東京コミュニティスクール-探究型学習が教育の特長-全日制オルタナティブスクール(小学1年生から6年生)

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2010年03月 アーカイブ

2010年03月03日

新宿区立富久小学校との交流

2月27日(土)
ずっと交流を続けている新宿区立富久小学校へ久しぶりに訪問しました。
今回は、富久の子どもたちの展示を鑑賞し、その後、一緒に造形活動をしました。

まずは……富久の子どもたちの作品鑑賞からスタート!

新宿区立富久小学校との交流_01  新宿区立富久小学校との交流_02
「中に何が入っているんだ?」  「よくできてるなあ……」

新宿区立富久小学校との交流_03
ブラックライトを効果的に使って、海の中にいる雰囲気をうまく出しています。
「今度のTCSフェスティバルでうちも水族館作ろう!」
また、素晴らしいヒントをTCSの子どもたちはもらいました。

新宿区立富久小学校との交流_04  新宿区立富久小学校との交流_05
秀作ぞろいに子どもたちは感動。多くの子どもたちが「やってみたい!」と感じたのは
アルミ線を曲げたり、伸ばしたりして作った立体オブジェでした。

鑑賞の後は、いよいよ低学年、中学年、高学年に分かれての造形活動です。

1・2年生は、点線やギザギザ線、波線をつないで表現します。みんなが思い思いに
描いた線が不思議や不思議。何かの形に見えてきます。
新宿区立富久小学校との交流_06  新宿区立富久小学校との交流_07

3・4年生は、雑誌や色紙をコラージュしたカード作りです。
新宿区立富久小学校との交流_08  新宿区立富久小学校との交流_09

新宿区立富久小学校との交流_10  新宿区立富久小学校との交流_11

新宿区立富久小学校との交流_12  新宿区立富久小学校との交流_13

5・6年生は、連凧づくりです。
新宿区立富久小学校との交流_14  新宿区立富久小学校との交流_15

新宿区立富久小学校との交流_16
みんな作業に没頭し真剣そのもの。
でも、その合間にちょっとだけ富久の子どもたちと会話も……
「コミュニティスクールってどんなとこ?」
「行ってみたいなあ?」
富久の子どもたちのホスピタリティにはいつも感心します。

さあ、いよいよ待ちに待った給食だ!
新宿区立富久小学校との交流_17  新宿区立富久小学校との交流_18
給食当番によそってもらって…… 「けっこうおいしいな!」

そして……お別れの時間
新宿区立富久小学校との交流_19  新宿区立富久小学校との交流_20

新宿区立富久小学校との交流_21
「また遊びに来てね!」「うん、また会おうね!」名残惜しいなあ……

新宿区立富久小学校との交流_22
「ありがとうございました」
最後に校長先生にごあいさつ。
今回も素晴らしい機会を下さった富久小学校の教職員のみなさま。
地域の方々。そして子どもたちに心から感謝です。

2010年03月04日

楽しく上達~スキー合宿~

冬といえば雪だ!スキーだ!というわけで、毎年恒例、
新潟県南魚沼市のセントレジャー舞子スキー場へ合宿に行って来ました。
今年は雪が多く、さらに3日間天気にも恵まれ、とても楽しいスキー合宿となりました。

初日、池袋に6:45に集まりましたが、あいにくの雪。「東京でたくさん雪が降っているので新潟の方ではどうなるのだろう?」
という心配がありました。しかし、新潟に近づくにつれだんだんに晴れていって、現地では絶好のスキー日和となりました。

初めての子からさらに上を目指す子まで「楽しく上達」
着いてからご飯を食べたら、すぐに準備し、早速スキーへGO!
まず、動きを思い出すことから始めました。
しかし、意外と体というものは覚えているもので、滑り始めてみると、
経験したことのある子は、スイスイと滑っていました。

初級、中級、上級に分かれてレッスン開始。初級の子は、基礎からコツコツと。
中級クラスは、基礎に立ち返りながらいろいろな動きをし、練習をしました。
上級の人たちは、スピードを楽しみながらどんどんと滑りました。
2日目は、1日たっぷりとスキーざんまい。天気が心配されましたが、吹雪くこともなく、思いっきりスキーを滑れました。
1日スキーをしていたので、みんなそれぞれ、ぐっと上達していました。

「うまくなったでしょ」
「すごく曲がれるようになったよ」
「スピードも出せるようになった」
「コブの所もこけずに行けたよ」
という充実感あふれる子どもの声。
ということで、全員がそれぞれに上達をして、自信もつき、充実感あふれるものになりました。
楽しく上達~スキー合宿~_01楽しく上達~スキー合宿~_02

楽しく上達~スキー合宿~_03楽しく上達~スキー合宿~_04

楽しく上達~スキー合宿~_05

ロッジの食事はバイキング形式になっており、好きなものをおなかいっぱい食べていました。
みんなで楽しく話をしながらの食事。どれもこれも思い出です。

楽しく上達~スキー合宿~_06楽しく上達~スキー合宿~_07


夜は、子どもが考えた「お楽しみ会」をしました。
5・6年生を中心に、せんだみつおゲーム、、新聞紙ゲーム、震源地ゲームやジェスチャーゲームとアイデア満載のレクレーションで大盛りあがり。
どれもみんなで楽しい時間を過ごせました。
その中でも相撲大会は、トーナメント形式で行い、一人一人がプライドをかけた真剣勝負。
戦っている本人はもちろんのこと、周りから応援している子も大声を張り上げて盛り上がりました。
なんと、2回とも3年生が決勝に行くという波乱もありました。

楽しく上達~スキー合宿~_08楽しく上達~スキー合宿~_09

楽しく上達~スキー合宿~_10


セントレジャー舞子スキー場の方、ロッジの方、大変お世話になりました。
ありがとうございました。


2010年03月05日

クランクイン!

メッセージを伝えるためのストーリー作りに四苦八苦すること1週間。。 。
話がストレートすぎたり、全くメッセージが伝わらなかったり
お蔵の中身は増えていく一方。

もうアイデアの泉が枯渇するのではと思われた頃にひょんな思い付きから、話が紡ぎだされていきました。
今までの企画とは明らかに違う、ちょっとひねりのあるストーリーです。
映像形式は、LEGOを使ってコマ撮りで撮影するという高いハードルを自ら設定しました。
書くことをずっと続けてきたのでここで気分転換を兼ねて
撮影に使用するカメラをいじってみることに。

編集なしでコマ撮りの作品作りが可能なんだろうかというスタッフの心配をよそに着々とLEGOを作っていきます。
クランクイン!_01

小さい頃から慣れ親しんできたLEGOで
映像を作る楽しみをかみ締めています。

「セットが動いちゃうと映像がぶれるからテープで固定したほうがいいな。」
「動きが細かすぎてもダメだな。」

撮影→人形を動かす→撮影→人形を動かす・・・
数秒の映像を撮るのに、10分以上かかることが判明しました。
クランクイン!_02  クランクイン!_03
「意外と大変だな。」
大変さを味わったところで、コマ撮り以外の方法を考えてみてはと話をしましたが
「いや、いい。こういうの好きだから。」
と反対に彼の職人魂に火をつけてしまいました。

お試しで作った20秒ほどの作品を見てみると、思わず「おぉ!」と声が出る出来栄え。
ちゃんと動いて見えました。

ストーリーが固まり、映像形式もこれで決まったところで、あとは時間との勝負です。
限られた時間の中でメッセージを伝える作品を仕上げるために走り続けます!!


