タイトル:お客様の笑顔を獲得せよ
探究領域:社会寄与
今まで、さまざま社会に寄与することについて探究してきた6年生たち。
社会は、多様な仕事があり、互いに支えあって存在しています。
最上級生となった彼らは、実際に事業を立ち上げ、仕事とはどういうものかを肌で感じていきます。
今回のミッションは「駄菓子屋の経営」
どのようなお客様にどのように満足を与えるのか?を試行錯誤しながら実際に販売をしていきます。
それにはマーケティング、資金の調達、在庫管理などなど、やるべきことはたくさんあり、それらは、大変なこと、努力が必要なことも多くあります。
さぁ、彼らはこの駄菓子屋で、お客様の笑顔を獲得できるでしょうか?仕事をする喜びとは一体どういうものなのでしょうか?
TCSの駄菓子屋、いよいよ開店です。
TK
※TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
タイトル:東京発見伝
探究領域:時空因縁
東京は江戸時代から現在に至るまで日本の中心都市であり、
その史跡や建造物が数多くあります。
3年生は今回、自分の足を運び様々な感覚を使って情報を集めるという
フィールドワークを徹底的に行うことを通じ、街並みにかくされた
歴史や特徴を発見していきます。
TY
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タイトル:Thank you very 街
探究領域:時空因縁
私たちが暮らしている街。
普段見慣れている景色でも、よく観察すると、
区役所・消防署・警察署・保健所・児童館・図書館・商店街……
と、いろいろな機能があることに気づかされます。
それらの機能があるから私たちは楽しく暮らすことができるのです。
テーマ「Thank you very 街」では、
街の中をひたすら歩き、そして街を支える人たちにインタビューします。
そうすることで、街に何があるか、
それらは私たちの生活に本当に必要なものなのか、
街の機能は私たちの暮らしのために何をしているか、
を発見・理解していきます。
EN
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We know that our first letter was a great starting point for our theme but of course we needed some feedback. For this we planned to perform our video letter at the theme presentation in front of everyone and listen to what they all have to say, hopefully this will give us some going tips.
In order to get people’s attention, it is not simply WHAT you say but HOW you say it and this is the biggest point we realized after watching back our video letter. We needed to rethink how we present our video letter to the world.
“We could read the first and last parts together”
“When we read the last sentence we need to put in some kind of movement”
“How about when we say “the better” we open our arms downwards and when we say “we can change the world” we just throw them in the air!”
So that was the first and last part sorted and it was decided that the other parts could be split between everyone. Of course we also have to remember to speak in a loud clear voice and think about our facial expressions.
Our aim is not just to remember the English, but to really make sure our message remains in people’s hearts. Deciding how to line up and in what order to speak leads to some minor disagreements but everyone agrees that the “try it and see” method is the best way to proceed.
As everyone starts to plan out their presentation we could really see that they were all thinking deeply about the task at hand and making decisions for themselves.
After having to make, write and perform the letters and video letter themselves the English seems to have stuck pretty well, even if this was after a lot of hard work. The presentation practice was taken up but deciding how to perform the letter.
Please take a look at our theme presentation here
Normally the theme presentation means the end of one theme and the beginning of a new one, but this is not the case with Borderless World.
“When we get stamps we can stick them onto the map”
“Of course….”
“If nothing comes we could write more letters and send them to different places”
Everyone is thinking about what will happen from now.
“Let’s contact JOCS”
Everyone wanted to find out more about our chosen charity, JOCS, by visiting them and seeing for themselves what kind of work they are doing. The students wanted to ask lots of questions to someone from JOCS as well as get some advice about the project.
“It would be really nice if we could be friends with people who send us letters” said one student. We all agreed that it would be a great shame to simply exchange letters once and then not contact each other again; we all want to create a lasting relationship with those who send us stamps and letters. This could possibly turn out to be one of the biggest projects in TCS history!
Everyone even agreed that even after they graduate they hope their successors will continue on the project and continue to make the map and contribute to JOCS.
This is definitely not the end of the project but the beginning…may it flourish from here.
If you would like to send us some used stamps please send an email to school@tokyocs.org
東京コミュニティスクールでは、学生を対象とした、ファンドレイジング(資金調達)ボランティアを募集します!
