タイトル:Orderless World
探究領域:時空因縁
セントラルアイディア:「文明の歴史から私たちの現在と未来が見える。」
これまで多くの舞台を踏んできた5・6年生ですが、その表情には緊張の色が伺えました。
おそらく、今回のテーマの最後の課題である「文明の歴史をふまえ、どんな未来を創りたいか」という問いに対して、考えて考えて考え抜いたと言える状態にまでは至っていなかったからでしょう。
そのためプレゼンテーションもあっさりした印象で、聴き手の心に刺さる内容とは言えませんでした。
「実力派の3人だったからこそ、少し物足りなかった。」
ふりかえりシートのフィードバックの言葉が全てを物語っています。
今回のテーマは彼らにとっては大きなチャレンジでした。
「文明」のような壮大なテーマでは、先生側がその取り扱いに困り、往々にして内容が矮小化しがちです。
そうならないよう意識して、私が選んできた文献や映像作品などの情報リソースの内容は小学生のレベルを大きく超えてしまっていたと思います。
それにも関わらず、子ども達は諦めたり、逃げ出したりせず、しぶとく食らいついてきたのがとても印象的でした。
さすが、高学年。TCSで長年学んできた底力を感じずにはいられません。
テーマ期間中に子ども達にしつこく伝え続けたのは、LearnerProfileの"Knowledgeable"を意識してほしいということ。
これまでどちらかと言えば、何か新しいアイデアを考えることに意識が向きがちだった彼らにとって、これほどの大量の「知識」をインプットするのはおそらく初めてだったでしょう。
「新しいアイデアを生み出す=クリエイティビティ」と安易に捉えてしまいがちですが、そのアイデアが単なる思いつきやひらめきのレベルを超えるためには、土台となる質の高い情報のインプットが欠かせません。
今回のテーマで少しはそのことを実感してもらえたはず。
2014年も終わりを迎え、いよいよ6年生が取り組むテーマ学習は、卒業研究の位置づけとなるエキシビションを含めて残り2つとなりました。
残り少ないスクール生活を力強く走り抜けてもらいたいと思います。
HY
※TCS2014年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
探究領域:時空因縁
セントラルアイディア:「文明の歴史から私たちの現在と未来が見える。」
[5・6年生]
どたばたした中で迎えたプレゼンテーションの本番当日。これまで多くの舞台を踏んできた5・6年生ですが、その表情には緊張の色が伺えました。
おそらく、今回のテーマの最後の課題である「文明の歴史をふまえ、どんな未来を創りたいか」という問いに対して、考えて考えて考え抜いたと言える状態にまでは至っていなかったからでしょう。
そのためプレゼンテーションもあっさりした印象で、聴き手の心に刺さる内容とは言えませんでした。
「実力派の3人だったからこそ、少し物足りなかった。」
ふりかえりシートのフィードバックの言葉が全てを物語っています。
今回のテーマは彼らにとっては大きなチャレンジでした。
「文明」のような壮大なテーマでは、先生側がその取り扱いに困り、往々にして内容が矮小化しがちです。
そうならないよう意識して、私が選んできた文献や映像作品などの情報リソースの内容は小学生のレベルを大きく超えてしまっていたと思います。
それにも関わらず、子ども達は諦めたり、逃げ出したりせず、しぶとく食らいついてきたのがとても印象的でした。
さすが、高学年。TCSで長年学んできた底力を感じずにはいられません。
テーマ期間中に子ども達にしつこく伝え続けたのは、LearnerProfileの"Knowledgeable"を意識してほしいということ。
これまでどちらかと言えば、何か新しいアイデアを考えることに意識が向きがちだった彼らにとって、これほどの大量の「知識」をインプットするのはおそらく初めてだったでしょう。
「新しいアイデアを生み出す=クリエイティビティ」と安易に捉えてしまいがちですが、そのアイデアが単なる思いつきやひらめきのレベルを超えるためには、土台となる質の高い情報のインプットが欠かせません。
今回のテーマで少しはそのことを実感してもらえたはず。
2014年も終わりを迎え、いよいよ6年生が取り組むテーマ学習は、卒業研究の位置づけとなるエキシビションを含めて残り2つとなりました。
残り少ないスクール生活を力強く走り抜けてもらいたいと思います。
HY
※TCS2014年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。