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try & errorからの発見

[2年生]

タイトル:築きに気づく

探究領域:万象究理

セントラルアイディア:「構造よく力を制す」

さて5週目も今までの橋製作におけるtry&errorを分析し、それを設計に活かしてチャレンジし続けていきました。
すると、実験を繰り返している中である大きなことが気になり始めました。

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「ねえ、さっきの橋も1.5kgを載せたら橋が横に傾き出して折れちゃったよね。」
「ひょっとして実験台がグラグラするから傾いちゃうんじゃないの?」
「グラグラしなければ支えられるかもよ?」
「手で上から下にぐっと力を加えても曲がらないけどさ、やっぱり斜めだとグニャッと曲がっちゃう。」

どうやら”ねじれ”の力がかかってしまうことがマイナス要因の一つになっているということが判明しました。
たしかに今回製作している橋は平面の橋なので上下方向の力には耐えられますが、横や斜め方向に”ねじれる力”には弱かったのです。
これは私が製作した実験台の問題点でしたが、子どもたちとこの時点で発見することが出来たのは大きな学びの一つとなりました。
すぐに実験台の問題を解決すべく改良し直している間に、子どもたちもさらに工夫を重ねたアーチ橋や細かく筋交いを入れた構造の橋や三角トラスなど今までとは違った種類の橋設計に取り組んでいきました。

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「ぼくが作ったキングポストトラスは斜めの筋交いばっかりで縦に材料をあまり使ってなかったからこわれちゃったんだ。次のはもっと縦に材料を入れるよ。」
「このアーチは真ん中にも横棒を一本入れて、その下にできるだいっぱい三角を作っていくとかなり強くなると思うんだ。」
「180cmしかない材料を使って、縦も筋交いもたくさん入れるには橋の高さを低くしないといけないよね。だから高さを2cmにして筋交いを3cmにすると24個も三角が入れられるんだよ。これ丈夫そうでしょ?」

変トラ設計事務所はプレゼンテーションへ向けてさらに加熱してきています!
来週は必ず2.5kgクリアさせるぞ〜!



YI

TCS2014年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。



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