなどんな材料を集めてくるのか楽しみです!


YT


浅草・上野歩いてなんぼ!!

「上野まで歩くぞ!!」「オー!!」
今週も威勢よくスクールを出発して下町・浅草を歩いてきました。
メインになったのは「合羽橋」とそこから上野公園までの道のりの問屋街です。


さあ今週はどんな発見があったのかな?
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まずは前回の外出で知りたくなった事を人力車のお兄さんに質問してみたり、
発見できなかった「迷子知らせ石標」や「はとポッポ」の石碑などをみつけました。
「江戸時代にもこうやって泣いてる子がいたのかな?」と泣きまねをしてみたり
「ここに張り紙して見つかったのかな?」と江戸時代に思いを馳せてみたり、
鳩の石碑の前では大きな声でハトポッポを熱唱し楽しそう!!



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合羽橋では河童の像を発見し、
ナゼ合羽橋といわれるようになったかを知りました。
「河童って優しいんだ!」「本当に河童いるのかな?」
「みんなビックリしただろうな!」と河童に興味津々!!
隅田川には今も本当に河童がいるのか!?
という事で話が持ちきり!さてさて・・どうかな??



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その他にも合羽橋には不思議なお店がたくさんあります。
「うわぁ~大きい包丁!」「この鍋スゴイよ!ごはん500人前だって!」
一番お気に入りだったのはサンプル食品のお店。
本当にたべられそうなサンプルに大興奮!値段の高さにも驚いていました。

合羽橋を抜け上野までの道のりではなぜか仏壇のお店がたくさんありました。
数えてみるとなんと片側だけで16件!
「なんでこんなに仏壇のお店があるんだ?」「お寺とかが多いからじゃない?」
お店に聞いてみると・・予想的中!!


そうこうしながらゴールの上野に到着。
今日もたくさんの発見がありました。下町・浅草の特徴がわかったかな?
これからはいよいよガイドブック作りの下書きに入ります。
下町のよさ、楽しさをどうやって伝えるのかな?楽しみです。

GW明けは場所を東京中心部に移し、さらなる発見の旅に出かけます!
さぁ下町と中心部ではどんな違いがあるのかな?


LM

他の公園って何が違うの?

今週の探検隊は、まず、蚕糸の森の公園で回っていないところを探検です。 

まずは、池の方へ歩いていくと・・・
池のほとりには、先週お話を聞いたギターの方に会い、あいさつ。
今日は仲間と一緒にギターを弾いていました。


池をしばらく眺めて、「あわをつっついてみる」と棒でつっついてみると・・・
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「くずれるよ」と、あわは、はなれたりくっついたりと、
不思議な動きを見せていました。


さらに、公園を歩いていると周辺の地図を発見!
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「近くにやなぎ公園ってあるよ」
「あっ、かえる公園っていうのもあるよ」
「行ってみたいな。」


次の日はスクールにて、参観日。教室で、今までの写真を見て振り返りながら、発見したものを発表しあいました。
そこで、「これは何だろう?」と思うことを整理しました。
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整理してみると・・・
①川のぬるぬるって何だ?
②やなぎ公園、かえる公園ってどういうところ?
③蚕糸科学技術発祥の地って何?
ということがあがり、順番に調べていくことになりました。



早速①川のぬるぬるについてを調べに行きました。
そこで触ってみたり上流と比較してみたりし、調べていましたが、さらに?が増えたようです。


次の日、蚕糸の森へ行く前に体育の授業の帰りに気づいた鳥のヒナが落ちていたところに寄り、「かわいそうだね」ということで、みんなで土の中に埋めました。
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?の2番目にあがっていた『やなぎ公園、かえる公園』について調べることになりました。
地図で場所を確認し、出発!
やなぎ公園は、蚕糸の森公園と比べてとても小さいものでした。
そこで、ありの巣を発見!
P4300236HP.jpg P4300242HP.jpg


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遊具も蚕糸のものと違うのがあり、遊んで楽しさを体感しました。
やなぎ公園にあったものをメモしました。


他の公園と違いを調べだした探検隊。
次回は、かえる公園に行ってみて、蚕糸の森公園と何が違うのかを調べに行きます。


TK

TCSっ子初体験!!

今日からまた1つ子ども達の練習課題が増えました! それは・・・コレです!!!

TCSっ子初体験!!_01さぁ何をしているでしょう?

そうです!運動会で1度はやった事のある方も多いはず!
「組み体操」の「飛行機」の形です。
1~6年までが入り混ざっているので
体格的に違いが出てチョット苦労しています。

が!!そこはTCSっ子の力の見せ所!
ワー!ワー!言いながらもやればできるトコロをみせてくれます!


飛行機以外にもこんな技に挑戦しました。

TCSっ子初体験!!_02 TCSっ子初体験!!_03

TCSっ子初体験!!_04

左上から順に、「やぐら」・「テント」・「扇」です。
どんなもんでしょうか?初めてにしては意外と形になっています!チョット一安心。

でもまだまだ練習が必要です!
GW明けたら練習だぁ~!!
頑張れTCSっ子!!!



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