[1・2年生]
今週も、身体を使った表現の追究を行いました!
落語に続いて、今回触れてきたのはノンバーバル表現の骨頂とも言えるであろう「パントマイム」。
ストリートパフォーマンスを鑑賞し、目の前で表現に触れることができました。
訪れたのは、上野公園です。
ここは、東京都の文化振興事業であるヘブンアーティストに登録しているパフォーマーの活動場所の一つ。
公園内の至る所で様々なパフォーマンスを行っていました。
パントマイミストのパフォーマンスを探して観に行ったのですが、
パフォーマーの方曰く「パントマイム」ではなく「サイレントシアター」とのこと。
身体の動きや道具を用いながら、ストーリーを音に合わせて一人で表現していました。
マジックなどの驚きもありつつ、笑ってしまうおかしな動き・表情もあり、子どもたちは魅了され「おもしろい!」と興奮気味。
オーディエンスには外国人の方も多くおり、その外国人の方にも伝わっていた様子が伺えました。
これは、まさに私たちが目指すべき身体表現!
楽しむだけでなく、表現の工夫のヒントを発見する機会になったと思います。
あくる日は、振り返り。
「曲に合わせて動きを変えていた。」
「スローモーションになると、どんな動きかよくわかる。」
「一人でも道具を動かせるための仕掛けがあった。」
「言葉を書いて見せていた。」
「表情が細かい。」
などなど、相手に伝わるための表現の工夫について次々と意見が出てきました。
そして今回も、出て来た工夫を活かしつつ実際に真似てやってみることに挑戦!
スローモーションでの動きや、声無しで人に座るよう指示することなどをやってみました。
「スローモーションのつもりだけど、早くなってしまう。」
「怒っているところなのに笑ってしまうよ。」
となかなかうまくいきません。
伝わらず「なんで伝わらないんだ!」とイライラした子もいました。
でも、イライラしてもどうしようもない。
声無しで相手に伝えるのは簡単ではないってわかったのだから、
今は出来なくても、このテーマ学習を通して伝えられるよう取り組もう!
さぁ、来週も引き続き身体を使った表現に触れていきます。
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※TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
[3・4年生]
今週は引き続き消化器官についての確認からスタートしました。[5・6年生]
子どもたちが「死」についてどんなことを考えているかイメージ [1・2年生]
「身体を使った表現方法」の追究も終盤。
最後は、「Mr.ビーン」からの発見を試みました。
「Mr.ビーン」と言えば、ヴィジュアルコメディ。
ノンバーバル表現を駆使して、世界中の人を笑わしてきたエンターテイメントです。
この表現では今迄触れてきたものと違って、多くの人や道具・場所が登場します。
ライブではなく映像ならではの映し方などの演出も出てきます。
最初、ミュート(音無し)で鑑賞してみたのですが、子どもたちは映像からだけでも内容を想像することができたようで、終止笑い声が止まりませんでした。
「ひとを大切にしていなーい。」
とビーンの行動をTCS3つの約束(自分を大切にする・ひとを大切にする・ものを大切にする)と重ねてみる姿もありました。
振り返りでは、
「最初うまくいくけど、最後はうまくいかない。」
「いじわるなこと・バカなことをして、おもしろくする。」
「不思議なことが起こるとおもしろい。」
とストーリーについての工夫がここでは多く挙がってきました。
その他に、
「おもしろいところで、人が笑う声が入る。」
「車が変わっているのは時が絶ったことを知らせているのではないか。」
「別のところを見て、ものを投げることで、『自分は関係ないよ』と表現していた。」
「ここでもスローな動きがあった。」
「病院や道路など、本物の場所でやっていた。」
と、以前にも発見した目線や動きのスピード、音などの工夫も発見していました。
こうして、3つの表現に触れて来た子どもたち。
そこで出て来た相手に伝わる表現の工夫をまとめることで、どんなことを発見してきたか、他にも無いか考えました。
頭からつま先までの体の動きや表情といった身体に現れ出るもの、
どんな気持ちかイメージする感情によるもの、
音や道具など演出に関するもの、
「誰でも楽しめるようにする」「おどろかす」と言った観客に向けてのもの、
オチがあるなどのストーリーに関するもの、
これらの要素が浮かんできました。
さぁここからは、発表に向けての無声劇制作に突入します!
