東京コミュニティスクール-探究型学習が教育の特長-全日制オルタナティブスクール(小学1年生から6年生)

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2014年11月 アーカイブ

2014年11月07日

モミジの葉っぱ。

タイトル:静かなともだち
探究領域:万象究理
セントラルアイディア:「見方を変えると見えてくる。」

[1年生]

2週目はいろんな葉っぱを注意深く観察することで葉っぱの葉脈や傷や色などをよくみていきました。
それを活かして3週目は紅葉だけにしぼって注意深く観察していきます。。
やはり紅葉にも葉脈があって、傷などもあることを発見しながら書いていきます。

紅葉で特に難しそうなのは周りのギザギザ部分である鋸歯です。子どもたちは見ながらというよりはギザギザと書いているようで向きは実物とは違うように感じました。


紅葉山公園ではイロハモミジとオオモミジそしてシダレモミジがありますが、イロハモミジとオオモミジを見ている子どもたちは「どっちがオオモミジだ?」「これはどっち?」と声が聞こえてきます。

ではどう違うのかを比べて見ると、
「オオモミジの方が色が薄い」 と色を比べたり
「オオモミジの方が鋸歯がくすぐったい」 と自分の首にあててみたり
「裏からみるとイロハよりオオモミジの方が側脈が見えやすい。」
「でも細脈はイロハの方が見えやすい」
「表はイロハの方が側脈も細脈も見えやすい。」
など話しながらよく見ていくと、比べるだけでも面白い発見がありました。

モミジの見分け方を見たら次は他の葉っぱとモミジを比べてみます。

「モミジはさきがちょんとでていない」
「モミジは丸くなっていない」

など出ている中で「先が丸い」という意見がありました。
みんなが「丸くないよ!」と言うけれど、よく聞いてみると細長くなっている先が丸いか尖っているものの両方があることを説明してくれて、みんなで自分のモミジをよく見てみると、実際に丸いものと尖っているものがありました。
「本当にあったよ。」と驚いてみんなで笑い合いました。
他にも主脈・側脈・細脈の違いについて話していると、
「長さが違うのかな?」
「いないといけない度が違うんだよ。」と話しながらみんながルーペを使ってモミジを凝視して観察していました。
GEDC0265.jpg

そのように他の葉っぱと比べて観察し発見したことをもう一度表現していきます。

GEDC0279.jpg 
始めはギザギザをただ書いていた子も観察しながら見えるものを書こうと必死になっていました。


そして今週よりモミジ日誌を始めました。
テーマのある日は自分の決めたモミジを観察して記録していきます。

GEDC0270.jpg

どのように変化していくのか、6本のモミジの木の日誌は楽しみです。

来週もモミジをよ〜く観察していきたいと思います。




MI

TCS2014年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

〜製作開始〜

[2年生]

タイトル:築きに気づく

探究領域:万象究理

セントラルアイディア:「構造よく力を制す」

いよいよ今週から橋作りに取りかかっていきます。
今回の橋作りの条件は3×3×900のヒノキ材を2本のみ使用して幅40cm以上の橋を製作し、2.5kgの荷重に耐えることができればクリアというもの。様々なブリッジコンテストの方法がある中で今回この制約を選んだのは新聞紙で製作する以上に多くの種類の構造を試すことができるからです。

まずは、私がプロトタイプとして作ってみた橋を使って、どこまでの荷重に耐えられるか実験を行なった際の映像を子どもたちと見てみることに。
結果、2kgまでは耐えられたのですが2.5kgの重さにチャレンジしたところ真ん中から材料がミシミシと音を上げてそのままベキベキっと完全に崩壊してしまいました。
900mmの材料を2本使って2.5kgの荷重に耐えられる橋を作るためには構造の工夫が不可欠です。

「今ちゃんの作ったトラス橋ってこの一番左の形でしょ!?もうめちゃめちゃに折れちゃったんだね!(笑)」

子どもたちはなぜかとても嬉しそうですが、早く自分たちも橋作りに挑戦したくてウズウズしているようです。

さて、子どもたちはまず設計図に自分が作りたい橋のイメージを描いていきます。
その際フィールドワークで見てきた橋の写真や橋の図鑑、またトラス橋の基本型などを参考にしながら定規を使って丁寧に線を引いていきます。

IMG_1701%20%281%29.jpg

「見て!私の橋は2段になっているんだよ。上はアーチになってて、下を船が通れるようにハネ橋にしてるんだ。」

「ぼくは今ちゃんが作ったワーレントラスにちょっと棒を足してみるんだ!」



IMG_1702.jpg

設計図を描いていくと意外に900mmが2本というのは少なめだということが分かってきました。好きなだけ補強をすることはできないことに気づいた子どもたち。

「900mmってことは、ええと、、、90cmだから2本で180cmあるとして、ぼくが考えている橋だとと材料の合計が150cmになるから、、、あっ、30cm余るんだ!」
「じゃあその30cm分をただ余らせるのか、さらにどこかを補強するのかどうする?」
「あっ!補強したい!ここの三角に線を増やしたら強くなるんじゃないかな!」

IMG_1705.jpg

みんなそれぞれに何度もやり直しながら設計図を作り上げました。
カッティングボードに材料をテープで仮止めすることで仕上がりのイメージがしやすく、かつ具体的に必要な材料の長さを知ることができることを発見し、より正確な設計図に近づいてきました。



IMG_1723.jpg

IMG_1725.jpg

一つ一つの材料をカッターで切る作業は私が基本的に行ない、子どもたちは設計して私にオーダーをし、カットされた材料をホットボンドで接着していきます。

そしていよいよいくつかの橋が早速出来上がりました。
子どもたちは一つ目が出来上がると次の橋の設計に取りかかります。
目標としては2.5kgの荷重をクリアする橋の製作と材料の制限なしでデザイン重視の橋を製作すること。
さあ、どんな橋が出来上がるか楽しみです!


YI

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小さな力は大きくなるか

タイトル:てこでも動かない?
探究領域:万象究理
セントラルアイディア:「小さな力を大きな力に変えることができる。」

[3・4年生]

IMGP4558.jpg
定滑車ひとつでは、持ち上げる力は変わらないことが、先週の実験で
明らかになりました。では、動滑車をひとつ加えると、どうなるか。
今週は、動滑車の実験からスタートです。
20ℊの動滑車に20ℊの重りをつけます。
引っ張る紐の先が何ℊで吊り合うかを考えます。
10ℊ?20ℊ?と予想を立ててから、実際に重りをつけていくと、
20ℊで吊り合いました。

これは、一人で荷物を持つときに必要な力が、2人で持ったときに半減するのと同じ仕組みです。

  IMGP4562.jpg   IMGP4560.jpg
IMGP4564.jpg動滑車が2つの場合。
荷物を持つ考え方でいけば、4人で持っていることに
なるため、引っぱる力は4分の1になります。
「滑車の数が増えれば、もっと軽くなるってことか。」
実際にどのくらい力が軽くなるのか、
おっちゃん持ち上げ装置の図面に記入していきます。


