[6年生]
なかなか仮説がまとまらず、いつまでたっても追究すべき「コンセプト」[4・5年生]
さあ年も明けまた新しい一年が始まります。[3年生]
今回も引き続き和田ふれあいの家でのボランティアに取り組みました! [1・2年生]
テーマ「サインを受信せよ!」も、冬休みが明けて後半に突入しました。
身の回りにどんなサインがあるか、
またそれはどんなメッセージを持っているのか、
サインを集めて見つめ続けた今までの3週間。
冬休みや登下校に写真を撮ったり、アウトドアデイの道中で「このサインで何号線か分かるよ!」と発言したり。
テーマ以外の時間でも、サインを発見する姿が見られました。
さぁ、次は僕たちからサインを発信しよう!
「サインを使ってメッセージを伝えることで、人の行動を変える!」
を目標に、サインづくりにとりかかりました。
挑戦するは、TCSの片付けサインづくり。
昨年にはかたづけ士小松易さんによるかたづけの達人クラスにより、スクール内のかたづけに子どもたちは挑戦。
以前よりかたづきましたが、もっときれいなスクールになるにはどうしたらいいか。
子どもたちがまず目をつけたのはごみ箱。
「可燃ごみと不燃ごみが一緒に捨てられてる。」
「可燃ごみというより燃えるごみって書いたほうが分かりやすいんじゃないかなぁ。」
「不燃ごみは少ないから二つとも可燃ごみ箱にしてもいいと思う。」
早速TCSのごみ箱の表示を変えてみることに。
「絵も入ったほうがいいよ。」
「炎のマークはどうかなぁ。」
「文字が太いほうが見やすいね。」
そうやってサインができて、次にどんなサインをつくるか考える際に、
「そもそもどんな状態になって欲しくてサインを作るのか」
を話し合うことから初めてみました。
そこで新たに注目したのがロッカー。
「ロッカーをきれいに使って欲しい。」
そこでロッカーを見てみると、
「プリントがはみ出ている。」
「ロッカーに入っているゴミを捨てて欲しい。」
「箱は飛び出さないほうがいいと思う。」
と、具体的にどんなメッセージを発するかの案が出てきました。
来週は、話し合ってきたことを使ってメッセージを伝えるにはどんなサインを作るのがいいか、
また、作ったサインはメッセージが伝わるものか、もっとよくするにはどうしたらいいかを考えていきたいと思います。
EN
※TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
[6年生]
「コンセプト」にしたがって「仮説」を練り、その「仮説」に関する[3年生]
テーマ学習もいよいよ5週目。 [1・2年生]
今週は、先週の話し合いをもとに、伝えたいメッセージが伝わるポスターを作ってみました。
ロッカーから子どもが飛び出ている写真に赤い丸に斜線の禁止マークを書き入れて、「(ロッカーから荷物を)飛び出させないで!」
動画で表現したいという考えから、散らかした人に起こる災難や奇怪な出来事を描いた4コマまんがを制作したり。
子どもたち各々で工夫してサインを作ってみました。
しかし、アイデアは出るものの、
「これでいこう!」という、なかなかみんなの意見がまとまったサインにたどり着けません。
評価基準は、「サインによってメッセージが相手にどれだけ分かりやすく伝わったか」ということ。
そのことが達成できているか、確認するためにアンケートを行いました。
子どもたちが作ったサインを他学年の子どもたちに見てもらい、どんなメッセージを受けとるか(伝えたいことが果たして伝わっているのか)たずねてみました。
「マンガは面白いけど、ぱっと見て何を書いているかわからない」
「(ロッカーから子どもが飛び出ている写真を見て)ロッカーに人は入っちゃだめだっていうメッセージ?」
なるほど。私たちが良いと思っていたコピーや表現方法は、見る側にはほぼ伝わらないということがわかりました……。
なかなか簡単にメッセージは伝わらないことをまじまじと感じさせられた時間でした。
「だめな状態の写真だけじゃなく、良い状態の写真も載せたらどうかな?」
「散らかっている状態を表現するならもっと大げさにしたら?」
と、上級生からはアドバイスもいただきました。
そして、それらを参考にして次の日から再度作り直し始めました。
来週は、最終週。
サインを作り上げて、発表会に挑みます!
