[5・6年生]
遺伝について子どもたちが抱いている「先行知識」がイメージマップ[3・4年生]
先週、3・4年生は給食の食べ残し調査を行いました。実際に自分の食べ残しの重さを計測し、また全校分の総量も調査しました。 [1・2年生]
テーマ「静かなともだち」第二週。
今週は、葉っぱのハント“葉んてぃんぐ”(ハンティング)から始まりました。
場所は、いつもの蚕糸の森公園。
先輩が同じテーマをやったときに作った葉っぱ標本や、
蚕糸の森公園の案内を見てみると、もっと他にも見つけていない葉っぱがありそうだ。
ということで、今まで見つけていない葉っぱをよりたくさん見つけよう!ということで、
外に繰り出しました。
公園の外・内と、360度目を配らせて、葉っぱを見つけていきます。
「あった!」
「これ、前も見つけたよね?」
「あっ、(標本に載ってた)チャイニーズホーリーだ!」
「100個目の葉っぱ!」
「これ、何て言う葉っぱだろう。採っていこうよ。」
案内のある樹木だけでなく、敷地内の至るところの樹木の葉っぱを採集できました。
でも、葉っぱを見つけるだけでは、葉っぱの持つ特徴に気付くことはできません。
そこで、集めてきた葉っぱを見返し、名前の分からない葉を調べることを通して、葉っぱの形やつき方などの特徴を“葉っけん”(発見)することを試みました。
リソースとして使用したのは、「葉で見分ける樹木」図鑑。
葉っぱの形、葉っぱのつき方、葉のふちのかたち、木の種類などで樹木の種類を見ていきます。
ここで大切にしたことは、その葉っぱだと思った理由を根拠付けて述べられること。
分裂葉・不分裂葉など葉っぱの形、対生・互生といった葉っぱのつき方などの用語を確認して、グループに分かれて検索してみました。
これが、簡単そうでなかなか難しい!
グループ各々で意見が異なりました。
「ナナカマドだと思う。葉っぱがギザギザしているところが似ていると思う。」
「ムクノキだと思う。葉っぱの先が長くてとがっているから。」
「茎がトゲトゲしていないから、クサイチゴじゃないと思うな。」
「いや、僕から見たら茎がトゲトゲしているように見える。」
「じゃあ、実際に公園に見に行ってこようよ。」
1つの葉っぱを通して、いろいろな意見が出てきました。
来週も引き続き、観察&検索&議論の時間は続きます。
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※TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
[5・6年生]
今週は、「本質に迫る6つの問い」によって章を分けたテキストを[3・4年生]
今週のテーマ学習は、先週行った見学のreflection(振り返り)からスタートしました。 週末に救世軍と大手百貨店の食品売り場バックヤードを見て分かったこと・感想について考えてきてもらい、火曜日にみんなにそれぞれの考えをシェアしてもらいました。[1・2年生]
今週は、ひたすら葉っぱを見つめ続けて、 そこから分かる情報を"葉っけん(発見)"していくことで、葉っぱの名前を追究していく一週間でした。[5・6年生]
私たちは、遺伝という生物学的仕組みを持っているおかげで、[3・4年生]
今週はまず廃棄ロスって本当にいけないことなのだろうか?なぜ悪いのだろうか?ということを子どもたちに問いかけ、みんなの意見を聞きました。 [1・2年生]
今週も“葉っぱの葉っけん(発見)”は続きます。
2週間ほど、図鑑を見つめ続けているのに「飽きた」と言わない子どもたち。
回数を重ねることで、葉っぱの検索にも慣れてきて、
葉っぱを観察して得られる情報から、合致する図鑑の情報を探り、“葉っぱの葉んべつ(判別)”を目指す姿が見られました。
常に、
「なぜ、その植物だと言えるの?」
「かたちが似ているというけれど、どんなところが似ているの?」
「他に似ている葉っぱはないのかな?」
と葉っぱを見わけた根拠を問いかけ続けているので、
子どもたちも当てずっぽに予想してはならないと承知しているよう。
スタッフからの質問にも
「3裂のところが似ているから。」
「先がくぼんでいるところが似ているから。」
と、できるだけ根拠に基づいて説明しようとしていました。
そして、葉っけんしたことを記録するシートには、自分たちの出した根拠が分かるように記そうとしていました。
最初は、
「全部書くの大変だよ。これは、○○(ペアを組んだ子)の意見だから書かなくてもいいよね?」
とたずねてきていた子も、自分たちが出した意見をできるだけ残そうと記録に取り組むようになったと思います。
先週までは、ペアを組み全ペアで同じ葉っぱを一つずつ調べていましたが、今週は各ペアで葉っぱを分担して調べてみることに。
検索結果の発表では、
「葉っぱの長さが(図鑑に書いてある長さと)違うって言っていたところが気になるなぁ。」
「かたちが違うように見える。」
「うん、納得!」
と、他のペアが担当した葉っぱの判別にも興味を示していました。
また、発表した後に自分の意見に自信を持てなくなった子がいたら、
みんなで調べてみたりと、興味を持って調べる姿が見られたことが印象的でした。
ある葉っぱでは、最初『ユズリハ』だと思い発表したのですが、葉の先が丸いところで「違うかも……」と不安げに。
そこで、みんなで図鑑を見てみることに。
いつも使っている図鑑だけでなく、その他の図鑑も使ってみました。
「これ(葉のつき方が)互性かな、対性かなぁ。」
「全縁(ふちがギザギザしていない)だよね?」
「落葉樹のところも見てみる。」。
すると、『サルスベリ』の可能性が出てきました。
「先がとんがっている葉っぱと、丸くなっている葉っぱがあるんだって。」
「見に行こうよ!」
ということになり、マップで場所を確認して蚕糸の森へ!