AU


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編集会議 始めます!!!

先週、生みの苦しみを味わい ようやく出た「伝えたいメッセージ」


今週は、そのメッセージを今までやってきたそれぞれのテーマで
どう伝えるかの会議の毎日でした。

編集会議 始めます!!!_01編集会議 始めます!!!_02


「このテーマで辛かったのは何だったの?」
「人の命に関わる事ですごく空気が重かった・・」
「実際の犯人を目の前にしてすごく怖かった!」
「正しい判断って難しいな。って思った」

「テーマ終了後にはどんな状態だったの?」

「自分の意見を決めるのは難しいけど、
 流されずに自分の意見を言えるようになったよ」
「すごく今に繋がってる感じがする」


1つ1つのテーマについて子ども達と徹底的に話し合い、
記事の内容の骨組み作りをしていきます。
頭がパンクしそうになってきたので
チョット場所を変えて外の空気を吸いながら会議を続けます。
子ども達と話をしていると、1つのテーマを終えるごとに
成長している様子が伺えます。

編集会議 始めます!!!_03編集会議 始めます!!!_04編集会議 始めます!!!_05

そして第1回目の肉付け作業に入りました。


編集会議 始めます!!!_06編集会議 始めます!!!_07


初の肉付け作業した文章をみんなで読み合わせすると
「ん~苦しみのとこの説明が足りない感じがする・・」
「じゃぁどんな事が苦しみだったのか話し合ってみようよ」

「沢山の情報の中から必要なものみつけるのも大変だったし・・」
「情報を理解するのも苦労したぁ~」
「じゃぁどうやって理解していったの?」
「日産とかに電話したり、火力発電所行ったり、
 本読んで話し合ったりした」

編集会議は授業を延長して行われました。
これからは毎回書いては、会議の繰り返し。
今がこのテーマの一番苦しいところです。
頑張っていいものを仕上げましょう!!


LM


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班長で、六年生で、男の子

今週も『半パンデイズ』をじっくり読み込んで、登場人物が行っている
「意思決定」を分析してゆきました。今回取り上げる章では、主人公の
ヒロシが、最上級生としてなんとか下級生をまとめようと悪戦苦闘する
姿が描かれています。

足が不自由な3年生の女の子がヒロシの班に入ってきましたが、その
女の子は、きわめて性格が悪く、そのうえ乱暴で、ヒロシの班の子ども
たちをことごとくいじめます。しかし、ヒロシは、その子を注意できません。
次第に、班のメンバーからの信頼を失ってゆき、あげくの果てに、いじめ
られた子の一人が、お母さんにいじめのことを訴えてしまいました。その
お母さんは、いじめた子本人ではなく、いじめを止められなかったヒロシ
の「まとめる力」の無さを責めました。すっかり自信喪失したヒロシは、
「自分は一人っ子だからわがままで甘えん坊で頼りない」のだと思い、
班長をやめたいと考え始めます。反面、「班長で、六年生で、男の子」
なのだから、途中で投げ出すわけにはいかないという「意地」もあり、
くじけそうになりながら、なんとか前進しようともがくのでした……。

班長で、六年生で、男の子_01  班長で、六年生で、男の子_02

「なんで男の子だから頑張らなければいけないの?」

ある男の子が不服そうに言います。

「わたし男の子に守ってもらわなくてもいい!だって男の子の方が
頼りないもん!」

ある女の子が口をとがらせます。

ヒロシの判断基準、行動規範は、文中に何度も現れます。それは……

「班長はみんなをまとめ、六年生は下級生の面倒を見て、オトコの子
はオンナの子を守らなければならない」

という「価値観」。

子どもたちは、「オトコ」という言葉の表面的な意味に引っ張られて、
この「価値観」がヒロシの判断や行動にどういう影響を与えているか
考えようとはしません。そこで、ヒロシの思いをより深く理解せざるを
得ない「課題」を出しました。

「ヒロシにインタビューしたら、ヒロシはどう答えるか考えてみよう!」

どうして「班長を投げ出さない」という意思決定をしたのか、そのときに
どんなことを考えたのか、なぜ「オトコ」という考えを大事にしているのか、
ヒロシはどんな「オトコ」になりたいと思っているのか、というような「質問」
をヒロシに投げかけたら、ヒロシはどう答えるか、ヒロシになったつもりで
答える……

大事なことはヒロシに“なりきる”こと。本文を根拠として使いつつも、それ
だけにしばられず想像力を大いに働かせて、ヒロシの心の内を詳しく語る
という「ホームワーク」を出しました。

班長で、六年生で、男の子_03  班長で、六年生で、男の子_04

実は、先週の「万引き」をしてしまった少年と、ヒロシとを比較してみると
「価値観」を持っていることの大事さがよくわかるのですが、子どもたちは
まだそのことには気づいていません。「班長で、6年生で、オトコ」という
ちっとも表現としては洗練されていない言葉でも、「こうありたい」という
ヒロシの「価値観」を反映した言葉だからこそ、ヒロシの責任感が喚起され
くじけそうになってもふみとどまれたと言えましょう。自分を奮い立たせる
言葉で「価値観」を表現することが、「どうせ…」という発想や“欲望”&
“快楽”の誘惑をはねのけて、確かな判断や行動をするうえで大事だと
ヒロシのエピソードは教えてくれます。偉人でもなく、優等生でもないヒロシ
の「苦闘」に共感できれば、それを自分の生き方に活かしたいという気持ち
がわくでしょう。

「ヒロシにはあって、みんなにはないものは何?」

というなぞなぞのような問いかけが、次週の「本質に迫る問い」です。


RI


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究極の給食って?

アンケートの結果を分析して、今週は、給食のメニューを考え抜いた1週間でした。

週末に、新宿の富久小学校というところへお邪魔した際に、給食調理員さんにお話を聞いてきました。
まず、今週はそこで分かったことをあげて、まとめました。

究極の給食って?_01
「食中毒には気をつけないといけない」
「一回日を通すとか工夫をしないと」
「野菜をいっぱい取れるように工夫しているんだね」
「おつゆがあると野菜が取れてよいのかぁ」

具体的なメニュー作りと入っていきました。
お弁当のことを調べてみると、3:1:2=主食:主菜:副菜で考えるとバランスがよいことが分かりました。
主食はどうするかということ
「給食の人が、ご飯がいいって言っていたよ。その方がいろいろなバリエーションができるんだって」
「じゃぁ少し栄養を取るために何かを混ぜようよ?」
「ゴマとか・・・」

究極の給食って?_02
「主食はおいなりさんにしようよ」
「みんな食べてくれそうだね」
「豆類は食べられない人が多いみたいだけど」
「じゃぁ加工品なら入れられる」
・・・

議論をしていて、主菜までは順調に決まりましたが、副菜はなかなか決まりません。
副菜は、野菜が中心。しかし、調査で分かったことと照らし合わせると、なかなかみんなが喜んで食べてくれそうなものは決まりません。