事業の継続・発展や、新規プロジェクトの実施のため、資金やネットワークなどの支援を得ることを目的とし、メンバー内で意見交換をしながら、実際にファンドレイジングのための活動をしてくださる方を求めています。
ご興味のある方を対象に説明会を行いますので、NPO経営に関心のある学生の方、是非お気軽にご連絡ください。
【募集概要】
募集人材: ファンドレイジング(資金調達)担当ボランティアチームメンバー
募集対象: 学生
活動内容: NPO運営費や新規プロジェクトのための支援調達などに関して、
活動計画の立案や助成金申請、広報など。
【希望者対象説明会】
日時: 2010年6月12日(土)15:00~17:00(予定)
場所: 東京コミュニティスクール [アクセス]
※当日、午前9:45より公開講座「教育に必要なイノベーションとは」を開催します。
詳細は、こちらをご覧ください。
<お申込み・お問合わせ先>
特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール (担当:若林・久保)
〒166-0012 東京都杉並区和田3―37―5第5鴨下ビル
TEL:03-3313-8717 FAX:03-3313-8790
E-mail:school@tokyocs.org
※迷惑メール防止のため、「@」を全角にしています。お手数ですが、半角に変更してから
送信してください。
「駄菓子屋を開こう!!」
子どもたちから喜びの声があがります。
このテーマはおととしの六年生がやってきたテーマなので、その姿を見てました。
自分たちもやりたかった気持ちが強くなっていたようです。
「はやくやろう!」
せかす声が聞こえます。
「どんなお店にしたい」
と問うと、
「前回のやった時より多く稼ぐんだ!」
「いっぱいもうけたい」
お金を稼ぐこと。それは商売をする上で大切なことです。しかし、果たしてそれだけで商売として成り立つのか?
「いっぱい物が売れるお店にしたいね」
「学生がいっぱい買っていっていたよ」
「おもちゃも少し置いてあったから、売れるみたい」
イメージは膨らんでいきます。
「他のお店はどうなっているかな?」
「近くにそういえばあったよ」
「今、コンビニでも売っているよ」
「どんなものが売っているのかを見に行こうよ」
実際に調査をしてみれば分かることがあるだろうということで、早速調査に出かけました。
そこで、どんなものが売れているか?どのように売られているか、値段がいくらかを調査することになりました。
この近くで売っているところは、コンビニエンスストア、スーパー、小さい近くの駄菓子屋さんです。
近くでもいくらか違う値段で売っているところもありました。
「安くすれば売れそうだな」
「大きいお菓子をバラにして売れば、ちょっと興味があって、そんなに沢山入らないけど食べてみたいって人に売れるんじゃない?」
「その場合は、少しずつ袋詰めにして、バラエティをそろえて売ってもおもしろいんじゃないか?」
自分たちのお店の「うり」をどこにするかという議論にだんだんとなっていきます。
次の日には、高円寺にある品揃えの良い駄菓子屋さんに行って、調査をしました。
実際にお客さんとして、小学生が多く出入りをしていて、色々なものを買って行くところも見ました。
また、駄菓子以外にもちょっとしたおもちゃも置いてありました。
「見たことない駄菓子が売っている・・・」
「いっぱい色々なものが売っている」
そこで少しずつお菓子を買い、商品に関しても調査をする事になりました。
>
最後にお店の方にインタビューです。
「どのようなものが売れますか?」
「どこから仕入れているのですか?」
次の日には、具体的にデータを集めていきました。
まずは、商品に関して、どのようのことをまとめてデータとして取るのかを話し合いました。
どのような味か?、値段はいくらか?、どのような人に売れそうか?ということをまとめていくことになりました。
自分たちでひとつひとつ議論しながら、品定めをしていきました。
次には、どのような人たちをターゲットに絞ったらよいのかを考えなくてはなりません。
「学生がいっぱい買っていったんだよ」
「ではどのくらいの人が来たのかな?ここってどれくらい通っていくのだろう?」
どのような人たちが通り過ぎていくのかを調査して、そのターゲットにあわせて品揃えをしていこうという話になりました。
というわけで、自分たちが駄菓子を開店する場所に関して、マーケティングを行いました。
そこでどのように分けてデータを集めるのかを話し合います。
「学生がどれだけくるかというのは、知りたい」
「子連れというもの分けた方がよいよね」
「性別は別にしないと・・・」
データを取るフォーマットを考えていき、調査を開始しました。
「学生は意外と少ないね」
「この時間じゃないんじゃない?」
「やっぱりきちんと営業時間に合わせてその時間帯を調べないとダメだ!」
今度は、営業予定時間に合わせて調査を行うことになりました。
来週は、具体的なデータを元に、開店の準備を具体的に考えていきます。
TK
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テーマ『東京発見伝』では、3年生二人と街へと出かけ
自分の足で情報を集め、特徴や歴史的背景を探っていきます。
子供の発した「今度のテーマは何? どこかに出かける?」の問いに対し
「東京の中心を探検しようか?東京についてどんなことを知っている?」と問い返す。
子供たちとのこんなやりとりで今回のテーマはスタートとなりました。
こちらの問いかけに何を答えようかと頭をめぐらす子。
