第二の旅を終え、詩を書くことに慣れてきました。
ただ、この感動をどのように表現したらいいのか。
詩にはたくさんの技が含まれています。
そこで、たくさんの詩に触れる中で、詩の技を盗んでいきました。
「おもしろい!」
「こんな詩もあるのか」
「んーよくわかんない」
いろいろな感想が飛び出しました。
次の日、お家にある詩集をスクールに持って来た子ども達。
詩に触れることを楽しんでいる様子が伝わります。
詩人の技の一つ。
「擬音語・擬態語を利用する」を使ってできた作品です。
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「足音」
ありチッチッ
ゾウドスコンドスコン
カエルペタペタ
キリントコントコン
空気ファ~
ブタタツタツ
リュウグワー
馬パカラパカラ
ねずみチチチチチ
人間ガサガサ
ぼくガサゴソトン
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さぁ、少し技が身についたところで、第三の旅に出かけよう!
「雄大な自然」に触れるため、鎌倉の海を歩きました。
電車を乗り継ぎ、鎌倉駅にて下車。
若宮大路を30分ほど歩くと……由比ガ浜が見えてきました!
子ども達は、待ちに待った!という感じで、
荷物を投げ出し、早々とビーチサンダルに履き替え(準備がいい!)、
ズボンを捲し上げて海辺へダッシュ!
貝殻を集めたり,海藻をつかんだりと、子どもたちは思い思いに遊びます。
もっと遊ばせてあげたい……
しかし、空は待ってはくれませんでした。
この日は、あいにくの曇り空。
最初の海に着く頃には、黒い雲が空を覆うようになっていました。
後ろ髪ひかれる思いで、
早めにお昼にしようとしたその時、ポツポツ……
「大変だ!移動移動!!」
何とか、近くの海浜公園で雨に濡れずにお弁当を食べ、
またまた出発。
ですが、雨が強くなってきて気温も下がり、子ども達も辛そう……
しかし、極楽寺坂をのぼって行くと、
振り返ると先ほどまで遊んでいた海が見えるではないですか!!
ここで子ども達は少し元気を取り戻し、
その後、江の電で、稲村ケ崎へ。海は雨のせいもあり、とても荒い波。
さっきまで、「もう、帰りたいよー。」と嘆いていた子ども達も、一気に引き寄せられ、波の強さを楽しんでいました。
びしょぬれになってもおかまいなし。
帰りの電車の時間ギリギリまで遊びました。
次の日の振り返りでは、やはり雨・海の印象がとても強かったようです。
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「海・・・」
ザザ~ン ザザ~ン
おしよせて またひいて
おしよせて またひいて
まるで おこっている人が
どんどん おしよせてくる
そこをなんとか
まぁまぁとひかせる人もいる
そのくりかえしで波はできているのかな?
そんなわけないか
だって毎日おこっている人が
いたら大変だもんね
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テーマ折り返し地点までやってきました。
これからも、詩人の技を盗みつつ、旅に出ます。
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