EN
※TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
[6年生]
あっという間にもう1月末。Exhibition の発表まで、あと2ヶ月半[4,5年生]
今週は最後の仕上げに大忙しとなりました。子どもたちが手がける椅子製作の納期は今週の金曜日の発表会です。[3年生]
今回のテーマ学習もいよいよ最終週です。 [1・2年生]
テーマ最終週。
テーマ発表会では、子どもたちが考案した「TCSがもっと片付くためのサイン」を発表しました。
使いたいと思われるように、制作したサインをどう発信するかも鍵。
今回は、子どもの発言からサインがあるなしで人の行動がどう変わるかを劇で表現するしサインの良さを伝えることにしました。
子どもたちは、台本無しなのでとても不安そう……
けれど台詞を丸暗記というよりも、流れをつかみ自分の言葉で伝えることができました!
発表会で披露したオリジナルサイン4つをご紹介します。
一つ目は「ロッカー/つくえを片付けよう」ポスター!
ロッカーが散らかっている写真と片付いている写真を並べて貼り、散らかっている写真には「禁止」を表す斜線入りの赤線の円が書き込まれ、片付いている写真には「許可」を表す青線の円が書き込まれています。
ポスターの上には「こんなロッカーになりたいか?」というコピーを入れました。
つくえバージョンもあります。
二つ目は、「ぼくたちがかたづける」!
実際に自分達が片付けることでスクールをきれいにして、散らかりにくいようにするというもの。
「ゆかにものが落ちていないか?」
「ロッカーの中にゴミがないか?」
「ロッカーから物が飛び出てないか?」
など、どう片付けたらいいのか項目を記したチェック表も作りました。
これもロッカーとつくえの2バージョンあります。
三つ目は、「楽しく片付けができる声かけ」!
「床にごみを捨てないでくだサイン!」
などのダジャレを使った声かけ。
これで伝えれば、注意する方もされる方も嫌な気持ちにならないという工夫が入っていました。
四つ目は、「楽しく片付けができるゲーム」!
ということで、提案したのが「ぞうきんがけレース」。
ぞうきんがけをすることで落ちているものにも気付き楽しく片付けられるというものです。
発表会の評価シートを見ると、一つ目のサイン(ポスター)は全員にメッセージが伝わったようでした!
これには子どもたちも大喜び。
しかし、それ以外のサインについては過半数の人には伝わったものの全員には伝わらず……、子どもたちは残念そう。
「こうしたらもっと伝わる」というアドバイスもいただき、全員に伝わるサインの発信は簡単ではない、まだ改善の余地があると感じさせられました。
「ノートに記録しようってはじめたことも続いてなかったりする……続けるのは簡単じゃない」というT君の言葉。
大事なのはここから。
言いっぱなしにならないようにかたづけを続けたり、サインを発信したりが求められます。
これからも、サインを利用して心地よく生活することを目指していこう!
EN
※TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
[1・2年生]
まず興味深かったのは、最初のサインに対するイメージマップで出てきた子どもたちの意見。
標識や看板などのマークを表すような意見が大半かと予想していたものの、実際は手の動き、表情などのからだに関係するものが多くでたことです。
また、「ちゃんとメッセージを受け止めないといけない」、「受信したら返信したり動かないといけない」といった『サインによってわかりやすくメッセージを伝えることができる』という達成目標に近い意見も出てきていました。
その後、スクール周辺で見つけたサインを分類した際には、「禁止」「お願い」「コマーシャル」などのサインの持つメッセージについてグループを作り「サインは“おしえてる”もの」という共通点をも見いだしていたことも印象的でした。
今回、彼らに求められたのはサインによって自分の動きを変えること、そしてサインによってどれだけ相手の動きを変えることができるか、ということでしょう。
特にテーマ後半の3週間、「サイン発信」のフェーズでは、
自分が何を伝えたいか、
伝えたいことを伝えるためにどのように工夫した方がいいのか、
作ったサインは本当に他者に伝わるのか、アンケートをとったり客観的にサインを見てみることによって考えてみました。
アンケートの結果からも、自分は伝わると思っていても相手に伝わらないこともあるという気付きになったのではないかと思います。
また、相手に伝えるだけで(主張するだけでなく)自分も動かないといけないことを感じて動こうとしていた様子が伝わりました。
今回のテーマによってガラッとは変わらなくても、
今後じわじわとでも自分の動きが変わっていく姿を期待したいです。
EN
※TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
[4,5年生]
このテーマでは子どもたちに職人になってもらい ”いい仕事とは何か?”一緒に考えながら椅子製作に取り組んできました。[3年生]
「とことん相手のために動き、やりきることで、当初は想定していなかった自分たちとのつながりが見えてくる」