「東京タワー」・・・「六本木ヒルズ」・・・「オフィスビルが多い。」と
思いつくままに口に出す子供から国会議事堂の名が。
ホワイト・ボードに書き込む手を止めすかさず、
「国会議事堂ってどんな所?東京以外にもある?」
と取り上げ、それとなく今後のために印象づける。
地図を持ち出し都心を中心に知っているものにマーカーで印をつける作業に移る。
自分たちの住んでいる街や最寄り駅、TCSをまずチェック。
さらに、聞き覚えのあるものを手当たりしだいに。
予想通り、二人にとって東京とは都心まで。
そこで、地図上の東西南北を説明しつつ、東京都全体の形を確認。
「結構東京って横に長いんだね。」の感想が漏れる。
最後に、スクールの屋上に上がり新宿の高層ビル群を眺めると
「あのビルからは何が見えるんだろう?気にならない?」と誘うと
「気になる気になる行ってみたい!」の声が上がる。
「それじゃ明日新宿の高層ビルに登ってみよう!」と
全員一致で決定し、今回のテーマ学習の初日を締めくくりました。
新宿駅からは、動く歩道を体験できたおかげもあり、
足取りも軽くさっそうと東京都庁展望台へとむかう。
都庁の実物を間近に見上げて
「うわー、すっごい高いな・・・」と興奮気味の声。
エレベーターに乗る前のセキュリティーチェックという【非日常】も
子供たちには新鮮なものだったようです。
乗ったエレベーター内では、「1階から45階まで55秒で・・・」の
アナウンスの数字を二人ともすぐさま覚えてしまいました。
展望台に到着すると、一人は用意してきた方位磁石を持って方角の確認作業を始め、
もう一人は隣の低いビルの屋上にしばらく見入っていました。
あいにくの曇り空、遠くの景色はぼんやりとしてがっかりの様子だったが、
「ビルが多いけど、このあいだ行った新宿御苑や代々木公園みたいに、緑のところもあるね。」
といった感想ももれてきました。
北展望台では、発見してもらいたかった建設中のスカイ・ツリーは
「ねえねえ、あれはスカイ・ツリーじゃない?」とこちらから誘い込むことにはなったが、
「あれはそうだよ。絶対そうだよ。」と三人のテンションはグット盛り上がりました。
まだ名残惜しそうにしている二人でしたが、時間があればまた来ることを約束して帰路につきました。
前日の都庁展望台のことを振り返りながら、
発見を求めてどこへ出かけるかを予測してもらいました。
「どうせ国会議事堂とかでしょ!」
と一人の子には見抜かれていたようですが、
「東京にしかないものを探ることにしよう。」を理由に、
最初に皇居と国会議事堂の周辺に出かけることを告げました。
いよいよ調査がスタートします。
TY
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「今回のテーマタイトルは『Thank you very 街』です。」
そういうと、子ども達はすぐさま
「『街』についてのテーマだ!」
ではまず、街についてのイメージを探るために、
「街にあって私たちに必要なものは何?」という問いかけをしました。
(「住宅以外で」という条件付き)
すると、
「警察」
「学校」
「川」
「アイスクリーム屋さん」
などなど……、50個ほどの意見が出てきました!
意見の中には、
「アンテナ」
「ネオン」
「トラック」
というようなものから、
「ともだち」
「総理大臣」
という答えもあって、さまざま。
たくさん出てきたところで、
「これらをグループ分けできる?」
「乗り物グループ!」
「次は、お店グループ!」
と次々と分類をして……
このような表ができました!
※写真をクリックすると拡大して見ることができます。
分類したものを見て、次の問いかけです。
「これらって、スクールがある『杉並区』という街にあるかな?」
「あるよ!」
と子ども達。
「病院は?」
「見たことあるよ!」
「ホテルは?」
「んー、多分……。」
「見たことあるような気がするけど、どこだったかな……。」
これは、確かめるしかない!
「じゃあ、街を歩いて、これらがあるかどうか確かめようよ!」
子ども達にミッションを伝えます。
~「青梅街道」を歩き、道沿いにある建物を“全て”調べて、『青梅街道マップ』を作成しよう~
杉並区には、東西を横切る青梅街道という道路があります。
青梅街道沿いに、TCSの最寄り駅である東高円寺など、東京メトロ丸の内線の駅が設置されています。
一日一駅ずつ、往復でその道を歩き、
住宅以外の建物(お店・施設など)を調べ尽くしその内容を記録した地図を作成するというものです。
『青梅街道調査隊』を結成し、翌日から調査に乗り出しました。
円陣を組んで、「行くぞー!」
歩くのは2kmほどの距離。
歩くことだけなら大変ではないのだけれど、
一軒一軒の建物をチェックして、メモするとなると時間がかかります。
それに、建物の名前には
漢字・英語・フランス語などが使われていて読めないものもたくさんあります。
名前が出ていないお店や、何をやっている会社か分からない建物もありました。
子ども達は緊張しながらも、お店の中におそろおそろ入り、
「お店の名前を教えてください。」
「何を売っているんですか?」と質問していました。
街を歩くと、出会いもあります。
1日目に歩いたところで出会った交番の警察官に、
次の日も別の交番で会い、「昨日も歩いていたよね。」と声をかけられることもありました。
来週も、青梅街道調査隊の調査は続きます。
(梅雨入りはもう少し待って……)
EN
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昨年に引き続き今年も、ホースキャンプに行ってまいりました!
