[1・2年生]
「家で葉っぱの説明をしたら、鋸歯とか、葉柄とかが何かわからないって言われた」この発言から、 「自分たちも最初はわかなかった言葉は、意味を伝えた方がいい。」
ということになり、
図鑑の最初のページに言葉の説明を加え、
それを発表会では口頭で伝えていきました。
葉脈、側脈、葉柄、葉身、ひし形、くさび形、二等辺三角形などなど。
子どもたちの中からも、今回のテーマをふりかえって、
今まで聞いたことはあっても、意味がわからなかった言葉がわかるようになったという
声が多くありました。
発表会での質問タイムでは、聴衆の一人のセーターを触って、
その手触りを言葉で伝えてほしいという要望がでました。
子どもたちから出た言葉は、「ざらざら」と「ぶつぶつ」。
付け加えて「線に沿わないと、ざらざら。線に沿うと、つるつる。」との意見。
葉っぱを葉脈に沿って触ったときは、つるつるでも、葉脈に沿わないと
でこぼこになっていたことが、思い出されます。
葉っぱをよく触っていたからこそ、出てきた発言でした。
相手にわかりやすく言葉で伝える
特徴を見つけても、言葉で表現しようとしたとき、
どの言葉が当てはまるかを考え、再度、葉に目を向け、観察し直す。
今回のテーマはその繰り返しでした。
観察と表現するための言葉選びを行き来することで、注意深く観察するように
なっていました。
また、葉の細かい特徴だけでなく、葉のつき方、
全体の幅の長さ、木の高さなど、木全体にも目を向けたことで、
それが、「とっておき情報」や「見てほしいところ」に
つながっていたと思います。
これからも
特徴を捉える視点がいろいろな場面で活かされることを願っています。
AN
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