タイトル: お客様の笑顔を獲得せよ
探究領域: 社会寄与
セントラルアイディア:事業の目的は顧客の創造である。
ただし、自分に与えられた役割を果たすだけでは本当の意味で協力できたとは言えず、
結果として因果関係はさておき、お客様が来てくれたり、来てくれなかったりと、先週のように売上にばらつきが出てしまいました。
5、6年生のクラス名は「最協」です。10人で三つの力を合わせて協力していく、
そんな意味が込められた名前にした「意味がなくなってしまう」という改善提案書を書いていたキッズもいました。
今週はどんな方略で顧客の創造を実現するのでしょうか?
今週の改善点は1.「呼び込みノウハウの共有」2.「店舗レイアウト」3.「うまい棒の値段」の三つです。
まず、今までも「呼び込み」でいかにお客さんに来てくれるかを考えなければなりませんでした。呼び込みのうまい子はどんなことを意識しているのか、
そんな中で上がってきた秘訣は
・話を聞いてくれそうな人を選ぶ(スマホ、イヤホン、自転車、サラリーマンはあまり聞いてくれない)
・まずは「お時間ありますか?」と話しかけてみてダメならすぐに次にいく
・聞いてくれそうだったら「1分でも2分でもいいので、そちらで駄菓子屋をやっているのでよっていってください」と提案してみる
というものでした。周辺を歩いている方々、なんども見かけたことのある方や、後で時間があるから、という方、いろいろな方が来てくれるために、あの手この手でコミュニケーションして、うまくお客さまを呼び込んでいきます。
つぎに、着手したのは「店舗レイアウトの変更」です。
・従来は一番奥に駄菓子を並べて、手前に休むところ、椅子が置いてあるレイアウトでした。
これでは一見何をしているのか、暗くてわかりにくくあります。
・そこから、レイアウトを大幅に変えて、お店のある駐車場に入ってきた時まず「駄菓子屋だ」とわかるようにレジと駄菓子を配置し、入ってくるお客さまに見えるように配置しました。
・ポップなどを設置して商品を売り込み、お客さまに魅力を伝えられる工夫をしました
・「飲食店を経営されているプロの方」がご来店して、「いいお店は裏が綺麗」「ディスプレイはお客様に見えるようにして、いっぱいある、という印象を与えた方がいい」という貴重なアドバイスをいただきました。
・それに加えて飲み物などをコップで提供するので、机も配置して休んでいただけるようなお店の作りにしました。
最後に、うまい棒の値段です。
今回、実験的に15円の場合と10円の場合でどのくらい売れるのかを比較しました。
実際に15円の時と10円の時では選んでくれる率に違いがでました。
それを計算するために、
「うまい棒を買ってくれた人数」÷「その日来た人数」
でうまい棒を選んでくれる率を計算しました。
15円の時は20%程度、10円の時は30%程度で、10円の時の方が1日で来てもらった人数が少なかったにもかかわらず、うまい棒を買う人が多かったのです。
選んでくれる率が高いということは10円の方がより「売れる」ということでしょう。
利益についても計算してみると1日に100人来たとしても同じ売れる率であれば、10円の方が利益が多く出ることがわかり、買ってくれる人も多ければ利益もあがり、実験の結果として10円の方がよりよい値段設定だということがわかりました。
みんなの前で資料まで作成してきてプレゼンをしてくれました。
以上のことを加味して今週は三日間営業しました。
結果として売上は・・・
・火曜日:8,465円
・水曜日:8,635円
・木曜日:10,265円
と売上1日1万円の大台にのせることができました!
もちろん、TCSの保護者の方や、キッズの売上も入っていますが、売上1万円を単価が10円〜150円の中で作り上げるのは簡単ではありません。
来週はついに最終週!火曜日が最終営業日です。
「駄菓えもん」は売上目標を達成することはできるのでしょうか?
