[6年生]
テーマも後半戦。
シナリオを作りきり、演出についても考えた子どもたち。
さぁ、このストーリーを実際にかたちに現すぞ!
どう制作するかを考えて動き出す週となりました。
その前に、どう撮影を進めていくかというスケジュールが必要!
残された限りある日数の中でどう動くかを決めてから制作を始めました。
(ここまで制作が進むと、映画の内容に関係するのであまり詳しく書けないのですが、ご了承ください……。)
ある子は、演出のために大量に絵を描かなければなりません。
30シーンに分けて、絵を描くスケジュールを立ててみたのですが、
それだけで完成日になってしまいました!!
その後の撮影のことも考えると……時間が足らないことは明白。
「(家に持ち帰り)休みの日にも描くから。」
投げ出さずにやり遂げようとする姿が見られました。
映画には、道具の制作も必要です。
ある子は、主人公となる人形を用意するにあたって、
スクールにあるものを活かしイメージに合うように作るにはどうしたらいいか考えました。
「針金を中に入れたほうが動きやすいかな?」
「周りの色は、何を使って塗ろう?」
と他の子どもたちやスタッフと話しながら、制作を進めていきました。
そして、自分のある挑戦を映画にするために、その挑戦に向けて動き出した子もいました。
その挑戦だけでも大変なことなのに、プラス撮影も控えています。
挑戦と撮影を上手く兼ねつつ、自分の懸命な姿を伝えられるようがんばってね!
ここまで、未だ撮影も始まっていないのだから、個人作業の世界。
だから、仲間の映画のことを知らなくてもおかしくはない。
けれど彼らは、自然とお互いの作品のことにも興味を持ち、
相手の作品に建設的な意見を出したり応援したり、協力し合う姿が見られたのです。
これは6年間TCSで過ごしたからこその姿勢なのだと感じました。
来週は、再来週の完成に向けてどんどん撮影を進めていこう!
EN
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[5年生]
「この太い幹の木はスクールの子どもたちが成長した姿を表しているんだ」 [4年生]
月曜日の朝、1年生から5年生みんなで
『卒業生を送るにふさわしい歌』を
決めることになっていた。
多数決では納得できないという子がいたため、
先週から決定方法を模索していた。
すでに絞られていた三曲から、いよいよ
最後の一曲を選ばなければなりません。
まさに、今回の4年のテーマで重要となる
『意思決定』という課題を子供たちは、
身をもって体験することになった。
最終的には、各曲の代表がプレゼンを行い、
スタッフとたまたま居合わせたゲストの方が
審査するという方法で決着しました。
一つのことが決定するまでの流れの中で、
今回4年生は、5年生をサポートしながら、
いくつもある候補・選択肢から最善のものを選ぶことの
難しさを実感したことでしょう。
早速授業でこの『朝の会』を含め
曲が決まるまでのことを話題にしてみることに。
「いくつかの中から一つ選ぶのってどお?」
「けっこう時間がかかるし、たいへん。」
「でも、いつもそうなのかな?
