タイトル:詩人の旅
探究領域:意思表現
楽書きの時間を通して、文を書くことに慣れてきた3・4年生。
本テーマでは、『詩』という形に限定して、詩人の技を盗みながら、
様々な場所を訪れ、また人に出会う旅を通して、自分の発見や感動を表現していきます。
1回書いたら終わりではなく、何度も作品を推敲するプロセスも大切です。
読むと自分のイメージや感情が浮かび上がるような詩を、
そして、より鮮明に自分の感動が人に伝わるような詩を書くことに挑戦します。
クラスの仲間がどんな詩を書くのか、そんなところにも意外な発見があるかもしれません。
EN
※TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
新入生を迎え、1・2年生が今年度一発目に行うテーマ学習は、自分のことについて
とことん学んでいきます。
自分にはどのような特徴があるのか?
自分はどれだけ成長したのか?
これらのこと探究する中で、自分自身のことを知っていき、
私達、一人一人がかけがえのない存在だということを実感していきます。
さぁ、自分のスペシャル探しに出発です!
TK
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TCSの新年度がスタートしました。
4月6日、始業式で久しぶりに皆が集まり、それぞれ元気な顔を確認しあってから入学式の
会場へと移動しました。
入学式では、まず主役の二人の登場です。
今年度の新入生は、一年生1名と三年生が1名の合計で2名です。
新しい仲間として、合唱と盛大な拍手で迎えられました。
続いて、新スタッフの紹介、今年の活動方針や今年の漢字『直』の発表、解説がありました。
活動方針は『スクールの外へ出て活動する』ことで、
その時間を作るために、「やるべきことは直ちにやってしまう。」の『直』ということでした。
その後、前年度の皆勤賞の1名、準皆勤賞の1名の表彰も執り行なわれました。
式の後半は出席者全員が車座になりリラックスした雰囲気での進行となりました。
一人ひとりが自己紹介を、それぞれ堂々と、あるいは照れながら行いました。
主役の二人もみんなに見守られながら無事に自己紹介できました。
昼からはスクールに戻り立食での歓迎パーティ。
実は、前日にはボランティアで在校生達が集まり、歓迎の準備をしていました。
料理は、お母さん達の手作り料理が多く並び、その料理に舌鼓を打ちながら、会話も弾み親睦を深めることができ、終始、暖かい雰囲気で新入生を迎えることができました。
子どもたちは、この日最後のイベント「私のプロファイル作り」で明日からのことに思いをはせ、
長い一日を終えました。
テーマ「詩人の旅」。
6週間かけて、いろいろなところへ旅をし、自分の感動を詩に表すことを目指します。
第1週は、「詩に触れてみる」。
まず、「『詩』って何?」という問いかけから始まります。
「伝えたいことを伝える」
「短い」
「状態をあらわす」
「リズムがある」
「お話ではない」
「五七五は?」
などの意見が子どもたちから出てきました。
でも、それでもまだ、「詩」のイメージはぼんやりしたまま。
「じゃあ、とにかく、詩を書いてみよう!」ということで、
さっそく次の日、新宿御苑に行ってきました。
ここでの約束は、「詩の題材(これになりきって詩を書くぞという対象)を1つは必ず見つけること」。
天気が崩れる日が続く中、この日は春の暖かな陽に包まれた良い天気に恵まれました。
池の近くに座って鯉を見たり、芝生に寝転がって昼寝をしたり、全員でじゃれあったり。
絵を描いている人をじっと見ていたり、桜・たんぽぽなどの植物を観察したり。
耳を澄ますと、鳥の鳴き声や電車などいろいろな音が聞こえてきていろいろな発見がありました。
広い公園の中をゆっくりのんびりと過ごしていると、
「詩、書いていい?」と子どもたちの声。
もちろん、OK!
