タイトル:Thank you very 街
探究領域:時空因縁
私たちが暮らしている街。
普段見慣れている景色でも、よく観察すると、
駅・スーパー・お寺・ラーメン屋・図書館などなど……
と、いろいろな建物があることに気づかされます。
本テーマでは、街にある建物は何のためにあるのか、そして建物の持つ機能は私たちの生活をどう関係しているのかについて探究していきます。
そのために、街を歩き観察し続け、分からないことがあれば何度も訪れて調べます。
街に対して、“Thank you very much!”と心から感じれるよう、街について調査・考察していこう!
EN
※TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
探究型学習をデザインする指導者のためのワークショップ
「探究型」を探究する (4) Language in Inquiry
【テーマ】 「探究型」を探究する (4) Language in Inquiry【日 時】 2012年11月11日(日) 9時00分~17時00分
【会 場】 東京 ユビキタス協創広場 CANVAS 2階
東京都中央区新川2-4-7 内田洋行本社 ※会場へのアクセス
【WSリーダー】 久保 一之(くぼ かずゆき) 市川 力(いちかわ ちから)
※プロファイルは、下記をご参照ください。【対 象】 教育関係者、一般
【定 員】 36名(要申込) 定員になり次第、締め切ります。
【参加費】 9,000円(資料代、昼食代込み)
【申込み・支払い期限】 2012年11月1日(木)
※お申込みいただいた後、詳細のご案内メールをお送りいたします。
※キャンセルポリシーはこちら
※満席となりました。ご希望の方はキャンセル待ちにて承ります。
東京コミュニティスクール セミナー事務局
まで TEL:03-3313-8717 FAX:03-3313-8790
e-mail: s12@tokyocs.org
※メールアドレスの「@」を半角に直してください
【お申込み方法】 件名を「参加希望ワークショップ1111」とし、
参加を希望するすべての方について、以下の事項をお知らせください。
1.氏名(ふりがな)
2.所属
3.e-mailアドレス(できればPCアドレスをお願いします)
4.日中の連絡先(緊急用)
5.講座を知ったきっかけ(ホームページ、知人、新聞・雑誌名、SNS名等)
主催: 特定非営利活動法人東京コミュニティスクール
後援: 株式会社グローバルパートナーズ、株式会社知の探究社
協力: 株式会社内田洋行
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WSリーダー プロファイル
久保 一之
NPO法人東京コミュニティスクール創立者・理事長
小学生から大学・社会人までの教育に幅広く携わる中で、探究型の学びの研究開発・実践・普及活動、学校教育の国際化支援等に特に力を入れて活動。国際バカロレアの初等教育プログラム(IB-PYP)の研究を通じて日本の小学校教育の未来像を提案している。
株式会社グローバルパートナーズ代表取締役社長、株式会社ビジネス・ブレークスルー コンサルタント、ビジネス・ブレークスルー大学 准教授・同大学院 講師、株式会社知の探究社 取締役副社長。
市川 力
NPO法人東京コミュニティスクール校長
米国にて13年間日本人駐在員の子ども対象の学習塾を運営。現地の学校で行われていたプロジェクトベースの学びに触れ、『学び続ける力』を育てる教育実践に強い関心を抱く。2004年8月より東京コミュニティスクール初代校長に就任。自ら現場に立ち、初等教育における探究型学習の研究・開発・実践を行っている。主な著書は、「探究する力」(知の探究社)、「英語を子どもに教えるな」「教えない英語教育」(ともに中公新書ラクレ)。講演多数。
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会場案内
東京 ユビキタス協創広場 CANVAS 2階
住所) 東京都中央区新川2-4-7 内田洋行本社
URL) http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas.html
■交通のご案内(地下鉄をご利用の場合)
東京メトロ 日比谷線「八丁堀駅」下車、「A4」出口より徒歩4分
東京メトロ 日比谷線・東西線「茅場町駅」下車、「1番」出口より徒歩5分
JR京葉線「八丁堀駅」下車、「B1」出口より徒歩5分
※お車でのご来館はご遠慮ください。
[1・2年生]
夏休みが明けて、早速、新テーマ“Thank you very 街”がスタート。
スタート前から子どもたちは「このテーマでは何をやるんだ!?」と探りを入れてくる。
「“Thank you very much”っていうテーマ名?」
「“ありがとうにありがとう(探究領域『社会寄与』にあたるテーマの一つ)”の街版?」
「街をつくるの?」
今まで、自分についてだったり、知識・理論を応用して何かを作り出すという探究を行ってきた。
今回は、空間を観察することで、街には何があるのか、なぜ街にはそれらがあるのかを発見し考察していこう!
まず、“街”と聞いて何をイメージするのかたずねてみると、
「区内」
「電気屋さんがある」
「人が通っている」
「山があるのは街じゃない」「うん、それは村だ」
「信号がある」
などの意見。
に各自がイメージする街を描いてみると、
十字路に車がたくさん走っている様子、
高速道路の入口・出口、工事現場、
まちごとにある保育園、
電車線の交差、川、橋、
運動場、デパート、駅……など様々なものが描かれていました。
なるほど。
では、君たちのイメージしたものは街にあるのか、実際に探検して見てこよう!
