[3・4年生]
テーマ学習の折り返し地点となる4週目は、まず国立栄養健康研究所訪問の振り返りからスタートしました。教わったことを整理することで大切なこと体験が経験化されていきます。
「人は一日一万歩歩くと体にいいんだって。」(子ども)「それはなんでかな?」(私)
「やせる。」(子ども)「やせると何で体にいいの?」(私)「脂肪が無くなって病気の予防になるから。」(子ども)
「体が丈夫になるし体力がつくから運動はいいんだよ。」(子ども)「歩く時のポイントは1背筋をまっすぐ、2歩幅を大きく 3前を見る」(子ども)「なんで歩幅を大きくすると良い歩き方なんだろう?なんで前を見て歩くといいんだろう?」(私)
「歩幅を大きくすると足がピンと伸びるし、筋肉や腱の運動になるんだよ。あとね、前を向いて歩くと人との接触がなくなるんだよ。」(子ども)
「背筋を伸ばして歩くと普段の姿勢も良くなるし、そうすると眠くならないしエネルギーも使えるんだよ。」(子ども)
対話をして栄養と健康の先生が言ってたからというだけではなく、原因や理由に対する理解を確認しみんなでシェアしながらじっくりと振り返りを行った後は実際の自分たちの生活を振り返って一日の過ごし方を見直してみました。
まずは数直線に起床時間から朝食、登校時刻その際の徒歩時間(運動量)などを細かく書き出していってもらいました。
「うーーーん、1日40分は運動してるけどあと20分足りないなー。」「朝食は食べない日も多いんだけどどう書いたらいい?」「睡眠はバッチリ足りてる!」「間食も書いていいよね。」
この現状の生活サイクルを元に次は理想の(持続可能な)健康的な生活サイクルの計画を立てます。今までの学びで健康的な生活をするには”健全な食生活”と”適度な休養”と”適度な運動”のバランスが大切だということが分かりました。
これらを自分の生活に取り入れるためにはどんな工夫が必要なんでしょうか?特に栄養バランスの取れた食事メニューを考えるということが子どもたちにとっては最も知恵を使うところです。
絵に描いた餅のような特別なメニューではなく、お母さんも協力してくれそうな準備にもそこまで手間がかからない普段の食事メニューでなくてはなりません。嫌いな食べ物をただ避けるだけではなく、工夫して栄養をバランスよく取れるようなメニュー。どのような工夫がされるのか乞うご期待です。
YI
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