IMGP4596.jpg  IMGP4599.jpg  IMGP4598.jpg

動滑車3つの装置は、引っぱる力は11.6kℊ。
30cm引っぱると5cm上がる計算です。
動滑車4つの装置は、引っぱる力は8.75kℊ。80cm引っぱると10cm上がる。
動滑車8つの装置は、引っぱる力は4.375kℊ。160cm引っぱると10cm上がる。
さらに用紙の端に4720円との計算がかかれています。
どの滑車を使うか自分でネットで調べ、購入した場合の料金を記入したといいます。
筆算をみると、単価297円×滑車16個になっていることがわかります。

さぁ、動滑車を使えば、計算上は、小さな力が大きな力に変わるはず。
ブランコの支柱を使う案が出されたことから、近くの公園に行って実験装置を作りに行きました。

IMG_0738.jpgおっちゃんを持ち上げる前に、自分たちだけで実験してみます。
滑車を取り付けたり、iPad撮影するための場所を探したり、
それぞれ違う動きをしていきます。
公園を利用している子どもや大人たちは不思議に見ています。
「なんか恥ずかしいんだけど。」「ほかの小学校の子が嫌がらせする。」 新人2人が不満を言います。
本当にそうなのでしょうか。見方を変えて、巻き込んでしまれば一緒に楽しめるかも。

さっそく、別の子が何をしているのか説明し始めます。
声をかけてくれる大人にも質問に応えていくと、どの方も温かく見守ってくれています。

IMGP4587.jpg
 まずは、動滑車3つで引っぱってみます。

 持ち上がるけど、けっこう、重い。




IMGP4591.jpg 動滑車をもうひとつ加えてみます。
「手が痛い!」 
 持ち上げるのに苦戦しています。
「滑車が斜めになってる。」
「ロープがからまってて力が伝わってないんじゃない?」
 理由を探ります。



IMG_0040.jpg
 「動滑車が動いてないよ!」
 周りで観察している子が気がつきます。
 ロープが滑車から外れてしまっています。
 問題は動滑車の設置の仕方にあるようです。

IMG_0756.jpg

翌日。
動滑車がバラバラにならないよう、固定してみました。
今日は、いよいよおっちゃんを乗せての実験です!



20141106.jpgどのくらい引っぱったら、おっちゃんが浮くかを測るために、印をつけたところで握ります。
片手で動かそうと下に引きます。動きません。
両手で力いっぱい引いてみます。ちょっとは動いたかな程度。

動滑車は固定されていても、ロープが途中で止まってしまっています。 しかも、固定するために滑車の向きを変えたため、からまっていることもロープが動かない原因のようです。
ひとつひとつの動滑車すべてが機能しないと力は分散されません。

そこで、今までくっつけていた動滑車を離してみることにしました。
比較的すべりやすい滑車を4つ選び、定滑車2つ、動滑車2つで設置してみます。

IMGP4595.jpg   IMGP4595%20-%20%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%202.jpg
再び、おっちゃんを持ち上げることに挑戦です。
一人が思い切りロープを引きますが持ち上がりません。
近くで見ていた子が思わず助っ人に入ります。
2人でもダメです。
3人ならどう?
3人がかりでようやく持ち上がりました。
2つの動滑車も上に上がっています。
持ち上げる力は4分の1になったのでしょうか?
「これで滑車増やせばいけるかな?」
どうすればうまくいくか、今回の実験を振り返り、作戦の練り直しです。

AN

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文明の共通要素を見出す

タイトル:Orderless World
探究領域:時空因縁
セントラルアイディア:「文明の歴史から私たちの現在と未来が見える。」

[5・6年生]

今週はそれぞれが調査してきた古代文明の特徴を整理していくことにしました。
すると、文明を構成する共通的な要素が段々と浮き彫りになってきます。

文字の発明
灌漑や農具の改良など農業技術の向上
効率的な食料生産
 →余剰生産物の増加
 →農業に従事しない専門家の登場
代表的な建造物(ピラミッド、万里の長城など)
学問の発達
・・・

「なんかどの文明も似ている気がする。。」

それぞれ離れた場所で文明が発達していったにも関わらず、極めて似た特徴を持つことに不思議な印象を覚えます。

ここで、改めて「文明」に対するイメージを尋ねてみることに。

「狩猟から農耕生活への変化が、他のいろいろなことに影響を与えてるよね。」
「技術が大きく発展し、今までにないものが創り出された気がする。ゼロからの始まりな感じ。」
「僕は、昔からあったものをさらに改良するという印象を持った。」

これまでインプットしてきたさまざまな情報を咀嚼しながら、自分の言葉で語り始めます。

「前に文明と文化の話題が出たと思うんだけど、それに対するイメージは変わった?」と問いかけると、

「文明は文化より大きいイメージがするなあ。」
「そうそう、文化はその国独特のものだけど、文明は国をまたぐ感じ。」
「じゃあ、もし地球全体が一つの文明に統一されたら、政治は安定して、戦争もなくなるのかなあ。」
「うーん、どうだろう。。」

大量の情報のシャワーを浴び、発見したことや気づいたことも多い中、新たな疑問が浮かび上がってきます。
新たな発見が次の疑問やもやもやを生む。
探究のサイクルがゆっくりゆっくり回り始めます。


2週間に渡り、文明と社会の特徴について学んできた子ども達の次の課題は「過去と現代のつながり」について考えていくこと。
「過去の文明が現代社会にどんな影響を及ぼしているか」という観点でこれまでのメタメタマップをふりかえります。

模造紙に縦線2本を引き、「Positive」「Negative」「Interesting」という見出しをつけると、最初は頭に?マークが飛び交っていた子ども達。
私がこのシンプルなVisual organizerについて簡単な説明をすると、

「要は影響をその3つの観点でみればいいってことね。」

と使い方を理解してくれたようです。

20141105_1.JPG

ちなみに、どんな意見が出てきたかというと・・・

<Positive(プラスの影響)>
・医学の誕生が、現代の安心・確実・スピーディな高度な医療技術につながっている
・文字の発明により、情報が整理しやすくなったり、記録から歴史が学べたり、すべての情報を記憶しなくてよくなった
・余剰生産物を腐らせない技術の必要性が冷凍・缶詰を生み出し、長期保存可になった
・様々な農作物と調理方法の発達が料理のバリエーションを増やした一方で、自分の食べたいものだけを食べる偏食や肥満などの健康問題も生んでいる

<Negative(マイナスの影響)>
・余剰生産物が生まれたことで、その奪い合いが戦争につながったり、フードロスの問題を引き起こしている
・灌漑のし過ぎで水不足に陥り、森林破壊につながった

<Interesting(興味深い影響)>
・絵と文字の組み合わせは漫画という娯楽文化を生み出した
 本・雑誌・インターネットも文字の影響を受けている
・文字が意味をつくりだし、「知識」を生み出した
 →「知識」の伝達のために学校が生まれる
 →知識格差の発生

どんな事象もプラス面があれば、マイナス面も存在する。
ある人にとっては良い影響と思えるものが、別の人にとっては良くないケースもある。
意識的に別のperspectiveがないか考えてみることで見えてくるものがあります。

今回のテーマ学習も前半を終え、いよいよ文明の歴史が未来にどうつながるかを考えていくフェーズに入ります。

HY

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2014年11月14日

いろんな場所から見る。

タイトル:静かなともだち
探究領域:万象究理
セントラルアイディア:「見方を変えると見えてくる。」

[1年生]

葉っぱだけをみていた私たちですが、今週は葉っぱだけではなく木の全体をみていくことから始まりました。

葉っぱってどのように木についているのでしょう?