そこから、野菜をとる方法としてつゆものを弁当として付け加えるかどうか議論されました。
「給食の人が野菜をとるには、つゆがいいって言っていたから、加えようよ」
「でも、お弁当だからおかしいよ。持ってこれないじゃない」
「じゃぁこぼれないように持ってくる工夫をすればいいよ」
「インスタントという方法もあるよ」
「そこに野菜を加えられるようにしてみたらよいのかな?」
「でも、インスタントじゃぁ、弁当なのかな?・・・」


意見を出し合いながら建設的に話し合っていきました。
野菜は何があるのか分からない。値段も考えなければいけないということで、実際にスーパーに足を運び、実地調査も行いました。

究極の給食って?_03究極の給食って?_04

メニューが決まったので、どのような作り方なのか、どんな栄養素が含まれているのか、材料費はいくらぐらいになるのか、
を考えていきました。

究極の給食って?_05

「キャベツより白菜の方が栄養素がいっぱいあるよ」
「ビタミンにKってあるんだ」
・・・

今回のメニューのアピールポイントをまとめていきました。

作ってみないと味が分からないということで、
いろいろと調べたレシピを元に、今週末は自分のうちで試作してみます。
果たして、どのようなお弁当になるでしょうか?



TK


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蚕糸の森公園に再チャレンジ!

今週は、今回のテーマを最初からふりかえるところから始まりました。
自分達が、五感を使って色々なことを感じていると意識し始めた子ども達。
「手(触覚)とか、聴覚とか使ったら面白いことになる」
「視覚をよく使ったら、危ないことから逃れられる」
「人の声をちゃんと聴いたら、何を話したか分かって面白い話も聞ける」
などなど、五感をたくさん使って生活した方が、楽しいと3人とも感じたようです。

ここで、「じゃじゃ~ん!!」今年度最初のテーマ「蚕糸の森見っけ隊」で
3人が作った地図が登場です。子ども達は大盛り上がりです。
たどたどしい字で、見つけた情報を一生懸命に書きこんであります。
ほぼ1年前の姿を通して、自分達の成長を感じている様子でした。
「五感全開で、蚕糸の森公園を探検したら、この時よりたくさん発見があると思う?」
「うん!もっとすごい物を作るぞ~!!」と更に盛り上がったのでした。

蚕糸の森公園に再チャレンジ!_01そして、「五感をもっと使ったら楽しいよ!」
というメッセージも含め、
蚕糸の森公園への再チャレンジが始まりました。
まずは触覚をメインに探索開始です。
スクールの建物を出てすぐ、
「太陽に手を当てたら暖かいよ!」
「冷たいよ!!」
「冷たいのは風だよ」

蚕糸の森公園に再チャレンジ!_02 蚕糸の森公園に再チャレンジ!_03
この日はちょうどポカポカ陽気で公園の良さが既に全開です。池にはなんと、カエルの卵が!!
男の子2人がしり込みする中、女の子はすぐに触ってみて「ぷるぷるしてる!」
「分かった!きっと卵が外に出やすいようにぷるぷるなんだ!!」これも大発見です。

蚕糸の森公園に再チャレンジ!_04 蚕糸の森公園に再チャレンジ!_05 蚕糸の森公園に再チャレンジ!_06

次の日は、「味覚がやりたい!」ということでちょっと寒空の中、味覚探索に出かけました。
「ツバキの花びらを食べてみる?」なんていいながらためらっていると、今度は男の子が
「葉っぱ食べてみる!」と大胆にも椿の葉っぱをちぎり始めました。
歯で噛んでみて・・・・「苦~い!」他の子たちもその子の勇気に見習っておそるおそる噛んでいました。
お互いにタイプの違う3人が自分を出し、刺激し合って学んでいけるのが素晴しいなと思います。
そして、五感の旅は続きます・・・。


YT


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2010年03月12日

これがいい!

「今思うと最初の(作品)にしなくて良かったよ。」
撮影が進む中でぽつりと出た一言です。
伝えたいメッセージが明確になり、シナリオの完成度があがると
前に「これでいいんだ!」と 言っていた作品が霞んでみえてきたようです。

これがいい!_01

アイデアが浮かばず苦しんで、それでも妥協せず考え抜いて新たなものを生み出した経験は
きっと大きな糧になることでしょう。

今週は本番と同じ環境で今まで撮った作品を見ることからはじめました。
ちょうどプロのカメラマンの方がスクールにいらしていたので、試写会にご招待し率直な意見をいただきました。
「影の位置が変わると、見ている方は違和感がある。」
「字の間隔が狭くて見づらい。」

カメラを固定したり、人形の位置がずれないように印をつけたりと
被写体そのものには細心の注意をはらっていましたが、影のことは全く考えていませんでした。
また今回は漫画のふきだしのように台詞を書いて撮影しているのですが、
人形の大きさとの兼ね合いでふきだしのサイズも制限があるため
字が見えづらくなっていたのです。
自分で見る分には問題なしと判断していましたが、他の人から指摘されるとこれはやはり問題です。

影は電気スタンドを使っていつも同じ方向から照らすことで、解決をすることに。
台詞はふきだしの手法は変えず、字を見やすく書くことにしました。

これがいい!_02

そして未定だったタイトルにも決着がつきました。
思いつくタイトルをどんどん挙げて、候補の中の一つに更にひねりを加えたタイトルを考えました。
「これでいい。」から脱却し「これがいい。」を常に目指す。
この積み重ねがいい映画には大切なのです。

孤軍奮闘の映画作りですが、今週は心強い見方が登場してくれました。
1年前のこの時期に同じように映画制作をしていた卒業生です。
学校がお休みのためスクールに遊びに来てくれたのです。
混沌とした映画制作の現場を目の当たりにして「懐かしいなぁ。」と思い出にふけっていました。

「コマ撮りなんだ。すごいね・・・。」
「時間が足りなくて大変でしょ。」
その表情にはすでにヤマを超えた余裕が見られます。

いつもより教室が賑やかになったせいか、セットのレゴ作りにもはずみがつきました。

これがいい!_03

映画の公開まで1週間。
公開日に向けて、ラストスパートをかけます!!



AU


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悩みの渦・・・


悩みの渦・・・_01

今週の5年生のテーマは会議の連続でした。

これまでのテーマを分担して記事を書いていたのですが、
1人だと中々いい案がでてこないので、1テーマずつ丁寧に
みんなで考えていく事になったのです。
3人よれば文殊の知恵とはよく言ったものです。
いい文章が生まれ始めました。


が、しかしそう上手くは事は運びません。
それぞれのテーマで伝えたい事をわかりやすく書くのは
思った以上に難しく、3人は悩みに悩み、時間だけがむなしく
過ぎていきます・・・


悩みの渦・・・_02悩みの渦・・・_03悩みの渦・・・_04

前のポートフォリオを調べては、また悩み、
「ロストエナジー」「宇宙」「遺伝」「天気」「裁判」
それぞれのテーマで下級生達に何を伝えたいのか一生懸命考えました。
「このテーマではかなり自信がついたんだよなぁ」
「これはもうずっと楽しくてしょうがなかった!」


うまくいき始めたなあと思うとまた悩みの渦に巻き込まれ、沈黙・・
すると、
「これはいつもとは違う発表にしたんだよなぁ」
「染色体体操おもしろかったよねぇ!」「チョットやってみようよ!」
と、いう事で悩み疲れて染色体体操をやってみることになりました。


悩みの渦・・・_05悩みの渦・・・_06


やってみると子ども達は「あの話は入れなきゃダメでしょ!」
「じゃあ・・・」
と今まで悩んでいたのが嘘かのように息を吹き返し、
一気に文章を作り上げていきます!