例えば、ランチに何を食べるか決める時は?」
「別にたいへんじゃない。」。
普段何気なく行っているものとはちがう『重要な決定』
の存在に子供たちは気づけたようです。
「何か大事なことを決める時に必要なことはある?」
と、さらに問いかける。
「決めるための基準がいる。」
「そうだね。基準は一つでいい?」
「いくつかある方がいい。」
の声に続き別の子が
「視点を変えてみたりとか。」
と反応する。
さすがに察しの良い4年生、
意思決定での基準の必要性も掴んでいました。
しかし、これから4年生の取り組む意思決定は、今回と少し違う。
多人数ではなく、自分だけで行うのである。
一人だけだともっとたいへんだろう、と子供たちは感じているようです。
そのためか、雰囲気が重くなる。
そんな中、
「生きていくうえで自分にとって大事なことは何だろう?」
「自分の良いところ、直したいところを書き出せる?」
と聞いてみる。
さらに空気が沈む。
彼らにとっては、自分の内面を見つめる最初の機会と思われます。
すぐに何かを書けるわけもなく、
「何も思い浮かばないよ。」
と中々ペンが動かない。
そこで、同級生について書き出すように指示し、
それが自分にあてはまるかどうか確認させました。
すると、わずかではあるが頭の中が動き始めたようです。
惜しいことに、そこで時間となってしまいました。
明日から宣言文作りに入ることを伝え授業を終了。
翌日は、男の子たちは体調を崩しお休み。
全員揃っての船出とはならず残念。
女の子一人が、先陣をきってスタート。
来週は、宣言文作りに専念。
相当な覚悟と集中力が必要となります。
みんな、体調万全で来てほしい。
TY
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[1・2・3年生]
頑丈な橋づくりを考えてきた子どもたち。
橋を探究しに水上バスに乗っていたで、ちらっと東京タワーが見えると、
「東京タワーみたいな」「そうだ、東京スカイツリーを見に行こうよ」
という声がありました。
今建造中のスカイツリーは、その時にしか見れないということで、
今度はタワーづくりにチャレンジです。
というわけで、まずは、その形を学んでいきます。
子どもたちの中で前回の橋の探究での流れもあり
「建物の構造を見に行き、じっくり観察し設計に活かすということ」
は、しっかりと頭に入っていました。
初めに東京タワーを見学。
見やすい場所を探し、じっくり観察をしスケッチしました。
「バッテンになっているところが多いな」
「上と下の方ではつくりが違うぞ」
「下はアーチのような形になっているぞ」
東京タワーの展望台にも登りました。周りの景色にみんな大興奮。
展望台の下には窓がついており、そこからは、タワーの足の部分の骨組みがよく見えました。
さらに窓からは建造中のスカイツリーも見ることができました。
次はアレを見に行くぞと勢いをつけて一路、押上へ。
地下鉄を出ると、みんなでどこだどこだと探し、。
「あったー」「でっかーい」
手前のビルの陰に隠れて見えにくくなっていましたが、発見し、大騒ぎ。
見やすい場所まで移動すると、その姿に圧倒されました。
早速スケッチを開始しました。
「さっきと違って、バッテンがない?」
「全然形が違うもんだな」
また、間近で見ると、何か振ってくるような感覚にとらわれ、なんともいえない気分になります。
タワーの真下の部分まで行くと、見学している人が道に溢れかえっていて、道路の整備員さんもたくさんいました。
この日は、たまたまタワーが600mを越えた日ということで、ニュースにも大きく報道されていました。
次の日には、タワーを見てみて、自分たちが発見したことを話し合いました。
あくまで二つのタワーの構造を見に行ったのです。
宿題で自分たちがタワーの構造で気づいた点を書いてきたので発表しました。
それぞれを見比べたり、じっくりと観察をしたりと
東京タワーについて
「バッテンがいっぱいあった」
「鉄の柱が四角い」
「トラス構造がある」
「下に丸いアーチの形が合った」「それって・・・逆ランガーだ」
「上の部分を隠すと、橋のように見えるよ」「本当だ。アーチ橋にそっくりだ」
東京スカイツリーについて
「下の部分が三角形になっている」
「トラス構造がある」
「上と下で三角になっている大きさが違う」
「鉄の柱が丸い」
「真ん中に向かって三角になっている」
「何か、上を隠すと、橋に似ているよ」とある子が発言がすると、
「あっ本当だ」
橋の構造とつながってきます。
そのことをヒントに、タワーを作って見ました。
マシュマロを使ったタワーでとにかく丈夫に高くすることを目標にしました。
今回は2班に分かれて、話し合いながら、タワーづくりを進めていきました。
初めは、四角に作ってみて、試行錯誤してみるもののどうにも不安定で、タワーに全くなりません。
全く上手くいかなかったところで模索していたところ・・・
ある子が
「はすかいをいれれば・・・」
早速四角の対角線に入れてみると安定してきたので、希望が見えてきました。
果たして、全部にはすかいを入れるとしっかりとしたものになるのかということを
実際にやってみて、しっかりと安定することを確かめました。
しかし、まだまだ高さに関してはタワーと呼べるほどでは全くありません。
来週も高くするための試行錯誤が続きます。
TK
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[6年生]
残された時間は限られています。
“やっと”なのか、映画撮影を始めた子どもたち。
実際に撮影するとなると、シナリオを作成する時には気付かなかったいろいろと必要なものが出てくることがわかりました。
どこで撮るか、
どんな役や係(カメラ・音響など)が必要か、
誰がその役・係をするのか、
どんな動きをして演技をしたらいいのか、
どんなアングルで撮影するか、
撮影に必要な道具は何か……。
考えなければならないことは次々出てきます。
アイデアは、周りから集めることはできるけれど、最終的に決めるのは、“監督”である子どもたちです。
言語・音楽・映像の効果を組み合わせて、イメージするシーンへと繋げていかなれけばなりません。
最初は、「どうしたらいいかなぁ?」と悩みながら、「これでいいかなぁ。」と撮影していた“監督”も撮影が進むにつれて、
「ここは、登場人物の目線で撮ろう。」
「このシーンは騒がしい感じにしたいから、この道(細道)ではなくて、車がたくさん通る道路沿いでやろう。」
「この役は◯◯にお願いしたいから、頼んでくる。」
と、仲間の助けを借りながら撮影を進め、自分なりの演出を実行するようになりました。
そして、撮ったシーンをすぐ確認し、OKとするかどうかも“監督”の仕事です。
さぁ最後の週が迫ってきました。
ここで仕上げなければなりません。
“監督”たちのラストスパートに期待したいと思います!
