「今回のテーマタイトルは『Thank you very 街』です。」
そういうと、子ども達はすぐさま
「『街』についてのテーマだ!」
ではまず、街についてのイメージを探るために、
「街にあって私たちに必要なものは何?」という問いかけをしました。
(「住宅以外で」という条件付き)
すると、
「警察」
「学校」
「川」
「アイスクリーム屋さん」
などなど……、50個ほどの意見が出てきました!
意見の中には、
「アンテナ」
「ネオン」
「トラック」
というようなものから、
「ともだち」
「総理大臣」
という答えもあって、さまざま。
たくさん出てきたところで、
「これらをグループ分けできる?」
「乗り物グループ!」
「次は、お店グループ!」
と次々と分類をして……
このような表ができました!
※写真をクリックすると拡大して見ることができます。
分類したものを見て、次の問いかけです。
「これらって、スクールがある『杉並区』という街にあるかな?」
「あるよ!」
と子ども達。
「病院は?」
「見たことあるよ!」
「ホテルは?」
「んー、多分……。」
「見たことあるような気がするけど、どこだったかな……。」
これは、確かめるしかない!
「じゃあ、街を歩いて、これらがあるかどうか確かめようよ!」
子ども達にミッションを伝えます。
~「青梅街道」を歩き、道沿いにある建物を“全て”調べて、『青梅街道マップ』を作成しよう~
杉並区には、東西を横切る青梅街道という道路があります。
青梅街道沿いに、TCSの最寄り駅である東高円寺など、東京メトロ丸の内線の駅が設置されています。
一日一駅ずつ、往復でその道を歩き、
住宅以外の建物(お店・施設など)を調べ尽くしその内容を記録した地図を作成するというものです。
『青梅街道調査隊』を結成し、翌日から調査に乗り出しました。
円陣を組んで、「行くぞー!」
歩くのは2kmほどの距離。
歩くことだけなら大変ではないのだけれど、
一軒一軒の建物をチェックして、メモするとなると時間がかかります。
それに、建物の名前には
漢字・英語・フランス語などが使われていて読めないものもたくさんあります。
名前が出ていないお店や、何をやっている会社か分からない建物もありました。
子ども達は緊張しながらも、お店の中におそろおそろ入り、
「お店の名前を教えてください。」
「何を売っているんですか?」と質問していました。
街を歩くと、出会いもあります。
1日目に歩いたところで出会った交番の警察官に、
次の日も別の交番で会い、「昨日も歩いていたよね。」と声をかけられることもありました。
来週も、青梅街道調査隊の調査は続きます。
(梅雨入りはもう少し待って……)
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※TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。