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[3・4年生]
3週目となる今週は、引き続き5大栄養素について読み合わせを進めていきました。先週末理科実験で炭水化物に含まれる糖質を唾液の消化酵素で分解する実験を行った子どもたち。今週はビタミンとミネラルについて資料を読み込みました。[5・6年生]
エルマおばあさんにしても、モリー先生にしても、自らの「死」を [1・2年生]
テーマ「心に響け」も4週目で折り返し地点。
発表する無声劇の創作にとりかかりました。
この劇の内容は台本があるものを演じるのではなく、子どもたちで内容を創ります。
しかし、どんなテーマにするか制約を設けました。
そのテーマはスクールの理念でありTCSキッズは必ず守らなければいけない約束、
『3つの約束ーひとを大切にする・自分を大切にする・ものを大切にする』。
と、テーマが決まっていても、それを劇にするとなると簡単にはいかないものです。
まずこの抽象的なテーマの“解釈”から始めました。
「3つの約束を守っている時ってどんな時だろう?」と問うと、
「自分をなぐらない。」
「ひとを泣かせたりしない。」
「ものを壊さない。」
などが挙がってきました。でもこれでは、ただの事例に過ぎません。
「良くないことをした時に素直に謝る。」
「誰かを助ける。」
「わざとカンニングさせるとか?」
「けど、それってその人にとって良くないこともあるよね?」
「しかるのも、その人にとって必要な時があると思う。」
「傷つけるのも、悪気が無かったらいいんじゃないか。」
「でも、そうしたら悪気が無かったら何をやってもいいってこと?それは違うと思う。」
「食べものを食べるのも、大切にしていないってなるのか。けど食べないと生きていけない。」
その後もみんなで話し合っていくと、いろいろな要素が見えてきました。
「同じことでも、状況や見方によって守っていたり守っていなかったりするのかな。」
と、Perspectiveな見方が出てきたところで、
「ひとを大切にする」「自分を大切にする」「ものを大切にする」約束ごとに3グループに分け、各グループでどんな劇にするか考えてみることにしました。
机を突き合わせ、白い紙にアイデアを書き出そうと…。
しかし、なかなか浮かばないようです。
そんな時、ある子から出てきた一言。
「ひとを大切にするシーンを考えたら、他の約束のことは考えなくていいのかな?ひとを大切にすると、自分が大切にできていない時もあると思うんだけど、それでいいのかな?」
その発言を受け、
「一つだけでも守れていればいいのか、全て守れているべきか、どうあるべきだと思う?」
とたずねると、
「全て守っているべきだと思う。」とのこたえ。
となると私たちが劇で演じるべきなのは、約束一つずつを守っている状態ではなく、3つ全てを守っていることを表現するべきだとの話に。
その後、実際にからだを動かし即興でシーンをつくってみました。
子どもたちは自ら道具を用意しノリノリで演じます。
その内容を見ていると、自然と3つの約束が混じっていました。
来週は、各自のアイデアを持ち寄り、内容決定のもと演技に入ろう!
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[3・4年生]
テーマ学習の折り返し地点となる4週目は、まず国立栄養健康研究所訪問の振り返りからスタートしました。[5・6年生]
絵本を読んだり、橋爪さんや是枝さんにインタビューしたりして、 [1・2年生]
子どもたちが目指すのは、TCSの理念「3つの約束(ひとを大切にする・自分を大切にする・ものを大切にする)」を表現する無声劇の制作。
今週もストーリー作りから入りました。
※発表内容に関係する具体的記述を避けること、ご容赦ください!