新聞の締め切りは来週末です。
果たして無事新聞は出来上がるのでしょうか?


LM


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私の決意宣言

「ヒロシにあって、みんなにないものは何?」

“ひとごと”として考えてきたことを、“わがこと”として考えるきっかけとなる
問いを投げかけました。

「ヒロシは班長投げ出さなかったところ……」

ある子がヒロシの粘り強さが自分にはないと指摘しました。

「でもさあ、ヒロシもやめたいって悩んだよね。どうして頑張れたんだろう?」

そのことを改めて尋ねると、

「六年生で、男の子だからじゃない」

確信に迫る答えが出てきました。
ヒロシにとっては、班長で六年生で男の子って言葉が魔法の言葉だった!
ようやく気づき始めました。

「じゃあ、きみたちにはヒロシのような魔法の言葉はある?」
「???」

「意識」しようにも「考え」がないから「意識」できない。「考え」が明確な「言葉」
になっていないから「考え」られない……じゃあ、わたしたちも、ヒロシのように、
自分の「決意」を明確に表す言葉を持った方がよい。「私の決意」を端的な言葉
に表すという課題に取り組むことにしました。

私の決意宣言_01  私の決意宣言_02

自分がどうなりたいか本気で決意するために、まず、自分の強みと弱みを自己
分析してみました。ところが、自分の弱みはたくさん思い浮かぶのに、自分は
どんなよいところがあり、どんな強みがあるのかなかなか思いつきません。
これでは、自分の強みを活かして自分の弱みを克服することはできません。

困り果てている子どもたちに、

「ヒントほしい?」

とたずねるとみな大きくうなずきます。そこで、手紙の束を見せました。

「それっ何?」

「ヒントが書かれた手紙だよ」

「あー、お父さんからの手紙だ!」
「うそー」
「いつ書いたんだろう」
「おっちゃん頼んだの?」

教室は大騒ぎになりました。

私の決意宣言_03 私の決意宣言_04

一心に、真剣に文字を追う子どもたち。一番身近で、一番子どもたちが頼りに
している人で、でもなかなか面と向かって素晴らしさを指摘してもらったことの
ない両親からの思いがけない激励の手紙。

「いつでも、どんなときでも、君のことを考え、支えているから、安心してチャレンジ
しなさい」

驚きとうれしさと戸惑いと感動と……いろいろな気持ちが入り混じっている様子が
うかがわれます。

私の決意宣言_05 私の決意宣言_06

「ヒントはもらったね。さあ、いよいよ『私の決意』をまとめるぞ!」

子どもたちを鼓舞します。口先だけでなく、いざというときに自分を支える魔法の
言葉となる「決意」をまとめることができるか……

子どもから大人に向けて!10歳の飛翔!最終週の挑戦が始まりました。


RI


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自分のこころにも栄養を!

休日を使って、それぞれに料理の分担を決めて、試作をしました。


そこで、月曜日の昼にみんなで料理を持ち寄り、味見をしました。
みんなに食べてもらえるような味か?を検証です。


自分のこころにも栄養を!_01自分のこころにも栄養を!_02

自分のこころにも栄養を!_03自分のこころにも栄養を!_04


「見た目はとてもおいしそうだね」
「ほんとだね。色合いがよいよ」
「これおいしい。これは食べてもらえるよ」
逆にもっと考えないといけないものもありました。
「色は鮮やかでいいけど、なんか食べづらいね。」
何事もやってみないと分からないもので、今回も作ってみて初めて課題が見えてきました。


野菜の多くとれるように考えた副菜の一品が
さらに改良を加えることを考えていくことになりました。


アイデアを出し合い、次の日に実際に作ってみたものを試食し、
さらに改良を加えました。


最終的に「これなら食べてくれるよ」
というものができあがりました。
次の日には、アイデアが出たもので改良して、試食する。
まさに、給食研究所といった感じです。


栄養がたっぷりで、みんながおいしく食べられて、彩り豊かなものを作るのはとても大変でしたが、
給食のことを考えるのは、楽しいものでした。


給食のことがひと段落したところで、
タイトルを思い出した子が「次はこころの栄養を考えないと!」と発言。
そこで、「こころの栄養っていったいどういうことだろう?」と問うと
「自由」「好きなことをやること」
「リラックスしたり、息抜きすること」
「楽しいことをすること」


「どんなときに楽しいって感じるかな?」と突っ込んで質問すると、
「お菓子作り、チョコを食べること、人にエステをすること」
「焚き火、キャンプが楽しい」


「どんなところが楽しいの?」と聞くと
「なんとなく楽しい!」
「おいしいのが作れて、人に喜んでもらえるのが楽しい!」


そう、人のこころに栄養を与えるということもできることに気づきました。
給食の調理員さんに話しを聞いたときも、「みんなが笑顔で食べてくれるのがうれしい」
といったことも思い出しました。


自分のこころにも栄養を!_05自分自身のこころに勇気という栄養を与える言葉を考えていこう!
ということで、どういうものが勇気といえるのか
「勇気」という絵本を読み考えていきます。

読んでいるうちにそこで共感できるかできないかということで、話が広がっていきました。


その後、ちょうど、来校していたスクールの卒業生がテーマ学習の様子を見に来てくれたので、以前のテーマ学習で勇気宣言をしたことについて聞きました。
なんでその言葉を選んだのかということについて詳しく聞いてみると、よく自分自身のことに向き合って考えたことが分かりました。


自分の勇気を振り絞れるような言葉を、自分自身とは?ということを見つめあることを通して、考えました。


自分のこころにも栄養を!_06自分のよいところ、強いところってなんだろう?逆に弱いところは?
自分自身のことを見つめ直すことは、時には苦しい面もありますが、考え抜いたそんな今週のテーマでした。

来週は、いよいよテーマ発表会に向けてラストスパートです。



TK


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調査進行中!

