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「サインを受信せよ!」~ふりかえり~

タイトル:サインを受信せよ!
探究領域:意思表現
セントラルアイディア:「メッセージは抽象化によって凝縮して伝えることができる。」

[1・2年生]

「Caringは困っている人を助ける人」だというイメージが子どもたちの中では強かったようです。励ます場合、叱る場合、賞賛する場合など、Caringと思われる行動をいくつか思い浮かべてみることで、助ける人がCaringというのはあくまで一例であることに気づき、「つまりどういう人なのか」を考えるようになっていきました。サインづくりの中でも、それは繰り返しおこなわれていきました。具体的な絵だけでは一部しか伝えられないことを実感していく中で、いくつかの場面において共通している部分は何かを考えていき、それを形にイメージしていき、サインへと仕上がっていきました。

一見、難しく思われる作業ではありますが、一人で考えるのではなく、数人で考えを出し合っていく中で、抽象化を可能していったように思います。つくるサインは個別でも、作業は共同でしていく。こうした他者に関わろうとする姿は、まさに、Communicatorsであり、Caringな姿でありました。プレゼンテーションでの子どもたちの言葉を借りれば、「みんなの話を聞いて、自分の頭の中で考えて話す」Communicatorsであり、「その人に学んでほしいと思って自分の心の一部を渡す」Caringであったわけです。

プレゼンでは、つくったサインをどこに掲示したいかという質問があり、「自分の家に貼りたい」「みんなの家に貼ってもらいたい」等の応答をしていました。サインはメッセージを伝えるために見せるものです。ラーナープロファイルは私たちの指針であり、今後、できあがったサインがスクール生活の中で活かされていくことを願っています。

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