「葉っぱって葉脈から水分が通るけど、木の根っこからきているんじゃない?」
と一人が言うと根っこから葉っぱへみんなでみていくと、「分かれて分かれて分かれて」と木も葉っぱもなっていることに気付きました。

分かれていく先を見ると、「ここだけ葉っぱが少ない。」と気付いた子どもがいたので葉っぱの付き方をよく見るために枝の先を間近でみられる位置に移動をしました。

よく見ると「葉柄ってどこまでなのかな?」と疑問がでました。
子どもたちも、今までは葉柄は葉っぱに付いている部分なのは知っていたけど、木に付いている葉っぱには葉柄と同じ色の部分が広がっていてどこからかが分からなくなっていました。
ここで「茶色の所までが葉柄かな?」
「緑の所まで?」
「葉っぱの根元は茶色でふくらんでいるよ。」
「枝の色が違うよ。」
「葉柄が赤い。」
一つの疑問を見るために、注意深く観察していくとまた新たな発見があります。

「葉柄が赤くなって、主脈も赤くなって葉っぱもなるのかな?」
と紅葉について話がでたので
「紅葉ってどこからなっていくのかな?」と問いかけ、木からすこし離れてみんなで木を見ると

「上から赤いね。」
「太陽にあたった所からなっているんじゃない?」
「でも内側も赤い所あるよ。」

今度は内側を見るために木の真下に行きます。
「枝が葉っぱの形してるよ。」
みんなで真下から見上げ、「ん、どういうこと?」と見ると、
「枝が葉っぱの線(葉脈)になっているんだよ。」
と枝も葉脈のように広がっているということを発見し、他の子どもたちも気づくと、
「本当だ!すごい。モミジの葉っぱじゃない大きい葉っぱがある!」と驚いていました。

木を離れた所から見たり、真下から、斜めから、木の幹に背を向けて見るなどいろんな場所から、いろんな角度からみることも見方のひとつで新たな発見がありました。

そのように観察をしながら話していくと面白い話になっていくので、時間があっという間に過ぎていきました。

GEDC0338.jpg

子どもたちも「もっと観察したいよ。」と言っています。

さて来週からは私たちが見たモミジを作っていきます。
きっと作りながらも、観察していく時間はあるのでまた新たな発見もあるでしょう。
観察して発見したことを表現する中でも発見があるでしょう。
来週もモミジを追究していきます。




MI

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実験

[2年生]

タイトル:築きに気づく

探究領域:万象究理

セントラルアイディア:「構造よく力を制す」

今週も引き続き”ミニチュア橋”の製作に打ち込んでいます。
そしてまずは先週作り上げた”橋”の荷重実験からスタートしていきました。

「緊張するー!私の橋2.5kgクリアできるかなぁ?」
「うちは結構自信あるんだよ。早くやろうよー!」

1冊約500gある本『白いぼうし』を1冊ずつ橋に吊るしていき、5冊=2.5kgの荷重に耐える頑丈な橋を作ることが私たちのミッションです。
そのためにも頑丈な構造はどのように生まれるのか考え、実験し、ふりかえることを繰り返していきます。

3人が作った橋で実験を行なった結果、最初の2つは1.5kgの荷重で材料の接続部分から崩壊してしまいました。

「ああ!!こわれちゃった。材料は全然折れてないのになあ。ボンドが足りなかったのかなぁ?」
「つなぎ目がもっとピッタリくっつくようにして、ボンドをたくさんつけた方がいいみたい。」

たしかにジョイント部に力が掛かるので最も注意が必要となってきます。

最後の一つはワーレントラス構造の橋。
こちらはなんと2kgまで耐えることができましたが、2.5kgの荷重を加えると真ん中から真っ二つに裂けて崩壊してしまいました。
しかし、壊れてしまったものの惜しいところまでいったので子どもたちは大盛り上がりです。

「やったー!うちの橋惜しかったーーー。この同じ形でもうちょっと工夫したら2.5kgもちそうな気がするぅ。」

失敗した理由を考えながら、構造をさらに強化した設計図をさらに描いていきます。
しかし、2年生のかれらには180cmの材料のみを効率よく使い切るための計算やきれいな設計図を 定規を使って描くこと自体がかなりのチャレンジ。
なんども描いては消しながら諦めずに設計し続ける小さな設計者たち。

2.5kgクリアにむけて来週もがんばるぞーーー!


YI

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原理を活かす

タイトル:てこでも動かない?
探究領域:万象究理
セントラルアイディア:「小さな力を大きな力に変えることができる。」

[3・4年生]

先週は、おっちゃんを3人でなんとか持ち上げることができました。
計算上は、動滑車を4つ使ったので、17.6kgで持ち上がっていることになります。
「それじゃあ、一人分はだいたい6kgってことか。」
「体重かけて、引っ張ったんだよ。」
「滑車が起動してなかったから、うまくいかなかったんだと思う。」
実験の結果を振り返り、改善点を考えるというホームワークを週末にやってきている彼らは、 自分のかいてきたことを互いにシェアしていきます。
IMGP4618.jpg   IMGP4612.jpg

IMGP4615.jpgおっちゃんを持ち上げる前に、動滑車2つで一人を乗せてみたところ、
290cm引っ張ったら70cm上がりました。
引っ張る長さは、ほぼ4倍になっています。
体重は32kgだというので、このときには、8kgで持ち上がったことになります。
「でも、手が痛かったし、重たかった。」
「絶対、8kgじゃなかった。」
「スクールでエレベーター実験したときも動滑車2このときより4このときの方が引っ張れたから、 滑車を増やせばいいんじゃない?」
「動滑車4つのときも、あのときよりは引っ張れた。」

これまでしてきたことを参考にしながら出てきた改善点は、
滑車の向きを横にして摩擦やロープの絡まりを防ぐこと、
滑車の設置箇所を、離し過ぎず近づけすぎずにバランスのよいところにすることで
滑車を動きやすくするという案でした。さぁ、再びチャレンジです。

準備も手際よくできるようになってきました。
今回は定滑車の位置も等間隔にするため、
急がず正確に距離を測ってから設置していきます。
おっちゃんに乗ってもらい、いざ、ロープを引っ張ります。
IMG_0242.jpg    IMG_0241.jpg

「あ、軽い!」
動滑車が上がり、おっちゃんも浮いています。
子どもたちが入れ替わり、何度か繰り返していくうちに、
動滑車がキーキー鳴りだし次第に動きが 鈍くなってきてしまいました。
「油をさした方がいいかも。」
「滑車とロープをギアとチェーンに変えてみたら?」
さらによくするためのアイデアが出てきます。でも、滑車が動くことで、持ち上がるという改善点は 成功したといえるでしょう。

