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似ているけど、一人一人違うね


先週にひきつづき、自分の外面についてスペシャル探しは続きます。

早速、自分達のスペシャルを探して話し合ってと言いたいところですが、
テーマ学習にて学びあうという意識がまだまだ体得できていない1・2年生。

そこで、テーマ学習の基本である心得を確認していきました。

①人の話しているほうを見る
②人の話をさえぎらない
③言いたいことは、きちんと伝える。

人としても基本的で大切なこのことを頭の片隅に入れながら、学習を進めていきます。


顔の自画像か完成したので、みんなで見比べて見ることにしました。

P4231940.jpgP4231948.jpg

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「人と違うところってどういうところ?」
「顔の目、口、耳とか・・・」
「あっ、ウサギの耳みたい」

顔をじっくりと見てきて色々な発見がありましたが、さらに部分を深く見ていくことにしました。
子どもたちの興味が耳に流れ、まずはじっくりと観察してみて絵に描いてみます。

P4201918.jpg

自分の耳に鏡を思いっきり近づけて見て、さらに他人の耳を見て、自分と何が違うのかを見ていきました。

「耳たぶの大きさがちがうよ」
「こっちの耳たぶはとても大きな」
「耳たぶが大きいと金持ちになるんだって」

じっくりと観察し、人との差を見比べていくといろいろな発見がありました。

P4201921.jpg
「みんなの耳の穴がいいな」
「しわくちゃになっていて分かれ道がある人とない人がいる」
「しわのうすさが違う」>


いろいろと他人との違いが分かってきました。
では、体の大きさから全く違う大人と子どもでは逆に一緒のところはあるのでしょうか?ということで
、自分たちは大人と何が一緒なのか探しをしました。

「目の数は一緒だな」
「耳の形も似ているよ」
「べろの形も数も一緒だよ」

話し合っているところで
そのものの数というのは、一致していることが多いこと、
形は似ているけど違うものが多いことが浮かび上がってきました。

自分自身は、人と似ているところは多くあるけれど、一人一人じっくり見ると違うということ実感していきました。


最後に、輪になってゲーム形式で「いっしょのもの発見ゲーム」をしました。

「耳の数は一緒」「鼻の数が一緒」

ない人は、罰ゲームとして、くすぐりが待っていました。
不思議と罰ゲームがあると燃えるもので、みんなはおおはしゃぎでした。

「足の指の数が一緒」
「でも、ない人もいるよ」
「そうだよ!」

「確かに!」と思うようなするどいつっこみが飛び交いました。
昔は、あったけど足が交通事故で亡くなったという人もいたり、生まれつきにない人もいます。
それも人と違うところです。


段々と新入生の1年生と2年生の間も、緊張が取れたようであり、お互いに自然に話し合うようになってきました。

自分の内面の事に関して、徹底的に2週間見てきた子どもたち。来週は内面の部分について、自分のスペシャルを探していきます。



TK


TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。




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