それぞれが、それぞれのタイミングで詩をメモしていました。
その次の日は、新宿御苑を振り返り、
書いた詩を推敲したり、新しく詩を書いていきました。
「自分が選んだ題材になりきって、詩を書いてみよう!」
これが、なかなか難しいようです。
「どうしたら書けるの?」
「これでいいや。」
と戸惑いや諦めの声も聞こえました。
それでも、少しずつ自分から生まれる言葉に向き合います。
「桜を生きものと感じたみたいだけど、それはどうして?」と聞くと、
「風が吹いていたから。」
「じゃあ、自分が桜だったら、風が吹いてきたらどんな気持ちになるだろう?」
すると、素直な言葉の詩が出来上がりました。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
風さんいつもありがとう さくら 気もちい
風さんいつも風をふかしてくれてありがとう
花びらをおとしてくれてありがとう
花びらがさく時間はちょっとだけど それでも 風さんありがとう
花びらだけではないけど 一年じゅうふかしてくれて気もちいよ
風さんありがとう
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
来週以降も、詩人の旅は続きます。
詩人の技も盗みつつ、詩を書くことに挑戦です。
EN
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「今回のタイトルは"I am Special !”です。」
「スペシャルって特別なこと?」
「アイアムって、何だか知ってる?」
「アイアムって、私!」
「自分のことだ!」
そうです。今回は自分自身の事に関してスペシャルなものを探していくテーマです。
自分自身はいったいどのような特徴があるのでしょうか?
色々な角度から見て、自分自身のことを感じていきます。
まずは、自分自身の外面の事について調べてみました。
とことん鏡と見つめあい、自分の顔のスペシャルを探していきます。
自分の顔を大きさもリアルに表現することから、考えました。
そこで、方法を考えるように問いかけると、
「顔を紙につけて周りを描けばよい!」
ということで輪郭をまずとりました。
2年生は去年の最後にやった五感の事に関してのテーマ学習を鮮明に覚えています。
五感のことを聞くと、詳しく説明してくれました。
今回使うのは特に"視覚”です。よく観察して、顔を画用紙に描いていきます。
そこからはひたすらに、自分の顔とにらめっこしました。
しばらくして、一通り自分の顔を描き終わったところで、描いたものをお互いに見せ合いました。
「もっと鼻の位置が・・・」
「目がもっと細いよ!」
「輪郭はどうかな?」
「鼻の穴はきちんとした丸ではない」
「産毛があるよ」
「僕にはない!」
「似ているけど違う!」
「人間はみんな違うんだ」
だんだんと新入生とも打ち解けてきて、会話のやり取りが増えていきました。
自分達がわかったこと、顔の中で気づいたことをまとめていきました。
似ているところを探しているところで
「パーツの数が一緒だ!」という声。
そこから、パーツの数がみんな共通しているものが出てきました。
「鼻」「口」「耳」
「目」「うで」「かた」・・・
まとまったものを書き留めて、今週のテーマは終了しました。
来週は、他の体の部分のスペシャルなものを探していきます。
何か新しい発見はあるでしょうか?
TK
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テーマ「詩人の旅」第2週は、早速『旅』から始まります。
第二の旅は、『街の情景』です。
浅草から出発し、水上バスに乗り込みます。
水面に近い高さから周りの景色を見上げ、橋の下を通過する様子を、子どもたちは身をのりこんで見ていました。
狭い水門を通って、浜離宮庭園で水上バスを降ります。
丘の上でお弁当。
水門が近くに見えるところで、汽笛が鳴るたび、水上バスが通るたびに、
「あれは何の水上バス~?」
「あんな大きな船がどうしてあの門を通ることができるの?」
と興奮は冷めやりません。
昼食の後は、浜離宮庭園を通り抜け、築地の街へ向かいます。
築地場外市場はたくさんのお店があって、全てを見るのは困難。
気まぐれに「ここで曲がってみるか」と曲がった先で、
なんと、回転寿司屋の前に、大きなマグロがありました!
貼り紙を見ると、「マグロ解体ショー」。
興味津津な子どもたちに、寿司屋の方が、まぐろを触らしてくれたり、記念撮影を撮らせてくれたり、マグロの隠れた背びれを見せていただいたり。
このような、人との出会いも詩の材料です。
こうなると、解体ショーを見ないわけにはいきません。
長い包丁を持って全身を大きく動かしてさばく姿。
子どもたちはただ圧巻されている様です。
ショーの最後は、なんとオーディエンスに中落ちの試食が配られました!
