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「Dear Editor」~ふりかえり~

[5年生]

無事期日までにできあがった小冊子の「第1稿」をテーマ発表会で披露しました。
この日は卒業式と重なっていたので、子どもたちはフォーマルの服装です。

「今日はご多用のところおいで下さいまして有難うございました……」

外見も口調もまるで大人の編集部員のように新しい雑誌をプロモートし、自信作を
聴衆にアピールしました。

「四コマ漫画でなされている子どもと親との会話がうちでいつもしているような内容
で驚いた!」

テーマ学習とはいったい何か?大人もよくつかめず、疑問に感じている様子を
子どもの目線で鋭く描き、読者をつかむという「編集」が功を奏しました。「つかみ」
の4コマ漫画に続く、学びの魅力を伝えるページも、内容、デザインともに高い評価
を受けました。

「表紙のメインタイトルの下に中味についてちょっと触れた文をつけると効果的かも」
「自分のすごいところを一言アピールしてもいいのでは?」

さらに小冊子のインパクトを増すための改善案も出されました。
そこで、貴重なフィードバックに基づいて、春休み中にもう一度原稿を練り直し、4月
早々に「第2稿」を完成させることにしました。

いつも通り、“終わりが始まり”。テーマ発表後に本当の「アクション」が始まります。

「紙質も考えたいよね」
「でもお金がかかりすぎちゃダメだよ」

完成した「第2稿」は、必要部数だけ印刷し、それをいよいよ新聞社、雑誌社、テレビ、
研究者、作家などに送付し、TCSの学びの魅力を伝えるために用います。

「どんな手紙を添えようか?」

テーマタイトルになっている「Dear Editor……」という書き出しに続き、いったい何を
訴えるか。小冊子とともに送られる手紙の内容は極めて重要です。関東北部と東北
太平洋岸を襲った大地震と津波。そして原子力発電所の破壊による放射能汚染。
今こそしなやかに考え、たくましく生き抜く力が子どもたちに求められています。
その力を育てるために行っているのがTCSの学びなのだ!ということを子どもの立場
から訴える……果たしてどんな反響があるか……

テーマ学習の終わりとともに現実社会での「探究」がいよいよスタートしました。

RI

TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。



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