東京コミュニティスクール-探究型学習が教育の特長-全日制オルタナティブスクール(小学1年生から6年生)

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challenging

[3・4年生]

今週のテーマ学習は、先週行った見学のreflection(振り返り)からスタートしました。 週末に救世軍と大手百貨店の食品売り場バックヤードを見て分かったこと・感想について考えてきてもらい、火曜日にみんなにそれぞれの考えをシェアしてもらいました。



『救世軍の厨房は肉と野菜を調理する場所や包丁やまな板も分けられていてすごいと思った。』
『給食には野菜を毎食100gは使ってることが分かった。一日350gの野菜が必要なんだって。』
『大きなミキサーで生ゴミを細かくしてから空気を使ってそのゴミをストックヤードに送る機械がすごかった。』
『デパートで一日500kgの食べ物のゴミが出ることが分かった。ねえ、じゃあ日本全体だったらすごい量のゴミが出てるんじゃないの?どれくらいなの??やばいよーー。』
『デパートでは生ゴミの一部を電力にリサイクルしてることが分かった。』
『TCSの食べ残しは救世軍のゴミに含まれてるんだよね。』 『救世軍もデパートも一生懸命努力しているんだなと思った。』
など色々な視点での意見が出てきました。「もったいない、ムダが多すぎる」等の発言が多く、子どもたちに少しずつ問題意識が芽生え始めてきたように感じます。



翌日は問題について考えたり問いを立てるツールとしても活用できる、本テーマ学習で設定されているKey Concepts(perspective,connection,responsibility)とLearner profile(学習者像)について少し例を挙げながらみんなで考えてみました。perspective,誰か別の考えの人は?別の見方はあるかな?connection,他とどうつながっているの?私たちとどうつながっているの?responsibility,私たちはどうするの?私たちに何ができるの?私たちの責任は?などを廃棄ロスに結び付けいくつかの質問をやりとりしました。
これらを全て覚えてほしいということやすぐに使いこなしてほしいということではなく、少しずつ実際に必要な場面で使いながら、時間をかけて意味を感覚として理解していき今後個人または協同作業で問題を考えたり問いを立てる時に発想するヒント・糸口として使えるようになっていければと考えています。



今週で3週目、ちょうど折り返し地点となり子どもたちもテーマ発表が気になっているようです。今回の発表は個人ではなく3,4年生からの提言として”私たちはどのように食糧と向き合うのか?”という課題についてディスカッションをしてまとめていくことを説明しました。3,4年生にとって、みんなで議論して意見の違いを乗り越えながら協力して一つのものをまとめていくのは初めての挑戦です。どういう議論になるのでしょうか?とても楽しみです。来週も張り切っていこう!

HY/YI

TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。



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