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天気はどうして変わるんだ?

[5・6年生]

新年度が始まり、実際に経過した時間としてはそんなに経っていないはずなのに妙に発言や行動に上級生らしさを感じさせる新5・6年生たち。意識の力はすごい!
1週目のスクールウォーミングウィークでも下級生を引っ張りつつも自らが一番おバカに弾けまくり、またディスカッションの場面ではシャープで本質をついた発言や見本を見せる所はしっかり見せてくれ、みんなを思いきりリードしてくれました。

そして2週目からはいよいよ授業の始まりです。
5・6年生の1ターム目のテーマ学習は『明日天気になーれ!』です。
私たちが意識・無意識にかかわらず、毎日影響を受けている天気。
この身の周りにある気象現象について探究し、なぜ天気は変わるのか?という疑問を解明しながら天気予測についても追究していきます。

まず初日は子どもたちが知っている”天気”に関することをどんどん出していってもらいました。

「高気圧と低気圧って知ってるよ。高気圧は青で低気圧は赤だよね。それが何かは知らなーい。」
「テレビで天気図ってあるじゃん。白いウネウネがあるよね。ぜんぜん読めないけど。」
「あのね、雨のマークはおかしいんだよ。傘の下に雨が降ってるんだから。」
「カエルが鳴くと雨が降るっていう迷信?みたいな話があるんだよ。」
「そしたらね、ツバメが下を飛ぶと雨が降るっていうのもあるよ。あと猫が顔を洗うと雨が降るともいうみたいだよ。理由は知らないけど。」
「雲がなんでできるかっていうと、海から水蒸気が上がってくるんだ。」
「晴れの日が続くと乾燥するよね。特に冬の晴れの日は乾燥してる。おれ結構敏感なんだよ。」
「あ、あと花粉と天気も関係あるんじゃない?晴れだとよく飛ぶんだよ。」
「なんで?」
「雨だとさ、水がつくから花粉が下に落ちるけど、晴れだと風で飛ぶんじゃない。」
「靴飛ばしで天気占いするのもなんでだろう?」
「台風と言えば沖縄だよね。台風の経路みたいだよ。」
「雪も場合によっては路面凍結したり、この前の大雪みたいになると大変。」
「ぼくの家に前に雷が落ちて、PCだけ感電して壊れちゃったんだよー!!!」
「雷が落ちる時って木の近くにいると木を通ってから人に伝わってくるから木から離れなきゃ危ないんだって!」
「前のテーマで非電化工房で昔に発明された天気を当てる装置があったよ。何かの結晶を分析して天気を当てるんだって。」
子どもたちの発言が教室のメタメタマップに書き上げられて初日は終了。

翌日はメタメタマップを眺めながら、”雲”はどうしてできるのか?という雲のcausationについて資料を用いて学習していきました。
読み進めていくとやはりRくんが発言していた通り水蒸気が上昇して雲になると書かれています。

「あっ!上昇気流って空の達人の鈴木さんが言ってた!ハンググライダーで空を飛ぶ時に雲を見つけるとそこに上昇気流があるから目印にして上昇気流から上昇気流に向かって飛び続けるんだよね。」

原体験がここでも学びとつながってきます!これぞ学びの醍醐味◎

また天気予報を見る時は”天気”と気温を見るという子どもたちの話から太陽の高度と”地温”と”気温”と”湿度”の関係性について学び、実際に温度計を使って”地温”、”気温”、”湿度”を測定しました。
少しずつ今まで知っているようで知らなかった天気のメカニズムについて明らかになり始めた第一週でした。



YI

TCS2014年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。



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