ひとまず、これまで理解した滑車の原理を実際に活かすことはできました。
ここからは、後半戦。次なるミッションは、原理を活かした発明品を作ることです。
おっちゃん持ち上げ装置を考えながらも、時折、「こんな道具作ったらどうかな?」と
発明品を考えてきた子がいるほど、自分たちは何かを作るんだというモチベーションは誰もが 持ち合わせています。放課後、レゴでギアを重ねて試行錯誤している姿も見られます。

IMGP4625.jpgたびたび出てくる「ギアを使えばいい」という声。
科学技術館にも歯車の装置はいくつもありました。
これまで実験では、力の大きさが変わることをてこと滑車で確かめてきました。
ギア(歯車)は、本当に力の大きさを変えているのでしょうか。
「そんなの当たり前だよ。」と言っているときは、
知ったつもりになっているだけでないか、要注意です。
きちんと検証して確かめてみることに。
「ギアが大きい方が軽くなるよ。」という予想の下、重りをぶら下げてみると、 同じ重さで吊り合います。
「それじゃ、ギアの働きって何?!」
「ギアは、力を伝えることはできる。速さを変えられる。」
「だから、10年に一度なんだ・・・。」
技術館にあった歯車時計の仕組みを再発見した様子です。

IMGP4627.jpg IMGP4622.jpg IMGP4628.jpg

力が変わると思ったその正体は、ギアではなく輪軸にありました。
「輪軸ってことは、てこだね。」そうつぶやきが出るほど、理解はできてきました。
てこや滑車の原理を活かして、何かを作り出したい。
いったい何を作ればいいのだろう。
まずは、子どもたちの“発明”というイメージを広げていきました。

「1階から2階までのエレベーターを作る。」
「移動時間を速くする人を運ぶ乗り物」
「ジャンプを高く飛べるようにする運動器械」
「滑車を使った巨大パチンコ」
「オリジナルのピタゴラスイッチ」
「2年生の橋とコラボして、跳ね橋を作る。」
「楽器を作る。」
「小さな力で掃除できる道具。」
「泥棒撃退装置」
「料理器具」などなど

ふと思ったことを言ったり、ほかの子の意見を聞くことで思いついたことを言ったりすることでイメージの幅が広がっていきました。
便利なもの、あったらいいものという視点と、 「小さな力を大きな力を変える」という目的に合致するためには、何かを簡単に、持ち上げる、飛ばす、巻き上げる、落とす、運ぶという視点を持つ必要性が浮き上がってきました。
アイデアを形にする。彼らの第2ミッションが本格始動です。

AN

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テクノロジーの文明史

タイトル:Orderless World
探究領域:時空因縁
セントラルアイディア:「文明の歴史から私たちの現在と未来が見える。」

[5・6年生]

今週はこれまでと少し視点を変え、人類史にとってターニングポイントになった発明や出来事にフォーカスし、そこから文明について考えていくことにしました。

これにあたり、私には彼らとぜひ鑑賞したいと思っていた映画作品がありました。
その作品とは宮崎駿監督の『もののけ姫』です。

20141114_004.jpg

なぜ『もののけ姫』なの?
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

私がこのアニメで注目したのは、製鉄と関わっていることです。
舞台となった村は製鉄で栄える村で、実際に「たたら」と呼ばれる踏み台で女性たちが風を送り込む作業をしている場面が出てきます。
問題は、製鉄には大量の木炭が必要であり、そのために森林が伐採されて自然が破壊されていく、ということです。

このアニメのテーマは、自然を破壊する人と動物たちとの戦いであり、自然と人間の共生を訴えることだろうと思います。

しかし、自然を破壊する人間は一方的な「悪」と決めつけることができるでしょうか。
人間、自然を守る立場、それぞれにとって「文明」とは何なのだろう。

「文明は人々の生活を豊かにしてくれるものだと思うんだけど、その裏で森林伐採などの自然破壊につながるでしょ?文明を発展させようとすれば、それが回り回って自分達の暮らしに良くない影響を及ぼしてしまうよね。それが最終的に文明の崩壊につながってしまうという矛盾に(主人公の)アシタカは悩んでいたんじゃないかなあ。」

6年生の女の子は映画を観た感想の中でそう答えました。

常に矛盾を抱えつつも、人間は日々の生活を積み重ねていくことしかできない。
子ども達「文明」という切り口でこの作品を観ることで、これまでとは見え方が違ってきたようです。


翌日は「情報」という観点で人類史をながめてみることに。

「今から紹介する3枚の写真は人類と情報の関わりの中で転機となった出来事を表しているよ。知ってるかな?」

まず最初に見せたのは、古代文明で発明された文字の数々。

20141114_001.jpg

「これは知ってるよー。先週、調べたやつじゃん!」
「(エジプト文明の)ヒエログリフがその後アルファベットにつながっていくんだよね。」
「(黄河文明の)甲骨文字が漢字の起源なんでしょ。」

こんな質問は答えられて当たり前と言わんばかりの子ども達。

そこで2枚目の活版印刷の写真に移ると・・・

20141114_002.jpg

「誰だろう、真ん中のこの人?右の機械に関係する人なんだろうけど。」
「左の本らしきものもよくわからないし。。」

先ほどの勢いはどこへやら、声のボリュームもやや小さめになっていきます。

「もしかして、これ印刷機なんじゃない?」と5年生の男の子。
「正解!それまで本は手書きだったんだけど、この機械によって印刷が可能になったんだよ。」

子ども達は教室内にあった複合機と見比べ、改めて技術の進歩に感心しているようです。

「ちなみに世界で一番売れている本って何か知ってる?」と質問してみると、

「それはやっぱりハリーポッターじゃないの?」
「トムソーヤの冒険かなあ。」

その答えが「聖書」であることを告げると、まったく想定していなかった回答だったようで、狐につままれたような表情をしていたのが印象的でした。

活版印刷機の発明とそれが社会に及ぼした影響(宗教改革)はNHK高校講座を参考にホームワークで押さえることにして、最後の写真に移ります。

20141114_003.jpg

デジタルネイティブの彼らにとって、googleで情報を検索し、amazonでネットショッピングをするのは当たり前。
インターネットの原型は元々軍事目的で開発されたARPANETだと言われていますが、現在は我々の生活と切っても切れない関係になっています。