EN
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[5年生]
「どうしても絵が書けないんだ……」 [1・2・3年生]
タワーづくりの続き。
前回、分かったことは「はすかい(ななめ)を入れると強くなる」ということ。
今週もタワーを作っていきました。
四角いボックスの形をはすかいでつないでいくと、丈夫になるのですが、
その上に2段目を作ると、重さに耐えられずに潰れてしまいます。
「どうしたらいいんだろう?」
「このままでは、これ以上は大きくならない」
と、思い切って根底から形を変えて作るために、壊す場面もありました。
そして、三角形を作っていくと六角形の形ができあがりました。
この形を使えないだろうかと考え、六角柱形のタワーを作りました。
安定感は今までになくよいものがができました。
次の日は、今までタワーづくりでわかったことを整理し、次につなげることにしました。
「はすかいをいれると強くなる」
「六角形の形はよかったよ」
図で図で描いてみると、
「あれ?三角形がいっぱい隠れているよ」
「そうか、三角形を組み合わせていくと、六角形になるんだ」
すると、ある子が
「これってパターンブロックだよ」
と言って、現物を持ってきました。
パターンブロックとは、 正三角形、六角形、正方形、台形、平行四辺形、ひし形のブロックが入った学習材。
算数でやってきた図形の知識とつながっていきました。
パターンブロックを使って、ひとつひとつ丁寧に形を見ていきました。
「3つにも分かれるぞ」
「それってひし形って形だよね」
「六角形を二つに分けるとどんな形だ?」
「台形って形だよ」
「トラスの形は台形になっているんだ」
辺の長さにも目を向けました。
「三角形はどの辺も同じ長さだ」
「五角形はどの辺も同じになっているぞ」
今までは、橋づくりとタワーづくりを通して、その構造について学んできた子どもたち。
しかし、「なんで、強くなるのか?」を説明するには、まだまだその原理を探らなければいけません。
というわけで、1本の新聞紙の橋を元に、形を変えるとどのくらい強くなるのかを比較して見る事にしました。
「トラス橋が一番強いよ。1本橋の20倍ぐらい強くなる!」
「2番目はアーチ橋が強かったな」
なんで三角形が強くなるのかを調べてみましたすると、
上から三角形の頂点を押しても倒れずに、横に押しても倒れません。
実際に模型を使って実感していきました。
けたは何で丈夫なのかということも実際に実感していきました。
丸めた新聞紙を上から押すときと、横から押すときでは全然丈夫さが違ってしました。
いろいろな原理が構築物の中では、使われているのです。
まさに『築きに気づく』です。
今まで学んだことを総動員して、橋の設計をしました。
来週は今まで学んできたことの総まとめとして、橋を作り、タワーを作り、さらにそのことをまとめていきます。いよいよ大詰めです。
TK
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[6年生]
最後の週。
週末の発表会までには、何が何でも完成していないといけません。
子どもたち三人、それぞれの追い込みが始まりました。
そして、テーマ発表会での上映を迎えました。
「自分のことを忘れていて欲しくない。」
というメッセージのもと、
自分という存在をアピールするために、オリジナル漫画を制作するところを映像化したK君。
映像を撮ることより、漫画を描くことのほうが大変だったのではないでしょうか……
サーモンにドリルがついた主人公「サーモンドリル」が、ライバルと戦う姿を描く漫画を描き上げました。
順撮りという条件があるので、長時間撮影した後に編集するドキュメンタリー方式ができません。
決めた構成通りに再現も含めながら撮影するので、最初はどこでどんな場面を撮影するか悩みながらの撮影でしたが、最後には「次はこんなシーンを撮る」と監督自らが意識して撮影に臨めていました。
その結果、漫画制作に取り組む姿だけでなく、締切に間に合わずに焦る姿や、インタビュー映像などが入り、彼の人柄がよく表れた作品となりました。
上映後の感想では、その人柄が観ている人にも十分伝わり「K君のことは忘れないよ!」とのメッセージをいただきました!