今週は、まず、自分達が作成している地図の名前決めからスタートです。
このような話し合いの経験を今までのテーマでも積んできました。
アイディアマンの男の子がどんどん案を出します。
他の2人はその単語を使ったり、気に入った案に賛成したりするのですが、
まずは2対1に分かれました。
そこで、お互いにどうしてこの名前がいいのか説明します。
そのうちに、一人の子が、相手の説明を聞いて
「やっぱりこっちがいいと思うようになった」と、意見を変え、
結局3人で話し合いの結果、一つの名前を決めることができたのです。
今までだと、低学年なので当然ですが、相手の説明を聞く以前に、自分の案にこだわり、
意固地になってお互いに意見を変えない・・・・というパターンも多かったのですが、
本当に、納得したすっきりした顔を見て、成長を感じたスタッフなのでした。


調査進行中!_01  調査進行中!_02  調査進行中!_03
さて、では、立派な名前も決まったことですし、いざ、調査に出発です。
毎回、五感のうち、どれか一つに絞ってその五感をめいっぱい使って、
気付くことを書いていきます。まずは嗅覚から始めます。
スクールを出てすぐ、「焼き鳥のにおいがする!!」
「焼き鳥・・・????」「あっ、車の排気ガスのにおいだった!」
という感じでスタートしたのです。


調査進行中!_04葉っぱのテーマを既に経験している子ども達。
普通だったら分からないような葉っぱの名前も
当たり前のように呼びながら、
色々な葉っぱを採って、ちぎって匂いをかいでみました。
この匂いを、「おいしい」と感じる子もいて、面白いです。
葉っぱは大体同じような匂いがすると分かってきた時、
ある子が大発見をしました!
「メロンの匂いだ!!」
「本当だ!」「ホントだ~!」「メロンの匂いだ!」
何の葉っぱかは、テーマ発表までのお楽しみです。

調査進行中!_05視覚調査では、ある子が、こんな物を見つけました。
「木の色が違ってる・・・」
みんなで見ると、大きなアケボノスギの木の幹が
本当に上まで半分ずつ色が違っています。
別の子が「分かった!雨が上から降ってこうなったんだ!!」
スタッフ「こっちの色が違うのはなんでだろう?」
もう一人の子が、
「こっち側は太陽が当たってるから乾いたんだよ!」
と、3人で力を合わせて視覚の大発見をしたのでした。


さあ、こうして集めた情報を元に、来週はいよいよマップ作り開始です!



YT


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2010年03月19日

完成披露試写会

今週撮影したシーンの中にはメッセージを伝えるための“決め”となる
シーンがいくつか含まれていました。


“決め”となるシーンで見ている人にその場面が何を表しているかが分からなければ
作品全体が、ただブロックが動くだけの動画になってしまい、作り手の意図が伝われば
メッセージを伝えるためのまさに人の心を動かすストーリーとなるのです。


それだけにそのシーンをどう表現するかを最後の最後まで悩みました。


駅で切符を買うシーンでは、レゴのセットだけでここが駅だと表現するには限界がありました。
「○○駅」とどこかに書いてしまえば、簡単に分かってもらえますが、
それでは映像のプロである石井さんに教わった「言葉に頼らない映像の可能性」を
自ら潰すことになってしまいます。


完成披露試写会_01


そこで考えたのが、効果音を入れることです。
ホームに電車が入ってくる効果音を入れることで、駅っぽく見せることにしました。


次は切符を買ってお釣りが出てくるところをどう表現するか。


駅のセットのまま小さな人形がちょこちょこ動いて、全ての動作をセリフでカバーするのでは
見ている人を飽きさせてしまいます。


小さなレゴ人形の手元をアップで写す。
券売機の効果音を入れる。
思いつくアイデアを色々と試してみましたがどれもピンときません。


アイデアに詰まって撮影が進まず、時間だけが過ぎていきます。


思い切って本物の券売機を撮影したらとスタッフが提案をしましたが、


「映画が始まって間もないこの場面で、いきなり実写のものが出たら
 見ている人は混乱するからダメでしょ。」


と、あっさり却下。
それでも見る側の立場で考えた彼の意見に頼もしさを感じました。


悩みに悩んで最終的にとった方法は大胆にアングルを変えて
券売機そのものをレゴで表現することです。


小銭は穴あけパンチにたまった小さな丸い紙に色をつけて使うことに。
人形の手をブロックで大きく作って、切符を買う動きを分かりやすくあらわします。
そして極めつけは、券売機のパネル。
200円を入れると、「160円」「190円」と書かれた箇所の
色が変わる芸の細かさ。


完成披露試写会_02  完成披露試写会_03


ほんの数秒のシーンですが、作り手のこだわりと、何とか伝えたいという思いが
ふんだんに盛り込まれたシーンになりました。


試行錯誤を繰り返して、ようやく迎えたクランクアップ。
お披露目はテーマ発表会の予定でしたが、今週は見学者の方がいらっしゃったので
完成披露試写会をして感想を聞くことになりました。


完成披露試写会_04「面白い。メッセージを伝える作品になっていると思う。」
「音が少ないから、音楽を入れるともっと良くなるかも。」
「6年生でそのこと(伝えたいメッセージ)に気付くのはすごい。
私は大学のときに気付いた。」


といったフィードバックをもらい、メッセージを伝える作品が
できたという手応えが得られました。


編集はなしと予め決まっていたので、映像に音楽を追加することはできません。
そこで上映のときに映像に合わせて音楽を流すことにしました。


曲が決まるとどのシーンから音楽を流すのか、映像に入っている効果音の邪魔にならないために
どのタイミングで音量を上げ下げするのか。入念にチェックを繰り返します。


映画が完成し音楽のタイミングも決まった後は、総仕上げとして
どうしてこの作品を作ったのか、このメッセージを選んだ理由を改めて見直しました。


やるべきことはやった!


充実感と、TCSの仲間に作品がどう受け止められのかという
期待と不安とともに本番を待ちます!!



AU


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時道夢想新聞

今週はいよいよ大詰め!
記事を書いて写真を選んで
新聞を仕上げていきます。


記事ができたところで、チョット確認。
「記事5つあるけど編集方針とちゃんとあってるのかな?」
もう一度みんなで読み合わせていったところ
しっかり編集方針とあった記事が出来上がっていました。


そこで、清書に突入!!


時道夢想新聞_01時道夢想新聞_02

「紙芝居に出てくる馬頭星雲がピンクだから
 宇宙の話はピンクの紙」
「ロストエナジーはエコをイメージして緑」

と、紙の色も意識して記事を書いていきます。


記事を書き上げたら模造紙の上に並べてみます。
時道夢想新聞_03最初は、色合いを見て並べてみます。
でもそれでいいのでしょうか?
記事の並べ方1つにも意味があるはずです。
みんなで考えてみました。
「トップ記事とかあるのかな?」
「みんなそれぞれ想いがこもってるからトップって難しい」
「編集方針の言葉順に並べようよ!」
子どもからアイディアが出て、
そのように並べていく事になりました。


時道夢想新聞_04背景を黒にしたのも子ども達のアイディアです。
記事が見やすくするためとかっこよさをアピールするためです。

写真を貼ったり、コメントを書いたりして仕上げていきます。


時道夢想新聞_05そして、いよいよ発表の練習です。
5年生なので、何も見ずに発表します。
自分達の想いを文章にしたので、
そんなに頑張って暗記する必要はありません。

あとは、想いが伝わるような発表をするだけです。
では、当日頑張りましょう!