このホースキャンプは、乗馬体験(騎乗)だけでなく、
馬の飼いつけから、馬房掃除、騎乗のための馬の手入れなどを行い、
厩舎の上で寝泊りをするという、「馬と共に過ごす」キャンプです。
新宿から3時間ほどバスに揺られて辿り着いた静岡県御殿場市。
今年も、「ライディングクラブ アルカディア」にお世話になりました。
子ども達は2人一組で一頭の馬を担当します。
みんな、昨年とは違う馬を担当にし、新たな出会いです。
それと同時に、昨年一緒に居た馬との別れもありました。
道中、「○○(前回担当した馬の名前)にまた乗りたいなぁ」と言っていた子は、
その馬が死んでしまったことを聞いて、ショックを受けていました。。
キャンプは3泊4日に渡るプログラム。
一日の流れは、
6時起床。
6時30分よりラジオ体操で体を動かした後、馬への飼いつけ(餌やり)。
朝ごはんまで広大な敷地のアルカディア内を散歩します。
(富士山が見えて、とても気持ち良い!)
朝ごはんを食べた後は、馬房掃除。
馬を出して馬房を中をきれいにします。
馬房の床に敷かれているおがの中からボロと呼ばれる馬糞や、
馬尿で湿っているおがを取り出します。
毎日行う作業なのですが、不思議なほど毎度大量に出てくるのです……。
すぐさま一輪車がいっぱいになります。
その後は、騎乗です。
その前に、騎乗するためのいくつかの仕事が必要です。
蹄(ひづめ)の裏にあるボロやおがをかき出す「裏ほり」、
皮膚をきれいにし、体をマッサージする「ブラッシング」などをして、
鞍などを装着します。
ほとんどの子どもたちはキャンプ二度目ということもあり、以前より少し慣れた手つきで馬の世話をしていました。
また、日を重ねるほど、さらに仕事のスピードが速くなりました。
そして、いよいよ騎乗です!
姿勢・手綱の持ち方などの注意点、馬への命令の出し方などを教わり、いざ挑戦!
騎乗も前年より、慣れている様子でしたが、
馬に自分の思い(進んで欲しい、止まって欲しい、曲がって欲しいなど)を伝え操ること、
つまり「馬と繋がる」ことは、そう簡単ではありません。
思うように進まず後ろの馬達との渋滞を作ってしまったり、
馬が草を食べてしまったり(一度食べ始めるとなかなか離れようとしないのです)、
かけ足をすると体が揺れるので怖くて手綱を強く引っ張ってしまったり。
小さな体で、大きな馬に命令を伝えることは難しかったようです。
騎乗後は、鞍などを外し、足元を水で洗って体をタオルで拭いて、ブラッシング。
馬を馬房に戻した後は、飼いつけを行い、厩舎を掃除します。
私たちの夕食が終わった後は、
自分の馬がきちんと餌を食べているか水が足りているか確認をし、“デザート”の干草をあげて、
「おやすみなさい。」
そして、アルカディアのスタッフの方と一日を振り返り、長いけれどあっという間の一日が終わります。
このように、馬のためにやることはたくさんあります。
でも、これらの行程を行うことで馬への愛情もさらにわくのです。
前回は同級生同士のペアでしたが、今回は上級生と下級生でペアを組みました。
そうすることで、馬を怖がっている下級生に対して、
「怖くないよ。」
「こういう風にやるんだよ。」と、上級生が面倒を見る姿が多く見られました。
普段の馬との接し方において、注意しなければいけないことがあります。
というのも、馬はとても怖がりな動物だそうで、
広い視界の中でも見えない真後ろに何かがいると後ろ足で蹴って攻撃してしまうことがあるのです。
それに、指を立てて近づくと、餌を食べるかのように指を噛まれてしまいます。
体の大きさや機敏に動く姿を見て、怖がる子どももいましたが、
それでも4日間を通して少しずつ馬との距離を縮めていきました。
そして、お別れのとき。
朝から、
「帰りたくないよ。」
「一週間ぐらいいたかった。」
と別れを惜しんでいた子ども達。
迎えのバスが来る最後のとき、涙を流す子どもの姿も見られました。
閉校式のとき、アルカディアの方からいただいたアルカディアシール。
このシールを5枚集めれば、アルカディアに一日ご招待されるそうです。
「5枚集めたい!」「無くしはしない!」
とシールを手にずっと握り締める子ども達でした。
アルカディアの皆さま、本当にお世話になりました。
ありがとうございました!!
来週から営業を開始、開店の準備ということで今週は忙しい1週間でした。
開店までにしなければいけないことをあげてみました。
「宣伝をしないと、みんな分からないよ」
「チラシを配ろう!」
「ポストに入れていけばいいんじゃないかな?」
「看板を作らないと・・・」
「値札をつけないとね」
「お金をどうにかしないと・・・」
「商品をどんなものにしようか?」
「どこで仕入れようか?」
様々なことがあがりました。
たくさんやるべきことがあります。
優先順位をつけて、決めていきました。
仕入れは安いところがよいということで、
調べていると・・・
近くに大手の卸問屋さんがあることが分かりました。
他とどれくらい値段が違うのかな?
