タイトル:Be Water
探究領域:共存共生
セントラルアイディア:「上善水の如し」
上善水の如し。水のように生きることがよりよい生き方につながり、それが生命の源である水とのつきあい方を変えるはず。単に貴重な水資源を大切にしようという学びでは到達しない境地を目指します。
RI
※TCS2014年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
探究領域:共存共生
セントラルアイディア:「上善水の如し」
[3・4年生]
蛇口をひねれば流れ出て、極めて安価で安全な「水道水」がいつでも、どこでも飲めるような国は、日本しかないと言っても過言ではありません。アメリカやフランスといった先進国でも水道水の安全は脅かされ、水道事業は民営化され、サービスを受けられない貧困層を圧迫している現実があります。中国のように急成長を続けている人口の多い国、そして発展途上国、どの国においても、日本のように容易に水が手に入る状況ではありません。生命の源で一日たりとも欠かせない水に困っている人たちが世界中に多くいるのです。ではこの学びは水に困っている世界の人々に手をさしのべようという学びなのかというとそうではありません。むしろ、水に恵まれた国。水と近しい国、日本に生まれた私たちが「水」という存在を通じて自分たちの生き方を見つめなおすという探究です。もちろん、私たちが当たり前のように享受している水は、これからも簡単に手に入る状態を保持できるかどうかわかりません。決して無駄遣いすることなく、賢く使い、これまで通り質の高い水を生み出し続ける環境をつくりだす努力をしなければなりません。私たちは水からどんな恩恵を受け、どんな使い方をしているか、現状をしっかり把握し、どう使っていったらよいか考えます。そのうえで、津波、台風、暴風雨、土砂崩れ、川の氾濫というように水害に見舞われつつも、湿潤ゆえに豊かな緑に囲また日本の風土が私たちの生き方にどんな影響を与えてきたのか。その伝統から私たちは何を引き継ぎ、どう自分のこれからに反映してゆくか。ことわざや文学などを通じて学びます。上善水の如し。水のように生きることがよりよい生き方につながり、それが生命の源である水とのつきあい方を変えるはず。単に貴重な水資源を大切にしようという学びでは到達しない境地を目指します。
RI
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