子どもたちも一目散に並びます。
「おいしい!!」
「こんなおいしいマグロ食べたことない!」
市場を後にし、今度は水上バスで渡った隅田川沿いを歩きます。
けれど、先ほどのマグロのことが頭から離れないようで……
「もっと中落ち食べたい!!」
と何度も叫んでいました。
旅の最後は、聖路加タワーの展望室。
ここからは、隅田川や築地市場、浜離宮庭園など、今まで来た道のりを俯瞰することができます。
ちょうど、水上バスが向い合わせに進んでいるところを見ることができて、子どもたちはとても興奮していました。
川の上、地上、空中。
いろんな視点から街を眺めてみる。
そんなことができた旅でした。
次の日は、旅の振り返り。
「見たもの」「感じたこと」を挙げていくとホワイトボードが埋まるほど出てきます。
そうしたら、印象に残ったこと、そこで思ったことを書いてみよう!
水上バス、まぐろなどいろいろな題材で詩が次々と生まれました。
水上バスから見えた銅像からできた詩です。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「銅像」
オレは橋にいるしか
ないんだぞ
いろんな景色
見たいんだぞ
オレは遠いい国に
いきたいんだぞ
おれは大きく
なりたいんだぞ
おれはもっと
おれはもっと
いろいろな事を
したいんだぞ
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
湧き出る思いを詩にすることができるようになってきました。
来週以降も旅を続けながら、
詩人の技(テクニック)を使って、表現の幅を広げていくことに挑戦です。
EN
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先週にひきつづき、自分の外面についてスペシャル探しは続きます。
早速、自分達のスペシャルを探して話し合ってと言いたいところですが、
テーマ学習にて学びあうという意識がまだまだ体得できていない1・2年生。
そこで、テーマ学習の基本である心得を確認していきました。
①人の話しているほうを見る
②人の話をさえぎらない
③言いたいことは、きちんと伝える。
人としても基本的で大切なこのことを頭の片隅に入れながら、学習を進めていきます。
顔の自画像か完成したので、みんなで見比べて見ることにしました。
「人と違うところってどういうところ?」
「顔の目、口、耳とか・・・」
「あっ、ウサギの耳みたい」
顔をじっくりと見てきて色々な発見がありましたが、さらに部分を深く見ていくことにしました。
子どもたちの興味が耳に流れ、まずはじっくりと観察してみて絵に描いてみます。
自分の耳に鏡を思いっきり近づけて見て、さらに他人の耳を見て、自分と何が違うのかを見ていきました。
「耳たぶの大きさがちがうよ」
「こっちの耳たぶはとても大きな」
「耳たぶが大きいと金持ちになるんだって」
じっくりと観察し、人との差を見比べていくといろいろな発見がありました。
「みんなの耳の穴がいいな」
「しわくちゃになっていて分かれ道がある人とない人がいる」
「しわのうすさが違う」>
いろいろと他人との違いが分かってきました。
では、体の大きさから全く違う大人と子どもでは逆に一緒のところはあるのでしょうか?ということで
、自分たちは大人と何が一緒なのか探しをしました。
「目の数は一緒だな」
「耳の形も似ているよ」
「べろの形も数も一緒だよ」
話し合っているところで
そのものの数というのは、一致していることが多いこと、
形は似ているけど違うものが多いことが浮かび上がってきました。
自分自身は、人と似ているところは多くあるけれど、一人一人じっくり見ると違うということ実感していきました。
最後に、輪になってゲーム形式で「いっしょのもの発見ゲーム」をしました。
「耳の数は一緒」「鼻の数が一緒」
ない人は、罰ゲームとして、くすぐりが待っていました。
不思議と罰ゲームがあると燃えるもので、みんなはおおはしゃぎでした。
「足の指の数が一緒」
「でも、ない人もいるよ」
「そうだよ!」
「確かに!」と思うようなするどいつっこみが飛び交いました。
昔は、あったけど足が交通事故で亡くなったという人もいたり、生まれつきにない人もいます。
それも人と違うところです。
段々と新入生の1年生と2年生の間も、緊張が取れたようであり、お互いに自然に話し合うようになってきました。
自分の内面の事に関して、徹底的に2週間見てきた子どもたち。来週は内面の部分について、自分のスペシャルを探していきます。
TK
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This week the 5th and 6th grade have been hard at work writing letters for their “Borderless World” theme. After writing their draft letter in Japanese we started to think about the best way to write a persuasive letter in English, it was now that everyone’s English skills came into their own.
