タイトル:日本のなかの世界
探究領域:時空因縁
セントラルアイディア: 私たちは多様性の中で生きている
2組のグループが提案したのは
最初のグループは運動会。それも自分の国にはない相手の国独特のスポーツをやってみる運動会です。どうして運動会かというと、その根拠が子どもならではの素直な発想でとてもいいのです。
ただ知識を得たり、対話してわかりあおうとしたりしてもなかなか自分が固定観念を抱いていると気づかない。それよりも体を動かして「こんな変てこりんなスポーツがあるんだ!」「でもやってみたらけっこうオモロイ!」と体感しちゃう方が固定観念に否応なく気づかされ、破壊するきっかけになるというのです。
変だ!といぶかしむ気持ちからあえてスタートして、でもけっこうオモロいという転換があるところがポイント。いったいどうしてこんなこと始めたんだという好奇心が生まれ、理解したいなという気持ちが芽生えてくる。そして、世界には自分の常識を越えたさまざまなものがあるんだ!と実感することになるだろうというわけです。
もうひとつのグループは「多様性おにぎり」。おにぎりという日本らしさの代表である食べ物に、異文化の食材を入れようというシンプルな提案。しかし、おにぎりというやつはまるでブラックホールのように、どんなものでも受け入れてしまう度量の深さがあります。手軽につくれるし、さまざまなバリエーションを考えやすいでしょう。相手に関心を持つきっかけとしては敷居が低いし、楽しそうだし、でも多様な味わいという文化の真髄に触れることができます。
プレゼン後のゲストの反応はとっても良好。特に国際交流協会の方々は、
「ぜひやってみたい!」
とおっしゃってくださいました。
自分たちでも実現できる、比較的簡単で、でも本質に迫る、地に足ついた提案になっていました。さあ、いつかこの提案をなんとか実現したいものです。そのためにさらにアイデアをつめてゆかねば……いつも通り、探究の終わりは「始まり」です。
RI
※TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
探究領域:時空因縁
セントラルアイディア: 私たちは多様性の中で生きている
[5・6年生]
いよいよプレゼンテーションデーです。ゲストとして中野で2店舗のカレー店を経営しているネパール人の方と中野国際交流協会の方がいらしてくださいました。子どもたちは緊張もするけれど、意気に感じている様子。果たして自分たちの提案はどう受け入れられるのか。2組のグループが提案したのは
最初のグループは運動会。それも自分の国にはない相手の国独特のスポーツをやってみる運動会です。どうして運動会かというと、その根拠が子どもならではの素直な発想でとてもいいのです。
ただ知識を得たり、対話してわかりあおうとしたりしてもなかなか自分が固定観念を抱いていると気づかない。それよりも体を動かして「こんな変てこりんなスポーツがあるんだ!」「でもやってみたらけっこうオモロイ!」と体感しちゃう方が固定観念に否応なく気づかされ、破壊するきっかけになるというのです。
変だ!といぶかしむ気持ちからあえてスタートして、でもけっこうオモロいという転換があるところがポイント。いったいどうしてこんなこと始めたんだという好奇心が生まれ、理解したいなという気持ちが芽生えてくる。そして、世界には自分の常識を越えたさまざまなものがあるんだ!と実感することになるだろうというわけです。
もうひとつのグループは「多様性おにぎり」。おにぎりという日本らしさの代表である食べ物に、異文化の食材を入れようというシンプルな提案。しかし、おにぎりというやつはまるでブラックホールのように、どんなものでも受け入れてしまう度量の深さがあります。手軽につくれるし、さまざまなバリエーションを考えやすいでしょう。相手に関心を持つきっかけとしては敷居が低いし、楽しそうだし、でも多様な味わいという文化の真髄に触れることができます。
プレゼン後のゲストの反応はとっても良好。特に国際交流協会の方々は、
「ぜひやってみたい!」
とおっしゃってくださいました。
自分たちでも実現できる、比較的簡単で、でも本質に迫る、地に足ついた提案になっていました。さあ、いつかこの提案をなんとか実現したいものです。そのためにさらにアイデアをつめてゆかねば……いつも通り、探究の終わりは「始まり」です。
RI
※TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。