「ある技術や発明がやがて本来の目的とは異なる分野に転用されたり、新しい業態を生み出すことが世の常である。」
文明史を学ぶことで見えてきた普遍性。

じゃあ、これをふまえ、どんな未来が見えてくるだろうか。
いよいよ今回のテーマも大詰めです。

HY

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2014年11月20日

ワークショップ11/30「探究を探究する」
〜ハイ・コンセプト〜

探究する学びをデザインする指導者のためのワークショップ
「探究を探究する」〜ハイ・コンセプト〜
>>チラシをダウンロード
※受付を終了しました。

 世界各国において「新しい学力」の育成が提唱される中、日本においても今やグローバル教育、国際バカロレア(IB)プログラム、21世紀スキル、反転学習…これらの教育改革が奔流として一気に流れ込むことを止められない状況になっています。TCSでは、この流れの本質である探究する学びをいかに実現するかを追究し、流れを先取りしたワークショップを行っています。
 「探究する学び」は、事前のねらいとプランを超えたところに特徴があります。教師が状況に応じて臨機応変に学びを進めつつ、流されないことが重要で、そのために不可欠なのが「コンセプト思考」です。
 今回は「ハイ・コンセプト」と題し、「コンセプト」とは何か、「コンセプト」で物事をとらえる頭の使い方とはどういうことか理論と実践方法をつなぎます。自ら探究する人材となるべく、参加者同士インタラクティブに関わり合って学ぶスタイルで「コンセプト思考」を実体験するまたとないチャンスです。
 以前に参加経験がある方も初めての方も、探究する学びに興味関心のある方なら、どなたでも参加できます。
【テーマ】 「探究を探究する」〜ハイ・コンセプト〜
【日 時】 2014年11月30日(日)9時00分~17時00分
【会 場】  東京コミュニティスクール
       東京都中野区中野1-62-10 Phone: 03-5989-1869
【WSリーダー】 市川 力、久保 一之
※プロファイルは、下記をご参照ください。
【対 象】 教育関係者、一般
【定 員】 25名(要申込)
【参加費】 9,000円(資料代、昼食代込み)

【申込締切】 2014年11月14日(金)
※定員に達したため受付を終了しました

【申込方法】 eメールにて、下記までお送りください。
 メールの件名を「参加希望ワークショップ1130」とし、
参加を希望するすべての方について、以下の事項をお知らせください。

    1.氏名(ふりがな)
    2.所属(勤務先会社名、学校名等)
    3.e-mailアドレス(PCアドレス)
    4.日中の連絡先(緊急用)
    5.講座を知ったきっかけ(ホームページ/知人/新聞・雑誌/SNS/その他、知人・紙誌SNS名)
    6.NPO入会状況(会員/非会員)

お問合せ・お申込みは、
 東京コミュニティスクール セミナー事務局 まで
TEL:03-5989-1869  FAX:03-5989-1649
e-mail: s14#tokyocs.org

※メールアドレスをコピーする場合は「#」を「@」に変えてください。

(ご注意)
※お申込後3〜4日のうちに受付確認および参加費支払のメールが届かない場合はお電話にてご確認くださるようお願いします。
※受付確認をさせていただいた時点で参加費が発生します。
※参加費ならびにキャンセル料の取扱いについては、規定をご覧ください。
※お申込キャンセルの場合、規程のキャンセル料との差額分をクレジット扱いにて、次回以降の参加費に充てさせていただきます。
※申込締切日以前のキャンセルについては返金を承ることもできます(振込手数料をご負担いただきます)。ご希望の際はご相談ください。

※できるだけ多くの方に参加していただきたい思いがあるので、万一キャンセルの場合は、早めにお知らせいただけますと幸いです。


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主催: 特定非営利活動法人東京コミュニティスクール
後援: 株式会社グローバルパートナーズ
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WSリーダー プロファイル

市川 力(いちかわ ちから)
Riki_classroom_small_up2.jpg東京コミュニティスクール 探究プロデューサー

 米国にて13年間日本人駐在員の子ども対象の学習塾を運営。現地の学校で行われていたプロジェクトベースの学びに触れ、『学び続ける力』を育てる教育実践に強い関心を抱く。2004年8月東京コミュニティスクール初代校長に就任。自ら現場に立ち、探究する学びの研究・開発・実践を行っている。
 主な著書は、「探究する力」(知の探究社)、「先生」(池上彰編・岩波新書)、「英語を子どもに教えるな」「教えない英語教育」(ともに中公新書ラクレ)。講演多数。

久保 一之(くぼ かずゆき)
KAZU_casual_small.bmp東京コミュニティスクール創立者・理事長
 小学生から大学・社会人までの教育に幅広く携わる中で、探究する学びの研究開発・実践・普及活動、学校教育の国際化支援等に特に力を入れて活動。国際バカロレア初等教育プログラム(IB-PYP)の研究を通じて日本の小学校教育の未来像を提案している。
 株式会社グローバルパートナーズ代表取締役社長
 株式会社ビジネス・ブレークスルー コンサルタント
 ビジネス・ブレークスルー大学 准教授・同大学院 講師。

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会場案内 東京コミュニティスクール

住所) 東京都中野区中野1−62−10
Phone) 03-5989-1869
URL) www.tokyocs.org
TCS-Map-FL%20%284%29.png
交通のご案内
JR中央総武線/東京メトロ 東西線「中野駅」南口より徒歩7分
※車・自転車でのご来校はご遠慮ください。

2014年11月21日

モミジの枝・葉柄はどうなっている?

タイトル:静かなともだち
探究領域:万象究理
セントラルアイディア:「見方を変えると見えてくる。」

[1年生]

今週は前回モミジの木の枝を観察したところの続きということで、早速木の枝を作る所から始まりました。
GEDC0439.jpg
個々に発見したこと・気付いたことをどうやったら表現できるのかをみんなで考えていき、みんなで一つのものを作っていきます。

私が「葉柄ってまっすぐ?」と問いかけると
「まっすぐじゃない。でも先の2本はまっすぐ。」
「これは上がってから下がってる。」
「これはね、下がって上がって、下がってる。」
「じゃあこれも曲げていかないと。」と本物に近づけようとしていきます。

また、ただ枝に葉柄をつけるときに

「どうつけようか。」と悩んでいると、
「これ使えるかな?」と一人の子が二つ折りの角度も測ることができる定規を取り出して、みんなで見ながら測り、実際のモミジを表現できるよう葉柄を枝につけていきます。

また、葉柄の太さをどうしようかみんなで相談していると、
「葉柄の下の所丸くなっているのどうしよう。」
「じゃあそこだけ何枚も重ねて紙を貼るのはどう?」と私が言うと
「それだと丸い感じがでないよ。」
「あ、紙粘土余ってる?」
「それでつけようよ。」とどうしたら良いかみんなで考えていきます。そして、作っていくと、
「いいね。(丸い部分が)見えるよ。」
と納得をした様子でした。

葉柄一つの会話からも、細かい発見を表現しようとしているのがわかります。
作っていく中では協力することが大切になってくるため、自分のことだけを考えてはいけません。

「おーい、ここ押さえて!」と言うとすぐに近くの子が押さえてくれます。
「(糊で汚れて)手が使えないから、紙とって。」と言えば他の子が取りに行きます。

「なんか1年生、前より団結してる気がする。」
「うん。うちも思う。」
「なんでだろうね?静かなともだちやってからかな?」

テーマをやりながら、自分たちの関係の変化しているようです。
実際にこのテーマでは紅葉山公園に行くことが日課となり、外出の際はみんなで1列になって慎重に移動をします。その中でも安全に行けるようお互いに気をつけ合ったり、紅葉山公園内でも危険なことがないよう目を配り合います。
確実に1年生の団結力はあがっているなとそういう会話や、普段のふるまいなどからおもいます。


来週は早くも6週目に入ります。

どんなモミジが出来上がるのか。
プレゼンテーションにむけてラストスパートをかけていきましょう。
子どもたちの発見のつまったモミジが出来上がることを願うばかりです。





