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身近にある構築物に改めて目を向ける

タイトル:築きに気づく
探究領域:万象究理
セントラルアイディア:『構造よく力を制す』

[2年生]

先週は「橋の本数」と「耐えることのできる重さ」の関係について考えたTCSキッズたち
今週は、「神田川、構築物フィールドワーク」と題して、神田川そって歩きながら色々な種類の構築物を見に行きました。

まず飯田橋駅東口を出るとすぐに総武線、中央線が通る高架橋に出会います!
高架の下に入ってじっくり下から見える骨組みを観察すると・・・
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・「あ!バッテンがたくさんあるよ!」
・「三角形がたくさんある!」
・「すごく頑丈そうだ!」
・「後ここも道具入れになってる!なんか面白い!」
と歓声が上がるとともに、
・「あれ、なんでこっちだけ足があって、真ん中には足がないんだろう。手前側が一本で、向こう側が三本だったらバランス悪いんじゃないの?」
と細かいところへの気づきがありました。

外から見てみるとその理由がわかりました。
駅のホームのところには、太い柱がないのに対して電車が通るところには太い柱で支えられています。
一本のところは総武線が通るところ、
飯田橋駅は中央線快速が通過する駅なので、三本の柱の上には、総武線の下り方面と、中央線快速が通過する線路が通っていることがわかりました!
電車を支えるところは柱で支えて頑丈に作らないといけないというわけです。

さて、高架下をじっくり観察した後は目の前にどーんと現れた「飯田橋歩道橋」
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大きな四角形を支える歩道橋をみんなでぐるりと一周してみると、神田川の上にある首都高の桁橋も見えて眺めも良く、しかもどんどんしても揺れないくらいの強さがあるようでした。
こんなに大きいのにジャンプしたぐらいじゃ揺れなく作っているところに驚きです。

神田川沿いに歩いて行くと、首都高の桁が細くなっているところを見つけました。
首都高の桁が細くなっているところから、「バッテン」が裏側に入っていて、構造が変わっていることがわかります。

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さらにどんどん歩いて行くと、また総武線の高架橋に出会いました。今回は日本橋側との分流のところで、水上バスも下で待機したりしていましたが、こちらはかっこいいトラス橋!
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これはチャンス!とばかりにみんなで細かくスケッチ。
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・「この斜めに入っているところのくっついているところの形が違うよ」
・「ネジの数が違う!周りにすごくたくさんのネジがついてる!」

スケッチを丁寧に書いていきながらもその中からまた色々な気づきがありました。

水道橋を過ぎていくあたりで左手に見えてくるのは東京ドームシティ!
遊園地にも構築物はたくさんあります。
観覧車もジェットコースターも、そしてこの「パラシュート」も上から吊るすための強い構造が工夫されています。
もちろんこれもスケッチしていきます。
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さて、また歩いて行くと、昨日読んだ「はしをつくる」に乗っていた屋根のついた橋が!
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順天堂大学と順天堂病院をつなぐこの橋にはたくさんの看護士さんや患者さんが歩いていました。

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御茶ノ水についた一行はひと休憩したのちに、目的の「聖橋」を観察しました。
アーチ型になっている!かっこいい!
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でも、聖橋は現在耐震工事中でちょっとしか見ることができませんでした。
なんとか御茶ノ水駅前で邪魔にならないようにスケッチをして、さらに秋葉原方面に歩いていきます。
御茶ノ水と秋葉原を結ぶ総武線の高架はこんなにかっこいいトラス橋になっているのです!!
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こちらもじっくりとスケッチをして、どんな細かい構造があるか、どのような形の組み合わせで成り立っているのかをじっくり観察してゆきます。

1日かけて長い距離をじっくりと歩き、様々な橋を観察しました。
まっすぐな橋を実験してきたキッズですが、「なぜこんな形が必要なのだろう?」という疑問が湧いてきて頭がぐるぐるしてきます。
来週は、私たちの暮らしを支える構築物の構造について学び、今後つくってゆく橋の設計の仕方、実験の仕方を学んで行きます。

TY

TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。



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