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蚕糸の森は昔から公園だったのか?

[3・4年生]

今回の3・4年生のテーマは『東京発見伝』です。この時空因縁という探究領域では1年生の時「スクールのそばの蚕糸の森公園」、2年生の時「スクールがある杉並区」を通して様々な発見を重ねてきました。 そして、今年はいよいよみんなが住んでいる町「東京都」を舞台に学んでいきます。

初日は”東京はどう変化してきたか?”についてイメージマップを作成しました。
「お気に入りのお好み焼き屋がコンビニに変わった。」
「公園の遊具が変わった。」
「スカイツリーができた。」
「お台場にレゴランドができた。」
「昔は家の目の前は川が流れてたんだって。」
「ぼくがよく行く切通公園は昔は滝だったんだよ。家の隣も川だったみたいだよ。」
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2日目は来週から始まるフィールドワークに向けての実践練習も兼ねて、”蚕糸の森公園は昔から今の公園だったのだろうか?”ということを調べるために公園をじっくりと探索してみることにしました。

「ここに防災貯水槽って書いてある!!」
「あ!チョウチョの銅像があるぞ!」
「違うよ、これは蚕だよー!」と子どもたち。そして銅像の前の看板には「昭和55年に蚕糸試験所が移転したことに伴って跡地を蚕糸の森公園とした。」と書かれています。
「蚕糸試験所ってなんだろう?」「あとで調べてみよう。」
疑問についてはあとでじっくりと調べます。最初に行うフィールドワークは全体を見ることが大切。撮った写真をあとで見返すことで様々な疑問や気付きが出てきます。
「あ!災害時食料備蓄庫だって!食べ物がたくさん入ってるのかな?中に入りたい!」
現在の蚕糸の森公園は”防災”というキーワードがあるようだと子どもたちも思い始めてきました。
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また他の看板には地図が書いてあり、クワの大木が公園内にいくつか残る場所を示しています。その地図を見て桑の木を探してみましたが、なかなか見つけることができません。すると「ちょっと先本さんに聞いてくるー!」と言っていつもお世話になっている公園の管理人さんを探しに走っていきました。しばらくして帰ってくると「低いところに生えている桑の葉っぱはこの近所で蚕を飼っている人たちが餌のために取っていくから無いんだって。だから高いところを見ないと桑の葉っぱは見つかりづらいんだって。あの遊具の近くの木が桑の木だよ。」 知りたい情報を得るためにインタビューをすることが自然にできて素晴らしい☆
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翌日はデジカメで撮影した写真をプロジェクターに写しながら振り返りを行いました。看板を熟読し直し青梅街道や杉並区の由来を知ったり、蚕や養蚕についてもじっくり調べてみました。初めて目にする蚕の姿に「きゃーーー!毛虫みたいーー!」「わーー!飼ってみたいーーー!!」と大興奮。
フィールドワークで得た情報をじっくり読み解くことで発見が深まり、更に疑問が生まれ、また調べてみることの大切さを実感した子どもたち。来週は東京の下町、浅草にて様々な変化を発見する旅に出掛けます。

YI

TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。



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