LM


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言葉の力

「それで響いてくる感じがする?」
「それで心が動くかな?」

「うーん、まだまだかも……」

一見、優しげな「悪魔の甘いささやき」に惑わされないように、「厳しい神の声」
を返すのが私の役割です。ここまで見つめてきた自分の強みを活かして、弱み
を乗り越えてゆくにはどうしたらよいか?無意識の衝動に歯止めをかける「言葉」
が見つかるのか?イメージマップを作り、模索しました。

言葉の力_01  言葉の力_02

「なぜそれが大事なの?」

「どうすればそうなるの?」

宣言する内容が固まってきたら、それが宣言するに値するものなのかどうか
判断するために、なぜその宣言が自分にとって価値を持つのかということと、
どうやって宣言したことを実現するかを示さなければなりません。

「一秒、一秒大切にっていう宣言にしようかな?」
「なぜそう思うの?」
「スクールに遅刻しないとか、寝坊しないとか……」
「確かにそれは大事だけど、いろいろな場面で自分にふりかかってくる選択を
賢く判断するためにその言葉は効き目がありそうかな?」
「……」

「人の顔色を見ないって宣言にする!」
「なるほど、それは君の弱点だからだよね。でも、宣言はやっぱり自分の強みを
活かして~しよう!っていうものの方が、どんなときでも踏ん張れて元気が出て
くるんじゃないかな?」
「……」

ひたすら「神の声」を返し、練り直す作業を続けているうちに、子どもたちもイライラ
してきます。ある子が厳しい目つきで私を見てたずねました。

「ねえ、大人はちゃんと決意とかしてるの?」

素晴らしい質問です。実は、多くの大人が真剣に決意宣言をせず、なんとなく
生きているのが実状です。

「全くその通り。大人だって君達みたいにやってないよ。よし、わかった。ぼくも
決意宣言をしよう!」

“私は子どもたちの学び続ける力を育てる人になります!なぜなら学び続ける力
がなければ、状況に応じて自ら知識を創り出して、解が簡単に見出せない問題に
対処することはできないからです。そのために私は探究する力を伸ばすテーマ
学習のあり方について追究します。”

探究教師は、共に探究する仲間として、子どもたちに「見本」を示すのですが、
それは単に「形」だけ見せればよいというような単純なものではありません。
このような瞬間を見逃さず、子どもと同じ課題に全力で取り組んでいる姿を見せる
ことが求められるのです。

しだいに、言葉ができあがってきますが、書いているだけでは、それが「伝わる」
ものなのかどうかはっきりしません。そこで、実際に声を出して読み上げてみます。
すると、なんとなくしっくりこないところがわかります。

「『役立つ』だとそれだけやる感じだけど、『役立てる』だと関係なさそうなことも
ちゃんと活かすっていう意味になるんだよね」

「夢を持ち『たい』じゃいし、夢をも『つ』でもないし、夢を持『て』だなあ」

「自分優先っていうのは、自分に甘いっていうこととは違うということをきちんと
説明しないと自分に優しいということの意味が伝わらない気がする」

素晴らしいつぶやきが子どもたちからこぼれでてきました。

言葉の力_03  言葉の力_04

一語、一語。一文字、一文字。文のつながり……心に響く宣言にしようと真剣に
思えばこそ、そういった要素まで必然的に目が向いてしまうのです。作り直しに
つぐ作り直しにもかかわらず、もういいやと投げ出す子どもが一人もいません
でした。より完璧なものに近づけるため、黙々と作業していたのが印象的でした。

理性にも、感性にも訴えかけてくる力を持ち、無意識に動く前に、選択肢を意識し
ふみとどまって考えることを促す「魔法の言葉」をなんとか練り上げました。


RI


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思いを伝えるため、練習の日々

いよいよテーマ発表会について1週間、大詰めです。


前回に引き続き、
勇気宣言について深く考えていきました。
この言葉にはどのような意味が込められているか?
その言葉を聞くと、どのような気持ちになるのか?
自分自身に問いをかけていきます。


「何か、チャレンジって大切だと思うんだよね!」
「それは、どんなときに思ったの、具体的なエピソードってある?」
「こんな経験があったから・・・」


思いを伝えるため、練習の日々_01思いを伝えるため、練習の日々_02

思いを伝えるため、練習の日々_03思いを伝えるため、練習の日々_04

「これは、勢いがあっていいけど、その意味が箇条書きになって分かりづらい、文章にしてみよう」


自分達の言葉を分かりやすく、さらに気持ちを込めて考えられるようにしていきます。


苦しみながらも、自分の経験談を入れていくことで、思いがこもった勇気宣言を考えることができました。
中には何回もやり直しをする場合もありました。


後は大きな声でその熱い思いをみんなに伝えます。


カロリーや栄養のことに関して、どのくらいなのか細かく計算をし、
公立の学校給食とどのように違うかを比較しました。


思いを伝えるため、練習の日々_05カロリー、栄養素のことに関して
インターネットで調べてみると、
食材ををどれくらい使ったか数値をいれると
計算してくれるサイトがありました。
しかし、分量だけは、自分達で計算しなければなりません。


思いを伝えるため、練習の日々_06「分数の方が計算がしやすいよ」
なんでかを質問すると、・・・
「いくつに分けたうちのいくつかというのが分かりやすいよ。」
実際に手を動かして計算してみると小数の場合は桁数が多いので、
手間がかかることが分かります。


思いを伝えるため、練習の日々_07発表会の流れについて、ひたすらに練習しながら、
少しずつ修正していきました。
声に出してみると内容もおかしいところが
明らかになっていきます。
勇気宣言も「大きな声で、力強く、はっきりと」を
念頭においてくり返し練習。


さぁ、本番にその給食への思いと、勇気宣言の言葉にこめた思いが
テーマ発表会に見に来てくださった方に届くでしょうか?


TK


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「蚕糸の森 スーパー五感バージョンマップ」

今週は、マップ作りに取り掛かります。
まずは、今まで集めた合計100以上の情報の中からマップに載せる情報を選んで行きます。
それぞれ、お気に入りの発見があるのでこれはそんなに悩まずに決めることができました。


「蚕糸の森 スーパー五感バージョンマップ」_01 「蚕糸の森 スーパー五感バージョンマップ」_02
そして、公園のどの位置で見つけたか、思い出したり、お互いに質問したりしながら
地図に印をつけていくのですが、方向音痴のスタッフからしてみると、
まだ小さいのに、どうして分かるの?!というくらい、みんなしっかり把握しています。
実は公園で調査している時も、地図を回さないと分からないスタッフの隣で、軽々と
「ここだよね」と印をつけている子どもにびっくりしていたのです。


「蚕糸の森 スーパー五感バージョンマップ」_03さてさて、お次はマップに載せるに当たって、
情報量に不足がないか、一つ一つ確認していきます。
この作業、子どもが司会、メモなど役割分担し行ってみました。
「じゃあつぎ、これはどう?」「このままでオッケー!!」
「〇〇は?」「オッケー!」
「これはちょっと足りない」「じゃあ、メモして。」
聴いていない子がいるともう一人が注意したりと、
なかなかみんな良いチームワークで確認作業を進めることができました。

「蚕糸の森 スーパー五感バージョンマップ」_04  「蚕糸の森 スーパー五感バージョンマップ」_05

そして足らない情報を確認しに、再び蚕糸の森公園に繰り出し、
ついに、マップに情報を書き込む作業です。
これが、かなり細かくて1,2年生にとっては大変な作業でしたが、
みんな、くじけずに最後までやり通しました。特に2年生の男の子は、
上級生らしく、2枚担当し最後までがんばりましたよ!