先週の話し合いから、3つの約束を全て守っている時を演じようとなった子どもたち。
「ひとを大切にする」ことが「自分を大切にする」ことに繋がらないか、
そしてその「自分を大切にする」ことが「ものを大切にする」ことに繋がることはないか、
各自が持ち寄ったアイデアを基に考えてみることにしました。
子どもたち各々のアイデアが、どの約束に関係するか書き出してみると、
「いや、このシーンは『自分を大切にする』だけでなく、『ひとを大切にする』にもなっていると思う。」
「『ひとを大切にする』ことをして、喜ばれると自分も嬉しいから『自分を大切にする』ことにもなるんじゃない?」
そうして話をしていくと、ストーリーがだんだん見えてきた!
そこで、役にわかれ演じてみることに。
やってみて、ビデオに撮ったものを見直すことを何度か繰り返していくと子どもたちからも
「こうしたらどう?」とアイデアが出てきます。
ただ、まだ相手に伝わるまでのパフォーマンスにはなっていません。
「今、この人はどういう気持ちなの?」
「そんなに早く励まされるものかな?」
来週はどうしたら相手に伝わるか、心に響くパフォーマンスになっているかを追究していきます。
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[3・4年生]
早いもので今週でもう5週目となります。先週まで健康的な生活を送るために必要な”からだ”の栄養について色々と考え、自分たちの持続可能な理想の24時間のライフスタイルについて計画したり栄養バランスの取れた食事メニューをじっくりと検討してきました。[5・6年生]
家の人にもなるべく見せず、自分ひとりであれこれじっくり考える [1・2年生]
テーマ「心に響け」、早くも最終週を迎えました。
今週は、ひたすら無声劇の練習を積み重ねながら内容・表現を練り続けました。
もう、「生みの苦しみ」の一週間でした。
今回の無声劇の内容は、登山をテーマにしたもの。
誰も登ったことのない山を前にして、周囲にバカにされながらも一人ずつ仲間を集めて登頂するという内容です。
しかし、表現したいものは登山の大変さだけでなく、あくまでも「3つの約束(ひとを大切にする・自分を大切にする・ものを大切にする)」です。
今回は「千里の道も一歩から」と題し、「一度だめでも諦めないで一歩ずつでも進もう」というメッセージを伝えようとなりました。
子どもたちと、
「今の演技がどう3つの約束と関係しているの?」
「本当にそれで励まされていると言える?」
「今、どんな気持ちなんだろう?その気持ちを表すにはどんな身体の動きや表情をしたらいいのだろう?」
とひとつひとつのシーンについて、実際に劇をしながら確認していきます。
子どもたちからも、よりよい表現にしようとアイデアが出てきます。
「足音を太鼓で表してみる?」
「太鼓だけではなく、木琴も入れる?山に登れた時に目立たせるように。」
「雨の音を探さなくてと鈴に見立てたらいいんじゃない?」
「鈴を持つ手を変えながら降ると動いても鈴が見えなくなるよ!」
もちろん、一人ではなく全員で一つのものをつくるのですから、思い通りに進まないこともあります。
「こうしようよ。
「えー、こうした方がいいよ。」
意見の食い違いも起こります。
でも、練習を通して自分たちで解決する姿勢も見えてきて、
「一人ずつジャンプするリズムが揃ってない。もう一回やろう。」
「僕がこう動くから、そしたらこうしてね。」
と、子どもたち同士で声を掛け合い改善していく姿も見られました。
ビデオに撮り、自分たちのパフォーマンスを確認したり、見学者に見てもらいコメントをもらいながら、どこが伝わりにくいか、どうしたらより伝わりやすくなるか、ということについて磨きをかけていきました。
そうして本番ギリギリまで、練習を重ねに重ねていきました。
そして、本番。
「緊張するー。」
「○○ちゃんと肩組むの恥ずかしくなってきた…」
と言いつつも、息を合わせ堂々と上演していました!
子どもたちの懸命さにオーディエンスの中にはあたたかい気持ちになった方もいたようです。
伝わったところも伝わらなかったところもありました。
子どもたちは伝えることの難しさと伝わった喜び両方を実感できたことでしょう。
相手に伝わる表現は今後も重要なこと。
今回のテーマで学んだことが役立つことを願います。
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※TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
[3・4年生]
今週末はいよいよテーマ発表会。[5・6年生]
「動物保護と街の開発の間にどんな関わりがあるのかな?」