MI

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try & errorからの発見

[2年生]

タイトル:築きに気づく

探究領域:万象究理

セントラルアイディア:「構造よく力を制す」

さて5週目も今までの橋製作におけるtry&errorを分析し、それを設計に活かしてチャレンジし続けていきました。
すると、実験を繰り返している中である大きなことが気になり始めました。

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「ねえ、さっきの橋も1.5kgを載せたら橋が横に傾き出して折れちゃったよね。」
「ひょっとして実験台がグラグラするから傾いちゃうんじゃないの?」
「グラグラしなければ支えられるかもよ?」
「手で上から下にぐっと力を加えても曲がらないけどさ、やっぱり斜めだとグニャッと曲がっちゃう。」

どうやら”ねじれ”の力がかかってしまうことがマイナス要因の一つになっているということが判明しました。
たしかに今回製作している橋は平面の橋なので上下方向の力には耐えられますが、横や斜め方向に”ねじれる力”には弱かったのです。
これは私が製作した実験台の問題点でしたが、子どもたちとこの時点で発見することが出来たのは大きな学びの一つとなりました。
すぐに実験台の問題を解決すべく改良し直している間に、子どもたちもさらに工夫を重ねたアーチ橋や細かく筋交いを入れた構造の橋や三角トラスなど今までとは違った種類の橋設計に取り組んでいきました。

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「ぼくが作ったキングポストトラスは斜めの筋交いばっかりで縦に材料をあまり使ってなかったからこわれちゃったんだ。次のはもっと縦に材料を入れるよ。」
「このアーチは真ん中にも横棒を一本入れて、その下にできるだいっぱい三角を作っていくとかなり強くなると思うんだ。」
「180cmしかない材料を使って、縦も筋交いもたくさん入れるには橋の高さを低くしないといけないよね。だから高さを2cmにして筋交いを3cmにすると24個も三角が入れられるんだよ。これ丈夫そうでしょ?」

変トラ設計事務所はプレゼンテーションへ向けてさらに加熱してきています!
来週は必ず2.5kgクリアさせるぞ〜!



YI

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発明品をつくる

タイトル:てこでも動かない?
探究領域:万象究理
セントラルアイディア:「小さな力を大きな力に変えることができる。」

[3・4年生]

発明品のイメージが広がってきたところで、週末、それぞれが設計図をかいてきました。
どんな原理を使った、どのように動かす装置なのかを説明していきます。

IMGP4737.jpg動滑車1つを使った、サッカーシュート練習器。
輪軸を使った、トイレのレバー拡大器。
てこを使った、包丁で固い物を切る器械。
動滑車を5つ使った、2階に人を運ぶ器械。
歯車を4つ繋げた乗り物。
てこ、滑車、輪軸を組み合わせた、おもちゃ装置。

説明をしたり聞いたりしていくことで、もっとよくしていきたい点が出てきます。
IMGP4743.jpg
「歯車は力を伝えるだけだから、力の大きさは変わらないよ。」
「あ、そうか。」
「動滑車がどう設置されているのか、わからない。」
「ちょっと雑にかいちゃった。」


IMGP4746.jpg
アイディアはいいものばかり。
説明を聞くと、さらによくしていくことができそうです。
では、どうしていけばいいか。
それぞれが出してきた設計図には、欠けているところがあります。


学んだ原理をひとつしか使っていないものが多いこと、
そして、おっちゃん持ち上げ実験をしたときの経験を活かしていないことです。

IMGP4753.jpgそのことに気がつくと、見方が広がっていきます。
「動滑車を増やすと、摩擦で動かなくなる。」
計算上では、動滑車は増やした方がより軽くなります。
でも、現実には摩擦が発生して思い通りにならないことを子どもたちは実感しています。
「それなら、動滑車は2つにして、両側から引っ張れば、動滑車は斜めにならないで上に上がるかも。」

IMGP4768.jpgおっちゃん持ち上げ装置の改善案が出てきました。
ただ、このままでは、あくまでも仮説です。
今は発明品の話を進めるとして、 実際に、放課後に試してみました。
「今日は時間がないから、公園じゃなくてこれでいいよね。」
仕組みが同じであることを理解しているため、初回の実験で使った段ボール箱を 持ち出し、スクール内で仮説を試します。

32kgの4年生が乗って、両側から2人が引っ張ると、スルスルと箱が進みました。
よさそうな感じです。
では、おっちゃんに乗ってもらい、同じように引っ張ってみました。
動滑車の動きはよかったのですが、支柱としていた部分が支えきれず動いてしまいました。
ブランコで実験すれば、この仕組みは使えそうです。

実験結果を活かして考えると、動滑車が使えるのは、現実には2、3個のようです。
それだと、力の大きさはあまり変わりません。
前半の「おっちゃんを持ち上げる」というミッションでは、
どうにか持ち上げることはできたものの、
指一本で軽々とまでには至りませんでした。
学んだ原理をひとつしか使わないと限界があるようです。
でも、組み合わせることで、より軽くすることができるはず。

身近な発明品の中には、原理を組み合わせているものがたくさんあります。
IMGP4762.jpgギアを使う案から、変速できる働きがあることを先週の歯車実験から思い出し、「自転車は変速ギアがある!」との発言があがりました。
「今日、自転車乗ってきてるよ。」という子がいて、
自転車がどんな仕組みで動いているのかを見てみると、
ギアと輪軸の組み合わせであることがはっきりわかります。

より現実的に発明品をつくるためにも、まずは、学んだ原理を組み合わせることで
指一本でどこまで持ち上げることができるのかを考えてみることにしました。

IMGP4778.jpg
10kgの本の束。定滑車のみで試してみます。
これは指一本で持ち上げるのは 一苦労です。
ついつい、体重をかけてしまいます。

IMGP4783.jpg「動滑車3つ、4倍の輪軸、さらに、3倍の輪軸をレバーとして取り付ければ、力は72分の1になる。」10kgが約140gの力で持ち上がる計算になります。滑車だけを使うよりも、こちらの方がはるかに力が変化しています。

滑車と輪軸の組み合わせは有効だと考えた子どもたち。
実現可能かどうか、来週は実際に作ってみます!