「差をくらべてみないとわからない」
そう思ったらうごいてみる。
さっそくリサーチです。
リサーチした結果、他の店に比べて安いのですが、ここにも問題が・・・
早速、メールにて質問してみましたが、どうやら販売単位というものがあるようで、
細かいものになると大量に買わざるを得ないようです。
このことも考えていかなければなりません。
以前にリサーチをした一回目のことから、どのようなターゲットに絞っていくか考えていきます。
どんなお客さんをターゲットにしようか?
「買い物の帰りの人が多かったね。」
「小中学生は、そんなに多くなかったけど、お母さんがやっていたことを教えてくれるよ」
「最近暑いから、そういう時に、お母さんや学生に売れるものを考えれば・・・」
「そうだ。暑いからアイスを売ればいいんじゃない?」
「どういうアイスが売れるんだろうか?」
・・・
議論は白熱していきます。
次のには、もう一度、どのような人がどの時間帯に多いのかをリサーチし、このねらいいでよいのかの裏づけを取りました。
グラフにあらわしてみると、やはり小中・高校生が多く、子どもがいそうな40代の女性が多く通ったことが分かりました。
さらに、水曜日は、公立の学校が早く終わり、3時前にも多く子どもが通ることも分かりました。
「水曜だけ時間を早くして、営業しようよ!」
「開店まで時間がなくなるけど、前日になんとかしよう!」
お客さんはどんなお店だったら買っていくのだろうか?
やはり「自分たちのお店はどんな」
「珍しいと思ったものは、少しずつ買えるように、バラ売りにするとかは?」
「大きい袋のものをばら売りにする」
「袋詰めにしてもいいんじゃない?」
かくして、駄菓子屋の他店にまけずに、
お客さんの満足を得られるコンセプトは
『アイスが売っている』
『楽しいクジがあること』
『ほしいものだけ買えるバラ売り』
に決定!
次の日には、仕入先として検討している店に、足で調べました。
「アイスはこれがいいんじゃない?」
「これは、自分たちもおいしいと思っって、子どもたちも多いから売れるよ」
「どんな種類があるかチェックしよう!」
「値段も参考になるから」
「これはばら売りにしたらひとついくらで売れるかな?」
計算機を使って、どれくらい売るとどれくらいの儲けが出るのかを確かめていきます。
とりあえず、大量には買わずに、前回にパソコンで見つかった問屋さんに実際に行って、差を見て仕入れを考えることにしました。
今度は問屋さんへ行き、電卓を叩いて、「ひたすらいくらの儲けが出るのか」を計算していきました。
歩いている途中のお店でも、安いものや珍しいものがないかのリサーチは欠かせません。
「いくつ売れれば損はしないから大丈夫じゃない?」
「でも・・・」
何事にも、モノを買いモノを売る際に仕入れと販売で考えるとリスクが伴います。
リサーチをした結果から、リスクが少ない物を考えていきました。
「多く買ってしまうと、売れなかった場合は損が大きいよ」
・・・
「はじめは売れ行きの様子を見たほうがいいのじゃない?」
「定番の売れ行きがよいと思われるものだけ買っておこう!」
「その他のものは、少しずつ売って、はじめはどのようなものが売れるのかを様子を見よう!」
「売れるものが分かったら、大量に買ってもよいね」
「メインのアイスをしっかり売って、そこで儲けをだそう」
アイスに関しても、自分たちは食べたいと思うけれど、実際に売っているところではどういう傾向なのかをコンビニで売れ行きを聞きました。
「やっぱり、こおりみたいなアイスが売れるんだね」
「ねらい通りだ」
いろいろと2週間をかけて準備をしてきた駄菓子屋経営者たち。
さぁ来週はいよいよ開店です。
はたして無事に開店し、お客様の笑顔で帰っていただくことができるのでしょうか?
