[3年生]
「とことん相手のために動き、やりきることで、当初は想定していなかった自分たちとのつながりが見えてくる」今回のテーマ学習ではこの達成目標に向かい、救世軍ブース病院や和田ふれあいの家での
ボランティアをし続けてきました。
「私は人と話すのが苦手なので、ゴミ拾いや綿布切りの方が得意だと思った。
ただ、ふれあいの家に何度も通ううちに利用者さんのことを見ず知らずの他人ではないと
感じるになり、話しかけられたら、それに答えることができるようになった。」
「出し物の最後に「ふるさと」の歌をプレゼントしてもらい、とても感動した。
なぜ利用者さんは歌のプレゼントをしてくれたのだろう?
それは自分がとことん動いたからだと思う。
相手のために動くと、やがて自分のところに返ってくると思った。」
「相手のために何かをすることと感謝の関係はまるで一本の電車のようだ。
『相手のため』駅から出発して、やがて『感謝』駅に到着する。
感謝が出発点になることはないと思う。」
テーマ発表会ではボランティアを通じて学んだことを子ども達がしっかり自分の言葉で
伝えることができました。
自分の考えや思いを自分なりの言葉で素直に表現することができたからこそ、
オーディエンスの共感を得ることができたのでしょう。
見返りを求めることなく、相手のためにまず自分のできることをとことんやってみる。
そして、自分の仕事ぶりを振り返り、改善していく。
それを愚直に実践したからこそ、その先に見えてくるものがありました。
きっと子ども達にとって、今回のテーマ学習を通じて得た実感は今後の学びの礎に
なることでしょう。
HY
※TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。