[2年生]
タイトル:築きに気づく探究領域:万象究理
セントラルアイディア:「構造よく力を制す」
子どもたちは今回「構造よく力を制す」というセントラルアイディアの理解を目標に、力を制する形と構造に着目し橋作りに挑み続けてきました。
『3×3×900のヒノキ材を2本のみ使って2.5kgの荷重に耐える橋を作る』というミッションに向かって何度も失敗を重ねながら、その橋の壊れ方から弱点を予測し次の設計に役立てていきました。
そうしてとうとう全員が2.5kgの荷重に耐える橋を製作することにたどり着き、中には4kgを超える荷重に耐える橋もいくつかありました。
最初はみんながシンプルなトラス橋を作っていましたが、アーチ橋・三角トラス・細かく材料を使って工夫を重ねたトラスなど様々なデザインにも挑戦し、それぞれのデザインに合った構造の工夫をすることができました。
プレゼンの冒頭で子どもたちが話してくれたように”なるべく少ない材料で大きな力を支える橋を作る”ために必要な”形”と”構造”とはなんなのか模索し続けた6週間。
まだまだそれぞれの構造の違いを分析し、言語化することは難しいですが同じ材料でも”形”と”構造”を工夫することで耐えることが出来る”力”の大きさは変わるとういうことを身をもって実感することができました。
何より素晴らしかったのは彼らが最初から最後までこのミッションにのめりこみ、2年生という学年にも関わらず条件を意識して、使える材料を超えないように難解な計算に頭を悩ませながらも何度となく設計図を仕上げ続けたこと。
その試行錯誤の”つら楽しさ”を全員が味わいきったことも彼らにとってこれからの学びにつながっていくことでしょう。
YI
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