AN

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模造紙にまとめる

タイトル:Orderless World
探究領域:時空因縁
セントラルアイディア:「文明の歴史から私たちの現在と未来が見える。」

[5・6年生]

泣いても笑ってもあと2週間。
いよいよ成果物の作成に取りかかります。

今回の条件は「これまで学んできたを模造紙2枚にまとめる」こと。

スクールにおける卒業研究の位置づけとなるエキシビションに向けて、良いトレーニングになるのではと考え、この条件を設定しました。
高学年になってからというもの、どちらかと言えばkeynoteでのプレゼンに慣れてしまっていた彼らだったので尚更です。

まずは、去年卒業した先輩達のエキシビションの内容をふりかえりながら、自分達の成果物のイメージを膨らませます。

「KeyConceptsでまとめるのが良さそうじゃない?」
「そうだね。今回のテーマはform/change/connectionの観点で取り組んできたし、3人だからちょうどいいかも。」
「"form"は、古代文明の特徴と成立した背景について、でしょ。」
「"change"は、文明がどうやって発展してきたのか、かあ。」
「"connection"は、文明が現代社会に与える影響、だよね。」

早くも方針は決まり、各自が一つのパートを担当することに。
幸先順調そうに見えたのですが、そう簡単にはいかないもので。

「模造紙って思ったより書くスペースが狭いね。。」
「かといって、文字を小さくしすぎてしまうと、見る人が読めないし。」

約4週間かけて、膨大な量の情報をインプットしてきた子ども達。
これまでのメタメタマップの写真をふりかえりながら、内容を検討していたのですが、どの情報も大切に思えてきて、内容を絞りきれません。

20141121_1.jpg 20141121_2.jpg

翌日、それぞれがホームワークで考えてきた内容をシェアしたのですが、いずれのパートも表でまとめるという案になってしまいました。

「結局、模造紙が表ばっかりのイメージになっちゃうね。」
「うーん、確かに素っ気ないかも。これだと見ていて、あまり楽しくないんじゃない?」

限られた紙面に情報をどう上手く配置するか。
模造紙とにらめっこしながら、ああでもないこうでもないと議論を重ねます。

そんな中、5年生の男の子が体調不良でダウンし、この週のテーマ学習のクラスをすべて欠席することに。
3人しかいないメンバーのうちの一人が欠けてしまうという緊急事態に、私も子ども達も動揺の色が隠せません。

「発表に間に合うかなあ・・・」

ここにきて何やら雲行きが怪しくなってきました。

HY

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プレゼンテーション12/4

TCSプレゼンテーションのご案内

東京コミュニティスクール(TCS)のテーマ学習では、1年間に6つの探究領域を学びます。ひとつの探究領域のもとでクラス毎にテーマが設定され、約6週間単位で活動を行っていきます。
※テーマごとの6週間の学びの様子は、探究テーマ一覧表よりご覧ください。

TCSの子どもたちが、どのようなプロセスで、どのようなことを学んでいるのか、ぜひ直接その様子を見に来てください。

               記

【日時】 2014年12月 4日(木) 10:00~11:55頃 

【場所】 東京コミュニティスクール 校舎
     (東京都中野区中野1-62-10)地図
     ※JR・東京メトロ「中野駅南口」より徒歩7分     

【お申込み・お問合せ】
 東京コミュニティスクール (担当:戸嶋・若林)
 TEL:  03-5989-1869
 e-mail: school#tokyocs.org
 ※メールアドレスは「#」を「@」に変更してから送信してください。

  お申込みの際は、件名を「プレゼンテーション見学希望」とし、
   以下の事項をお知らせください。
     1.見学希望日
     2.見学希望者氏名(すべて記入ください)
     3.お子さんの現学年(保護者の方)
     4.e-mailアドレス
     5.電話番号(日中最も連絡のとりやすい番号)
     6.TCSを知った経緯(知人、ネット検索、新聞名・雑誌名など)
     7.質問事項等(あれば)

2014年11月28日

モミジを作る。

タイトル:静かなともだち
探究領域:万象究理
セントラルアイディア:「見方を変えると見えてくる。」

[1年生]

この「静かなともだち」のテーマも最後の週となりました。
今週はプレゼンテーションに向けて作品作りと自分たちの発見したことを振り返った週となりました。

今回は見えるものを書くというのを課題として取り組みました。
見方を変えたことで見えてきたものを書いていきます。

枝にしても葉っぱにしても何度も何度も実物と作品とを見比べながら、「本当にこれでいいのか?」と自分自身に問いかけながら作成していきました。
というのも最近の朝のことわざで
「思うて学ばざれば 則ちあやうし」
という孔子の言葉をやったことから自然と意識をしていました。

枝はみんなで作成したのですが、葉っぱは一人一人が作っていきます。

プレゼンに向けて書いていくモミジの葉っぱは今までよりも大きい紙(A3)に大きな葉っぱを書いていくので、小さくなってしまうと何度も書いていきました。
一人の子が、
「モミジの中に丸い円があるからそれを書くと書きやすい!」と発見し、みんなにも教えてくれました。
丸い円とはモミジの葉っぱの7〜9つに分裂している一枚ずつは中に楕円が入っているように膨らみそこから細くなっている様子から丸い円に気付いたようです。
そこから「その円をつなげるともっと書きやすい」と他の子がさらにアイディアを出してくれて、みんな一人一人がそのアイディアを取り入れながら書いていました。

GEDC0543.jpgGEDC0541.jpg

大まかな葉っぱを書けたら、次は細かい鋸歯です。
鋸歯は細かいのですが、今までよりも大きいので書きやすそうでした。

ただ一番難しいのは葉脈です。葉っぱ見ると「ここにもある。ここにもある。」延々と葉脈を書いていきました。そして「もう見える所は書いた。」というところまでルーペを使いながら何度も見て書いて見て書いてを繰り返していました。

一人の子は「色ができないよ。どうしたらいいんだろ。」と何度も色を作っては比べてまた作り直すというのを繰り返していました。
紫色に近いその色は、紫と言っても紫色の絵の具の色とは違います。
そこに赤や茶色、黄色や時には青色などを入れてみたり、絵の具の量を変えてみたり、水の量を調整したり、またいろんな色を作りながら調整していきます。

赤系の色
GEDC0674.jpg

他の子も枝の緑も同じように何度も作っていました。
GEDC0675.jpg
色だけではなく絵の具で描くときに細い線を書くのも難しいようでした。
特にモミジの鋸歯はみんなが苦労しました。
GEDC0549.jpg

自分たちが見える葉っぱを書いていく。
一人一人が自分のこだわりを持って書いていきました。

ついにプレゼンテーションです。

自分たちがモミジを注意深く観察して発見したことを堂々と語ろう!!!





MI

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アイディアを形にする

タイトル:てこでも動かない?
探究領域:万象究理
セントラルアイディア:「小さな力を大きな力に変えることができる。」

[3・4年生]

10kgをどこまで軽くして持ち上げられるか。
それぞれが描いてきた設計図は、前回よりも正確であり、見やすくなっていました。

%E5%86%99%E7%9C%9F%202014-11-25%2007.16.25%20%E5%8D%88%E5%89%8D.jpg IMG_0268.jpg IMG_0720.jpg

いよいよ実際に自分たちの設計通りになる輪軸を作ってみます。
使う材料は、身近にあるもの。
缶やトイレットペーパーやラップの芯、お菓子の箱など、円柱のものを探してきました。
輪軸のポイントは、小さい円と大きい円の比率です。
よい形のものが見つかっても、サイズがうまく合わないと使えません。
そんなときは、段ボール箱を解体し、ちょうどよいサイズの円を作り出しました。
「これって、小さなコストで、大きな力だね。」
「ごみを甘くみるな!だね。」と手作り感たっぷりの装置作りを楽しんでいる様子です。

IMGP4791.jpg   IMGP4829.jpg

実際に作ってみることで、輪軸の原理が理解できているかがはっきりしてきます。
採寸を間違えたり、周りに巻き付ける紐が落ちないカバーを付け忘れたりと、
失敗を重ねるごとに、原理そのものの理解が深まっていきました。