TK
※TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
「東京発見伝」いよいよ本格始動。
発見を求めて三人はいよいよ動き出しました。
地下鉄で東京駅へ一直線、地上に上がると天気は上々。
早速一人が、「あっ、工事中だ。」と
東京駅のレンガ造りの駅舎を覆った灰色のシートをカメラに収める。
もう一人の子は、天井のない二階建てバスを目ざとく見つけ
「スカイバスだ。ぼく乗ったことあるよ。」と
何であれ興味のあるものを発見し報告してくれる。
そんな二人の積極的な姿勢が頼もしく思える。
特に今日のカメラ担当は写真だけでなく、気がつくと
ボイスつき動画の撮影までこなしていた。
皇居の広々とした道を歩きながら、こちらの
「皇居ってどんなところか知ってる?」の問いが
「てんのうへいかが住んでる所だよ。」「へ~」と子供同士の会話に。
ホースキャンプへ行ってきたばかりの二人には、騎馬警官の姿は
強烈な印象とはならなかったようだが、馬運搬用警察車両に
一人の子が強い関心を寄せていた。
先週スクールで、「街中で誰かに質問する機会があればやってもらうかも。」
と事前に説明しておいた課題を実践へ。皇居の中のある門の前で
「この門はなんていう門ですか?」 「坂下門といいます。」
とインタビューにトライできました。
もう一人の子は、その後官庁街で挑戦することに。
皇居探索は、この日入場禁止の正門から桜田門で一旦終了。
ざっと『桜田門外の変』のはなしをして皇居をはなれる。
すでに2時間近く歩き、疲れが少し出始めたのか口数が減る中
霞ヶ関の官庁街の探索へと移る。
まずは法務省。ここでインタビューにチャレンジ。
このレンガ造りを東京駅と思い込んでしまった子に
「このビルは何ていうか門のところの人に確かめてごらん?」
と課題を投げかける。
「ここは法務省といいます。建物は明治時代にできました。」
という返事とともにメッセージギャラリーのパンフレットも受け取り
少し自信を持てた様子。今後どのように成長してくれるのか。
カメラを担当する子には、東京高裁前でスピーカー片手に演説をする人が
かなり気になったようだが、ご本人に遠慮をしてか、写真を撮らなかった。
東京高裁の地下食堂でのランチを体験してから官庁街を徘徊しながら
首相官邸、国会議事堂へと向かう。
国会議事堂までは上り下りの坂道が続き、その上暑い陽ざしも加わり、
二人ともじわじわと疲労がたまりつつある。
しかし、そんな中それぞれ、
『右翼とおぼしき街宣車』と『6台ほど集結している警察車両』
に関心をよせていた。
なるほど、子供たちが興味を引かれるものは、当然
参議院・衆議院といったものではないなと納得しました。
思っていたより時間がかかり、予定していたいくつかの場所へ
足を運ぶことができず、途中で切り上げるかっこうとなりましたが、
二人は意外と満足げな表情でした。
スクールでのふりかえりでは、帰りがけに寄った
『江戸城本丸の跡』と『最高裁判所』など
他にも印象に残っているものがあると聞いて
驚くとともに、二人が改めて頼もしく見えました。
TY
※TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
先週から行っている「青梅街道調査隊」。
青梅街道沿いにある、住宅以外の建物を徹底的に調査し、
マップをつくろうというミッションの元に始まりました。
今週も、ひたすら歩いて歩いて調査する日々でした。
梅雨に入り、予報では雨と言われていたのに3日とも晴れ!
日差しが強く、その分疲れやすかったですが、絶好の調査日和でした。
日々を重ねるに連れて、調査に慣れて来たようでした。
3人で分担して一件ずつの建物の名前を確認していきますが、
一件も漏らさずに調査しようという意気込みが感じられました。
それでも時々、見逃してしまうこともあり、そんな時は、近くにいる人でカバーしあいます。
また、お店の名前が分からない、何の建物か分からない時の突撃質問も少しずつ緊張しながらもできるようになりました。
お店、病院、郵便局、交番や、公園、図書館、体育館などさまざまな場所に出会いました。
街中を歩き続け、見続ける中で子どもたちはそれぞれにいろんな発見をするようになりました。
「またラーメン屋があった。」
「荻窪駅に近いのに、なんで『阿佐ヶ谷店』って言うんだろう?」
「バス停もメモしようよ。バス停がないと、バスが停まらないじゃん。」
これらの子どもたちの発言を活かして、来週からマップ作りに入ります。
そして、見つけた街の機能が本当に私たちの暮らしを支えているのか、探っていく時間に入ります。
EN
※TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
いよいよ開店の日が近づいてきました。
テーマの時間以外でも空いた時間を利用して、少しずつ準備を進めてきました。
仕入先もリサーチの結果から、どこで何が安いという事がわかり、商品ごとに仕入先を決めました。
チラシを作り、近所のお宅のポストに入れて回りました。
直接、通りかかった方には手渡しでチラシを渡し、
「駄菓子屋をやるので、多く買ってくれた人にはくじもあります。アイスも売っていますので、ぜひ来てください。」と積極的に声をかけました。
自分たちの店の"売り"が「アイスを売る」ということなので、どのように売るかが問題になります。
スクールの冷蔵庫の冷凍室をレンタルすることになりました。
また、発泡スチロールを保冷ボックスとして店頭に置いておくことにしました。
その発泡スチロールの保冷ボックスについても、アイスが本当に溶けないのかを実験しました。
同じものが売っている近所のお店の値段も気になります。
「なんとか安く売りたい」という思いがこもっています。
そこで、値段を決める議論になりました。
どれくらいの値を付けて、どのくらい売れば儲けが出るのか?