「ここだよ!」
ちょっと見ぬ間に葉っぱは、色を変え枯れつつありました。
「葉っぱはとんがっているものと、丸いものがある!」
「サルスベリって他のところにもあったよね。」
ということで、この木とサルスベリが似ているか、サルスベリのある場所まで行くと……。
「なんか、似てない……。」
「木のスベスベしているところが似ていないよ。」
「サルスベリじゃない気がする。」
なんと、振り出しに戻ってしまいました!
スクールに帰った後も、図鑑を睨み、『マルバハギ』という候補が挙がったものの決定打にはならず……。
これらの私たちの迷いも、“葉っぱ葉かせ(博士)”に鑑定してもらおう。
来週からは発表に向けて、集めた葉っぱを“葉んわけ(班分け)”し、オリジナルの葉っぱマップづくりに取り掛かります!
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[5・6年生]
今回のテーマ発表のスタイルは、「歌」です。それも往年のあの名曲に[3・4年生]
今週は”食糧とどのように向き合っていくのか?”というテーマについて子どもたちからの提言をまとめるためにディスカッションを行いました。 [1・2年生]
今まで学んできたことを使って、アウトプットを作る段階に入りました。
集めた葉っぱを分類してマップを作ります。
先輩の作ったマップも参考にしながら、名前や図鑑の分類に惑わされず自分たちなりの葉っぱの“葉んわけ(班分け)”に挑戦することにしました!
早速70枚ちかくある葉っぱを広げ、子どもたちは“似てる”葉っぱ同士でグルーピングしていきます。
「これ(複数枚の葉っぱ)、一緒(のグループ)でいい?」
「○○(くん)はどう思う?」
「反対する理由は何?」
と、話し合う経験を少なからず積み重ねてきたためか、
以前より他者を意識してグループワークができつつあると感じました。
(しかし、まだ「反対!」と頭ごなしに否定してしまうこともあるので、そこはこれからの課題だと思います。)
子どもたち同士のやりとりを見ていると、分類する基準が様々ある様子。
みんなで分類しようと話し合いを続ける子どもたちですがみんなが納得いく分類をするのはそう簡単ではないようです。
子どもたちに「どうして(似ていると選んだ葉っぱは)似ていると思ったの?」とたずねると、
大きさ、はば、長さ、葉脈の形、色などいろいろな基準が出てきました。
試しに、基準を限定して分類してみましたが、
「どうも、うまくいかない。」
「難しいなぁ……。」
と子どもたち。
煮詰まったときは、一度休憩。
時間を置いて、再度“近い”か“遠い”かで分類してみました。
「これとこれは近いと思う!」
「この葉脈が膨らんでいるところが、マツの葉っぱと似ているから近くなると思う。」
「その葉っぱはこのグループにも近いよ。」
グループにするだけでなく、グループ同士の位置まで、重視しながらマッピング。
「一番遠いものはどれとどれだと思う?」と問うと、
「大きい葉っぱと小さい葉っぱ。」
「手のようなかたちと細長いかたち。」と子どもたち。
「なるほど。その二つ要素も活かしてマップを完成させよう!」ということになりました。
クラス後、「あの分け方でよかったのかなぁ。」と振り返るTくんのことば。
スタッフである私自身も、
「どういう分類が考えられるのかなぁ。このマップから何が見えてくるのかなぁ。」
と子どもと一緒に悩んでいます……。
来週は、いよいよテーマ発表会。
葉っぱマップを完成させて、発表に臨むぞ!
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