「TCSの3つの約束(ひと・自分・ものを大切にする)を忘れないでいて欲しい」
というメッセージのもと、
以前の楽書きでつくったお話「ヘビくんのおつかい」を原作に映画を制作したR君。
主人公ヘビくんが一人でおつかいに行く姿が描かれています。
困っているところを助けられる、自分は無力だと思っていたが得意なことがあってそれで誰かを助けることもできる、といった3つの約束に関係するシーンを盛り込んだ作品となりました。
ロケの多い作品で、撮影場所を決めることが大変だったのではないでしょうか。
震災後で小売店も落ち着かない状況ということもあり、撮影協力をいただくことは容易ではありませんでした。
また、電車内など思い通りに撮影できないシーンもあり、限られた環境でどう撮影するか工夫する姿が見られました。
映画を観た方からは、「ヘビくんと同じで、ひとにもできないこともあるかもしれないけれど、できることもあるんだ。」という感想をいただくことができました。
「自分の意見を殺さないで」
というメッセージのもと、
いじめが起きる中での固い友情を描いた作品をつくったMさん。
描いた絵を繋げて映像としました。
映像のもととなる40枚近くの絵を描くことに撮影の大半を費やすことに……。
主人公のナレーションを入ることで、主人公の目線で観る人に語りかける作品となりました。
映画の途中には、ナレーションは無く、絵だけで登場人物の心の変化を表すシーンがあり、それは観るものの心を引きつけるものでした。
上映後には、子どもから「僕にも似たようなことがあって、そのことを思い出した。」と共感を誘う作品となっていました。
三人三様の作品が出来、どれも彼らの思いがこもったものとなりました。
どんなメッセージ・ストーリー・演出にするか、一つひとつ悩みつつ、仲間の助けを得ながらできた作品たちです。
TCSでの「意思表現」は最後ですが、これからも伝えたい思いを持って他者に発信できる「意思表現」者を目指していってね!
EN
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[5年生]
[1・2・3年生]
先週、自分たちが今まで学んできたことを最大限に生かした橋を設計したので、
実際に作り、どのくらいまで耐えられるかを量りました。
さらに、橋をどのようにして今まで考えて作ってきたかを説明するために、文章をまとめていきました。
「どう言えば分かりやすいかな?」
みんな、今までやってきたことを説明するのに文章が出てこずになかなかてこずっていました。
ここで気をつけなければいけないのは、発表を聞く人が分かるように話すこと。
前回は、どのくらいの重さまで耐えられることができたのか?
自分が前回の失敗をどう生かしたか?