「この商品は・・・この値段で売ると、売り切るとこれだけの儲けが出るけど・・・でも・・・」
安く売った方が売れるだろうが、でも安く売っていると儲けが少ない。
でも高くしてしまうと自分も買いたくないと思うように売れなくなってしまう。
そのジレンマが悩みの種です。
みんなで頭を悩ませました。。
「コンビニで売っていた価格が〇〇円だったから・・・」
「これは何個売ると儲けが出るのかな?」
「大量に仕入れたものは少し値段下げることができるかな?」
「でも、値段を下げるのはなかなかできないから・・・」
「同じ種類のものでも、値段に差をつけたら安い方を買おうとするよね」
「大量に安く仕入れたものは、少し安くして売れば、そちらの方を買うから、大量に売れるし儲けも増えていいんじゃない?」
「計算してみると・・・いけそうだ」
仕入れを済ませ、商品を陳列し、開店前は大忙し。
さぁ、いよいよ開店です。
「いらっしゃいませ」
「駄菓子屋やっています。見て行ってください!」
開店早々、早速お客様が来ました。
「アイスをください」
チラシをもらった近くに住んでいる人がアイスを求めて来てくれました。
「やった」「売れた!」
準備が大変だっただけに物が売れたことが格別嬉しく感じられたようでした。
「あっ、この間、声をかけた人だ!」
なんと、呼び込みの効果があり、多くの人が来てくれました。
話をして仲良くなっていきました。
「また来てくださいね」
どんな人がお客として来店したかについても、今後の店の運営に生かせそうだということで、ひとつひとつチェックしていきます。
お客様の来店数によっては、仕入れも変えていかなければなりません。
開店二日目には、在庫のチェックから始めました。
在庫の補充も忘れません。
仕入れの数も改めて考えていきます。
「1日でこれくらい売れたのだから、今日は・・・」
どれくらい売れるのかを予想しながら。
しかし、この日の天気は雨でした。
「雨だからお客さんは少ないだろうな」
「でも、雨の日のデータが取れるから生かせるよ」
ある子が発言しました。
いろいろなデータがあることにより考える要素が増えて、ただ予想することよりもリスクが減っていくのです。
そのことに気づいた発言でした。
集計してみると、やはり客数は減っていました。雨の日は売れ行きが落ちる。
だからこそ、何か工夫しなければいけません。このことも課題として上がってきました。
開店2日目で、早くも在庫が足りなくなりそうなものが出てきました。
在庫を整理するため、便利なものを表でまとめようということで、お店を出している裏側で在庫の整理表で作りました。
次の日まで試行錯誤して、後からこの項目があった方がよいと、項目が足されたりしました。
2日目の閉店が近づき、在庫を数えている時にハプニングが・・・。
なんと、人気のアイスが溶けてしまい、3個ほど売り物にならなくなってしまったのです。
さらにお菓子も踏まれたのかばらばらになってしまったものがあります。
「これどうしようか?」
また、新たな課題が出てきました。このことも議論していきました。
開店三日目は、がらりと天気も変わり、蒸し暑い晴れの日になりました。
やはり、雨の日に比べると顧客数が多いことがわかり、だからこそ雨の日に物を売るためにはどうしたらよいかも考えていかなければいけません。
さらに、仕入れに関しても、売れない商品と売れる商品に差が出てきて、このままでどうなるのかをシュミレーションします。そこから仕入れをどうして行くのか考えます。
ただ売るだけではなく、やる事は沢山あり、かつお客様のニーズを的確に捉え、ニーズに答えることが大切なのです。
さぁ来週は開店2週目。これらの課題、またこれから明確になる課題について、考え、実行し、さらに多くのお客様の笑顔を獲得できるのでしょうか?
