休日を使って、それぞれに料理の分担を決めて、試作をしました。
そこで、月曜日の昼にみんなで料理を持ち寄り、味見をしました。
みんなに食べてもらえるような味か?を検証です。
「見た目はとてもおいしそうだね」
「ほんとだね。色合いがよいよ」
「これおいしい。これは食べてもらえるよ」
逆にもっと考えないといけないものもありました。
「色は鮮やかでいいけど、なんか食べづらいね。」
何事もやってみないと分からないもので、今回も作ってみて初めて課題が見えてきました。
野菜の多くとれるように考えた副菜の一品が
さらに改良を加えることを考えていくことになりました。
アイデアを出し合い、次の日に実際に作ってみたものを試食し、
さらに改良を加えました。
最終的に「これなら食べてくれるよ」
というものができあがりました。
次の日には、アイデアが出たもので改良して、試食する。
まさに、給食研究所といった感じです。
栄養がたっぷりで、みんながおいしく食べられて、彩り豊かなものを作るのはとても大変でしたが、
給食のことを考えるのは、楽しいものでした。
給食のことがひと段落したところで、
タイトルを思い出した子が「次はこころの栄養を考えないと!」と発言。
そこで、「こころの栄養っていったいどういうことだろう?」と問うと
「自由」「好きなことをやること」
「リラックスしたり、息抜きすること」
「楽しいことをすること」
「どんなときに楽しいって感じるかな?」と突っ込んで質問すると、
「お菓子作り、チョコを食べること、人にエステをすること」
「焚き火、キャンプが楽しい」
「どんなところが楽しいの?」と聞くと
「なんとなく楽しい!」
「おいしいのが作れて、人に喜んでもらえるのが楽しい!」
そう、人のこころに栄養を与えるということもできることに気づきました。
給食の調理員さんに話しを聞いたときも、「みんなが笑顔で食べてくれるのがうれしい」
といったことも思い出しました。
自分自身のこころに勇気という栄養を与える言葉を考えていこう!
ということで、どういうものが勇気といえるのか
「勇気」という絵本を読み考えていきます。
読んでいるうちにそこで共感できるかできないかということで、話が広がっていきました。
その後、ちょうど、来校していたスクールの卒業生がテーマ学習の様子を見に来てくれたので、以前のテーマ学習で勇気宣言をしたことについて聞きました。
なんでその言葉を選んだのかということについて詳しく聞いてみると、よく自分自身のことに向き合って考えたことが分かりました。
自分の勇気を振り絞れるような言葉を、自分自身とは?ということを見つめあることを通して、考えました。
自分のよいところ、強いところってなんだろう?逆に弱いところは?
自分自身のことを見つめ直すことは、時には苦しい面もありますが、考え抜いたそんな今週のテーマでした。
来週は、いよいよテーマ発表会に向けてラストスパートです。
TK
※TCS2009年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。