First of all we looked at an example letter that was written by a group of 4th grade elementary students in the UK to raise money for a cancer charity. Using the example letter as a base we started off not by reading it but by just looking at the general layout to try and imagine what the letter was all about.
First of all we noticed that there was something written above the main letter…what could it be?
“The address!” said one student.
“But there are two!” questions another.
“Maybe one is the senders address and the other is the recipients address!” suggests someone else.
Without realising it the students had hit on one of the most important points about writing a letter in English. The address should always be written at the top of the page along with the date.
We then continued to look for interesting points which was when someone noticed that there is a sentence only written in capital letters.
ST DEREKS NEEDS YOUR HELP!
But why is it all in capital letters….?
“I can see the word HELP!” notices one eagle-eyed student, “maybe they want the recipient of the letter to help them.”
“It makes you want to read it because of the capital letters!”
We agreed that we need to make our letter eye-catching and memorable for the reader so we decided to imitate this part of the letter.
We then looked at the second sentence and broke down the meaning into smaller, easier to understand chunks. When the students looked at the sentence they realized that it is a summary of the entire project:
“On March 28th, pupils at St Derek’s Primary school are running a day of fundraising activities, to raise money for cancer relief.
This says when, who, what and why the school are running event, so much information in just one sentence, we could definitely use this for our own project. Using everyone’s vocabulary we managed to make the whole sentence ourselves.
And so as the day wore on we put together our letter sentence by sentence and the students completed their first letter in English, nice job guys! There were some difficult vocabulary which we had to look up but the letter is almost entirely their own.
Have a look!
Next we had to think about the layout of our letter. We looked at a total of 5 examples and debated the good and bad points of each letter. We asked the question, “Which letter would you most like to receive?” Which do you prefer?
As expected opinion was split but everyone agreed that the handwritten letters gave a much better impression than the computer typed ones, some students liked the pictures; others liked the simple border around the main letter. The students agreed to write their letters in their own individual style and make sure that their handwriting is as neat as possible.
As Golden Week approaches the students have the difficult and time consuming task of writing out 3 copies of the letter, ready to be sent after the holiday to countries all over the world. While we are waiting for a response of course we will not be wasting our time, the video letter is just waiting to be made!
第二の旅を終え、詩を書くことに慣れてきました。
ただ、この感動をどのように表現したらいいのか。
詩にはたくさんの技が含まれています。
そこで、たくさんの詩に触れる中で、詩の技を盗んでいきました。
「おもしろい!」
「こんな詩もあるのか」
「んーよくわかんない」
いろいろな感想が飛び出しました。
次の日、お家にある詩集をスクールに持って来た子ども達。
詩に触れることを楽しんでいる様子が伝わります。
詩人の技の一つ。
「擬音語・擬態語を利用する」を使ってできた作品です。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「足音」
ありチッチッ
ゾウドスコンドスコン
カエルペタペタ
キリントコントコン
空気ファ~
ブタタツタツ
リュウグワー
馬パカラパカラ
ねずみチチチチチ
人間ガサガサ
ぼくガサゴソトン
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
さぁ、少し技が身についたところで、第三の旅に出かけよう!
「雄大な自然」に触れるため、鎌倉の海を歩きました。
電車を乗り継ぎ、鎌倉駅にて下車。
若宮大路を30分ほど歩くと……由比ガ浜が見えてきました!
子ども達は、待ちに待った!という感じで、
荷物を投げ出し、早々とビーチサンダルに履き替え(準備がいい!)、
ズボンを捲し上げて海辺へダッシュ!
