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模造紙にまとめる

タイトル:Orderless World
探究領域:時空因縁
セントラルアイディア:「文明の歴史から私たちの現在と未来が見える。」

[5・6年生]

泣いても笑ってもあと2週間。
いよいよ成果物の作成に取りかかります。

今回の条件は「これまで学んできたを模造紙2枚にまとめる」こと。

スクールにおける卒業研究の位置づけとなるエキシビションに向けて、良いトレーニングになるのではと考え、この条件を設定しました。
高学年になってからというもの、どちらかと言えばkeynoteでのプレゼンに慣れてしまっていた彼らだったので尚更です。

まずは、去年卒業した先輩達のエキシビションの内容をふりかえりながら、自分達の成果物のイメージを膨らませます。

「KeyConceptsでまとめるのが良さそうじゃない?」
「そうだね。今回のテーマはform/change/connectionの観点で取り組んできたし、3人だからちょうどいいかも。」
「"form"は、古代文明の特徴と成立した背景について、でしょ。」
「"change"は、文明がどうやって発展してきたのか、かあ。」
「"connection"は、文明が現代社会に与える影響、だよね。」

早くも方針は決まり、各自が一つのパートを担当することに。
幸先順調そうに見えたのですが、そう簡単にはいかないもので。

「模造紙って思ったより書くスペースが狭いね。。」
「かといって、文字を小さくしすぎてしまうと、見る人が読めないし。」

約4週間かけて、膨大な量の情報をインプットしてきた子ども達。
これまでのメタメタマップの写真をふりかえりながら、内容を検討していたのですが、どの情報も大切に思えてきて、内容を絞りきれません。

20141121_1.jpg 20141121_2.jpg

翌日、それぞれがホームワークで考えてきた内容をシェアしたのですが、いずれのパートも表でまとめるという案になってしまいました。

「結局、模造紙が表ばっかりのイメージになっちゃうね。」
「うーん、確かに素っ気ないかも。これだと見ていて、あまり楽しくないんじゃない?」

限られた紙面に情報をどう上手く配置するか。
模造紙とにらめっこしながら、ああでもないこうでもないと議論を重ねます。

そんな中、5年生の男の子が体調不良でダウンし、この週のテーマ学習のクラスをすべて欠席することに。
3人しかいないメンバーのうちの一人が欠けてしまうという緊急事態に、私も子ども達も動揺の色が隠せません。

「発表に間に合うかなあ・・・」

ここにきて何やら雲行きが怪しくなってきました。

HY

TCS2014年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。



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