など、「なぜそのように考えたのか?」を詳しく書いていきました。
時間がかかったものの、じっくりと話をして、考えていきました。
次の日には、チームごとに分かれてタワーも作り、その作ってきたポイントも橋の時と同じようにまとめていきました。
完成した物の高さを実際に測ろうとすると、
「こんな長いの測れないよ」
こういうときに使うのは頭、知恵を振り絞りあるもので測る工夫を考えます。
ビニールの紐をその高さまで切って、
定規で細かく区切って測りました。
まとめの作業は模造紙に、タワーでどこをポイントとして考えてきたのかを
アピールポイントとして、まとめていきました。
時間も迫ってきてみんな真剣です。
最終日には、発表の練習。
「大きな声ではっきりと!」を合言葉に
練習をしました。
テーマ発表会当日。
本番では、今まで学習してきたことを発表していきます。
ある子は、自分の作ってきた橋を原稿などを見ずに詳しく説明することができました。
「何で丈夫なものなのに、トラス橋ばかりではないのでしょうか?」という質問が出てきました。
すると、ある子は
「いろいろな橋がないとつまらないから」
と答え、その発想に笑いがおきました。
すると、違う子がすかさず、
「僕はお金の関係だだと思います」
と答えました。
自分の意見をしっかりといえるというのはこれからも大切にしていきたいものです。
しかし、深く考えていくと何が関係して
新たなる問いが生まれてきます。
そこが探究型学習のおもしろいところ。
振り返りで
質問タイムも終わり、発表を終えることができました。
無事に終えることができ、子どもからもほっとしたような表情が見られました。
TK
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[6年生]
限られた時間の中で、子どもたちは時間をやりくりして臨んだと思います。
「人の心を動かす」映画にするため、伝えたいメッセージが必要だということを子どもたちは思っていて、まず、そのメッセージを決めることから始めました。
すんなりと決まった子と、悩んでなかなか決まらない子もいて。
「本当に」伝えたいメッセージというのは簡単に出てくるものではないのかも。
どうしてそのメッセージを伝えたいのか、それを伝えなければいけないわけがあるのか、
そのメッセージを伝えたところで相手の心をどう動かすことができるのか……
そういったところをもっと最初の部分で話し合い詰めて行くべきだったのかもしれません。
映画の良さの一つは、映像・言語・音楽と多様な効果を使うことができること。
今回の映画では、その辺りが未だ足りなかったように思います。
「この効果を使ったら、どうなるだろう?」
「この台詞だけど、もっと良い言葉はないかなぁ。」
と、もっと試行錯誤する姿勢があれば、もっと工夫あふれる質の高い作品になったのではないでしょうか。
彼らの素晴らしいと思ったところは、互いに協力し合う姿勢です。
映画は一人でつくることはできません。
役者・カメラマン・音響など複数の人が一度に協力しないといけないのです。
今回の映画作りでも同じことが言えました。
子どもたちは自分の映画作りでも忙しい中、嫌な顔一つせずに互いの映画を作るために尽力し合っていたのです。
TCSを卒業した後も、今回のように信頼できる仲間をつくってその仲間たちと支え合う関係をつくっていってね。
これからも、自分が本当に伝えたいメッセージを抱いて、伝えたい熱意を持ち工夫して発信し続けて欲しい。
そうすることで、多くの人にそのメッセージを伝え続けられる人になって欲しいと思います。
EN
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[5年生]
無事期日までにできあがった小冊子の「第1稿」をテーマ発表会で披露しました。 [1・2・3年生]
今回のテーマでは、橋とタワーを作ることを試行錯誤してきました。
何回も試行錯誤を繰り返してきた結果、今の段階で丈夫なものは作ることができたけれども、
『より丈夫にしていくためには、どうするか?』
『テーマを通して改めて生まれてきた疑問は何か?』
ということを、その後も考えをめぐらせていき学び続けていくために、振り返っていきました。
まず、振り返りシートを見ていきました。
先輩からは、
「橋のけたのところに支えがあれば丈夫になると思う」
「僕ならこう作るな~」
などなど、1・2・3年生が思いつかなかったことをアドバイスしてくれていました。
しかし、その中でも実際に実験してみないと分からないというものもあり、
新たな疑問へと発展していきます。
振り返りは、テーマをやっていて生まれてきた新たなる疑問
「ハテナ?と思ったこと」をみんなで上げていきました。
「お金ってどれくらいかかるのかな?」
「けたをもっと増やすとどれくらいいくのかな?」
「橋を作るときに関係しているのは他にはあるのかな?」
「いろいろな橋をもっとたくさs調べてみたら、何か分かるのかな?」
「世界には、どれくらい高い建物があるののかな?」
たくさん出てきて、今後も積極的に調べていきたい気持ちが高まり、
今回のテーマはひとつ区切りました。
今後も何かの構造を見て、?と思うことを調べていき、
「なんでそうなるのか?」
という科学的に理解することのおもしろさを今後も持ち続けてほしい思います。
TK
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