貝殻を集めたり,海藻をつかんだりと、子どもたちは思い思いに遊びます。
もっと遊ばせてあげたい……
しかし、空は待ってはくれませんでした。
この日は、あいにくの曇り空。
最初の海に着く頃には、黒い雲が空を覆うようになっていました。
後ろ髪ひかれる思いで、
早めにお昼にしようとしたその時、ポツポツ……
「大変だ!移動移動!!」
何とか、近くの海浜公園で雨に濡れずにお弁当を食べ、
またまた出発。
ですが、雨が強くなってきて気温も下がり、子ども達も辛そう……
しかし、極楽寺坂をのぼって行くと、
振り返ると先ほどまで遊んでいた海が見えるではないですか!!
ここで子ども達は少し元気を取り戻し、
その後、江の電で、稲村ケ崎へ。海は雨のせいもあり、とても荒い波。
さっきまで、「もう、帰りたいよー。」と嘆いていた子ども達も、一気に引き寄せられ、波の強さを楽しんでいました。
びしょぬれになってもおかまいなし。
帰りの電車の時間ギリギリまで遊びました。
次の日の振り返りでは、やはり雨・海の印象がとても強かったようです。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「海・・・」
ザザ~ン ザザ~ン
おしよせて またひいて
おしよせて またひいて
まるで おこっている人が
どんどん おしよせてくる
そこをなんとか
まぁまぁとひかせる人もいる
そのくりかえしで波はできているのかな?
そんなわけないか
だって毎日おこっている人が
いたら大変だもんね
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
テーマ折り返し地点までやってきました。
これからも、詩人の技を盗みつつ、旅に出ます。
EN
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この日は、公開授業日だったので保護者の方に協力してもらい、テーマ学習をしました。
外面について、自分の身長はどれくらいなのか?を調べました。
「測ったことあるよ」
「こうやって測った」
以前、算数の授業で測ったことを思い出し、自分たちで測っていました。
「1m〇□cmだ」
「これって何cmっていうのだろう?」
mとcmの関係に気づき、学習しました。日常のことと結びつけて算数を学んでいきます。
体の形はどういうものなのか?
手の形は、足の形どうなのか?
これらは、型をとりました。
これら型をとる作業はひとつひとつ丁寧に行い、この日は、親子で活動をして終わりました。
3週間後のテーマ発表会ではこれらのものをもとにアウトプットをしていきます。
次のテーマでは体重の測定はホームワークになっていたことをシェアしました。
そこで、kgをgに直し、算数の勉強をした後にそれぞれを比べてみました。
「大体似ているんだね」
「僕は、身長は高いけど体重は重い・・・」
自分の見た目に
「今までやってきたことの他にスペシャルなことってなんだろう?」
「他にはないよ」
「そうだね。じゃあ、みんなその他は一緒だ!」
「そんなことないよ!違うところあるよ!」
という議論が交わされ、他にもスペシャルなところはないのかを探っていきました。
「好きなものも違うよ!」
「僕のすきなものはね・・・」
今までは自分自身の外面のことについてやってきましたが、そこから目に見えない内側のことについて
『こころ』の部分について、探っていきました。
まず、好きな食べ物を調べていきました。
「ピザが好き!」「メロンソーダ」
「それは、僕も好き!」
とても沢山出てきます。
共通部分を色を塗っていきました。
共通部分がきわだって
逆に自分だけということが浮き出てきます。
好きなものという事に関しては、沢山共通している部分がありました。
「好きな事については、私はみんな色がついちゃった」
みんなと同じことが好きなことを新しく発見しました。
「じゃ次は・・・」
子どもから質問をしあうようになり、活発に自分の内面に関して探っていきます。
好きな服、好きな国、好きな公園・・・
いろいろな質問が飛び交いました。
違う日に質問が繰りかえさえっるときにも
「みんなおんなじところに色を塗っていい?」
という提案があり、また色を塗っていきました。
そうすると分かることがあるかもしれないという意識が芽生えてきました。
得意技は?
「正座から立つこと」
「かべがのぼれる」
「サッカーは本気になると3年生より強い」
内面をいろいろな角度から見てみると、
それぞれ個性豊かないろいろなスペシャルなことが見えてきました。
もっと深く深く内面について洗い出していきます。
TK
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