TY
※TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
探究領域: 社会寄与
セントラルアイディア:事業の目的は顧客の創造である。
[5・6年生]
「協力」の第一歩はもちろん各の持ち場をしっかりと理解し、「責任」を果たすことが必要とされます。ただし、自分に与えられた役割を果たすだけでは本当の意味で協力できたとは言えず、
結果として因果関係はさておき、お客様が来てくれたり、来てくれなかったりと、先週のように売上にばらつきが出てしまいました。
5、6年生のクラス名は「最協」です。10人で三つの力を合わせて協力していく、
そんな意味が込められた名前にした「意味がなくなってしまう」という改善提案書を書いていたキッズもいました。
今週はどんな方略で顧客の創造を実現するのでしょうか?
今週の改善点は1.「呼び込みノウハウの共有」2.「店舗レイアウト」3.「うまい棒の値段」の三つです。
まず、今までも「呼び込み」でいかにお客さんに来てくれるかを考えなければなりませんでした。呼び込みのうまい子はどんなことを意識しているのか、
そんな中で上がってきた秘訣は
・話を聞いてくれそうな人を選ぶ(スマホ、イヤホン、自転車、サラリーマンはあまり聞いてくれない)
・まずは「お時間ありますか?」と話しかけてみてダメならすぐに次にいく
・聞いてくれそうだったら「1分でも2分でもいいので、そちらで駄菓子屋をやっているのでよっていってください」と提案してみる
というものでした。周辺を歩いている方々、なんども見かけたことのある方や、後で時間があるから、という方、いろいろな方が来てくれるために、あの手この手でコミュニケーションして、うまくお客さまを呼び込んでいきます。
つぎに、着手したのは「店舗レイアウトの変更」です。
・従来は一番奥に駄菓子を並べて、手前に休むところ、椅子が置いてあるレイアウトでした。
これでは一見何をしているのか、暗くてわかりにくくあります。
・そこから、レイアウトを大幅に変えて、お店のある駐車場に入ってきた時まず「駄菓子屋だ」とわかるようにレジと駄菓子を配置し、入ってくるお客さまに見えるように配置しました。
・ポップなどを設置して商品を売り込み、お客さまに魅力を伝えられる工夫をしました
・「飲食店を経営されているプロの方」がご来店して、「いいお店は裏が綺麗」「ディスプレイはお客様に見えるようにして、いっぱいある、という印象を与えた方がいい」という貴重なアドバイスをいただきました。
・それに加えて飲み物などをコップで提供するので、机も配置して休んでいただけるようなお店の作りにしました。
最後に、うまい棒の値段です。
今回、実験的に15円の場合と10円の場合でどのくらい売れるのかを比較しました。
実際に15円の時と10円の時では選んでくれる率に違いがでました。
それを計算するために、
「うまい棒を買ってくれた人数」÷「その日来た人数」
でうまい棒を選んでくれる率を計算しました。
15円の時は20%程度、10円の時は30%程度で、10円の時の方が1日で来てもらった人数が少なかったにもかかわらず、うまい棒を買う人が多かったのです。
選んでくれる率が高いということは10円の方がより「売れる」ということでしょう。
利益についても計算してみると1日に100人来たとしても同じ売れる率であれば、10円の方が利益が多く出ることがわかり、買ってくれる人も多ければ利益もあがり、実験の結果として10円の方がよりよい値段設定だということがわかりました。
みんなの前で資料まで作成してきてプレゼンをしてくれました。
以上のことを加味して今週は三日間営業しました。
結果として売上は・・・
・火曜日:8,465円
・水曜日:8,635円
・木曜日:10,265円
と売上1日1万円の大台にのせることができました!
もちろん、TCSの保護者の方や、キッズの売上も入っていますが、売上1万円を単価が10円〜150円の中で作り上げるのは簡単ではありません。
来週はついに最終週!火曜日が最終営業日です。
「駄菓えもん」は売上目標を達成することはできるのでしょうか?
TY
※TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。