こうして「蚕糸の森スーパー五感バージョンマップ」が出来上がったのです!
「蚕糸の森 スーパー五感バージョンマップ」_06 「蚕糸の森 スーパー五感バージョンマップ」_07 「蚕糸の森 スーパー五感バージョンマップ」_08

さあ、次はいよいよテーマ発表会。五感全開で調査したとっておきの情報を、みんなに伝えよう!



YT


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Space - the final frontier?

Almost a whole year has passed since we started Theme English and what progress everyone has made!


For their final theme the 5th and 6th grade studied space, a topic that everyone was really enthusiastic about. Since the 5th and 6th graders had already studied space in their regular theme they already had a lot of knowledge about the topic, so the main problem was being able to express this information in English.


We started off by learning the names of the planets in our solar system, which almost immediately lead to a heated discussion about whether we should include Pluto as a planet after it was recently demoted to a “dwarf planet.” The decision was that Pluto would not be included in the list to stick with scientific knowledge. As well as learning the names of the planets we realized that we needed other vocabulary to be able to explain the characteristics of each planet to others, from colours to rock and gas compounds. The biggest challenge came when trying to express size and distance from the sun, i.e. big numbers.


Can you say 57,910,000 in English?


The answer is fifty seven million nine hundred and ten thousand and by the way this is the distance between the Sun and Mercury!


Space - the final frontier?_01 Space - the final frontier?_02


After learning the necessary vocabulary and watching some educational programs about the solar system we had to think of an easy and effective way to express the information we had learnt about the solar system. The class came up with 3 ideas: make a poster, make a to-scale model or make some kind of computer graphic. After much discussion and debate the class decided to make the second idea, a to-scale model. This involved a lot of complicated calculations to work out the scale, but eventually we knew how big to make the planets and how far they should be placed from the sun but also meant that everyone could express their artistic side.


Everyone was given 2 planets to make and we started by making spheres from polystyrene and colouring them appropriate colours. Then we had to work out how to attach the planets at the correct distance from the sun, which was ingeniously overcome by the use of sticks with planets place at the end to the scale we had made!


Space - the final frontier?_03


The end product was a true masterpiece (even though it toppled over a couple of times) and everyone even managed to complete their short piece explaining about the planets they were in charge of.


For the 5th graders space is definitely not the final frontier, more themes await them in 6th grade. For the 6th grade space may be the final frontier at TCS but more exciting things lie in store.


Space - the final frontier?_04

2010年03月20日

今年度最後!テーマ発表会3/20(土)終了

終了しました

今年度最後!3/20(土)
TCSテーマ学習発表会のご案内


東京コミュニティスクール(TCS)のテーマ学習では、1年間に6つの探究領域を学びます。ひとつの探究領域のもとでクラス毎にテーマが設定され、約6週間単位で活動が行われていきます。
(参照:探究テーマ一覧表

テーマ発表会は、その6つのテーマ学習ごとに設けられており、保護者だけでなく、一般の方々にも参加していただける機会になっています。
(ご希望の方は、下記要領にてお申込みください。)

子どもたちは、どのようなプロセスで、どのようなことを学んでいるのか・・・。
ぜひ、直接子どもたちの様子を見に来てください。


               記

【日時】 2010年3月20日(土) 9:15~12:00

【場所】 セシオン杉並
     (東京メトロ丸の内線「東高円寺」駅 徒歩5分)
     (東京都杉並区梅里1丁目22−32)
     地図は、こちら

【進行】 (予定)
 9:15~9:45   1,2年 「我感じる、ゆえに我あり」
 9:45~10:15  3年   「からだに栄養・こころに栄養」
 10:15~10:45 4年   「To Be or Not to Be」
 10:45~11:15 5年   「メディア de リテラシー」
 11:15~11:30 6年   「人の心を動かすストーリー」
 11:30~      講評等

※発表までの6週間、子どもたちが学んできた様子の詳細は、探究テーマ一覧表よりご覧ください。


【お申込み・お問合せ】
 東京コミュニティスクール
 E-mail:school@tokyocs.org
 TEL:03-3313-8717
 ※迷惑メール防止のため、「@」を全角にしております。お手数ですが、半角に変更してから送信してください。

  お申込みの際は、
   件名に、「テーマ学習発表会参加希望」とし、
   本文に、以下の事項をお知らせください。
     1.参加者氏名(すべて記入ください)
     2.(保護者の方は)お子さんの現学年
     3.E-mailアドレス
     4.電話番号(最も連絡のとりやすい番号)
     5.TCSを知った経緯(知人、ネット検索、新聞名・雑誌名など)
     6.質問事項等(あれば)

2010年03月23日

2009年度春休み課題図書UP

東京コミュニティスクール2009年度春休み課題図書をUPしました。
ご購入の際はこちらからどうぞ。

2009年度春休み課題図書

2010年03月24日

【報告】2009年度卒業式

2009年度TCS卒業式が行われました。
今年度の卒業生は一人ですが、
卒業生数に対するゲストの数はギネスに載るのではないかというぐらい、
農業体験や達人でお世話になった方々、
TCSのOBOGなど多くの方が集まりました。

この日の午前は、テーマ学習発表会。
卒業生である6年生も、年度の締めくくりとなるテーマの探究成果を発表します。
テーマ「人の心を動かすストーリー」ということで、
「今をもっと楽しもう」というメッセージを込めて制作した映画を上映しました。

内容だけでなく演出にも細かなこだわりが感じられ、思わず見入ってしまう作品でした。
場内からは大歓声。
上映後には、6年生から作品の説明があり、
これだけ自分の思いをしっかりと伝えられていることに頼もしさを感じました。
(詳しくは、2009 テーマ学習 探究テーマ一覧表より学びの様子をご覧ください。)

【報告】2009年度卒業式_01そして、午後からは卒業式が行われました。
普段のTCSでは見られない厳粛な雰囲気の中、
校長式辞、在校生送辞、卒業生答辞とフォーマルな式が行われます。
卒業生の軌跡を追ったスライドショーでは、
毎日会っているとあまり感じないけれど、
入学時から顔立ちも変わり驚くほど成長していたことを実感しました。

【報告】2009年度卒業式_02 【報告】2009年度卒業式_03

そして、花道の中を抜けて卒業生退場。
ここで、式は終わるはずですが……、
すぐまた、卒業生は会場に戻ってきて……。


【報告】2009年度卒業式_04ここから、TCS卒業式第二部の始まりです!
厳かな雰囲気から一転、
子どもも大人もみんな輪になり、
卒業生に寄せ書きを渡したりエールを送ったりと、にぎやかで和やかな時間を過ごしました。
新たな旅立ちをみんなで送り出した一日となりました。

【報告】2009年度卒業式_05寂しくなるけれど、いつでも戻れる場所がここにあるから。
卒業生の新たなフィールドでの活躍を応援しています!

2010年03月26日

人の心を動かしたストーリー!

