[1・2・3年生]
頑丈な橋づくりを考えてきた子どもたち。
橋を探究しに水上バスに乗っていたで、ちらっと東京タワーが見えると、
「東京タワーみたいな」「そうだ、東京スカイツリーを見に行こうよ」
という声がありました。
今建造中のスカイツリーは、その時にしか見れないということで、
今度はタワーづくりにチャレンジです。
というわけで、まずは、その形を学んでいきます。
子どもたちの中で前回の橋の探究での流れもあり
「建物の構造を見に行き、じっくり観察し設計に活かすということ」
は、しっかりと頭に入っていました。
初めに東京タワーを見学。
見やすい場所を探し、じっくり観察をしスケッチしました。
「バッテンになっているところが多いな」
「上と下の方ではつくりが違うぞ」
「下はアーチのような形になっているぞ」
東京タワーの展望台にも登りました。周りの景色にみんな大興奮。
展望台の下には窓がついており、そこからは、タワーの足の部分の骨組みがよく見えました。
さらに窓からは建造中のスカイツリーも見ることができました。
次はアレを見に行くぞと勢いをつけて一路、押上へ。
地下鉄を出ると、みんなでどこだどこだと探し、。
「あったー」「でっかーい」
手前のビルの陰に隠れて見えにくくなっていましたが、発見し、大騒ぎ。
見やすい場所まで移動すると、その姿に圧倒されました。
早速スケッチを開始しました。
「さっきと違って、バッテンがない?」
「全然形が違うもんだな」
また、間近で見ると、何か振ってくるような感覚にとらわれ、なんともいえない気分になります。
タワーの真下の部分まで行くと、見学している人が道に溢れかえっていて、道路の整備員さんもたくさんいました。
この日は、たまたまタワーが600mを越えた日ということで、ニュースにも大きく報道されていました。
次の日には、タワーを見てみて、自分たちが発見したことを話し合いました。
あくまで二つのタワーの構造を見に行ったのです。
宿題で自分たちがタワーの構造で気づいた点を書いてきたので発表しました。
それぞれを見比べたり、じっくりと観察をしたりと
東京タワーについて
「バッテンがいっぱいあった」
「鉄の柱が四角い」
「トラス構造がある」
「下に丸いアーチの形が合った」「それって・・・逆ランガーだ」
「上の部分を隠すと、橋のように見えるよ」「本当だ。アーチ橋にそっくりだ」
東京スカイツリーについて
「下の部分が三角形になっている」
「トラス構造がある」
「上と下で三角になっている大きさが違う」
「鉄の柱が丸い」
「真ん中に向かって三角になっている」
「何か、上を隠すと、橋に似ているよ」とある子が発言がすると、
「あっ本当だ」
橋の構造とつながってきます。
そのことをヒントに、タワーを作って見ました。
マシュマロを使ったタワーでとにかく丈夫に高くすることを目標にしました。
今回は2班に分かれて、話し合いながら、タワーづくりを進めていきました。
初めは、四角に作ってみて、試行錯誤してみるもののどうにも不安定で、タワーに全くなりません。
全く上手くいかなかったところで模索していたところ・・・
ある子が
「はすかいをいれれば・・・」
早速四角の対角線に入れてみると安定してきたので、希望が見えてきました。
果たして、全部にはすかいを入れるとしっかりとしたものになるのかということを
実際にやってみて、しっかりと安定することを確かめました。
しかし、まだまだ高さに関してはタワーと呼べるほどでは全くありません。
来週も高くするための試行錯誤が続きます。
TK
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