IMGP4830.jpg
「歯車も作ろう!」
段ボール紙の表面をはがして歯車の「歯」の部分に使います。





できたパーツを組み合わせて、いざ実験です。
IMGP4841.jpg重さは軽くなる分、輪軸をしっかり固定していないとうまく作動しません。
また、紐を下に引っ張ると離したときに勢いよく紐が戻るのが危険だということもわかりました。
「ブランコのときと同じだ!」
ということは、さらによくしていくために、工夫が必要となるわけです。


「荷物をおろすとき、紐が輪軸から外れちゃうから、ガードを高く作り直した方がいい。」
「引っ張るのではなく、ハンドルを作ってみるといいかも。」
「でも、滑車だけより、摩擦は少なくなった。」
ばね秤で紐を引っ張る力を測ってみると150g。かなり軽くなっているのは確かです。

できた歯車を輪軸と組み合わせたところ、これは摩擦が増えることがわかり、
使うことを断念しました。
そして、実験を繰り返していくうちに、輪軸が次々に壊れ始めます。
どうして?原因を探り、作り直しです。
「これだけ輪軸が壊れるなら、違う組み合わせを考えた方がいいんじゃないの?」
まだ作っていないものがありました。てこです。
てこを装置に入れていたアイディアもありました。

最終的にできた装置は、てこ、2つの動滑車、そして、2つの輪軸を組み合わせたものになりました。
ハンドルはどうもうまくいかず、何度も動かしているうちに滑車を使って上に引き上げることを思いつき、最後に定滑車を利用しました。
まさに、試行錯誤。
手を動かして、ああでもない、こうでもないとやることの大切さを実感する場面が幾度もあり、プレゼンぎりぎりまで装置作りに粘った甲斐がありました。
IMG_0284.jpg   IMG_2535.jpg

測定してみると、50gの力で引き上げることができます。
だた、4cm持ち上がったとき、紐は15mも引っ張っていました。
計算上では、力は252分の1倍となります。
プレゼンでは、計算と現実との間に生まれる誤差や、理論上は可能でも実現可能にするためには、やみくもに原理を使うのではなく組み合わせによる工夫が必要であることを盛り込みながら、できあがった装置を発表しました。

AN

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プレゼンにむけてラストスパート

タイトル:Orderless World
探究領域:時空因縁
セントラルアイディア:「文明の歴史から私たちの現在と未来が見える。」

[5・6年生]

テーマもいよいよ大詰め。
「プレゼンテーション」と銘打つからには、これまで学んだことを単にまとめるだけではなく、自分達なりの考えを打ち出す必要があります。
模造紙が完成すれば、「はい、終わり」という訳にはいきません。

今回、彼らに提示したのは「文明の歴史をふまえ、どんな未来を創りたいか」というお題。

これまで過去の文明について一所懸命学んできたけど、そもそも自分達に直接関係してくる現代社会についてあまりよく知らないのではないか。
そんな問題意識から、まずは現代社会がどのような特徴を持っているかについて考えていくことにしました。

・日本は少子高齢化で人口減少の一途をたどるが、世界は人口爆発
・大量生産大量消費の価値観が根付き、それがゴミ問題につながっている
・電気に過度に依存する社会
・フードロスの問題がある一方で、物が不足している地域や国が存在する
  →貧富の二極化(南北格差)
・グローバル化による様々な影響
  世界企業は競争の激化、東南アジアからの出稼ぎ など
・・・

これまで学んできたことやニュースや本で得た知識を元にメタメタマップには多くの社会問題が挙げられていきます。

現代社会がいかに産業革命の影響を強く受けているか
なぜ産業革命はヨーロッパを起点に発生することになったのか
そこには古代文明の発生とどんな関係があるのか

今回のテーマ学習を通じて、現代社会にみられる特徴と過去の文明の歴史とをつなげて考えられるようにはなりました。
その次のステップとして、上記をふまえ、どんな未来を創りたいかを考えることをホームワークに課しました。

そして翌日、彼らの表情はどこか冴えません。
内容が難しすぎて、ホームワークができていないとのこと。

「どのあたりに苦戦してるの?」と問いかけてみると、

「正直、誰でも言えることしか思いつかないんだよね・・・」
「そうそう。あと、逆に現実的にありえそうもないこととか。」
「そんなことをプレゼンで発表するのも何か違う気がするし。」

と子ども達。

個別具体の事例は思いつくが、社会全体の未来像を考えるとなると、誰でも思いつく一般論か荒唐無稽なアイデアの両極端に留まってしまう。
学者のような無責任な未来予測に何の意義も感じないし、自分達はそんなことをしたい訳ではない。
真剣に課題に向き合うからこそ、意見に対する責任感が逆に子ども達を苦しめる結果となっていました。

クラスに重苦しい空気が漂います。

とはいえ、プレゼンに向け、何らかの形でアウトプットを作り上げないといけません。

「この悩みや迷いもプレゼンで正直に語るしかないよね。」

ようやく3人は腹をくくりました。
メンバーの体調不要による休みもあり、作業の進捗が遅れており、時間がいくあっても足りない状況の中、残業でラストスパートをかけます。
ワークスペースは締め切り前の編集プロダクションのような雰囲気。

「やっとできた!」

先週分の遅れをリカバリーすべく模造紙の作成に取り組んでいた男の子が声を上げました。

結局、その後、合同での発表練習にあてることができた時間はたったの30分。
各自、家で個人練習してきて、本番当日を迎えることになりました。

HY

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ミラクル・ハイパーステージ12/20(土)開催

TCSミラクル・ハイパーステージ 2014開催!

今回はMHS史上初の「夜開催」になります!
TCSキッズ&スタッフ&保護者による大ステージ。

日頃磨き上げた技能が数多く披露されますので、どうぞお楽しみに!
年の瀬のこの時期、ご多忙とは存じますが、万障お繰り合わせの上ご来場ください!

今年は、下記の通り開催を予定しています。
※一般の方にも参観いただけます。ご希望の方は、下記までご連絡ください。

                 記

日時:平成26年12月20日(土)
   19:00~20:30(18:40開場)予定
 ※開始時間は変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。

会場:中野区産業振興センター
   中野区中野2-13-14  [地図]

*アクセス*
・最寄駅:JR(中央・総武線)/東京メトロ(東西線)「中野駅」南口より徒歩5分
*車でのご来場はご遠慮ください。



【お問合せ・お申込み】
東京コミュニティスクール(担当:戸嶋・若林)
TEL:03-5989-1869
E-mail:school#tokyocs.org
※お手数ですが、「#」を「@」に変更してから送信してください。

   件名を 「ミラクル・ハイパーステージ見学希望」とし、
   本文に以下の事項をお知らせください。
     1.見学希望者氏名(すべてご記入ください)
     2.お子さんの現学年(保護者の方)
     3.E-mailアドレス
     4.電話番号(最も連絡のとりやすい番号)
     5.TCSを知った経緯(知人、ネット検索、新聞名・雑誌名など)
     6.質問事項等(あれば)




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〒164-0001 東京都中野区中野1-62-10 
TEL: 03-5989-1869  FAX: 03-5989-1649 
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