[5・6年生]
今週は開店準備に大忙しの一週間でした。まずは商品の仕入れのため、全員で卸問屋のタジマヤさんに出かけました。
まさかスクールからバスで10分ほどの場所に卸問屋が存在することを知り、
子ども達も驚きを隠しきれません。
現地に到着すると、まず目に飛び込んでくるのは
「当店は小売店様向けの卸問屋です。一般の方への販売はしておりません。」
の張り紙。
倉庫内には段ボール詰めの商品が山積みになっており、小売業者の方が
ひっきりなしに台車でたくさんの商品を運んでいます。
緊張感が漂う雰囲気の中でそれぞれがぜひ売りたいと思うこだわりの一品を
選びました。
スクールに戻ってからは、看板作りや値付けなど3グループに分かれ、開店準備を
進めていくことにしました。
その中で今回特に注力したのは、顧客の声をいかに店舗運営に反映するかという
観点での工夫です。
自分たちのミッションとして掲げた「お客様の笑顔を獲得せよ」を達成するために
どうすればよいか、知恵を絞ります。
・自分たちの店の良かった点はどこだろう?
・また改善すべき点はどこだろう?
・お客さんはいったいどんな商品を望んでいるのだろう?
そんなお客様の声を拾うため、店の端に巨大アンケートを立てかけ、ペンで記入してもらうと
いう斬新なアイデアを思いつきました。
ただ、少し気になる点があり、このアイデアを思いついた女の子に「この方法だと、
店の改善すべき点が他のお客さんに丸見えになるので、やりにくくない?」と質問してみました。
すると、「改善すべき点があるということは別に恥ずかしいことではないでしょ
。一つずつ改善していけばいいだけだし。」という答えが返ってきました。
なんとも頼もしい限りです。
また、他にもリピーターを増やすためのアイデアとして、ポイントカードを導入することに。
来店回数がある回数に達すると、お楽しみサービスが待っているという仕掛けです。
「来週が待ち遠しいなあ。」
店のレイアウトを最終確認する中で6年生の女の子がぽつりとつぶやきました。
「駄菓子の家」、いよいよ来週火曜に開店です!
HY
※TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。