TCSで最後のテーマ発表会。
最後の最後に満を持して登場です。

「僕の映画をごらんください。」の言葉で照明が落とされ、会場がしんと静まりかえります。
人の心を動かしたストーリー!_01  人の心を動かしたストーリー!_02

上映が始まってまもなく、レゴの動く映像に「すごーい。」と会場から声が上がりました。
掴みはOK。肝心の内容はどうでしょう??
シナリオに書かれていないアドリブで撮った一発ギャグの場面でどっと笑いが起きたり、
苦労して撮ったおつりのシーンでは、「あぁ。」と共感の反応があったり。
心配されたふきだしに書かれたセリフもちゃんと伝わっているようです。

そして映画が終わると大きな拍手が。

撮影スケジュールが押してしまって、家に持って帰って撮影をしたり
アイデアに詰まって過ぎてゆく時間に焦りを感じたり
ふきだしに誤字があることが発覚して撮り直しをしたり

生みの苦しみの連続でしたが、この拍手が苦しんだ分だけ充実感を与えてくれました。

ふりかえりシートには
「こころに栄養を与えてくれる映画でした。」
「大人になっても大切なメッセージを伝えてくれた。ありがとう。」
「個性が出ている作品だった。面白かったよ。」
「すごすぎる!」

テーマ発表会の最後を締め括る、最高のコメントをたくさんいただきました。

後日談で、この映画を見た2年生の男の子が家にあるレゴを
久しぶりに出して写真を撮っていたとか・・・。
きっと映画を見て何か触発されたのでしょう。

この作品は近日中にYouTubeにアップする予定です。
テーマ発表会に来られなかった方、テーマ発表会に来たけどもう一度映画見たいという方
お楽しみに!!


AU


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君達に伝えたい!!

いよいよ発表の日がきました。


時道夢想(ときゆめ)新聞の発行です!

君達に伝えたい!!_01
「この新聞を伝えたいたいのは君達です。」
この言葉から始まり、頑張って作ってきた
新聞の編集方針を伝えていきます。

君達に伝えたい!!_02君達に伝えたい!!_03


大きな編集方針は
「テーマ学習は辛いこともあるけれどみんなで協力し、
諦めずに100%自分の力を出しければ必ず楽しくなってくる。」です。

子ども達がテーマ学習していて、下の子達に伝えたい
熱い想いが込められています。
その想いを伝えるためにこれまで頑張ってきました。
台本もなく、アドリブを加えながらしっかり伝えていきます。


君達に伝えたい!!_04君達に伝えたい!!_05

帰ってきたら、保護者の皆様からのふりかえりシートを読みます。
子ども達にとって保護者の皆様からの言葉は嬉しいものです。
自分達が頑張った事が伝わるというのは次へと繋がる力になります。

君達に伝えたい!!_06
5年生のテーマはこれで終わりです。
4月からは6年生。どんなテーマが待っているのでしょうか?


LM


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決意宣言よ!永遠に!

A3用紙にまとめた「決意宣言」をラミネートし、完成。あとは、テーマ発表で
高らかに宣言するのみ。

なぜ「宣言」にこだわったかと言えば、「思い」を「言葉」にして、いつでも「意識」
できるようにするため。いざというときに自分の心を奮い立たせる「魔法の言葉」
となるように、とことん試行錯誤して、なんとかつかみとった言葉です。

「練りに練った自分の言葉なのに、自信なさそうに発表するのは変だよね!」

自分の心に深く残り、聴いている人たちの共感をよぶ「本気」の発表をしたい!
という気持ちが子どもたちの心の中にふつふつとわいてきました。

「私は自分に優しくするぐらい他人に優しくする人になります!」

大きく、力強い声で宣言してみると、自分にも、相手にも響く!
そう確信した子どもたちは、堂々と高らかに!を合言葉に発表に臨みました。

宣言直前、いつになく緊張した面々。

「おっちゃん、トイレに行っていい?」

メンバー5人中4人がトイレに駆け込みます。

決意宣言よ!永遠に!_01  決意宣言よ!永遠に!_02

「私は夢を持つ人になります!」

「僕は楽しくないことを楽しめる人になります!」

決意宣言よ!永遠に!_03  決意宣言よ!永遠に!_04

「僕はつまずいても止まっても進み続ける人になります!」

聴衆の大きな拍手に包まれた七選組の子どもたち。宣言し終わってほっとする
と同時に、これからがスタートということもわかっています。

決意宣言よ!永遠に!_05  決意宣言よ!永遠に!_06

壁にぶち当たったり、つらいことがあったり、投げ出したくなったりしたとき……
君たちは「魔法の言葉」を持っています。

たくましく、しなやかに判断し、考え続ける人となる第一歩を子どもたちは歩み始め
ました。


RI


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健康な生活を!

本番のテーマ発表では、
自分達の作った「給食のPR」と「勇気宣言」にスポットを当てました、
そこまでの学習に沿いながら、発表しました。


健康な生活を!_01健康な生活を!_02

大きな声で勇気宣言をし、その言葉はどういう意味を説明。
その姿は、とても堂々としていました。
「栄養剤というものがあるけど、栄養素できちんと栄養を取っていけばいいのですか?」
という質問が保護者の方からありました。
「おなかいっぱいにならないからよくない。」
「おなかいっぱいになるようにサプリメントをとればいいんじゃあない」
質問には答えますが、?はつのります。


その後のリフレクションでは、
質問で出た「栄養剤をきちんととっていれば大丈夫?」
「栄養剤は、やっぱり食べるとき、おいしいって感じないし、
人と話しながら食べないと、楽しくないよ。
だから、心に栄養がなくなるから、みんなで食べた方がいい。」
「そうだね。」と子どもの声。

健康な生活を!_03健康な生活を!_04

勇気宣言を決意の元に見えやすいところに掲示しました。


栄養のバランスは未来の私たちにとって欠かせないものであり、
これから先どうして考えててほしいと思います。
今回のテーマで学んだことを生かしていくことで、また新たな
疑問が生まれてきたら、調べるということを大切にしていってほしいと思います。


TK


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これからも五感全開で、GO!!

これからも五感全開で、GO!!_01今年度最後のテーマ発表会。
わずかな時間しか練習できませんでしたが、
3人とも前回の発表での大成長で得た自信をちゃんと力にし、
大きな声で立派に発表することができました。
しかも、素晴しかったのは他のクラスの発表に
対しての「ふりかえりシート」をちゃんと書けていた事。
発表を見ながらコメントまで書けるようになった成長ぶりが
嬉しかったです。


これからも五感全開で、GO!!_02 これからも五感全開で、GO!!_03  これからも五感全開で、GO!!_04

前回から、ふりかえりの時間には、子ども達が「ふりかえりシート」を読みたくて読みたくて仕方がなく、
子ども達が自分達で声に出してみんなからのコメントを読みあげています。
読めない漢字は、スタッフに聞きながら・・・
みんなの評価がパーフェクトだと、「イエ~イ!!」と盛り上がりつつも、
みんなちゃんと自分の弱い部分を認めており、自分自身を評価した時には、
「もうちょっと、くねくねしないで立ちたかった。」という発言をしていました。


「このテーマをやる前は、味覚しか知らなかったんだよな。」
「このテーマで一番楽しかったことは、いろいろみんなに知らせたりしたことが面白かった。」
「他の生き物にも五感があるのかな?」という疑問を持った子もいます。


「五感をもっとたくさん使って生活したら、楽しくなる」
子ども達が自分たち自身で実感したことです。
これからも五感全開でいこうね!!
子ども達の学びが、周りの大人にも刺激を与えてくれました。ありがとう!


YT


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