[1・2年生]
テーマ最終週。
テーマ発表会では、子どもたちが考案した「TCSがもっと片付くためのサイン」を発表しました。
使いたいと思われるように、制作したサインをどう発信するかも鍵。
今回は、子どもの発言からサインがあるなしで人の行動がどう変わるかを劇で表現するしサインの良さを伝えることにしました。
子どもたちは、台本無しなのでとても不安そう……
けれど台詞を丸暗記というよりも、流れをつかみ自分の言葉で伝えることができました!
発表会で披露したオリジナルサイン4つをご紹介します。
一つ目は「ロッカー/つくえを片付けよう」ポスター!
ロッカーが散らかっている写真と片付いている写真を並べて貼り、散らかっている写真には「禁止」を表す斜線入りの赤線の円が書き込まれ、片付いている写真には「許可」を表す青線の円が書き込まれています。
ポスターの上には「こんなロッカーになりたいか?」というコピーを入れました。
つくえバージョンもあります。
二つ目は、「ぼくたちがかたづける」!
実際に自分達が片付けることでスクールをきれいにして、散らかりにくいようにするというもの。
「ゆかにものが落ちていないか?」
「ロッカーの中にゴミがないか?」
「ロッカーから物が飛び出てないか?」
など、どう片付けたらいいのか項目を記したチェック表も作りました。
これもロッカーとつくえの2バージョンあります。
三つ目は、「楽しく片付けができる声かけ」!
「床にごみを捨てないでくだサイン!」
などのダジャレを使った声かけ。
これで伝えれば、注意する方もされる方も嫌な気持ちにならないという工夫が入っていました。
四つ目は、「楽しく片付けができるゲーム」!
ということで、提案したのが「ぞうきんがけレース」。
ぞうきんがけをすることで落ちているものにも気付き楽しく片付けられるというものです。
発表会の評価シートを見ると、一つ目のサイン(ポスター)は全員にメッセージが伝わったようでした!
これには子どもたちも大喜び。
しかし、それ以外のサインについては過半数の人には伝わったものの全員には伝わらず……、子どもたちは残念そう。
「こうしたらもっと伝わる」というアドバイスもいただき、全員に伝わるサインの発信は簡単ではない、まだ改善の余地があると感じさせられました。
「ノートに記録しようってはじめたことも続いてなかったりする……続けるのは簡単じゃない」というT君の言葉。
大事なのはここから。
言いっぱなしにならないようにかたづけを続けたり、サインを発信したりが求められます。
これからも、サインを利用して心地よく生活することを目指していこう!
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※TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。