TK
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今回発見を求めて歩いたのは下町です。
浅草橋をかわきりに、浅草からかっぱ橋へ、
そして、上野から地下鉄でもどるという予定でした。
「この花はにせものだよ。さわってみなよ。」
「あ、ほんとだ。」と、店の前での二人の会話。
並べられている花が造花であることを教えられた子が、
捜索を始め、少ししてから、
「あ、こっちは雨にぬれているよ。」
と、水滴をあしらった造花を発見。
その出来映えには三人ともおおいに感心させられました。
少し歩くとまた造花の店が。
この店は、この浅草橋界隈でも最大級の問屋で
店内には花だけでなく、木、竹、そして果物と野菜の
造り物などもあり、探検心を揺さぶられたようで
子供たちはかなりの時間を費やしていました。
「かっぱ橋にはもっといろんなサンプルがあるよ。」
とにせメロンを手にした子が相棒に言うと、
「ほんとに?」と好奇の様子で返す。
「じゃあ、あとでかっぱ橋にも行こうか?」
と声をかけ店を出る。
彼らにとって、浅草橋でのハイライトはこれ一つではなかった。
ショーケースからのぞく『ブリキのおもちゃ』と
バンダイの第二ビルと本社ビル。
小3の男の子二人がこれらを見逃すはずもない。
バンダイ第二ビルでは、展示物に触らぬよう
受付の女性に注意を受けるが、あとの二箇所では
おもちゃを手にし放題。しばしその場を動こうとしない。
【昔懐かしい玩具】、【現代風のTOY】のどちらにも心奪われて。
『ブリキのおもちゃ』のお店は、主に花火を扱う
問屋のようで、忙しく出荷の準備に追われ、
「ゆっくり見ていきなさい。」とは言ってくれたものの
全く相手にしてもらえず、迷惑だったかも。
浅草に到着すると、二人は途中で目にした
『東京夢の下町バス』
をカメラに収めることで頭がいっぱい。
実はこのバス、前回の皇居周辺めぐりの帰りがけ
東京駅の前でお目にかかり気になっていたもの。
下町で再開をとげたのである。
「どこで写せるかな?」「また通るかな?」などと
つぶやきながら歩いていると、一人のおじさんが
「夢の下町バスを探してるの?」と声をかけてくれ、
停留所まで案内してもらう。
その上、夢の下町バス用のおみやげ(シールや
ボールペンなどがセットになったもの)まで頂戴するという幸運。
どうやら観光協会のかただったようです。
バスの写真撮影もでき、二人とも大満足。
浅草ではまた、熱々の雷おこしや人形焼など
おいしいものにもたくさん出会いました。
噂には聞いていましたが、目の前で手際よく職人さんがつくった雷おこしは最高。
その場で頬張り三人とも大感激。 ・・・ごちそうさまでした。・・・
合羽橋商店街にたどり着いた時には二時近くになっていた。
食器あるいは調理器具を扱う店など多くの専門店は店頭をのぞくていど。
お目当ての食品サンプルのお店ではその多様さに驚き、
お店の許しを得た二人は手に取り、また、カメラに収めるなど、
丹念に見て回っていました。
上野まで足を伸ばすことをあきらめ、
遅めの昼食をとるために浅草に戻る道々
一人の子が、問屋について
「お店のためのお店だよ。普通のお店じゃないよ。」
と必死に相棒に説明を試みる。
「なぜこのあたりは、問屋が多いんだろうね?」
と、こちらからは疑問を投げかけておきました。
TY
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テーマ「Thank you very 街」第三週。
「青梅街道調査隊」による調査を終え、集めた情報を整理しまとめる作業に入りました。
模造紙3枚を使った巨大白地図に、一軒一軒名前を書きこんでいきます。
300軒近くあるので、そう簡単なことではありません。
でも、子どもたちは懸命に取り組みます。
それと同時に、もうひとつのミッションが動き始めました。
街で何を見つけたか振り返ると、最初に考えた「住宅以外で街にあって私たちに必要なもの」で挙がったものがほとんどあったことに気付きます。
コンビニ・スーパー・ホテル・自転車屋・アイスクリーム屋・消防署・交番・病院……
たくさんの機能を持つものが、街のほんの一部を歩いただけでもこんなにあることを実感しました。
でも、その機能一つ一つがどんな働きをしているかは、街を歩いただけではわかりません。
「これらが、どんなお仕事をしているか詳しくわかる?例えば消防署は?」
「消防署は火を消してくれる。」
「それ以外にあるかな?」
「……」
「じゃあ、インタビューして調べてみよう!」
そこで出てきた次のミッションは、「見つけた街の機能が、どんなことをしているのか詳しく知ること」。
そのためにインタビューにくり出すことにしました。
まず、消防署へ!
と、その前に……。
調査隊で街を歩いている時、子どもたちは何度か突撃インタビューを行ってきました。
初めて会う人に質問することに慣れてきたものの、
ここで今一度、インタビューのやり方を確認して、
相手に失礼のないように、また元気よく質問できるようになろう!
ということで、
インタビューとは何か、インタビューする前の準備(下調べ、質問を考える、リハーサル)、
またインタビューする際に伝えること(名前、どうしてインタビューしたいのか、インタビューのお願い)、メモのとりかたを確認しました。
「消防車に水は何リットル入っているのか?」
「消防車のはしごの長さは何メートルあるのか?」
「火を使った訓練はしているのかな?」
などなど、幾つかの質問を用意して、いざ消防署へ出発!
消防署へ向かう途中、ある子は緊張していたようで、
「あーもう少しで着いちゃう……どうしよう。」
そう言っているうちに着いたのは、青梅街道沿いにある杉並消防署。
温かく迎えてくださり、中へ入ると、消防士の方々の訓練真っ最中でした。
訓練の様子を間近に見ながら、考えてきた質問をして分かったことをメモします。
訓練の合間には消防士の方々とお話しする時間もいただきました。
また、消防服などの道具や消防車・救急車などたくさんのものを見て触らせてもらいました。
子どもたちは、とっても興奮!
考えてきた質問以外にも、その場で浮かんだ疑問を尋ねられていたことに感心しました。
「です・ます」調でお話できていなかったことや、時々メモをし忘れていたことは今後の課題かな。
来週は、消防署インタビューを振り返り、次のインタビューに備えます。
また、青梅街道マップの作成も進めていきます。
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