タイトル:One for All, All for One
探究領域:社会寄与
セントラルアイディア:「情けは人のためならず」
ちょっとしたご縁があって、中野駅近辺で定期的にゴミ拾い活動を実施しているグリーンバード中野チームさんからトングをお借りできることに。(ご協力ありがとうございます!!)
グループで活動をするからには、チームの一体感を醸成する名前が必要だ。
そう思い、私は子ども達に『中野ゴミ拾い隊』というチーム名を提案しました。
「中野の前にTCSってつけようよ!」
「『ひろいたい』ってのが、ボランティアぽくて、なんかいいね〜。」
みんなもこの名前を気に入ってくれた様子です。
隊長の私と小さな5人の隊員によるボランティア活動がいよいよ開始です。
最初の目的地に選んだのは近所の公園。
PEやフリーの時間に使わせてもらってるので、ぜひ綺麗にしたいとのことでした。
「あっ、早速、タバコの吸殻発見!」
「こんなとこに空き缶も捨ててある!!」
公園に向かう途中の道も、よく見るとゴミがちょこちょこ落ちています。
お揃いのビブスに身を固めた我々の姿はとても目立つようで、
「ありがとうございます。」
「よっ、いいことやってるねえ。頑張れよ!」
と、下校中の高校生やタクシーの運転手さんなど、いろんな人から声をかけられます。
地味で地道な活動だけど、感謝してくれる人もいる。
トングを持つ手にも一層力が入ります。
「なにこれ、文さん、ここにビニール傘がめちゃくちゃ捨ててあるよ!」
公園の入り口付近で発見した悪質な不法投棄。
植え込みに隠すように突っ込んでありました。これはひどい・・・
公園内のゴミはタバコの吸い殻、レシート、ナイロン袋といったものが大半ですが、中には理解に苦しむものもあります。
それが、たまたま見つけたサザエや未開封のキャットフード缶。
「なんでこんなものが落ちているんだろう???」
そんなこんなで1時間の作業を終える頃には、4枚のゴミ袋がいっぱいに。
ちらつく雪も何のその。何とも頼もしい限りです。
2日目は通学で利用しているJR中野駅の周辺でゴミ拾いを実施した子ども達。
今週最後のテーマの時間はスクールでふりかえりを行うことにしました。
・ゴミ拾いに夢中になるあまり、ベビーカーを押すお母さんの通行の邪魔になってしまっていた
・途中からゴミ拾い合戦みたいになり、仲間内で争うことがあり、当初の目的を忘れてしまう場面があった
・横断歩道の途中にあるゴミを拾おうとして、赤信号に変わりかけてしまった
・・・・
子ども達はこの活動を始める際に私が伝えた約束事を思い出しながら、自分たちの仕事を振り返ります。
模造紙に挙げられた改善点の数々。
もっと仕事の質を上げていくためにやるべきことは多そうです。
その日の後半は、2日間のゴミ拾いの成果を分別する作業に取り組みました。
中野区の資源とごみの分け方を資料をもとに確認しながら、丁寧に作業を進めていきます。
「うげっ、くせーーーーっ!!」
ゴミ袋を開けた子どもが思わず叫びました。
特にタバコの吸殻の異臭は強烈で、鼻がもげそうなくらい。
2日間で拾った吸殻の数はなんと284本にのぼりました!
「なぜ使えそうなものが捨てられているんだろう?」
「タバコが禁止されている場所に、なぜ吸殻のゴミがあんなに多いのかなあ。」
ゴミ拾いを通じて湧いてきた新たな疑問を抱えつつ、活動は続きます。
HY
※TCS2014年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
探究領域:社会寄与
セントラルアイディア:「情けは人のためならず」
[2年生]
今週からはいよいよスクールを飛び出し、実際にゴミ拾いを行います。ちょっとしたご縁があって、中野駅近辺で定期的にゴミ拾い活動を実施しているグリーンバード中野チームさんからトングをお借りできることに。(ご協力ありがとうございます!!)
グループで活動をするからには、チームの一体感を醸成する名前が必要だ。
そう思い、私は子ども達に『中野ゴミ拾い隊』というチーム名を提案しました。
「中野の前にTCSってつけようよ!」
「『ひろいたい』ってのが、ボランティアぽくて、なんかいいね〜。」
みんなもこの名前を気に入ってくれた様子です。
隊長の私と小さな5人の隊員によるボランティア活動がいよいよ開始です。
最初の目的地に選んだのは近所の公園。
PEやフリーの時間に使わせてもらってるので、ぜひ綺麗にしたいとのことでした。
「あっ、早速、タバコの吸殻発見!」
「こんなとこに空き缶も捨ててある!!」
公園に向かう途中の道も、よく見るとゴミがちょこちょこ落ちています。
お揃いのビブスに身を固めた我々の姿はとても目立つようで、
「ありがとうございます。」
「よっ、いいことやってるねえ。頑張れよ!」
と、下校中の高校生やタクシーの運転手さんなど、いろんな人から声をかけられます。
地味で地道な活動だけど、感謝してくれる人もいる。
トングを持つ手にも一層力が入ります。
「なにこれ、文さん、ここにビニール傘がめちゃくちゃ捨ててあるよ!」
公園の入り口付近で発見した悪質な不法投棄。
植え込みに隠すように突っ込んでありました。これはひどい・・・
公園内のゴミはタバコの吸い殻、レシート、ナイロン袋といったものが大半ですが、中には理解に苦しむものもあります。
それが、たまたま見つけたサザエや未開封のキャットフード缶。
「なんでこんなものが落ちているんだろう???」
そんなこんなで1時間の作業を終える頃には、4枚のゴミ袋がいっぱいに。
ちらつく雪も何のその。何とも頼もしい限りです。
2日目は通学で利用しているJR中野駅の周辺でゴミ拾いを実施した子ども達。
今週最後のテーマの時間はスクールでふりかえりを行うことにしました。
・ゴミ拾いに夢中になるあまり、ベビーカーを押すお母さんの通行の邪魔になってしまっていた
・途中からゴミ拾い合戦みたいになり、仲間内で争うことがあり、当初の目的を忘れてしまう場面があった
・横断歩道の途中にあるゴミを拾おうとして、赤信号に変わりかけてしまった
・・・・
子ども達はこの活動を始める際に私が伝えた約束事を思い出しながら、自分たちの仕事を振り返ります。
模造紙に挙げられた改善点の数々。
もっと仕事の質を上げていくためにやるべきことは多そうです。
その日の後半は、2日間のゴミ拾いの成果を分別する作業に取り組みました。
中野区の資源とごみの分け方を資料をもとに確認しながら、丁寧に作業を進めていきます。
「うげっ、くせーーーーっ!!」
ゴミ袋を開けた子どもが思わず叫びました。
特にタバコの吸殻の異臭は強烈で、鼻がもげそうなくらい。
2日間で拾った吸殻の数はなんと284本にのぼりました!
「なぜ使えそうなものが捨てられているんだろう?」
「タバコが禁止されている場所に、なぜ吸殻のゴミがあんなに多いのかなあ。」
ゴミ拾いを通じて湧いてきた新たな疑問を抱えつつ、活動は続きます。
HY
※TCS2014年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。