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駄菓子屋はじめました。

いよいよ開店の日が近づいてきました。

テーマの時間以外でも空いた時間を利用して、少しずつ準備を進めてきました。
仕入先もリサーチの結果から、どこで何が安いという事がわかり、商品ごとに仕入先を決めました。

チラシを作り、近所のお宅のポストに入れて回りました。

直接、通りかかった方には手渡しでチラシを渡し、
「駄菓子屋をやるので、多く買ってくれた人にはくじもあります。アイスも売っていますので、ぜひ来てください。」と積極的に声をかけました。

自分たちの店の"売り"が「アイスを売る」ということなので、どのように売るかが問題になります。
スクールの冷蔵庫の冷凍室をレンタルすることになりました。
また、発泡スチロールを保冷ボックスとして店頭に置いておくことにしました。
その発泡スチロールの保冷ボックスについても、アイスが本当に溶けないのかを実験しました。


同じものが売っている近所のお店の値段も気になります。

「なんとか安く売りたい」という思いがこもっています。


そこで、値段を決める議論になりました。
どれくらいの値を付けて、どのくらい売れば儲けが出るのか?

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「この商品は・・・この値段で売ると、売り切るとこれだけの儲けが出るけど・・・でも・・・」
安く売った方が売れるだろうが、でも安く売っていると儲けが少ない。
でも高くしてしまうと自分も買いたくないと思うように売れなくなってしまう。

そのジレンマが悩みの種です。
みんなで頭を悩ませました。。


「コンビニで売っていた価格が〇〇円だったから・・・」
「これは何個売ると儲けが出るのかな?」
「大量に仕入れたものは少し値段下げることができるかな?」
「でも、値段を下げるのはなかなかできないから・・・」

「同じ種類のものでも、値段に差をつけたら安い方を買おうとするよね」
「大量に安く仕入れたものは、少し安くして売れば、そちらの方を買うから、大量に売れるし儲けも増えていいんじゃない?」
「計算してみると・・・いけそうだ」

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仕入れを済ませ、商品を陳列し、開店前は大忙し。

さぁ、いよいよ開店です。

「いらっしゃいませ」
「駄菓子屋やっています。見て行ってください!」

開店早々、早速お客様が来ました。

「アイスをください」
チラシをもらった近くに住んでいる人がアイスを求めて来てくれました。

「やった」「売れた!」
準備が大変だっただけに物が売れたことが格別嬉しく感じられたようでした。


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「あっ、この間、声をかけた人だ!」
なんと、呼び込みの効果があり、多くの人が来てくれました。
話をして仲良くなっていきました。

「また来てくださいね」

どんな人がお客として来店したかについても、今後の店の運営に生かせそうだということで、ひとつひとつチェックしていきます。
お客様の来店数によっては、仕入れも変えていかなければなりません。


開店二日目には、在庫のチェックから始めました。

在庫の補充も忘れません。
仕入れの数も改めて考えていきます。

「1日でこれくらい売れたのだから、今日は・・・」
どれくらい売れるのかを予想しながら。

しかし、この日の天気は雨でした。

「雨だからお客さんは少ないだろうな」
「でも、雨の日のデータが取れるから生かせるよ」
ある子が発言しました。
いろいろなデータがあることにより考える要素が増えて、ただ予想することよりもリスクが減っていくのです。
そのことに気づいた発言でした。

集計してみると、やはり客数は減っていました。雨の日は売れ行きが落ちる。
だからこそ、何か工夫しなければいけません。このことも課題として上がってきました。

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開店2日目で、早くも在庫が足りなくなりそうなものが出てきました。

在庫を整理するため、便利なものを表でまとめようということで、お店を出している裏側で在庫の整理表で作りました。
次の日まで試行錯誤して、後からこの項目があった方がよいと、項目が足されたりしました。

2日目の閉店が近づき、在庫を数えている時にハプニングが・・・。
なんと、人気のアイスが溶けてしまい、3個ほど売り物にならなくなってしまったのです。
さらにお菓子も踏まれたのかばらばらになってしまったものがあります。
「これどうしようか?」

また、新たな課題が出てきました。このことも議論していきました。


開店三日目は、がらりと天気も変わり、蒸し暑い晴れの日になりました。

やはり、雨の日に比べると顧客数が多いことがわかり、だからこそ雨の日に物を売るためにはどうしたらよいかも考えていかなければいけません。


さらに、仕入れに関しても、売れない商品と売れる商品に差が出てきて、このままでどうなるのかをシュミレーションします。そこから仕入れをどうして行くのか考えます。

ただ売るだけではなく、やる事は沢山あり、かつお客様のニーズを的確に捉え、ニーズに答えることが大切なのです。


さぁ来週は開店2週目。これらの課題、またこれから明確になる課題について、考え、実行し、さらに多くのお客様の笑顔を獲得できるのでしょうか?




TK


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