詩人の旅第2週目です。
先週の上野動物園でお題だった「キリン」の詩を改めてみんなで鑑賞し、どこが「キラリ」と光っているか話し合います。
「どうしてここをこう書いたんだろう?」という箇所については質問も飛び出します。
ここでお互いの詩を鑑賞し合うことが、確実にそれぞれの表現の幅を広げています。
ちなみにみんなが作った「キリン」の詩は、まだまだこれから学びの元としていく予定です。
これプラス、「詩人の技を盗め!」というミニ講座の時間に詩人たちの詩を技に着目しながら鑑賞します。
子ども達の作る詩は、〇〇の詩に影響されているな・・・
とすぐに分かる物から、一見分からない物までありますが、全体で「詩」という物に対してのってきているのが分かります。
人生の中でこんなにたくさんの詩を鑑賞する時間というのも初めてではないでしょうか?
鑑賞するだけで、素直にどんどんエキスを吸収していく子ども達はスゴイ!
詩人の旅②は万葉の歌碑見学も兼ね、小田急線狛江駅から和泉多摩川駅まで歩きます。
途中、お寺の池に木々が映りこんでいるのを発見し、みんなで覗いてみました・・・
「鏡みた~い!」 覗いていると心が静かになってきます。
次の日、ここからいくつかの詩が生まれました。
さてさて、今回の詩人の旅②の一番の盛り上がりは鯉の滝登りならぬ、魚道(ぎょどう)登りでした。
まったく意図していなかった事ですが、こういうことがあるので旅はステキです!
12段ほどあるなだらかな階段状の魚道を流れに逆らって大きな鯉たちが一生懸命に登って行きます。
ところがそう簡単には段を登ることはできません。
「ガンバレ!ガンバレ!こーーい!こーーい!」
手拍子と掛け声で応援が始まりました。スタッフも大興奮・・・
せっかく登ってもまた流されてしまったり・・・・「あああ~~・・・・」
命を懸けて上流を目指す鯉の姿に全員が心を打たれました。
次の日のふりかえり。
イメージマップを作りながら旅の中から「詩」の種を探します。
この時間も、上野動物園の時のふりかえりから確実にレベルアップしました。
みんな、詩を作るということをしっかり意識しながらのふりかえりの時間となり、
表現が豊かになったり、この時間を詩作に生かしたりすることが出来てきました。
今週末は山中湖への旅。
今度はどんな偶然の出会いがあり、
どんな詩が生まれるのかますます楽しみになってきました!
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