街を探検すると、人や建物や機械など幅広くいろいろなものに出会うでしょう。
また、探検すると言っても、とっても広い範囲になってしまいそう。
しかし限られた範囲でも、その中にあるものをじっくり観察すれば街の特徴を発見できるのではないでしょうか。
ということで、今回は“建物”に着目し、街にはどんな建物があるのかを観察することに。
また、スクール近くを通る“青梅街道”、東高円寺駅〜南阿佐ヶ谷駅間の往復約4kmを探検の範囲としました。
早速二日目から探検開始です。
まず出会ったのが古道具屋さん。
店外まで出ている商品に子どもたちは興味津々。
「グローブがこんなにたくさん売っている!」
「何の(何を主に扱う)お店なんだろう?」
「弓矢まである!」
その他にも、「何のお店だろう?」と思ったものは出来るだけ入ってみることにしました。
工事現場の看板やたくさんの種類のねじ・釘、脚立などが売っているお店では、
「こんなにたくさんの釘があるんだ!」
「これ使えば、船作れそう!」
「この脚立何メートルまで高くなるんだろう?」
壁紙やカーテンの会社ではサンプルの壁紙を見て触って、
「俺、この壁紙がいい!」
「私はこれ!」
とお客さん気分になってみたり。
コンビニ・牛丼屋など見慣れたものから、初めて見るような建物までありました。
マンションの扉を指差して、
「前に見たマンションも同じような扉があったよ!」
と観察することで自分なりの発見も出ているようでした。
さぁ、来週も探検するぞ!
どんな出会いがあるかな!
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※TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
[3・4年生]
今回の3・4年生のテーマは『東京発見伝』です。この時空因縁という探究領域では1年生の時「スクールのそばの蚕糸の森公園」、2年生の時「スクールがある杉並区」を通して様々な発見を重ねてきました。 そして、今年はいよいよみんなが住んでいる町「東京都」を舞台に学んでいきます。[5・6年生]
夏休み明け最初のテーマは毎年恒例となっているTCS駄菓子屋です。 [1・2年生]
テーマ「Thank you very 街」第二週。
今週も街探検から始まりました!
短い距離でも歩いているといろいろなものに出会います。
外からはそうは見えないのに、
中に入るとヘビやヤモリなどハ虫類動物を多く扱っているペットショップ。
見た事もないほど大きなヘビを目の前に「どうしてここに、こういうものがあるんだ?」と子どもたち。
お店に入ると、お店の人と話ができることもありました。
「どんなデザインでも、ケーキのデコレーションにできるよ。」
「このお店が、ジブリ映画に出てくる建物のモデルになったんだよ。」
とコミュニケーションをとることでお店の特徴を知ることもできました。
また、毎日歩いていると「焼肉屋が多いなー。」など、
何度も見て出会うお店も何となく意識し始めたようでした。
そうして全行程を歩ききり、一旦街探検は終了。
そうしたら、次は振り返り。
歩いて見てきたものを一軒一軒写真を見ていきます。
「こんなお店あったっけ?」
「これ、何の建物?」
「これ、家屋さん(不動産)だ!」
「“リフォーム”って、引っ越ししないけど汚いから家を変えるってこと?」
「コンビニはこれで4軒目だと思う!」
振り返ってみると、歩いたはずなのに意外と目に入っていないことが分かってくる。
写真で見るから、何の建物なのかヒントを探り考えることもできるし、ゆえに気になることも出てきます。
さぁ、来週も引き続き写真で振り返りをして建物についての発見・疑問を見つけていこう!
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※TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
[3・4年生]
今週は”東京発見の旅 その1”として下町を発見するべく浅草エリアのフィールドワークを行いました。[5・6年生]
今週は開店準備に大忙しの一週間でした。 [1・2年生]
テーマ「Thank you very 街」第三週。
街を歩いて見てきた一軒一軒の建物を写真を基に振り返る—後半戦です。
写真を見れば見るほど、気になる店は増えていきます。
「よく見たら、うなぎのポスターがあるから、鰻屋じゃない?」
「またシャッターだ。」
「窓が開いているように見えるから、人がいるんじゃない?」
「この文字の感じは美容院っぽい。」
「中華料理って書いてあるからすぐ(何の建物か)分かるよ!」
「“そろばん”って書いてあるけど、木で扉が封鎖されているからやっていないと思う。」
「これ、何の建物かわかんないな。」
「阿佐ヶ谷って書いているから南阿佐ヶ谷は近いんだよ!」
建物を並べて見てみると、
コンビニや駐車場、クリーニングなど何度も見るお店から、
寺や新聞店といった珍しいお店が見えてくるようになりました。
建物にはその種類によってたくさんあったり、逆にあまり無かったりと頻度があるよう。
それを実感するために、建物の種類別に数を出してみました。
子どもたちは、コンビニ・駐車場・たばこ屋・クリーニング・マンションが一番多いと予想。
そして、実際に多かったのは、
1位:マンション・家
2位:美容院
3位:駐車場
という結果に。
「マンションこんなに多いんだ!」
「美容院こんなにあるの?!」
表の数を合計してみると400軒を超える建物を見てきたことが判明!
予想以上の数だったようで、子どもたちは驚きの様子を見せていました。
別の見方で街を見てみると、また新たな発見が出てくるね。
写真で振り返っても、何か分からない建物がたくさんありました。
さぁ次は気になる建物の正体を探りに行こう!
街の機能を新たに発見することができるかな?
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※TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
[3・4年生]
先週の下町発見旅に引き続き、今週は都心部のフィールドワークを行います。行き先は東京駅周辺と皇居周辺。[5・6年生]
今週火曜は心待ちにしていた駄菓子屋の開店日です。